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2006年の阪神タイガース
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2006年の阪神タイガース(2006ねんのはんしんタイガース)では、2006年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。
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この年の阪神タイガースは、岡田彰布監督の3年目のシーズンである。
概要
球団史上初のセ・リーグ連覇への挑戦となったこのシーズン。4月終わりはロケットスタートに成功した巨人を中日と共に追いかける展開になったが、その巨人が怪我人続出で順位を落としていくと中日と首位争いをする展開となり、前半戦終わりには首位中日と1.5ゲーム差と連覇を狙える位置にいた。だが後半戦スタートとなる敵地ナゴヤドームでの中日戦で3タテを喰らい、次カードのヤクルト戦でも1勝1敗1分で、その間に中日は巨人に3連勝してあっという間に6ゲーム差にまで開けられた。8月に入り藤川球児が怪我で戦線を離脱したこともあり、5度の2桁失点を喫するなど投手陣が総崩れで8月26日の巨人戦では0-10の大敗。残り28試合で9ゲーム差と中日の背中が霞んだが、8月27日の同カードで勝利し戦線復帰した藤川がお立ち台で号泣したことが契機となり、その試合から6連勝(1分含む)、1つ負けて5連勝、中日に2連敗するもそこから9連勝するなどして10月7日終了時で2ゲーム差まで迫った。しかし翌日の試合に敗れ中日が勝ち、ゲーム差が3となって残り試合(阪神3、中日6)を考えると事実上終戦となった。10日に中日がリーグ優勝を決めたことで連覇の夢は完全に潰えた[1]。
優勝した中日との最終勝利数は3つ差だったが、直接対決で7勝14敗のダブルスコア負けで、特に敵地ナゴヤドームでは9月16日に山本昌にノーヒットノーランを許すなど1勝10敗と大苦戦をした。また、近年貯金を稼げるカードだった巨人戦が11勝11敗と貯金無し、一方の中日が16勝6敗と貯金10を稼いでいたのと対照的な結果となった。
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チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 中日ドラゴンズ | 87 | 54 | 5 | .617 | 優勝 |
2位 | 阪神タイガース | 84 | 58 | 4 | .592 | 3.5 |
3位 | 東京ヤクルトスワローズ | 70 | 73 | 3 | .490 | 18.0 |
4位 | 読売ジャイアンツ | 65 | 79 | 2 | .451 | 23.5 |
5位 | 広島東洋カープ | 62 | 79 | 5 | .440 | 25.0 |
6位 | 横浜ベイスターズ | 58 | 84 | 4 | .408 | 29.5 |
日本生命セ・パ交流戦
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 千葉ロッテマリーンズ | 23 | 13 | 0 | .639 | 優勝 |
2位 | 東京ヤクルトスワローズ | 22 | 14 | 0 | .611 | 1.0 |
3位 | 阪神タイガース | 21 | 15 | 0 | .583 | 2.0 |
4位 | 中日ドラゴンズ | 20 | 15 | 1 | .571 | 2.5 |
5位 | 福岡ソフトバンクホークス | 20 | 16 | 0 | .556 | 3.0 |
6位 | 西武ライオンズ | 19 | 16 | 1 | .543 | 3.5 |
7位 | 北海道日本ハムファイターズ | 17 | 19 | 0 | .472 | 6.0 |
8位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 17 | 19 | 0 | .472 | 6.0 |
9位 | 広島東洋カープ | 16 | 20 | 0 | .444 | 7.0 |
10位 | 横浜ベイスターズ | 15 | 21 | 0 | .417 | 8.0 |
11位 | 読売ジャイアンツ | 13 | 23 | 0 | .361 | 10.0 |
12位 | オリックス・バファローズ | 12 | 24 | 0 | .333 | 11.0 |
- 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
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2006 サンヨー オールスターゲーム
→詳細は「2006年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
- 太字はファン投票で選ばれた選手。
入団・退団
シーズン開幕前
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。
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選手・スタッフ
首脳陣
一軍
二軍
所属選手
投手
捕手
内野手
外野手
その他スタッフ
