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ボス (飲料ブランド)
サントリーフーズの缶コーヒー ウィキペディアから
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BOSS(ボス)は、サントリーフーズ[注 6]の缶コーヒー、およびペットボトル入りクラフトコーヒーを中心としたRTD系飲料のブランド。1987年 - 1992年に製造・販売されていた缶コーヒー「WEST」(ウェスト)の後継ブランドとして、前年の1991年に東京都と大阪府での試験的な販売を経て、1992年8月より全国で発売。パッケージにパイプをくわえた男性のイラストが特徴であり、一部媒体では「ボスおじさん」と呼ばれている[1]。
缶コーヒーだけでなく、缶ココア、ペットボトル入りの紅茶飲料(「リプトン」ブランドの製品も併売)や果汁入り飲料、缶スープも発売されている。うち、2017年にはペットボトル入り飲料ブランドクラフトボスを立ち上げ[2]、のちにコーヒー以外の分野にも拡大した。また、2016年には希釈用飲料にも参入し、商品を展開し続けている。
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製造
コーヒー豆を輸入して、サントリーコーヒーロースタリー(神奈川県海老名市)で焙煎している。2022年には、コーヒー豆を入れていた麻袋5000枚を海老名市西隣の座間市に無償譲渡して自治会経由で市民に配り、剪定した枝を入れて袋ごとバイオマス燃料化する取り組みを行なった[3]。
歴史
要約
視点
背景
サントリーは1987年にも「WEST」という缶コーヒーを売り出しており、ある程度のヒットはしたものの、サントリーの期待ほどではなかった[4][注 7]。開発時に競合製品を意識していたことで小さな競合となってしまったことから、自分達にしかできない缶コーヒーを作ろうということになった[4]。
缶コーヒーとしてのボスの開発
2007年に潮出版社より刊行された『缶コーヒー職人』(高橋賢藏著)には、開発当時の苦労譚が多数記載されている。
- 飲料事業の責任者であった事業部長から「これは事業の根幹に関わる仕事である。目の前の売上数字にとらわれて、拙速な仕事をするな。特に中身は客が本当にうまいと思うものでなければ駄目だ。必要なら時間をかけてもよい。完成度の高い缶コーヒーを作れ」と指示を受け、一般的には6~8ヶ月間の開発期間を、約20ヶ月間も費やすことになった[6]。
- チームメンバーの一人から味噌を入れてはどうかという提言も寄せられたが、あまりの奇抜さから結局試すことはなかった[7]。
- 当時、缶コーヒーの容量は250gが主流だったが、190gをメインの商品にすることにした。短い休憩の間に飲むには、実に良いサイズだと考えたためである[8]。
- 作り上げた試作品は1000種類以上になり、徹底的に調査評価にかけられた[9]。当時から甘さ控えめという風潮があり、どうしてもプレゼンする際には「この試作品では甘すぎるのではないか」という意見が出がちだった。しかし、体を動かす仕事のヘビーユーザーに考慮して、現在の味になった[10]。
なお、製品のアイコンである「ボスおじさん」は、のちにCMに出演する矢沢永吉をはじめ「誰かに似ている」という声があったものの、デザインを手掛けた石浦弘幸は飲む者それぞれがイメージする「ボス」になるようあえて特定のモデルを使うことは避けたと25周年記念イベントの中で明らかにしている[11]。また、最初に登場した「ボス スーパーブレンド」のデザインでは、コーヒーの味わいを豆のイラストではなく、「ボスおじさん」の表情から想像できるようにするという方針が立てられた[11]。
誕生、ヒット商品へ
こうして誕生した本製品は、 「WEST」の後継ブランドとして、東京・大阪の2地域で試験販売されたのち、1992年8月 ウェストの後継ブランドとして発売された。発売当初は「スーパーブレンド」「カフェオレ」(以上190g缶)「ブレンド」「ミルクテイスト」(以上250g缶)の4品で販売された。歌手の矢沢永吉[注 8]を起用したことも大きな反響を呼んだ[12]。その後、「ボス スーパーブレンド」の発売に伴いボスはシリーズ化し、「レインボーマウンテン」で成功をおさめた[13]。さらにその後も「贅沢微糖」「ブラック」「カフェオレ」が登場し、サントリーでは「缶コーヒー四天王」と呼ばれる時代が続いた[13]。
2000年にはさらなる消費拡大を狙い、250g缶を採用した「250」が発売された[14]。一方、ペットボトルはふたを閉められるが500mlでは多いという声も寄せられていたため、初の350mlペットボトル製品「350」が発売された[15]。
2002年9月3日には発売10周年を迎え、「モカ&ブラジル【微糖】」「無糖ブラック(「ブラック<ゴールド>後継)」「ネオセブン(「セブン」後継)」が発売された[11]ほか、既存製品のうち、「深煎り」のパッケージデザインが変更され、「カフェオレ」がリニューアルした。「ボス、動く」というコンセプトの元、この5製品のパッケージにおける「ボスおじさん」は、顔の表情やアングルを変えることなく小物が追加された[11]。一方、「スーパーブレンド」「ラテラテ」はリニューアルせずに継続販売。なお、「ラテラテ」は5種類の発売に合わせ、200ml紙パックを追加発売した。同時に既存ラインナップが整理され、「プラスワン」「HG」「シャープ」「ザ・ブレンド」「リミテッド」の5種類が終売となった。
2003年には「仕事中」などシチュエーションを限定した商品がいくつか登場した[16]。
2004年2月17日にはリキャップ可能な190gボトル缶「ボスプレッソ」をコンビニエンスストアで先行発売した。こちらの製品には東洋製罐による190g広口ボトル缶「TEC200」が採用されており、ニュースサイト「All About」の久須美雅士は、2004年一番の話題として挙げたうえで、温冷兼用且つ広口だけあって飲みやすく、香りも味も楽しめる缶コーヒーのために生まれた缶と称し、缶の製造コストが高い分、高級感ある製品に採用されたのではないかと分析している[17]。また、2004年9月には、「ネオセブン」に代わる基幹商品「レインボーマウンテンブレンド」が発売され、早々に「ボス セブン」が打ち立てた記録を塗り替えた[18]。 2005年、既存製品のうち「無糖ブラック」のパッケージデザインがブラックコーヒーであることを強調したものに変更された[11]。これは、ブラックコーヒーの愛好者が無糖コーヒーを飲むことにこだわることに関連している[11]。「カフェオレ」のパッケージは「無糖ブラック」と似た構成だが、こちらは甘さゆえに子どもっぽくみられぬよう「BOSS」の部分が強調されている[11]。
2007年9月11日にはブランド15周年記念商品として「贅沢微糖 -いいとこドリップ-」が世に送り出された。こちらは素材のこだわりが伝わるよう金塊をモチーフとしたパッケージデザインとなった[11]。一方、同じ年に登場した「ボスの休日」は、イタリアとエスプレッソをかけて『ローマの休日』をモチーフとしたネーミングとなった[11]。また「ボスの休日」ということで、「ボスおじさん」が不在のパッケージデザインとなった[11]。なお、開発チームは休日に売れると想定していたが、実際は平日の方が売れた[11]。
2008年2月にはコンビニチェーン・ファミリーマートと組んで、「ファミリーマート×サントリーコーヒーBOSS・頑張ってる人を応援します!キャンペーン」を展開し、ボスブランドを冠したパンや菓子が発売された[19][20]。また、2008年5月6日には300gボトル缶「シルキーブラック」が登場した。
2012年3月27日には、雪印メグミルクとの共同開発で紙パック入りのアイスコーヒー「贅沢エスプレッソ仕立て」を雪印メグミルクから発売した[21]。
しかし、成功ばかりではなかった。例えば、「甘くないオレ」はカフェオレと一人称の俺をかけていたが、あまりうまくいかず、サントリー側は「ダジャレをネーミングに使うのは良くなかった」と述懐している[11]。また、2001年に発売された「BOSS HG」は競合製品への対抗から「ボスおじさん」が大きくあしらわれたが、こちらも失敗だったと石浦は振り返っている[11]。
とろけるシリーズ
2011年5月末には「とろけるカフェオレ」が発売され[22]、成功を収めた。その後、2015年3月10日には「とろけるカフェオレ ビター」が発売された[23]。それからさらに後の2017年3月21日にはブランド初の紅茶飲料「とろけるミルクティー」が発売された。「J-CAST」のふじいりょうは、サントリーの話として「ミルクティーを飲む者の半分がカフェオレも好むという調査結果が得られ、『ボス とろける』シリーズにミルクティーを投じたと説明している[24]。
「プレミアムボス」のヒット
長年成功を収めてきた一方、缶コーヒー業界は2010年代から台頭してきたコンビニコーヒーに押されるようになった[25]。それを受け、サントリーはブランド最高峰のコクを追求した「プレミアムボス」を2014年に発売する。この製品は、長年ボスを愛してきた者たちが中高年になったことを受け、達成感を感じてほしいというコンセプトがあった[25]。2015年2月10日には「プレミアムボス ブラック」が発売された。当時は缶コーヒー市場で「無糖ブラック」が人気だったことから同社には好調さに勢いをつけたいという思惑があったと「J-CAST」は分析している。また、ふたを閉めて持ち歩けることから、ボトル缶での発売となった。同じ年の9月29日には「プレミアムボス 微糖」が発売された[26]。
さらに、2016年3月には「プレミアムボス ザ・ラテ」も発売した[27]。
