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将棋大賞

毎年度功績を残した将棋棋士などに日本将棋連盟から与えられる賞 ウィキペディアから

将棋大賞
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将棋大賞(しょうぎたいしょう)は、毎年度功績を残した将棋棋士などに日本将棋連盟から与えられる賞である。第1回の表彰は1974年に行われた。

1967年から行われている囲碁棋道賞にならって1974年に創設され、主催は雑誌『将棋世界』だった[1]

記録部門の賞以外は翌年度初めの4月1日頃に選考委員によって決定・発表され、その模様は『将棋世界』誌に掲載される。個人賞は各タイトル戦を主催する社の記者の代表等10数名。名局賞、升田幸三賞は東京将棋記者会の代表数名と棋士代表数名で選考会が行われる。

各賞の受賞年は「前年度の記録・活躍」が対象となる。

将棋大賞の部門

現在の部門

1.個人賞(選考委員による選考)

最優秀棋士賞、特別賞、優秀棋士賞(第33回新設)、敢闘賞(第33回新設)、新人賞
※「特別賞」は対象者がない年が多く、贈られる意味合いもさまざまである。
※「敢闘賞」は、第32回までの「敢闘賞」を廃止した上で第33回に新設されたもの。
最優秀女流棋士賞(第27回より)、優秀女流棋士賞
第26回までは、女流部門の将棋大賞は「女流棋士賞」のみであったが、第27回からは、女流の最高賞は「最優秀女流棋士賞」となり、印象に残った女流棋士へ「女流棋士賞」を贈ることとなった。さらに第45回からは「女流棋士賞」を「優秀女流棋士賞」に改めた。

2.記録部門(成績により決定)

勝率第一位賞、最多勝利賞、最多対局賞、連勝賞(年度をまたがる連勝は、連勝が止まった年度での対象となる)。
女流最多対局賞(第37回新設。対局数は女流棋戦のみをカウント。棋士公式戦女流参加枠の対局は含まない。)

3.優れた対局内容に対する賞(選考委員による選考)

名局賞(後述)、名局賞特別賞(後述)、女流名局賞(後述)

4.その他の賞(選考委員による選考)

升田幸三賞(後述)、升田幸三賞特別賞(後述)、東京将棋記者会賞
※現役・引退・物故・アマチュア・団体を問わず贈られる。成績や功績が対象年度内でなくても贈られる場合がある。

廃止された部門

殊勲賞、技能賞、(旧)敢闘賞 - 3つとも選考による賞で、第32回を最後に廃止
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将棋大賞歴代受賞者