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試合結果
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個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(146イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
打撃成績
- 色付きは規定打席(452打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
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表彰
達成記録・出来事
- 4月5日 - 下柳剛が広島1回戦(広島市民)で先発登板し通算500試合登板、史上77人目
- 4月9日 - 金本知憲が横浜3回戦(大阪ドーム)で先発出場し、試合終了まで出続けたため、904試合連続フルイニング出場の世界記録を達成[2]
- 4月14日 - 井川慶が広島3回戦(甲子園)で9回に梵英心から三振を奪い通算1000奪三振、史上119人目
- 6月10日 - 金本知憲が西武5回戦(甲子園)で5回に帆足和幸から本塁打を放ち阪神移籍後通算100本塁打、2球団で100本塁打以上は史上11人目
- 6月14日 - 楽天5回戦(フルキャスト)で6回裏無死一、二塁で沖原佳典のバント小飛球を直接捕球せず、その後三塁 - 二塁 - 一塁と転送してトリプルプレーを完成させる
- 6月20日 - 牧野塁と楽天の坂克彦が交換トレード
- 7月4日 - 藤川球児が横浜10回戦(京セラドーム)で9回に登板し無失点に抑えたことで35試合連続無失点、2003年の豊田清(西武)の持つ連続試合無失点のプロ野球記録を更新
- 7月5日 - 12球団オーナー会議が開かれ、球団の親会社である阪神電鉄と阪急HDの経営統合が議論された。野球協約には球団の親会社が変更の場合「預かり保証金25億円」「野球振興協力金4億円」「加入手数料1億円」の計30億円を支払う必要があるため
- 7月5日 - 金本知憲が横浜11回戦(甲子園)で3回に門倉健から二塁打を放ち通算300二塁打、史上45人目
- 7月11日 - 藤川球児が広島8回戦(甲子園)9回に登板し一死後、栗原健太から三振を奪いその回を無失点に抑えたことで連続イニング無失点が47回2/3イニング、1962年の小山正明が持っていた連続イニング無失点の47回を超える球団新記録
- 7月12日 - 金本知憲が広島9回戦(甲子園)で8回に横山竜士から本塁打を放ち通算350本塁打、史上20人目
- 7月12日 - 藤川球児が広島9回戦で(甲子園)で9回に登板し二死二、三塁から暴投で失点を許し、連続試合無失点が38試合、連続イニング無失点が47回2/3でストップ(規定で二死後の失点ではあるけど失点した回の2/3は加算されない)
- 7月14日 - 町田公二郎が中日5回戦(京セラドーム)で6回に代打で出場し小笠原孝から本塁打を放ち通算20本目の代打本塁打になり、史上2位の大島康徳(中日・日本ハム)に並ぶ
- 7月23日 - 藤本敦士がオールスター第2戦(宮崎)で4対4の8回に決勝2点適時打を放ちMVPを獲得、阪神選手のオールスターMVPは2003年のオールスター第2戦(千葉マリン)の金本知憲以来3年ぶり
- 8月19日 - 福原忍がヤクルト戦(神宮)で4打数3安打で猛打賞を記録、投手の猛打賞は吉見祐治(横浜)が2003年5月3日の中日6回戦(ナゴヤドーム)で記録して以来3年ぶり
- 8月29日 - 金本知憲が中日14回戦(甲子園)で6回に久本祐一から四球を選び通算1000四球、史上12人目
- 9月5日 - 巨人17回戦(甲子園)で出場選手全員安打で毎回安打を記録、史上18度目
- 9月14日 - 9月12日からの広島16~18回戦(広島市民)で広島に3連勝。広島市民球場での広島3連戦3連勝は1976年の9月4日から9月6日にかけての広島16~18回戦以来30年ぶり
- 9月16日 - 中日18回戦(ナゴヤドーム)で山本昌にノーヒットノーランを喫する、相手投手にノーヒットノーランを喫するのは1965年10月2日の広島20回戦(甲子園)で外木場義郎に喫して以来41年ぶり
- 9月19日 - 金本知憲がヤクルト19回戦(甲子園)で打順四番で先発出場し連続四番出場を416試合とし、2000年から2002年にかけて松井秀喜(巨人)が作った連続四番出場のプロ野球記録を更新
- 10月3日 - ヤクルト20回戦(神宮)に勝利し、球団史上初の2年連続80勝
- 10月4日 - 矢野輝弘がヤクルト21回戦(神宮)で2回に石井一久から本塁打を放ち通算100本塁打、史上246人目
- 10月10日 - 片岡篤史が今季限りの引退を明らかにした
- 11月9日 - 新外国人選手のライアン・ボーグルソンと契約の締結を発表
- 11月10日 - 井川慶がポスティングシステムでのメジャー移籍を表明
- 11月14日 - 12球団オーナー会議が開かれ、球団の30億円支払いの件で議論になり、「預かり保証金25億円」「野球振興協力金4億円」の合計29億円が免除となった
ドラフト指名選手
→詳細は「2006年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
2006 WBC選出選手
出典
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