ブランド力もあって「プレミアムボス」は売れたものの、缶コーヒー業界は衰えており、2015年にはサントリー社内で次の一手を講じていた[25]。
他社からカフェインレスコーヒーが出る中、ボスも2016年6月に「ボス デカフェ ブラック」を発売した[28]。
2016年9月に発売した「プレミアムボス リミテッド」と「プレミアムボス ザ・ラテ 砂糖不使用」については、コンビニコーヒーを意識していると考える者もいた[29]。また、2017年2月に発売された「プレミアムボス リミテッド」第2弾こと「プレミアムボス リミテッド 限定焙煎<コクと深み>」は、ウイスキー樽のオーク材のチップで燻している分従来の缶コーヒーにはないウッディな風味があったものの、人を選ぶような味ではないとする声があった[30]。
2019年には750mlPETを採用した「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」が、2種(無糖・甘さ控えめ)をスーパーマーケット・ドラッグストア・ホームセンターなどの専門店・量販店限定で発売された[31]。その後、この製品は2020年2月にリニューアルに際し、275g缶も発売された[32]。
トクホへの参入
2014年1月21日、ボスシリーズ初の特定保健用食品となる「ボス グリーン」が発売された[33]。この製品には、コーヒー豆に含まれる食物繊維の一種で、脂肪吸収の抑制に有効とされる「コーヒー豆マンノオリゴ糖」が配合されている[33]。2015年8月18日には、「ボス ブラック」の特定保健用食品バージョンを発売した[34]。
「クラフトボス」の成功とペットボトル飲料の拡大
→詳細は「クラフトボス」を参照
新たな一手に向け、サントリーはコンビニコーヒーとボトル缶コーヒーの違いを調べる中で「アイスのコンビニコーヒーは、氷が溶けたところでストローで吸い上げると気持ちが良い」という回答を得る[25][35][36]。サントリーは、コーヒーと爽快さの関連に違和感を持っていたものの、氷が入っているためそう感じるかもしれないと思い、これをコンセプトに1年をかけて新商品を開発した[35]。また、コンビニやショップのアイスコーヒーは透明なプラスチック容器で提供されるため、中身がわかりやすものにしようということになった[35]。缶コーヒーよりもペットボトルを好むITワーカーに聞き取りを行ったところ、「手書き文字」をはじめアナログさや手作り感を重視していることを知る[25]。彼らが日常においては他者とのつながりを重視していることから、商品名に「クラフト」を冠するに至った[25]。
こうして生まれた「クラフトボス ブラック」は2017年4月4日に発売された[37]。2017年6月にはクラフトボス第2弾である「クラフトボス ラテ」が発売され、サントリーの予想を超える人気からほどなくして出荷停止に追い込まれ[38]、10月に販売を再開した[39]。また、同時期には「クラフトボス」の第3弾として、「クラフトボス ブラック」のホット仕様「クラフトボス ブラック ホット」が発売された[40]。これにより、ペットボトル入りコーヒー飲料に参入する競合他社が続出した[41][42]。また、ペットボトル飲料はクラフトボス以外のサントリー製コーヒー飲料にも拡大した。2021年4月13日には、2Lペットボトルを採用した大容量アイスコーヒー「ホームカフェ」2種(無糖・甘さ控えめ)が発売された[43]。2021年6月1日には 「クラシックブレンド ブラック」「クラシックブレンド ラテ」をファミリーマート限定で発売[44]。2023年 8月22日にはアスクル限定で、接客用を想定した195mlペットボトル入りの無糖ブラックコーヒー「ウェルカムコーヒー」が発売された[45]。
希釈用飲料での成功
→詳細は「ボス (希釈用飲料)」を参照
家庭における1人当たりのコーヒー消費量は増えており、そこに着目したサントリーは希釈用コーヒー「ボス ホームエスプレッソ ラテミックス」を2016年3月に発売した[46]。この製品は購入者からの評判は良かったものの、なかなか間口が広まらないなどの課題が残り、発売から1か月もしないうちに対策が練られた[47]。そして、同年9月のリニューアルに際しては、「ボス ラテベース」と改名するなど「ラテ」であることを強調した[47]。さらに、2016年10月25日には期間限定品として「焦がしキャラメル」が発売された[47]。
2020年3月、商品名を「ラテベース」から「カフェベース」に変更するなど、リニューアルがはかられた[48]。発売前後に起きたコロナウイルスの流行に伴う外出制限により在宅勤務が普及したことも相まって、「カフェベース」は成功を収めた[48]。約半年後の10月にはほうじ茶ラテ[49]が登場するなど、こちらもコーヒー以外の分野にも拡大した。
缶コーヒー市場とコロナ禍
「クラフトボス」や「ラテベース」などが話題となる中、缶コーヒーは厳しい状況に置かれており、缶コーヒーとしてのボスはヘビーユーザー向け新たな話題を提示して生き残りを図っていた[50]。缶コーヒー市場の大半はショート缶が占めていたことから、2017年9月5日には発売25周年を記念して「プライドオブボス」がこのジャンルから発売された[50]。これ以外にも「プレミアムボス 超深煎りプレミアム」や自販機限定品の「黄昏の微糖」など、プレミアム感の強い製品が打ち出された[51]。既存製品群においては、「プレミアムボス」「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖」「無糖ブラック」「カフェオレ」がリニューアルされた[50]。また、2018年7月にはショート缶の製造を主体とした「サントリーコーヒーロースタリー 海老名工場」を立ち上げた[52][注 9][52]。この工場には大量のコーヒー豆を一度に焙煎できるイタリア・ペトロンチーニ製の高機能焙煎機が日本で初めて導入された[52]。
2018年6月5日には自販機限定品として「ビッグボス」を発売した[53]。2019年から2020年まで派生製品が展開されたのち、2021年ごろからSNSで復活を望む声が相次ぎ、シリーズの中でもとりわけ好評だった「ビッグボス カフェオレ」を北海道限定品として2022年に再発売した[54]。
2019年3月12日には 「スペシャルファイブブレンド 深煎り」と「スペシャルファイブブレンド 微糖」をそれぞれ発売した。また、2019年9月3日にはペットボトルが合わないユーザーをターゲットに「カフェ・ド・ボス ふんわりカプチーノ」と「ほろあまエスプレッソ」がそれぞれ発売された[55]。その後、「カフェ・ド・ボス」の名はファミリーマート限定品の名にも使われた[56]。
缶コーヒーの市場が冷え込むさなか、コロナウイルスの流行が大きな打撃を与えた[57]。その中で、2020年9月に香料不使用で力強い香りとコクを目玉とした「スピリットオブボス」を発売するなど、ヘビーユーザー向けの商品を展開していった[58]。その一方、2020年にはブランド初のエナジードリンク「アイアンボス」を発売しており、その背景には「エナジードリンクは若者向けで手を出しにくい」と思っている30代から40代の存在があった[59]。また、コーヒー味と誤認されないようにするため、広告面においてはエナジードリンクを象徴する黄色い液体が強調された[60]。
2022年8月にブランド30周年を迎える中、いくつか記念商品が打ち出された。このうち「ザ・ボス微糖上向く一服」は、「コロナ禍で暗い世の中も上を向いて歩こう」という気持ちを込め、「ボスおじさん」がパイプを置き、上を向いたパッケージデザインが採用された[61][62]。
「ボス カフェイン」のヒットと論争

2023年3月28日に発売されたロング缶(245g)「ボス カフェイン」2種(ホワイトカフェ・キャラメルカフェ)は、エナジードリンクのようにコーヒーを飲む若者層をターゲットにしており、今まで缶コーヒーをあまり飲まなかった20代から30代を中心に人気を博し、発売2ヵ月で販売本数2000万本を突破した[63]。
一方、同製品は全体に対するカフェイン含有量が200mg[注 10]とかなり多いにも関わらず、一般的な缶コーヒーとパッケージデザインがあまり変わらないことがインターネット上で問題視された[65]。サントリーはねとらぼの取材に対し、「通常の缶コーヒーよりカフェイン含有量は多いが、一般的なコーヒー飲料全般において突出しているわけではない」と答えている。また、パッケージデザインについては真摯に受け止めるとしたうえで、小学生以下の子供や妊婦、カフェイン耐性のない人の飲用は避けてほしいと答えている[64]。ノンフィクションライターの窪田順生は「ダイヤモンド・オンライン」に寄せた記事の中で、カフェインの過剰摂取による死亡事故を踏まえれば、批判は妥当だとしつつも、炎上は想定内だったのではないかと分析している[65]。一方、窪田はキャッチコピーがエナジードリンクよりも具体的である分、子どものカフェイン中毒のリスクを高めると指摘しており、近い将来注意書きが必要になるだろうと見ている[66]。
それから半年後の2023年9月12日のリニューアルにて、この製品のパッケージがカフェインの含有量を強調するものに変更された[67]。同日、このブランドからカフェモカが発売された[67]。さらにそれから半年後の2024年3月には「ボスカフェイン プロ ホワイトカフェ」にリニューアルし、ブラックが追加された[68]。また、これに関連して、ソーシャルゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のコラボデザイン缶も発売された[68]。
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商品ラインナップ