  • 受賞対象は受賞年の前年度が対象となる
  • かっこ内の数字は、通算受賞回数
  • 太字は歴代1位記録
  • 名局賞・女流名局賞・升田幸三賞は別項参照
  • 出典:日本将棋連盟[2]
受賞年 最優秀
棋士賞
特別賞 優秀
棋士賞
敢闘賞 勝率
一位賞
最多
勝利賞
最多
対局賞
連勝賞 新人賞 最優秀
女流
棋士賞
優秀
女流
棋士賞
女流
最多
対局賞
東京
記者会賞
522025 藤井聡(5) なし 伊藤匠(2) 永瀬(2) 服部
.843
岡部
49勝
岡部
63局
藤本
岡部
17連勝
岡部 福間(15) 西山(4) 加藤桃(3)
53局
青野
512024 藤井聡(4) なし 伊藤匠(1) 丸山 藤井聡(6)
.852[注 1]
伊藤匠
藤本_
51勝
伊藤匠
69局
佐々大
15連勝
藤本 福間(14) 西山(3) 加藤桃(2)
52局
小林健
小山怜
502023藤井聡(3)なし渡辺明(9)羽生藤井聡(5)
.828
藤井聡(5)
53勝
服部
68局
渡辺和(2)
18連勝
服部里見香(13)西山(2)西山
65局
田中寅
中田宏
492022藤井聡(2)なし渡辺明(8)菅井伊藤匠
.818
藤井聡(4)
52勝
藤井聡(2)
64局
渡辺和
20連勝
伊藤匠里見香(12)西山伊藤沙(4)
53局
桐山
482021藤井聡なし渡辺明(7)豊島(2)藤井聡(4)
.846
藤井聡(3)
永瀬0(初)
44勝
永瀬
67局
澤田
14連勝
池永里見香(11)山根加藤桃
43局
杉本昌
472020渡辺明(2)木村一豊島永瀬藤井聡(3)
.815
藤井聡(2)
53勝
佐々大
67局
永瀬(3)
15連勝
本田里見香(10)伊藤沙(2)伊藤沙(3)
46局
高橋和
462019豊島なし渡辺明(6)広瀬(2)藤井聡(2)
.849
佐々大
46勝
広瀬
64局
渡辺明
15連勝
大橋里見香(9)渡部伊藤沙(2)
36局
伊藤果
452018羽生(22)藤井聡菅井豊島藤井聡
.836
藤井聡
61勝
藤井聡
73局
藤井聡
29連勝
藤井聡里見香(8)伊藤沙伊藤沙
41局
森雞
最優秀
棋士賞
特別賞優秀
棋士賞
敢闘賞勝率
一位賞
最多
勝利賞
最多
対局賞
連勝賞新人賞最優秀
女流
棋士賞
女流
棋士賞
女流
最多
対局賞
東京
記者会賞
442017佐藤天加藤一羽生(4)久保(2)斎藤慎(2)
青嶋
.750
千田
48勝
千田
佐々勇
65局
豊島
青嶋
12連勝
八代里見香(7)上田室谷(2)
40局
森信
432016羽生(21)なし渡辺明(5)佐藤天斎藤慎
.769
佐藤天
41勝
佐藤天
59局
佐藤天(2)
15連勝
斎藤慎里見香(6)室谷室谷
33局
淡路
422015羽生(20)なし糸谷郷田(3)菅井
.796
菅井
43勝
豊島
56局
横山
13連勝
千田甲斐香川清水(3)
37局
佐藤義
412014森内(2)なし羽生(3)郷田(2)村山慈(2)
.767
羽生(14)
42勝
羽生(12)
62局
永瀬(2)
12連勝
大石里見香(5)甲斐(2)香川
34局
402013渡辺明羽生(2)羽生(2)中村太永瀬
.786
羽生(13)
51勝
羽生(11)
68局
中村太
15連勝
永瀬里見香(4)上田中井(2)
38局
石田和
392012羽生(19)なし渡辺明(4)郷田中村太
.851
羽生(12)
豊島(2)
44勝
羽生(10)
63局
永瀬
18連勝
菅井里見香(3)清水(3)清水(2)
55局
勝浦
382011羽生(18)なし久保(2)
渡辺明(3)
広瀬佐藤天
.795
羽生(11)
43勝
渡辺明
58局
佐藤天
17連勝
豊島里見香(2)甲斐中井
清水
30局
佐伯
372010羽生(17)なし久保木村一豊島
.763
豊島
45勝
久保(2)
61局
阿久津
13連勝
戸辺里見香清水(2)上田
岩根
36局
谷川女流
362009羽生(16)中原渡辺明(2)久保宮田敦
.757
久保
49勝
久保
73局
金井
11連勝
佐藤天清水(13)里見香(2)大内
352008羽生(15)なし佐藤康深浦村山慈
.783
羽生(10)
44勝
羽生(9)
62局
佐々慎
佐藤和
13連勝
村山慈清水(12)矢内真部