要約
視点
発売当初は「スーパーブレンド」「カフェオレ」「ブレンド」「ミルクテイスト」の4品で販売された。その後多くの商品が発売されるが、発売当時のラインナップ中、2024年2月時点で継続販売されているのは「カフェオレ(最新リニューアルは2024年2月、13代目)」のみである。2024年2月時点の基盤商品は「カフェラテ」「無糖ブラック」「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖」「プレミアムボス」の5品。また、「無糖ブラック」が20年以上、「カフェラテ」「レインボーマウンテンブレンド」「地中海ブレンド(夏季限定)」「贅沢微糖」が15年以上継続販売されている。
製品の中には店舗や販売ルートを限定したものもある。うち、2014年7月29日から「ボス ザ・エスプレッソ」[注 11]シリーズ3品(オリジナル、微糖、無糖・ブラック)はファミリーマート限定で発売されている[71]。この製品群は2022年4月26日に「クラシックブレンド」シリーズを統合して「FAMILY'S BOSS」シリーズとしてリニューアルし、同社のプライベートブランド「ファミマル」とのダブルブランド製品へ移行した[72]。
また、2014年10月28日にはローソンと共同開発した「BOSS COFFEE FARM(ボス コーヒーファーム)」シリーズ3品(オリジナルブレンド、微糖、ブラック)をローソン(派生業態の「ナチュラルローソン」「ローソンマート」「ローソンストア100」を除く)限定で発売されている[73]。2018年10月16日よりセブン&アイ・ホールディングスとの共同開発品「セブンプレミアム×ボス セブンズボス」3種類(オリジナル、微糖、ブラック)をセブン-イレブン限定で発売した。なお「オリジナル」と「微糖」は地域により中身の特徴が異なる7種類(北海道、東北、関東・甲信越、東海・北陸、関西、中国・四国、九州)を設定。「ブラック」は北海道・東北・関東・甲信越が「ビタータイプ」、東海・北陸・関西が「バランスタイプ」、中国・四国・九州は「マイルドタイプ」と3種類が設定される[74]。
地域限定品は他にもあり、東北地区限定品の「デミタス 微糖」(発売時の名称は「デミタスグランデ微糖」)[75]、北海道限定品「ボスプレッソ 微糖」[76]などが該当する。
コーヒー以外の飲料としては、2014年9月23日に「BOSS」シリーズ初にして唯一のココア飲料「とろけるココア」が発売された。この製品は2013年まで単独ブランドで発売されていた「とろけるココア」を「BOSS」ブランドに統合したものである。また、2018年9月18日には自販機限定品として、「BOSS」初の缶スープ「ビストロボス」を発売した[77]。うち「ビストロボス コーンスープ」は2017年まで独立ブランドで発売されていた「つぶたっぷり コーンポタージュ」の実質的な後継商品である。
過去に発売された製品
要約
視点
スタンダード(ショート缶)
ノーマル(ロング缶・275g缶・280ml缶・350ml缶)
微糖
無糖ブラック
カフェオレ系
砂糖不使用
- 食後の余韻 - 2009年3月3日発売。
- 甘くないオレ - 2009年10月6日発売。
- 大人の流儀 - 2010年3月2日発売。この商品とスマートボスの2品は砂糖不使用に加えて脂肪ゼロの缶コーヒーとなる
- スマートボス - 2010年10月5日発売。「ハーフ&ハーフ」、「ゼロの頂点」へ継承
- ハーフ&ハーフ - 2011年3月1日発売。
- ゼロの頂点 - 8月16日発売[96]
デミタス系(小容量缶)
- リミテッド - 2000年11月7日に初めてデミタスサイズ(170g缶)製品として発売された
- デミタス - 2002年11月5日発売。事実上「リミテッド」の後継品。「エスプレッソ〈ヴェネチア〉」へ継承
- デミタス・ラテ - 2004年4月27日発売。
- エスプレッソ〈ヴェネチア〉- 2006年10月10日発売。本製品は2012年8月の「超 -深煎りを超えたコクと旨味-」発売までの約6年間、一度もリニューアルせずに長期間に渡り継続販売された。「超 -深煎りを超えたコクと旨味-」が事実上の後継品。
北海道限定商品
ボトル缶入り商品
ホット専用商品
ペットボトル入り商品
ボスカフェシリーズ
ローソン限定商品。
プレミアムボスシリーズ
カフェ・ド・ボスシリーズ
カフェ・ド・ボスシリーズとは、ファミリーマート限定の280mlPETシリーズである。
ホット専用商品(ペットボトル)
チルド製品
1000ml紙パックは雪印メグミルク扱い。
コーヒー以外の飲料製品
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広報
要約
視点
本製品の宣伝活動は、そのキャンペーン賞品やCMがかなり独特であり、うちクローズド懸賞では「ボスジャン」と呼ばれるジャンパーが良く知られている。
他業種または、既存のキャラクターとのコラボレーションCMが展開された例もあった。たとえば、2001年から2002年に展開された「BOSS HGコラボCF」シリーズは、様々な企業と組んで作られた。また、2022年に公開されたクラフトボスのWEBCMは、当時30周年を迎えたコンピュータゲーム『星のカービィ』とのコラボレーションであり、音楽配信サービスでもCMで使用された曲が配信された[186]。
キャンペーン賞品
キャンペーン時にプレゼントされる賞品(クローズド懸賞)として、過去に「ボスジャン」(ジャンパー)・「ボス漫」[187](漫画)・「ボス電」などが話題となった。
一方、発売当初より「BOSS」のロゴマークが、ドイツの高級アパレルメーカー「ヒューゴ・ボス」のものと酷似しているという指摘が多く、その後、1996年に、ノベルティグッズの一つである「ボスジャン」を巡って争いとなり、商標権侵害を理由に同社がサントリーを訴えた[188]。後に、ロゴの脇にコーヒーであることがわかるような記載をすることなどを条件に和解した。
懸賞品として人気があるため、当時景品の運送を委託した会社の社員が盗み、実際に家に届かなかったり[要出典]、懸賞応募として缶に貼られているシールが抜き取られたり[要出典]、また、このシールや懸賞品がオークションで高値で取引されるなどしている。
他方、2001年に放送されたボスジャン・キャンペーンCMでは、会社の会議室で1人スーツの男性以外皆ボスジャン着ていて、翌日男性はボスジャンを着て会議室へ行くも男性以外皆スーツ姿、上司が「君は会社をバカにしているのか?」との内容に視聴者から「内容からしていじめを助長している」等のクレームがサントリーやJAROに寄せられ、これを受け以後ブラックユーモア内容のキャンペーンシリーズCMは製作されなくなった。
2011年8月16日から、主要購買層である30~40代をターゲットに、BOSSブランド各商品の販売促進を目的とした「BOSS 懐かしのヒット曲歌謡祭」キャンペーンを実施。6缶パック1箱に1980~90年代のJ-POPの8cmCDを1枚貼付して販売した。計4弾で合計30曲をユニバーサルミュージックが提供。
ボス電
携帯電話を賞品とした懸賞「ボス電」は、1999年の主力商品だった「ボス セブン」のキャンペーンとして考案された[1]。同製品の缶が金色だったことに加え、iモードが話題になり始めたころだったことから、「働く男の相棒コーヒー」というコンセプトに相応しいということで携帯電話が選ばれた[1]。本体が金色の携帯電話がなかったこともあり、大きな反響が得られたことから、以降のボス電のイメージカラーは金色となった[1]。3回目となる「ボス電3」ではFOMAが採用された[1]。ただし、ブランドイメージ保護の観点からボスおじさんのキャラ電を導入しない代わりに、メニュー画面をブランド製品にちなんだものにしたり、着信音にCMソングが収録されている[1]。
CM
2006年より、サントリーがフォーミュラ・ニッポンに参戦するINGINGのメインスポンサーとなったことから、チーム名を“TEAM BOSS・INGING Formula Nippon”(2007年は“BOSS INGING”)とした。
BOSS×KEIBAキャンペーン関連商品第一弾「本命の一服」のキャンペーンCMでは、ジオラマで作られた競馬場にて様々な人たちが走る内容となっており、実在の競走馬の映像も用いられている[148]。ナレーターとして、競馬の実況で知られる杉本清が起用された[192]。
缶コーヒー市場が衰退しつつある2010年代後半には、ウェブCMを強化する方針を立てた[193]。
CMのキャラクター
- BOSS
- 矢沢永吉(1992年 - 1997年)
- 当時、テレビ出演すらほとんどなかった矢沢が、冴えないサラリーマンを演じたことで、大きな話題となった[12]。2017年、25周年記念製品「プライドオブボス」CMに楽曲『時間よ止まれ』を提供[注 15][194]。
- 内容については、#BOSS HGコラボCF シリーズを参照
- BOSSレインボーマウンテン
- 中居正広「Good job・みんなで光を・反射篇」、「秘宝を探せ・黄金ジャン篇(アニマル浜口共演)」「Good job・企画会議・男はつらいよ篇」(2004年11月 - 2005年6月)
- 草彅剛「Good job・みんなで水撒き・RAINBOW篇」、「秘宝を探せ・黄金ジャン篇(アニマル浜口共演)」、Good job・企画書やり直し・鎌田行進曲 階段落ち篇」(2004年9月 - 2005年3月)
- タモリ、石原さとみ(2005年10月 - 2006年)
- トミー・リー・ジョーンズ(2006年4月 - 出演中)
- 共演者・内容については、#宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズを参照。
- BOSSワールド・エクゼクティブ・ブレンド
- ミルコ・クロコップ(2005年)
- BOSS 仕事中、休憩中
- 中居正広「休憩中・REGATTA篇」、草彅剛「仕事中・BASKETBALL篇」(2004年4月)
- BOSS7(ボス・セブン)
- BOSS BLACK(ボス・ブラック)
- 町田康(1999年)[198]
- ØKI(THE STREET BEATS)(2009年4月 - )ナレーション
- キャンペーンCM
- 1999年から2001年にわたり、津田寛治が主演を務めるキャンペーン広告が展開された。津田は興味本位でオーディションを受けたところ、その場に居合わせた監督の関口現やプランナーの多田琢のセンスに衝撃を受け、一緒に仕事をしたいと思うようになったと後年振り返っており、CMというより映画を作る感覚だったと述懐している[199]。また、オーディションの後なかなか合否通知が来ず、あきらめかけていた時に通ったという通知が届き、これでまた頑張れると思ったと津田は振り返っている[199]。
- 共演者は以下の通り。
- BOSS贅沢微糖
- 伊藤淳史(2007年9月 - 2010年12月)
- 以下は伊藤との共演者
- 遠藤章造、デビット伊東、川藤幸三、武藤敬司、杉本彩(2007年9月 - )
- モロ師岡、デヴィ・スカルノ、グラビアアイドル=山崎真実 他(2008年9月 - )
- 桑田真澄、上野由岐子(2009年2月 - )
- エリック・ワイナイナ、宗茂、増田明美、小出義雄、末續慎吾、為末大、猫ひろし(2009年6月 - )
- 橘秀雪(日本最後の三助)、北島三郎(2009年9月 - )
- おニャン子クラブ元メンバー11人=新田恵利、国生さゆり、立見里歌、城之内早苗、白石麻子、横田睦美、渡辺美奈代、布川智子、生稲晃子、杉浦美雪、宮野久美子(2010年1月 - )
- チーム青森=本橋麻里、目黒萌絵、石崎琴美、山浦麻葉、近江谷杏菜(2010年5月 - )
- 山田隆夫、はしのえみ、ヨネスケ、ギャル曽根、松本あゆ美、山岸舞彩、高樹千佳子(2010年9月 - )
- 桃井かおり(2010年11月 - )
- このCMには、「刑事コロンボ」シリーズのテーマ曲「ミステリー・ムーヴィーのテーマ」(ヘンリー・マンシーニ作曲、フィルム・スタジオ・オーケストラ演奏)が用いられている。
- 大森南朋(2011年2月 - 出演中)
- 以下は大森との共演者
- 伊藤淳史(2007年9月 - 2010年12月)
- BOSS食後の余韻
- 北大路欣也(2009年3月 - )
- 以下は共演者
- このCMには、映画『ひまわり』テーマ曲(ヘンリー・マンシーニ作曲)が用いられている[200]。
- BOSSシルキーブラック
- 出演者は全員、「シルキーブラックオーケストラ」という楽団の一員という設定。
- 吉川晃司、マギー司郎、スチャダラパー、笠浩二(C-C-B)、ピエール瀧、桐島かれん、小林克也、コンドルズ(近藤良平・鎌倉道彦・藤田善宏)、仲本工事、山根良顕(アンガールズ)、ムッシュかまやつ、板尾創路、永瀬正敏(2009年5月 - )
- 吉川と笠はかつてアサヒ飲料の『WONDA ショット & ショット』のCMにそれぞれ出演していた。
- 松田聖子(2010年4月 - )
- 『シルキー歌姫(ディーバ)編』では笠、小林、コンドルズ、山根、板尾と共演[201]。
- 『ペンギン回想編』(2010年10月 - )ではマギー、スチャダラパー、ピエール、桐島、仲本と共演。また「サントリーCANビール」のCMキャラクターだったパピプペンギンズが当時のアニメーションで登場している[202]。
- エマ・バーンズ(2011年5月 - )
- 『星に願いを編』では松田、桐島、小林、コンドルズ鎌倉・藤田、かまやつ、板尾と共演。
- 『Smile編』(2011年10月 - )では松田、マギー、ピエール、桐島、コンドルズ近藤、仲本、板尾と共演。
- 辻井伸行(2012年5月 - )
- 『ゴールドシルキーピアニスト編』で松田、スチャダラパー、桐島、仲本、板尾と共演。
- CMナレーションは一貫して永瀬が担当している。
- BOSSファーストクラス
- BOSS大人の流儀
- BOSSシンプルスタイル
- BOSSハーフ&ハーフ
- BOSSゼロの頂点
- 以下は共演者
- コシノジュンコ(2012年2月 - )
- BOSS超
- 北大路欣也、樋口可南子(2012年8月 - )
- 以下は共演者
- 若尾文子(2013年2月 - )
- 『20年かかって編』(2012年8月 - )
- 北大路と樋口の出演(樋口は料亭「ひぐち」の女将、北大路は政治家でその料亭の常連客という設定)や、女将が「あのお父様」と発言したりCMに何故か犬[注 16]が登場したりするなど、ソフトバンクモバイルの白戸家を連想させる内容となっている。
- 『金時計編』(2013年2月 - )
- 若尾が北大路の母親役で登場。なお2人は白戸家のCMでも親子という設定で共演している。
- BOSSグランアロマ〜香るボス〜
- SMAP(2013年8月 - )
- ボス グリーン
- 『毎日の習慣編』『毎日の習慣・昼篇』『毎日の習慣・夜篇』(2014年1月21日 - )
- 総合病院が舞台。愛之助はカリスマ院長役、大久保は院長に付き従う婦長役を演じる[203]。大森は入院患者役で登場(大森出演以降の「贅沢微糖」のCMと世界観が共通している)。
- バックに流れている曲は「白い巨塔(1978年版)」のテーマ曲(作曲:渡辺岳夫)。
- 『卓球のカットマン編』(2014年10月1日 - )
- 要は卓球選手(カットマン)役、福井は実況アナウンサー役、増田は解説者役。
- プライドオブボス
- 『ボスジャンの先輩』篇(2017年9月5日 - )
- 建設工事現場が舞台。工事現場作業員の先輩・後輩という設定
- 『25年間』篇(2017年9月5日 - )
- ある代議士と秘書との出会いから25年間を描く。代議士と秘書という設定
- カフェ・ド・ボス
- 立川談春、岡崎体育[注 18]、トミー・リー・ジョーンズ(内容については、#宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズを参照。)(老舗篇・いいサボり・ペン回し篇・変ワリ身ノ術篇)
- 老舗篇、いいサボり・ペン回し篇・変ワリ身ノ術篇(WEB限定)(2019年9月3日 - )
- 代々続いている和菓子店が舞台。立川談春は和菓子店の店主、岡崎体育は店主の息子という設定。
- 岡崎体育×BOSS「サボレボリューション」篇(WEB限定)
- 会社を舞台にいろいろな「さぼる」方法で休んでリフレッシュすることが描かれている。
BOSS HGコラボCF シリーズ
2001年から2002年にかけて放送されたCMのシリーズ。主演は永瀬正敏[注 19]・布袋寅泰の2人。さまざまな業種のCMとのコラボレーションが話題となった。
宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ

2006年4月から放送されている長期シリーズ。宇宙人ジョーンズが地球人に化け、様々な職場に潜り込んで地球の潜入調査を行うというコンセプト。大の親日家として知られるハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズが主演を務める。「地球」とは言いながらもほとんどの舞台は日本であり、CM中における「地球(人)」の概念を「日本(人)」に置き換えると、放映時点の日本の世情を風刺する内容となるように作られている。
キャッチコピーは「このろくでもない、すばらしき世界。」[206]。
『地上の星篇』から『刑事篇』までが、全日本シーエム放送連盟が主催する『CMフェスティバル』において2009年度の総務大臣賞/ACCグランプリ(最高賞)を受賞した。
ラジオCM版も2008年4月よりミニラジオドラマ仕立ての構成で、刑事やタクシー運転手など様々な職業に扮したジョーンズの地球の潜入調査シリーズを放送開始。ラジオ放送であるため、台詞は全て吹き替えをジョーンズ役の谷口節(2013年以降は菅生隆之)が発しており、トミー・リー・ジョーンズ本人は出演しない。
ラジオCM版はテレビCM版とは別のストーリー扱いであり、テレビCM版と類似した舞台であっても共演者は原則出演しない。基本的にジョーンズの他、登場キャラクターを全て声優陣で演じる音声のみの構成であるため、TVCM版よりも新作の製作ペースが早くバリエーションが多い。谷口の没後は菅生がジョーンズ役を引き継ぎ現在もシリーズは継続中である。
原則「レインボーマウンテンブレンド」のCMだが、一時期発売された「Begin!」や「W.E.B. 微糖」のCMも宇宙人ジョーンズシリーズに含まれていた。また近年は「ボス ブラック」「ボス シルキーブラック」「プレミアムボス」「クラフトボス」のCMも宇宙人ジョーンズシリーズに含まれており、さらにジョーンズがサントリーに入社して社内を調査する内容の同社の企業CMも2014年8月より開始している。
制作(ジョーンズ)
従来ボスには「男らしくてカッコいい」一方、頑固でとっつきにくいというブランドイメージがあったものの、2000年代以降になると様々な場面で缶コーヒーが飲まれるようになり、ブランドイメージに合わなくなってきた。「働く人の相棒」というコンセプトを守るため、「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」が誕生した[207]。相手を見守り気遣うイメージから黙っていても存在感のある演者が必要だったため、映画『メン・イン・ブラック』のウィル・スミスの初代相棒役であるトミー・リー・ジョーンズが起用された[207]。もうひとつの理由としては、宇宙人という設定上、日本人よりも外国人の方が日本文化を客観視できることが挙げられた[207]。