342007佐藤康なし羽生渡辺明(2)阿久津
.776
佐藤康(2)
57勝
佐藤康(2)
86局
糸谷
14連勝
糸谷矢内(2)里見香コンピュータ
将棋協会
332006羽生(14)なし森内
渡辺明
佐藤康佐藤紳
.787
渡辺明
41勝
羽生(8)
62局
羽生(5)
18連勝
佐藤紳矢内千葉瀬川
最優秀
棋士賞
特別賞優秀
棋士賞
敢闘賞勝率
一位賞
最多
勝利賞
最多
対局賞
連勝賞新人賞最優秀
女流
棋士賞
女流
棋士賞
女流
最多
対局賞
東京
記者会賞
最優秀
棋士賞
特別賞殊勲賞技能賞(旧)
敢闘賞
勝率
一位賞
最多
勝利賞
最多
対局賞
連勝賞新人賞最優秀
女流
棋士賞
女流
棋士賞
東京
記者会賞
322005羽生(13)なし渡辺明佐藤康(5)山崎近藤正
.822
羽生(9)
60勝
羽生(7)
78局
近藤正
14連勝
阿久津清水(11)中井(3)河口
312004森内なし久保深浦渡辺明深浦
.761
森内(2)
46勝
森内(2)
64局
山崎(2)
22連勝
田村清水(10)中井(2)二上
302003羽生(12)谷川(3)丸山(2)森内(3)佐藤康山崎
.745
羽生(8)
50勝
羽生(6)
74局
山崎
16連勝
渡辺明中井(6)石橋西村
292002羽生(11)なし郷田(4)佐藤康(4)森内木村一(2)
.836
木村一
61勝
木村一
73局
佐藤康(2)
17連勝
松尾中井(5)清水加藤一
282001羽生(10)なし丸山藤井猛(2)久保羽生(7)
.764
羽生(7)
68勝
羽生(5)
89局
羽生(4)
14連勝
山崎清水(9)斎田有吉
272000羽生(9)なし藤井猛丸山鈴木大木村一
.797
丸山(2)
50勝
谷川(5)
丸山
68局
丸山(3)
18連勝
堀口一石橋中井関根茂
関根紀
261999羽生(8)村山聖佐藤康(2)藤井猛郷田(2)行方
.778
藤井猛
43勝
藤井猛
羽生(4)
谷川(4)
59局
久保
14連勝
木村一清水(8)加藤博
251998谷川(5)なし屋敷佐藤康(3)郷田郷田
.762
郷田(2)
48勝
郷田(2)
63局
屋敷
15連勝
真田清水(7)内藤
241997羽生(7)清水
女流
三浦森内(2)屋敷(2)鈴木大
.757
阿部隆
47勝
谷川(3)
阿部隆
63局
鈴木大
14連勝
鈴木大清水(6)木村徳
231996羽生(6)羽生郷田(3)佐藤康(2)森雞羽生(6)
.836
羽生(6)
丸山
深浦
46勝
深浦
66局
丸山(2)
17連勝
行方清水(5)丸田
221995羽生(5)谷川(2)郷田(2)森下(2)深浦(2)久保
.810
羽生(5)
郷田
52勝
郷田
71局
丸山
24連勝
丸山清水(4)長谷久
211994羽生(4)米長佐藤康森内深浦井上慶
.756
佐藤康
50勝
佐藤康
71局
佐藤康
15連勝
深浦清水(3)蛸島
201993羽生(3)なし郷田佐藤康村山聖羽生(5)
.782
羽生(4)
61勝
羽生(3)
78局
羽生(3)
22連勝
郷田中井(4)大山
191992谷川(4)大山(4)森内森下羽生(2)森内
.797
森内
63勝
森内
79局
中田宏(2)
18連勝
中田宏清水(2)加藤治
181991谷川(3)なし森下小林健屋敷森下
.757
森下
56勝
森下
74局
中田宏
16連勝
佐藤康林葉(6)五十嵐
171990羽生(2)二上米長森下羽生(4)
.757
羽生(3)
53勝
羽生(2)
71局
羽生(2)
15連勝
屋敷林葉(5)佐瀬
161989羽生なし森雞
田中寅
羽生(3)
.800
羽生(2)
64勝
羽生
80局
羽生
18連勝
森内中井(3)廣津
151988谷川(2)なし塚田泰(2)羽生羽生(2)
.820
羽生
50勝
高橋道
68局
神谷
28連勝
森下清水高柳
141987高橋道大内福崎塚田泰中村修羽生
中田宏
.741
谷川(2)
47勝
谷川(2)
76局
塚田泰
22連勝
羽生中井(2)
林葉(4)
山本武
131986谷川大山(3)中村修高橋道塚田泰富岡
.740
谷川
56勝
谷川
86局
南(2)
15連勝
富岡中井渡辺東
花村
121985米長(3)加藤治桐山(2)有吉中村修有吉
.746
加藤一(2)
有吉