「働く人の相棒」というブランドコンセプトの通り、CMの内容は時代に沿ったものとなっている[207]。2010年に放送された「2つのタワー編」では、古くから存在する東京タワーと当時建設中だった東京スカイツリーを重ねた内容であり、どちらの価値観も重要であるというメッセージが込められた[207]。同様のテーマは2011年に放送された「とある老人編」でも組み込まれており、リーマン・ショックの不景気から抜け出せずにいたところに東日本大震災が発生して世の中が暗くなってしまったことが背景にある[207]。一方、コロナウイルスの流行下にあった2020年に放送された「農場編」は、役所広司が演じる一見頑固そうな農家が実は時代の変化に柔軟に対応していたという内容であり、「2つのタワー編」とは対照的だという声も寄せられた[207]。これについてサントリー側は時代の変化に取り残されそうな人がいたとしつつも、ベテランの一声で新しいものを取り入れるのもよいと思えるところが面白いと答えており、先の見えないコロナ禍で確固たる考えにとらわれすぎないことをどう心地よく伝えるべきかという考えがあったと語っている[207]。同じ年には過去のシリーズを再編した「宇宙人ジョーンズ・宇宙人からのアドバイスが公開された[208]。
登場人物(ジョーンズ)
宇宙人
全員、地球を調査している宇宙人という設定で登場している。
- 宇宙人ジョーンズ(演:トミー・リー・ジョーンズ/吹き替え:谷口節〈初登場〜『ネット』篇〉/菅生隆之〈『大相撲』篇〜〉)[注 20]
- 主人公。『登場篇』によると、人間に化けるにあたり、映画を観てトミー・リー・ジョーンズに扮したとのこと。『一乗谷篇』で一瞬正体(タコ型宇宙人)を現した事がある。
- 『人類史篇』でマンモスなどがいた太古より、地球調査を行っていたことが明かされている。様々な職につき、地球を調査し続けている(職歴については、#各話リストを参照)。
- 台詞はほとんど吹き替えによるボイスオーバーのみで、大概が「この惑星では」や「この惑星の住人は」という言葉から始まる。ジョーンズ自身の声としては『ディスカウントストア篇』で店員に扮し「イチキュッパ!」と連呼したのが最初。その後も『2つのタワー篇』エレベーター案内係役での「ウエヘマイリマス」、『地上の星篇』作業員役での「ハッパ!(発破)」、『教師篇』での「オハヨウゴザイマス」「ハイ!」「コエガチイサイ」と、だんだん台詞が多くなってきている。ジョーンズの出演シーンはほとんどが別撮りで、後から合成したものである。
- また吹替を担当している菅生隆之も『聞きおぼえのある声の旅人篇』に本人役で出演。しかもこの回では宇宙人ジョーンズは登場せず、菅生がジョーンズの立ち位置を担っている。
- 宇宙人デーブ(演:デーブ・スペクター)
- 『帰還篇』に登場。ジョーンズと共に惑星に帰還する宇宙人。
- 宇宙人ゆうこりん(演:小倉優子)
- 『帰還篇』に登場。ジョーンズと共に惑星に帰還する宇宙人[注 21]。
- 宇宙人カセーフ(演:市原悦子)
- 『タクシー(カセーフ)篇』に登場。ジョーンズが運転するタクシーの乗客として出演。
- 宇宙人ガッツ(演:ガッツ石松)
- 『タクシー(ガッツ)篇』に登場。ジョーンズが運転するタクシーの乗客として出演。
- なお、ガッツはこのCMシリーズとコラボした白戸家でも地球調査をしている宇宙人として出演したことがある。
- 宇宙人おじいさん(演:大滝秀治)
- 『とある老人篇』に登場。ジョーンズが運転するタクシーの乗客として出演。
- 宇宙人ブラック(演:山﨑努)
- 『黒スーツの男篇』に登場。ジョーンズの同僚。地球に愛想を尽かした皮肉屋であり、ジョーンズに地球を滅亡させる潮時を問うが断られ、カラスに変身して飛び去る。
- 宇宙人ブラックレディー(演:マツコ・デラックス〈本体〉、夏目三久〈変身後〉)
- 『黒ドレスの女篇』に登場。ジョーンズの同僚。パーティーに夏目の姿でゲストとして出演し、正体を現すとマツコの姿になる。
- ジョーンズと異なり、相手を外見でしか判断できない地球人に嫌気がさしている。それを発散するため、パーティーのウェイターとして働いていたジョーンズへ浮き輪を投げる。その後、ジョーンズの前で正体を現し、「もういいんじゃないの、こんな惑星」と問いかける。
- なお、マツコから夏目に戻る際、変身するのがかなり窮屈であることをぼやいている。
- ちなみにこの設定はテレビ朝日系の『マツコ&有吉の怒り新党』から生まれた。
- 宇宙人アシダ(演:芦田愛菜)
- 『休みとは篇』『海女篇』に登場。調査員監視係。ストレスが溜まっているジョーンズにハワイでの休暇を勧める。
- ジョーンズによく似た宇宙人
- CRAFT BOSS WEB動画限定CM『新しい風 リスペクト編』に登場。
- 宇宙大統領みゆき(演:中島みゆき)
- 『禁じられた惑星篇』に登場。ジョーンズを地球に派遣した存在。
- 宇宙人ヒラテ(演:平手友梨奈)
- 『町おこし篇』に登場。ジョーンズの同僚。
本人役
芸能人としてではなく、前職の立場で出演することも多い。
- 八代亜紀
- 『カラオケボックス』篇において、背景のテレビ画面に映る形で出演。
- 城咲仁
- 『ホストクラブ篇』で登場。カリスマホスト。
- ディープインパクト
- 『牧場篇』で登場。
- 牧野晴歌
- 『牧場篇』で登場。
- 上島竜兵・広川ひかる夫妻
- 『空港篇』で登場。空港の金属探知機で遊んでいて、ジョーンズに叱られた子供[注 22]の両親。
- 北野誠
- 『秋葉原篇』で登場。テレビ取材をするレポーター。
- 桜川ひめこ
- 『秋葉原篇』で登場。路上でライブをするコスプレイヤー(地下アイドル)。
- 葉月あこ
- 『秋葉原篇』で登場。ジョーンズにオムライスを食べさせるメイド。
- 阿藤快
- 『温泉篇』で登場。温泉旅館の旅行客。従業員に扮装したジョーンズと、卓球をする。
- 渡辺裕之
- 『時代劇篇』で登場。時代劇の主人公を務める俳優。
- 福本清三
- 『時代劇篇』で登場。時代劇のエキストラ(斬られ役)。ジョーンズに励ましの言葉をかける。
- 山崎武司
- 『桜篇』で登場。ジョーンズが働く神社に参拝する。
- 魁皇
- 『桜篇』で登場。ジョーンズが働く神社に参拝する。
- 内藤大助
- 『桜篇』で登場。ジョーンズが働く神社に参拝する。
- 宮川俊二
- 『知事篇』で登場。知事に就任したジョーンズに関する報道を行うキャスター。
- 谷花音
- 『子役篇』で登場。ジョーンズがマネージャーを担当している子役。
- 渡邉このみ
- 『子役篇』で登場。テレビの取材映像を見た花音は「負けたくない」とライバル視していた。
- 遠山景織子
- 『子役篇』で登場。花音が出演していた時代劇で花音の母親役を演じていた。
- 猫ひろし
- 『別れ篇』で登場。俗世間の喧騒に嫌気が差してジョーンズと共に山小屋でひっそりと暮らしていた[注 23]。白戸家のお父さんがジョーンズを連れ戻そうとしていることに賛同した途端、ジョーンズによって猫に変えられてしまう。
- 矢追純一、大槻義彦
- 『ネット特別篇』で登場。『激論!!2013』と題されたテレビ番組で激論を繰り広げる。大槻の「捕まえて連れてくればいいんだよ、ここに」という言葉がきっかけで、ジョーンズ捕獲という流れになった。
- 高見盛精彦、武州山隆士
- 『大相撲篇』で登場。武州山(小野川親方)は高見盛(振分親方)の対戦相手[注 24]。
- SMAP[注 25]
- 『コンサート出会い篇』、『コンサート篇』、『コンビニ篇』、『マンション篇』で登場。
- 『コンサート出会い篇』では、警備の合間に踊っているジョーンズを見て「上手い」と感心する。
- 『コンサート篇』では、疲れた香取がジョーンズにアンコールの代役を任せると、会場は大いに盛り上がった。コンサート終了後、木村が「キレッキレでしたね」といい、ジョーンズに向かって敬礼をする。
- 『コンビニ篇』では、5人全員が魚肉ソーセージを購入しており、魚肉ソーセージのような定番な存在になりたいと語っている[注 26]。
- 『マンション篇』では、歌番組中、中居のソロで「夜空ノムコウ」を歌っていたが、そのテレビを見ていた管理人(風間杜夫)に「たいしてうまくもないのに頑張るよな」と評された。
- キンタロー。
- 『コンビニ篇』で登場。友達と一緒にコンビニを訪れ、新しく出た話題のお菓子の話をしている。
- スギちゃん
- 『コンビニ篇』で登場。最近まであったお気に入りのプリンを探している。
- 北島三郎
- 『コンビニ篇』、『北海道新幹線篇』で登場。
- 『コンビニ篇』では、魚肉ソーセージを購入したSMAPを見て、アメリカンドッグを片手に「あいつらまだまだだな」と貫禄を見せる。
- 『北海道新幹線篇』では、青函トンネルの建設に係った元鉄道作業員として登場[注 27]。「函館の女」を口ずさみながら、「命がけでトンネル掘った甲斐があったな。」と呟きつつジョーンズらが作業する青函トンネル北海道側付近の除雪現場に立ち寄る。他の作業員が「また来てるよ、あのおやっさん」と話していることからよく来るようだ。その後、青函トンネルを抜けて来た北海道新幹線が通過するのが見ると「来た!」と万感の思いで敬礼をして見送った。
- 入来祐作
- 『用具係篇』で登場。元プロ野球選手、横浜DeNAベイスターズ用具係(当時)。スパイクの靴紐を新しいものに付け替えてあげた若手選手(菅谷哲也)から初勝利のウイニングボールをプレゼントされる[注 28]。
- タモリ[注 29]
- 『プレミアムな出会い篇』、『テレビ局篇』、『プレミアム対談篇』、『テレビと若者篇』、『プレミアム鉄道篇』、『プレミアム京都篇』、『プレミアム城跡篇』、『プレミアムお祭り篇』、『プレミアムTOKYO篇』、『プレミアム熊本篇』で登場[209]。バラエティ番組の司会者。
- 『プレミアムな出会い篇』および『テレビ局篇』では花屋で働くジョーンズが花を納品しに来たテレビ局のスタジオにて遭遇。誰もいない客席から「出てくれるかな?」とジョーンズに声をかける。
- 『プレミアム対談 A篇』及び『プレミアム対談 B篇』では、かつてタモリが司会を務めた「森田一義アワー 笑っていいとも!」の名物コーナー「テレフォンショッキング」とよく似た番組にジョーンズがゲストとして登場[注 30]。本家と同様に「髪切った?」とジョーンズに尋ねたり、ジョーンズのリクエストでイグアナの物まねを披露した。コーナー終了後にジョーンズは「イグアナ、お疲れ」と言われ、プレミアムボスを渡された。
- 『テレビと若者篇』では、ハイヤーに乗って現れ、「この惑星の住人は、本当にテレビが嫌いなのだろうか」というジョーンズの調査報告に対して「まあ、どっちでもいいけどな」と返した。『プレミアム鉄道篇』では、豪華列車の乗客として登場。ダイニングカーで食事をしている女性(松雪泰子)に「よろしければご一緒にどうですか?」と声をかけるものの、女性は「曲がってますよ」とタモリのネクタイを整えた後、立ち去られてしまう。その後、ラウンジカーでは一緒に旅をする友人たち(山田五郎、みうらじゅん)の前で産まれたての仔馬の物まね[注 31]を披露して、爆笑の渦に巻き込むなど友人たちとの会話を楽しんでいた。その後ジョーンズの計らいで、列車が花火が上がる夜空を飛ぶと「すごいね、アンタ」と感嘆し、ジョーンズと一緒にプレミアムボス ブラックを飲む。そして、列車が終着駅に近づくと「もうすぐ終点かな」と寂しげな表情を見せるが、「まだチョットあります」とジョーンズから意味深な言葉を返された。
- 『プレミアム京都篇』では京都を散策。清水寺から茶わん坂を上り東福寺へ向かい、通天橋で一人紅葉を楽しむ女性(松雪泰子)に「京都は好きですか?」と尋ねると「大好きです」と返されると「確かに紅葉は綺麗だ」と言っている間に違う女性(山村紅葉)に入れ替わり、入れ替わった女性に気に入られてしまう。三年坂を下り、先斗町で「この路地は通り抜けできまへん」の看板に京都らしさを感じていると路地を通り抜けられたことで喜ぶ男性(篠原信一)に遭遇する。その後龍安寺の石庭を見て「これはわかんないね…。ま、わかったらつまんないか…。」と呟くとジョーンズによって大量の紅葉が降り注ぎ、「これはいいねぇ」と感嘆し、ジョーンズと一緒にプレミアムボス 微糖を飲む。最後は祇園にて、「また来てもいいかな?」と問うと舞妓とジョーンズに「おこしやす」と返される。
- 『プレミアム城跡篇』では竹田城跡を訪れる。城跡の石積みを見て「これは野面積み?」とジョーンズに質問したり、「敵を防ぐためとはいえ、すごい石段だね」とジョーンズに話しかけながら懸命に石段を登るが、ジョーンズに「コチラデス」とどんどん先を進まれてしまう。そして雲海広がる天守閣跡に着くと「おぉこりゃ絶景だね。いやー、こんなとこあったんだ。」と歓声を上げると「つい最近なんですよ、知られるようになったの。ずっとここにあったのに。」と女性カメラマン(満島ひかり)に話しかけられる。「あなたは?」と女性カメラマンに話しかけるが、雲海から手招きするジョーンズに女性カメラマンと共に恐る恐る雲海へと降りて進む。すると雲が濃くなり、いつの間にかジョーンズは戦国武将に女性カメラマンは女武者に変わっていたことに驚く。法螺貝が鳴る中ジョーンズが指す軍配の先を見ると、雲に浮かぶ戦国時代の竹田城が見え、「夢見てんのかね。」と呟く。その後、ジョーンズと女性カメラマンと共にプレミアムボス ラテを飲む。最後は「またお会いできますか?」と質問するが、女性カメラマンよりも先に「スケジュールパンパンです」と答えるジョーンズに「あんたじゃないんだけど」と呟きながらツッコミを入れた。
- 『プレミアム祭り篇』ではお祭りを散策。お祭り屋台の賑わいに「人多いねぇ」とつぶやく。すると、たい焼き屋台を営んでるジョーンズを見つけて「またアンタか」と嘆きながら、たい焼きを買い食べながら散策。その後、「こっちこっち」と手を振りながら呼びかける浴衣姿の美女(石田ゆり子)を見つけ、手を振るも別の男性に対してであったため、「違った」と苦笑いする。その後、喧嘩神輿を見ていたところ、法被を着たジョーンズに呼びかけられ、法被を着て神輿の上で踊る大工方(だいくがた)となって参加する。その後、ジョーンズと共にプレミアムボス リミテッドを飲む。最後に再び手を振る浴衣姿の美女を見つけるが、ジョーンズに対してであったことに「アンタかい」とツッコミを入れる。
- 『プレミアムTOKYO篇』では、水上タクシーで東京の隅田川を散策。日本橋でジョーンズが運転する水上タクシーを見つけると、「またアンタかい」と呟きながら乗船。その後、愛用のカメラ片手に水上タクシーで遊覧しながら「東京って川多いんだな」と呟いていると、一緒に乗船していた女性ジャーナリスト(貫地谷しほり)に東京の川について説明される[注 32]。その後、ジョーンズの「開けゴマ!」の一言で勝鬨橋が跳開すると「開けちゃったよ、勝鬨橋」と女性ジャーナリストと共に驚く。その後、レインボーブリッジ付近で見る東京の夕日に「東京じゃないみたいだ」と感嘆する。最後にジョーンズと女性ジャーナリストと共にプレミアムボス ザ・マイルドを飲む。
- 『プレミアム熊本篇』では、熊本地震による被害を修復中の熊本城をくまモンと訪れた際、そこを築城した加藤清正の事を考えていると、作業員のジョーンズの力により戦国時代にタイムスリップして忍者の姿に扮し、天井裏から熊本城の建築構想中の清正を覗き見る。くまモンがうっかり天上に穴を開けると、清正に曲者と思われて槍を天井に突き刺される。その後現代に戻り、「この城が復活しないと、アンタも元気出ないよね」とくまモンに語りかけた後、ジョーンズ・くまモンと3人でプレミアムボスを飲む。最後は熊本城下の土産物店で、「それにしても、くまモンだらけだねぇ」と感想を述べる。
- 『関が原篇』では徳川家康を演じている。
- 『忠臣蔵篇』では吉良上野介を演じている。
- 『平成特別篇』では、渋谷の交差点を歩くジョーンズにビルの壁に設置されたディスプレイから「まだ調査を続けるの、あんたもしつこいね。」と語りかける。
- 坂上忍
- 『テレビ局篇』で登場。マネージャーを怒鳴る売れっ子タレント。ジョーンズが局内のモニターで坂上が出演している生放送番組を視聴する場面がある[注 33]。
- 武井壮
- 『テレビ局篇』で登場。ジョーンズが局内のエレベーターで遭遇。ジョーンズに「俺、百獣の王なんですけど」と話しかける。
- 鈴木おさむ
- 『テレビ局篇』で登場。放送作家。会議室でスタッフ達と「斬新なやつないかな」と発破をかける。
- マツコ・デラックス
- 『テレビ局篇』で登場[注 34]。楽屋の前でプロデューサーがマツコに謝っている光景を見つめるジョーンズに「何よ」と話しかける。
- ダダ
- 『プレミアム対談 A篇』で登場。「ウルトラマン」に登場した宇宙人。タモリの番組に出演したジョーンズのお友達として登場[注 35][注 36]。タモリの「(ジョーンズの)友達なんだ?」という質問に頷いていた[注 37]。
- Pepper
- 『Pepper(職場)篇』、『Pepper(家庭)篇』で登場。感情認識パーソナルロボット。
- 『Pepper(職場)篇』では、スタジアムの建設現場に作業員として現れるが、喋るだけしか出来ないため「全然役に立たない」と毒づかれてしまうが、ジョーンズとベテラン作業員(吉田鋼太郎)のケンカを仲裁するなど、持ち前のコミュニケーション能力により現場の空気が明るくなった。しかし、「僕も飲もうかな」とジョーンズからボスコーヒーを貰おうとするが、「錆びるぞ」と言われてジョーンズにヘルメットを被せられてしまった。
- 『Pepper(家庭)篇』では、立派な屋敷の家庭にホームステイとして現れ、早速その家族の子供達には大人気となっていたが、「介護でも出来るのか、そのロボット」と祖父(北大路欣也)に聞かれて「そういうのできません」と答えると「ポンコツだな」と返されてしまう[注 38]。しかし、「俺は口が悪い。だから誰も寄りつかねえんだ。」と少し心を開いた祖父に「ボクの方が口悪いですよ、クソジジイ」と返すと祖父を微笑させた[注 39]。その後、庭にミステリーサークルを作ってしまったジョーンズに「明日は晴れですよ」と慰めながらボスコーヒーを手渡した。
- 松雪泰子
- 『プレミアム鉄道篇』、『プレミアム京都篇』で登場。
- 『プレミアム鉄道篇』ではタモリが乗る豪華列車の乗客として登場。ダイニングカーで食事をしているところをタモリから「よろしければご一緒にどうですか?」と声をかけられるが、すぐ立ち上がりタモリの前に近づくと「曲がってますよ」と言いながらタモリのネクタイを整えた後、立ち去ってしまう。
- 『プレミアム京都篇』では東福寺の通天橋で紅葉を楽しむ着物を着た女性として登場。タモリに「京都好きですか?」と質問されると「大好きです」と言った後、タモリが「確かに紅葉(もみじ)は綺麗だ」と返しているうちに山村紅葉と入れ替わる形で立ち去る。
- 山田五郎、みうらじゅん
- 『プレミアム鉄道篇』で登場。タモリと一緒に豪華列車で旅をする友人。ラウンジカーにてタモリが披露した産まれたての仔馬の物まねに大爆笑するなど、タモリとの会話を楽しんでいた。
- ミッツ・マングローブ
- 『喝采篇』で登場。女装ショーパブのシンガー。3年前、父親(後述)に反対されながらもシンガーの道を歩む。ショーで歌い終えると観客から花束をもらっている横で拍手をする父親を見て嬉しそうに微笑んだ。
- 徳光和夫
- 『喝采篇』で登場。前述のミッツの父親[注 40]。3年前の回想では「目を覚ましてくれ」とミッツに平手打ちしたが無言で列車に乗り立ち去ってしまう。しかし、ショーでのミッツの歌を聴き拍手を送った。