44勝
加藤一
77局
有吉(2)
20連勝
林葉(3)金子
111984米長(2)谷川森安秀(2)桐山田中寅(2)田中寅(4)
.688
桐山
45勝
森安秀(2)
74局
小野修
10連勝
高橋道林葉(2)荒巻
101983中原(5)なし谷川内藤(2)桐山(2)
.769
中原
52勝
中原
82局

15連勝
林葉角田
91982加藤一なし森安秀谷川(2)田中寅田中寅(3)
.763
森安秀
46勝
森安秀
71局
加藤一(2)
12連勝
中村修蛸島(2)原田
81981二上なし加藤一(3)勝浦桐山田中寅(2)
.723
米長(2)
55勝
米長(6)
88局
有吉
13連勝
小林健山下
蛸島
松下
71980大山(2)なし木村徳谷川淡路福崎
.786
大山(4)
53勝
大山(3)
74局
伊藤果
12連勝
福崎
61979米長なし加藤一(2)田中寅石田和田中寅
.714
米長
47勝
米長(5)
69局
青野
15連勝
谷川
51978中原(4)なし加藤一森安秀花村森安秀
.792
淡路
43勝
米長(4)
淡路
65局
大内(2)
14連勝
淡路
41977中原(3)なし森雞加藤一真部森雞
.745
加藤一
42勝
米長(3)
62局
大山
加藤一
森雞
坪内
田中寅
10連勝
田中寅
31976中原(2)大山(2)桐山松田茂大内青野
.745
大山(3)
48勝
大山(2)
73局
石田和
13連勝
青野
21975中原大山大内米長熊谷桐山
.756
大山(2)
48勝
大山
米長(2)
75局
大内
14連勝
真部
11974大山木村義雄板谷進内藤原田中原
.721
大山
39勝
米長
67局
中原
12連勝
森安秀
最優秀
棋士賞
特別賞殊勲賞技能賞敢闘賞勝率
一位賞
最多
勝利賞
最多
対局賞
連勝賞新人賞最優秀
女流
棋士賞
女流
棋士賞
東京
記者会賞
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升田幸三賞

要約
視点

「升田幸三賞」および「升田幸三賞特別賞」は、新手、妙手を指した者や、定跡の進歩に貢献した者に与えられる。第22回(1995年度)から創設。「新手一生」を座右の銘とした升田幸三の名にちなんで制定された。

受賞者はプロとは限らず、アマチュアでは第31回特別賞の立石勝己と第50回の嬉野宏明、奨励会三段では第35回の今泉健司と第38回の星野良生、第47回ではコンピュータ将棋ソフトのelmoが受賞している。

升田幸三賞歴代受賞者・対象

※印を付した戦法は、受賞年よりかなり以前から知られていたものである。

名局賞

要約
視点

対象の1年間で最も優れていると認められた対局に贈られる賞で、勝者と敗者の両対局者が受賞する。第36回からは名局賞特別賞、第46回からは女流名局賞が合わせて創設された。名局賞特別賞は棋士・女流棋士の対局が対象となる。

最初の2回(第34、第35回)では、前年の1月 - 12月の対局が対象であったが、第3回からは4月 - 3月の年度区切りとなった。

名局賞の受賞者・受賞局

さらに見る 回, 名局賞 ...