- 山村紅葉
- 『プレミアム京都篇』で登場。東福寺の通天橋でタモリが「確かに紅葉(もみじ)は綺麗だ」と言った直後に松雪泰子と入れ替わる形で現れる。
- 篠原信一
- 『プレミアム京都篇』で登場。先斗町にある「この路地は通り抜けできまへん」と書かれた路地から現れて「通り抜けれたやん」と言いながら立ち去った。
- 堤下敦
- 『ヘッドライト・テールライト篇』で登場。長距離トラック運転手。数日前の回想では、高校の同窓会で同級生に「いやーいいなぁ、トラックドライバー。上下関係とかなさそうだし」と言われるが、不機嫌そうに「そんな気楽なもんじゃねぇよ」と返す。その後、今田、鬼奴がいるサービスエリアで流れ星を見つけると明るい笑顔になり、ジョーンズの「よいお年を」にも3人一緒に「よいお年を」と返す。
- 椿鬼奴
- 『ヘッドライト・テールライト篇』で登場。長距離トラック運転手。出勤前の回想では、慌ただしく仕事に出かける支度をしながら娘に「来週は休みとれるからね、いつもごめんね」と話しかけるが、携帯をいじっている娘からは何の返事もない。しかし、運転中の鬼奴の携帯には娘から「気を付けてね」のメールが送られる。その後、今田、堤下がいるサービスエリアで流れ星を見つけると明るい笑顔になり、ジョーンズの「よいお年を」にも3人一緒に「よいお年を」と返す。
- 今田耕司
- 『ヘッドライト・テールライト篇』で登場。長距離トラック運転手。田舎の実家に帰省した際の回想では、小さな畑で農作業をしている母親を手伝いながら「もうやめたらええやん、こんな畑」と話すが「好きでやってるんやから、ほっとき」とぶっきらぼうに言い返されてしまう。その後、鬼奴、堤下がいるサービスエリアで流れ星を見つけると明るい笑顔になり、ジョーンズの「よいお年を」にも3人一緒に「よいお年を」と返す。
- 石川さゆり
- 『北海道新幹線篇』で登場。青森の喫茶店「TSUGARU」の店主。店内で食事を摂るジョーンズに「私は連絡船のほうが好きだったわ」と言い、青函連絡船の時代を懐かしみながら「津軽海峡・冬景色」を口ずさむ[注 41]。
- 貫地谷しほり
- 『プレミアムTOKYO篇』で登場。タモリと共に水上タクシーに乗船する江戸時代専門ジャーナリスト。川にめっぽう詳しい川オタクで、隅田川で「東京って意外と川多いんだな」と呟くタモリに、江戸時代には川は道路であり遊び場でもあったと説明する[注 32]。(説明中に江戸時代の屋形船にタイムスリップするシーンでは、ジョーンズ(船頭)、タモリ(川遊びを楽しむ文化人)とともに芸者に扮する。)その後、水上タクシー船長・ジョーンズの「開けゴマ!」の一言で勝鬨橋が跳開するとタモリと共に驚く。
- 永六輔
- 『昭和篇』で登場。生前のラジオ番組出演の映像で、ディレクターに扮したジョーンズが共に映っている。
- 蜷川幸雄
- 『昭和篇』で登場。生前(1980年代)の演劇の稽古場で演技指導をした際、怒鳴って灰皿を投げつける。演劇スタッフのジョーンズがその灰皿を拾いに行く。
- 大橋巨泉
- 『昭和篇』で登場。生前の「クイズダービー」出演時、問題を正解したはらたいらに「やっぱり宇宙人ですね!」と声をかけた際、ガッツ石松と共に出場者チームにいたジョーンズに「違います」と即答される。
- くまモン
- 『プレミアム熊本篇』で登場。タモリと共に修復中の熊本城を見物した後、ジョーンズの力で戦国時代にタイムスリップし、天井裏から加藤清正を覗いている際にうっかり手で天井に穴を開け、清正に槍で突き刺されそうになった。
- 加山雄三
- 『海女篇』で登場。ハワイでバカンスを楽しんでいるところへ、自力で泳いで現れたジョーンズにハワイに上陸したことを教える。
- 木村祐一
- 『ヘッドライト・テールライト2019篇』で登場。長距離トラック運転手。木村がチコちゃんの声で出演している「チコちゃんに叱られる!」に関連してか、チコちゃんに雰囲気の似た10歳の女の子・チエちゃん(演・新井美羽)に「早よ食べな。ボーっとしてたら、冷めるで」と、劇中に木村が叱られる場面も。
- 役所広司 - 現在出演中
- 『顔合わせ編』、『農場編』、『銭湯編』、『夢の国編』、『稽古編』、『会議室編』、『禁じられた惑星篇』、『町おこし篇』、『ゴンドラ篇』、『いつもの自販機篇』、『意外な天職篇』、『ピザ屋(アニメ)篇』、『仕事の場所編』、『アイドル篇』で登場。
- 『顔合わせ編』では、堺とともにビデオ会議サービスを利用したCM撮影を行う。
- 『農場編』では、テレワークやドローンといった最先端技術を活用した農夫として登場。
- 『銭湯編』では銭湯の経営者として登場。
- 『夢の国編』では閉園する遊園地の遊具整備作業員として登場。職を失い途方に暮れていたが、ジョーンズの力で動き出した遊具たちに励まされオンラインフードデリバリーサービスの配達員として再起する。
- 『稽古編』では、「伝説のブレンダー 田中」という役名で堺、杉咲と共に稽古に挑んでいる。
- 『会議室編』では、神木達とともに会議に参加する。
- 『禁じられた惑星篇』では、町工場の工場長として登場。宇宙大統領みゆきにより労働を禁じられた世界でロケット用のネジを手掛けた実績を忘れられず途方に暮れ、労働を試みた野口聡一とともに電撃を受け「なんで働けないんだ」と嘆く。
- 『ゴンドラ篇』では、ゴンドリエーレのレオナルドとして登場。
- 『町おこし篇』では、観光課の課長として登場。町はずれの休耕地で、UFOらしき物体と遭遇したことから、町おこしの方法をひらめく。
- 『意外な天職篇』では、駐車場の誘導員として登場。神木から「友達や仕事など世界が広がるかも」とマッチングを勧められたことをきっかけに、映画のキャスティングに携わる安藤と遭遇する。
- 堺雅人
- 『顔合わせ編』、『農場編』、『銭湯編』、『稽古編』で登場。『顔合わせ編』では、役所とともにビデオ会議サービスを利用したCM撮影を行う。『農場編』、『銭湯編』ではジョーンズ、ゆりやんの上司として登場。『稽古編』では、「社員役 鈴木」という役名で役所、杉咲と共に稽古に挑んでいる。
- ドラえもん
- 『農場編』、『銭湯編』で登場。困っているジョーンズ達にどこでもドアを出して密かにサポートする。
- ゆりやんレトリィバァ
- 『銭湯編』で登場。銭湯へ営業を行う堺とジョーンズに同行する。
- 杉咲花 - 現在出演中
- 『稽古編』、『会議室編』、『禁じられた惑星篇』、『ゴンドラ篇』、『いつもの自販機篇』、『ピザ屋(アニメ)篇』、『仕事の場所編』で登場。
- 『稽古編』では「社員役 山田」という役名で役所、堺と共に稽古に挑んでいる。
- 『会議室編』では、神木達とともに会議に参加する。
- 『禁じられた惑星篇』では、町工場の工員として働きたい思いを捨てきれずにいた。
- 『ゴンドラ篇』では、ヒロイン・フランチェスカとして登場。
- 山内ケンジ
- 『稽古編』で登場。役所、堺、杉咲が出演する作品の脚本・演出を担当しており、稽古に参加している。
- 神木隆之介 - 現在出演中
- 『会議室編』、『禁じられた惑星篇』、『意外な天職篇』、『ピザ屋(アニメ)篇』、『仕事の場所編』、『アイドル篇』で登場。『会議室編』では、まとまらない会議の気分転換の為に紅茶の買い出しを提案する。
- 『禁じられた惑星篇』では、町工場の工員として労働を禁じられた世界で労働のない嬉しさを感じていた。
- 塚本晋也
- 『会議室編』で登場。
- LiLiCo
- 『会議室編』で登場。
- 犬山イヌコ
- 『会議室編』で登場。
- 村田雄浩
- 『会議室編』で登場。
- 松尾諭
- 『会議室編』で登場。
- 駿河太郎
- 『会議室編』で登場。
- 山田キヌヲ
- 『会議室編』で登場。
- 丸山礼
- 『会議室編』で登場。
- 野口聡一
- 『禁じられた惑星篇』で登場。町工場の工員として労働を禁じられた世界で途方に暮れる役所を励ましつつ労働を試みようとし電撃を浴び役所と杉咲に介抱される。
- IKKO
- 『ゴンドラ篇』で登場。
- 森末慎二
- 『いつもの自販機篇』で登場。
- 安藤サクラ - 現在出演中
- 『意外な天職篇』、『仕事の場所編』、『ある日のおつかい篇』で登場。
- 柳楽優弥
- 『意外な天職篇』で登場。
- やす子 - 現在出演中
- 『仕事の場所編』で登場。
- 河合優実 - 現在出演中
- 『アイドル篇』で登場。
白戸家
BOSS発売20周年記念によるソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)とのコラボレーションCMで登場した。『出会い篇』[注 42]で白戸次郎と初共演。ソフトバンクのCMではジョーンズが白戸家の家政夫として出演する『家政夫登場篇』が放送され、以降BOSSのCMである『白戸家篇』と『海外旅行篇』ではBOSS電のCMも兼ね、宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズのテイストも加えられている。その後、ソフトバンクのCMで『店頭篇』と『一乗谷篇』が放送された後、最終章として『別れ篇』が放送された[注 43]。
- 白戸次郎(演:カイくん、声:北大路欣也)
- 『出会い篇』で登場。帰還した宇宙人ジョーンズに出会う。ジョーンズのボイスオーバーが聞こえているらしく、「ブツブツうるさい!」とジョーンズを黙らせた事がある。
- 最終章である『別れ篇』では、いなくなったジョーンズを連れ戻そうとするが、「この星の白戸家はもう十分だ」と嫌がられてしまう[注 44]。
- 白戸正子(演:樋口可南子)
- 白戸次郎の妻。BOSS電が当たった事を祝う。
- 白戸小次郎(演:ダンテ・カーヴァー)
- 白戸次郎の息子。「聞いてませんでした」の台詞をジョーンズに奪われる。BOSS電が当たった事を祝う。
- 『海外旅行篇』では、当たった記念に行ったバリ島旅行で巨大なイカの怪物に襲われるが、ジョーンズによって救われる。
- なお、白戸家には娘(白戸彩)がいるが、ジョーンズが登場するCMでは一度も登場していない。
七曲署
太陽にほえろ!#CMも参照。『刑事篇』で登場。ジョーンズは新米刑事として潜入したが、「新米」と呼ばれただけで、同署の定番であるニックネームは付けられなかった。
現場で働く人たちへ編
その他
- 駐車監視員(演:レギュラー(松本康太・西川晃啓))
- 『宅配便篇』で登場。配達員に扮したジョーンズを、2回も取り締まっている。
- ホットペッパーを配る女性(演:柳原可奈子)
- 『ホットペッパー篇』で登場[注 45]。ジョーンズと共に、街頭でホットペッパーを配る。
- ホストクラブの客(演:若槻千夏)
- 『ホストクラブ篇』で登場。ホストに扮するジョーンズを「ダサい」、「ホストに向いてない」とバカにしていた。
- 農家の主人(演:財津一郎)
- 『農家篇』で登場。ジョーンズの働き振りを認め、跡取りを勧める。
- さち子(演:三原じゅん子)
- 『農家篇』で登場。農家の娘。
- 新米大工(演:柄本佑)
- 『大工篇』で登場。親方に怒鳴られて消沈する新米大工を翌朝ジョーンズが迎えに行く。
- 田中一郎(演:大杉漣)
- 『地上の星篇』で登場。トンネル工事の現場監督。ジョーンズと共に、トンネルの掘削工事に挑む。
- OL(演:鈴木京香)
- 『ラーメン屋台篇』で登場。ジョーンズが営む屋台にラーメンを食べに来た。
- ジョーンズの妻(演:渡辺えり)
- 『結婚篇』で登場。妻役。その後、『お父さん篇』でジョーンズは3児(渡辺扮する妻の連れ子)の父親になっている。
- 鵜飼い漁の親方の鵜匠(演:伊吹吾郎)
- 『鵜飼い篇』で登場。
- 鵜匠の妻(演:杉田かおる)
- 『鵜飼い篇』で登場。
- サラリーマン(演:杉本哲太)
- 『2つのタワー篇』で登場。東京タワーの展望台の双眼鏡で覗き込んだ先にある、とある会社で働く中堅社員。
- 会社の重役(演:村野武範)
- 『とある老人篇』で一瞬だけ登場。社用車の後席から東京スカイツリーを見上げている。
- 駅で相手との別れを惜しむカップル2組(演:吉岡秀隆、佐藤江梨子、ヒロシ、池脇千鶴)
- 『駅員篇』で登場。駅の舞台はのと鉄道能登中島駅1番ホーム。
- 学校の先輩教師(演:武田鉄矢)
- 『教師篇』で登場。ジョーンズの行動に対し抗議に来た保護者達をなだめる。
- 体育館裏で告白される女子(演:井越有彩)
- 『教師篇』で登場。告白した男子は声が小さかった事から竹刀を持ったジョーンズに怒鳴られる。
- ジョーンズの弟子(演:有吉弘行)
- 『奥の細道篇』で登場。ジョーンズと共に旅に出ているが、俳句を詠めないジョーンズに辛辣なツッコミを入れている。
- 首を痛めた島民(演:渡辺哲)
- 『医師篇』で登場。痛めた首をジョーンズに治療してもらう。
- 寝込んでいる女性(演:松原智恵子)
- 『医師篇』で登場。自宅で寝込んでおり、ジョーズに治療してもらう。ジョーンズにはずっと島に居てほしいようだ。
- 診療所の看護師(演:寺島しのぶ)
- 『医師篇』で登場。ジョーンズの診療所に勤めている看護師。ジョーンズは島民からヤブ医者だと思われていたらしい。
- しかし、ジョーンズが島を去る際、島民に「ありがとう」と涙ながら見送られていることから、評判はよかったようである。
- 役所の職員(演:田中哲司)
- 『医師篇』で登場。島の役所の職員。ジョーンズに「許可を得ているのか?」と尋ね、彼を島から追い出す。
- 通りすがりの男(演:今野浩喜)
- 『ネット篇』、『ネット特別篇』で登場。空を飛びながらピザを配達するジョーンズを発見し、その様子を動画サイトに投稿する。
- 研究員(演:嶋田久作)
- 『ネット特別篇』で登場。宇宙人について研究している研究員。科学の進歩のためにジョーンズに研究の協力を要請するが、「嫌だ」と断られて逃げ出されてしまう。
- マンション管理人(演:風間杜夫)
- 『マンション篇』で登場。ジョーンズの先輩の管理人。
- すごく太った男(演:HIRO)
- 『マンション篇』で登場。ジョーンズが管理人を務めるマンションの住人。部屋で縄跳びをしていたところ、その騒音について別の部屋の住人に管理人室へクレームを入れられる。
- 若手選手(演:菅谷哲也)
- 『用具係篇』で登場。横浜DeNAベイスターズの若手選手で、背番号59[注 46]。靴紐が切れたスパイクを入来に直してもらい、後日初勝利のウイニングボールを入来に手渡す。
- 若者(演:染谷将太)
- 『テレビと若者篇』で登場。ジョーンズが屋根の塗装作業をしている住宅の住人。最近テレビ見てますか?という街頭インタビューで「点いてるだけですね」と返し、実際に部屋ではスキージャンプの世界大会の中継のテレビ番組を点けたままスマートフォンをいじっていた。その後、中継で日本のエースジャンパーが飛ぶ映像になるとテレビを見つめるが、ジョーンズがアンテナをへし折ってしまい、テレビが映らなくなってしまう。
- ベテラン作業員(演:吉田鋼太郎)
- 『Pepper(職場)篇』で登場。スタジアム建設現場のベテラン作業員。「ちょっと力が強いからってナメんじゃねぇぞ、かかってこいよ!!」とジョーンズにケンカを吹っ掛けるが、Pepperの仲裁により気勢がそがれる。その後、「俺は何歳になっても進歩がねぇよな」とPepperに相談するが、「明日は雨のち晴れですよ」と慰めてくれるPepperに少し涙ぐんでいた。
- 作業員(演:佐藤二朗)
- 『Pepper(職場)篇』で登場。
- 祖父(演:北大路欣也)
- 『Pepper(家庭)篇』で登場[注 47]。大きな屋敷に住む頑固そうな祖父。ホームステイしてきたPepperに「介護でも出来るのか、そのロボット」と聞くと「そういうのできません」と答えるPepperに「ポンコツだな」と返し、他の家族を遠ざけてしまう。その後家族は出かけてしまい、一人ぼっちになってしまった際、「俺は口が悪い。だから誰も寄りつかねえんだ。」とPepperに少し心を開くと「ボクの方が口悪いですよ、クソジジイ」と返され微笑する。しかし、ジョーンズが庭にミステリーサークルを作っているのを見て「お前庭をどうするつもりなんだ」と怒鳴った[注 39]。
- 回転寿司店店員(演:あばれる君)
- 『時代篇」で登場。田舎のひなびた港町にある寿司屋の息子。「こんな田舎の店継いでどうなるってんだよ」と言い上京するが、都会の回転寿司店での客の対応に慌てふためく。外国人客に「Excuseme,SABINUKI」と言われたときに、あわてて「何の、何の」と言ってしまう、しかし、一人の老紳士の「板前さん、にぎりが絶妙だ」と暖かい言葉に深々と頭を下げた。
- 養鯉場従業員(演:宇梶剛士)
- 『恋人も濡れる街角篇』で登場。錦鯉の養殖場の従業員。変わった模様のせいで売れ残っていた鯉を不憫に思っていた。しかし、その夜同じ模様の水着を着た女性(いとうあさこ)に「さよなら」を告げられる夢を見たところで目を覚ますと、その変わった模様の鯉が売られてしまったことを告げられてしまう。何かを決心し、その鯉を買い取った屋敷に行き、その鯉を見つけると濡れることを構わず池に飛び込み、再会を喜んだ。
- 錦鯉(演:いとうあさこ)
- 『恋人も濡れる街角篇』で登場。養鯉場で売れ残った錦鯉と同じ模様の水着を着た女性。養鯉場従業員(宇梶剛士)の夢の中に現れて「さよなら」を告げる。
- 女性カメラマン(演:満島ひかり)
- 『プレミアム城跡篇』で登場。竹田城跡から見える雲海を撮影する女性カメラマン。天守閣跡から見える雲海に驚くタモリに「つい最近なんですよ、知られるようになったの。ずっとここにあったのに。」と話しかける。そして「コチラです」と雲海で手招きするジョーンズにタモリと共に向かう雲が濃くなり、いつの間にか凛々しい女武者に変わる。法螺貝が鳴る中ジョーンズと共に雲海に浮かぶ戦国時代の竹田城を指さす。その後、タモリ、ジョーンズと3人でプレミアムボス ラテを飲む。最後タモリに「またお会いできますか?」と質問され、答えようとするが、ジョーンズに「スケジュールパンパンです」と先に答えられてしまう。
- 浴衣姿の美女(演 - 石田ゆり子)
- 『プレミアム祭り』篇で登場。タモリの方に向かって「こっちこっち」と手を振り、自分に手を振ったのかとタモリに勘違いさせる。
- 警察官(演 - 永瀬正敏)
- 『おまわりさん』篇に登場。警察官のジョーンズの同僚で、ジョーンズとともに住宅街に現れたサルを捕獲する。
- 若者(演 - 窪田正孝)
- 『おまわりさん』篇に登場。警察官のジョーンズに自転車運転中のながらスマホを注意され、「こんなことより、もっと悪いことしてるやつ、いっぱいいるだろ!」と反抗的な態度を取るが、ジョーンズたちが住宅街に現れたサルを捕獲する姿を偶然目にして改心。深夜の交番にふらりと現れるとジョーンズに「おまわりさんって大変っすね」と声を掛けて立ち去る。
- 加藤清正(演 - 北村一輝)
- 『プレミアム熊本篇』に登場。家臣と共に城の図面を見ながら、熊本城の防備について語っていた時、天井裏でジョーンズ・タモリと共にそこを覗いていたくまモンが天井に穴を開けたのに気づき、「曲者!」と叫んで天井に槍を突き刺した。
- 海女(演 - 和久井映見、ガンバレルーヤ)
- 『海女』篇に登場。冬の海でジョーンズと共に漁をしていて休憩中、あまりの寒さに暖かい海がいいとぼやく。
各話リスト
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いずれも2019年より発売。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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