女流名局賞の受賞者・受賞局

さらに見る 回, 女流名局賞 ...
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記録・エピソード

要約
視点

最優秀棋士賞

タイトル戦における成績が顕著な棋士に贈られることが多いが、第16回(1988年度が対象)には、羽生善治が無冠の五段であるにもかかわらず受賞している。同年度羽生は、史上初の記録4部門独占、歴代名人4名を破ったNHK杯戦を含む4棋戦優勝などの活躍をした。

創設年度の関係で大山康晴の受賞回数が少ないものの、大山は50歳代で最多勝利賞・最多対局賞・連勝賞を記録し、第7回(1979年度が対象)には56歳で最優秀棋士賞を受賞している。2023年度時点においても、50歳代で記録部門に年度1位の実績を残しているのは大山だけである。

記録部門の独占・寡占

記録4部門(勝率一位、最多勝利、最多対局、連勝)の4賞を独占したことがあるのは、羽生善治(通算4度)と藤井聡太の2名である[注 9]

4部門独占を含む3部門以上の同時受賞を達成した棋士は以下の通りである。

  • 第52回(2024年度) 岡部怜央(勝利・対局・連勝)
  • 第45回(2017年度) 藤井聡太(独占
  • 第43回(2015年度) 佐藤天彦(勝利・対局・連勝)
  • 第29回(2001年度) 木村一基(勝率・勝利・対局)
  • 第28回(2000年度) 羽生善治(独占<4度目>
  • 第27回(1999年度) 丸山忠久(勝利・対局・連勝)
  • 第25回(1997年度) 郷田真隆(勝率・勝利・対局)
  • 第21回(1993年度) 佐藤康光(勝利・対局・連勝)
  • 第20回(1992年度) 羽生善治(独占<3度目>
  • 第19回(1991年度) 森内俊之(勝率・勝利・対局)
  • 第18回(1990年度) 森下卓(勝率・勝利・対局)
  • 第17回(1989年度) 羽生善治(独占<2度目>
  • 第16回(1988年度) 羽生善治(独占<将棋大賞史上初>
  • 第12回(1984年度) 有吉道夫(勝率・勝利・連勝)

なお、4賞全てで1回以上の受賞を達成したのは以下の7名。

  • 中原誠(1973年度に勝率・連勝、1982年度に勝利・対局)
  • 羽生善治
  • 久保利明(1994年度に勝率、1998年度に連勝、2008年度に勝利・対局)
  • 佐藤天彦(2010年度に勝率・連勝、2015年度に勝利・対局)
  • 豊島将之(2009年度に勝率・勝利、2014年度に対局、2016年度に連勝)
  • 藤井聡太
  • 永瀬拓矢(2011年度に連勝、2012年度に勝率、2020年度に勝利・対局)

エピソード

複数人同時受賞
  • 最も多くの棋士が一つの部門で同時受賞したのは第4回の連勝賞で、5人が10連勝で並んだ。
つかの間の最高連勝記録
  • 1986年度に塚田泰明は歴代1位となる22連勝を記録して連勝賞を受賞したが、わずか半年後に神谷広志が28連勝して記録を塗り替え、1987年度の連勝賞を受賞した。この記録は藤井聡太の29連勝によって更新されるまで30年近く破られなかった。
ハイレベルな記録争い
  • 極めて優れた成績の指標として、勝数60以上かつ勝率8割以上とされることがある。これを達成したのは羽生善治(1988年度、64勝・0.800)、木村一基(2001年度、61勝・0.8356)、藤井聡太(2017年度、61勝・0.8356)の3名のみである。勝率の条件を外し、年度60勝以上に限ると、羽生(4度)・木村・藤井のほかに達成したのは森内俊之(1991年度、63勝・0.797)のみである。
  • 第19回の最多対局争いでは、森下卓が78局を記録したにもかかわらず、森内俊之の79局に1つ及ばず2位となり、2年連続受賞を逃した。79局は歴代7位、78局は歴代8位タイの記録である。
  • 第51回の勝率争いでは、藤本渚が51勝9敗で0.850を記録したにもかかわらず、46勝8敗0.852で歴代1位(将棋大賞制定以降)の記録を挙げた藤井聡太にわずかに及ばず2位となった。なお、藤本の0.850は歴代3位(将棋大賞制定以降)の記録である。

(以上、歴代記録の順位は2023年度終了現在)

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脚注

関連項目

外部リンク

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