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田中秀幸 (声優)

日本の声優 (1950-) ウィキペディアから

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田中 秀幸(たなか ひでゆき、1950年昭和25年〉11月12日[1][2][3] - )は、日本の声優俳優ナレーター[6]東京都大田区南馬込出身[3][4]青二プロダクション所属[7]

概要 たなか ひでゆき田中 秀幸, プロフィール ...
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来歴

要約
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生い立ち

火災保険会社に勤務しており、映画監督になりたかったというくらい映画が好きだったサラリーマンの父親の方針で幼稚園には通わず、家庭で教育を受けたという[4][12]

初期のキャリア

5歳の頃、ニッポン放送の児童向け連続ラジオドラマアッちゃん』のアッちゃん役一般公募オーディションに合格[4][13][14]。原作者で審査員だった岡部冬彦いわく「とにかく面白い声を持ち、アッちゃんのイメージにぴったりだった」とのことで、児童劇団に入っているセミプロ子役を後目に、全くの素人であった田中が600人(400人とも)の中から抜擢された[12][15]。以来、小学校在学の6年間収録に参加した[4][13]。声変わりのため降板後は、共演した真木恭介に自分の劇団に入るよう誘われ劇団葦へ入団した。中学校、高校に通いながら演技の仕事を続ける[16]。中学校、高校時代は演劇部に所属しておらず、通っていた高校は男子校で演劇部自体がなかったという[2]。高校卒業後、短大で4年間演劇を勉強した[13]

桐朋学園芸術短期大学演劇専攻を卒業した[7]。以前は劇団青年座、西郷エンタープライズ、江崎プロダクション(現在のマウスプロモーション)に所属していた[7]。1980年10月から青二プロダクションに所属している[2]

声優として

1963年NHKで放送された『南海のテリー』で吹き替えデビューした[4]。アニメは、青年座所属時代の1974年に『科学忍者隊ガッチャマン』のヘムラー役でデビューし[11]、翌1976年には『ドカベン』の山田太郎役で初主演を果たす[17]など、声の仕事を中心に携わるようになり、アニメ洋画吹き替えナレーションなどで活動を続ける。

1980年代から1990年代にかけては『伝説巨神イデオン』(ジョーダン・ベス 役)[2]、『キャプテン翼』(ロベルト本郷 役)、『CITY HUNTER』(槇村秀幸[注 1] 役)、『キン肉マン』(テリーマン 役)、『タッチ』(柏葉英二郎 役)、『ハイスクール!奇面組』(事代作吾 役)、『魁!!男塾』(大豪院邪鬼 役)、『SLAM DUNK』(木暮公延 役)など多数の少年アニメに出演する。また、神谷明堀秀行と同じく『週刊少年ジャンプ』の連載漫画のアニメ作品における常連の1人でもある。

現在まで

2016年5月29日より東京都出身であるが妻が新潟県燕市出身で自身も毎月のように燕市を訪れていることが縁で、5人目の燕市PR大使に任命された[18]。翌年2017年8月26日には神宮球場横浜DeNA戦で大使として始球式を務めた[3][19]

2019年8月25日放送回より、『サザエさん』でフグ田マスオ役を41年間担当した増岡弘の後任として引き継いだ[20]。なお、マスオ役を引き継ぐ前にも、2016年から登場した早川の父役を2回にわたり担当していたが、マスオ役を引き継いでからは、早川の父役は坂巻学に変更された[21]

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人物

要約
視点

弟は同じ桐朋学園出身で元俳優、CMのキャスティング・ディレクターである[2]

幼少時代は非常に口数が少なく、インタビューなどの質問に対しても、「はい」「うん」と答える程度だった。「演技の勉強を重ねる内に変わってきた」と本人は話している[13]

『アッちゃん』出演のきっかけは作家・映画監督志望だった父親がどうしても公募に行きたかったからという理由であり、出演が決まった後は田中に簡単な演技をつけてくれたという[22]

資格免許普通自動車免許[7]。趣味はテニスゴルフ旅行[7]、釣り[23]

特色・役柄

洋画吹き替えでの代表的な持ち役としてはピアース・ブロスナン[24]マイケル・ビーンケヴィン・スペイシーなどが挙げられる。

好きな役のタイプには、二枚目よりもとても内向的で弱い人間で繊細でというキャラクターがあり、「自分が演じやすいんじゃないか」とも話しており、これまで吹き替えを担当した俳優の中では、本人は「マイケル・ビーンが大変気に入っている」と話している[13][25]

アニメ、洋画吹き替え、ナレーションの違いについては、「異なると言えば異なるし、同じと言えば同じだし」という[13]。また演じ方については「割と見たまま、感じたままにやるほうなんです」と答えている[13]。ナレーションと吹き替えでの息の出し方について本人は、「自分では変えてるつもりはないんだけど、きっと変わってるんでしょうね」と話している[13]。また演技をする上では、常に自分の感性を豊かにしておくということに気をつけているという[13]

自身の演じた俳優について「ピアース・ブロスナンは彼のカッコつけた感じは、声を作らなくちゃいけない。ケヴィン・スペイシーは好きな役者だが、クセのある芝居をし、作品ごとに役を作り込んでくるから、こちらも役や声を作らなくてはいけない。彼らに比べるとマイケル・ビーンは声を作らなくてもいい感じだし生理的にも合ってる感じでなんとなく呼吸が合い、本当に自然体で入っていける俳優」と述べている[26]。また事前に役を作り込む方で、洋画ではなるべく原語の芝居に合わせ、アニメの場合でもあまり声を作らないタイプだが、『ONE PIECE』のドフラミンゴくらいの過剰なキャラクターだとどうしても声を作らざるを得ないとのこと[26]

ピアース・ブロスナンについて

ピアース・ブロスナンは『バーチャル・ウォーズ』(VHS版)で初めて担当した。『007 ゴールデンアイ』のテレビ朝日版のジェームズ・ボンド役を担当してからは、専属(フィックス)で吹き替えており[27][28]、アニメ『ザ・シンプソンズ』にブロスナン本人が自身を模したキャラクターとして声の出演を果たした際にも吹き替えを務めている。

当初ブロスナンについて田中は上述の通り、「彼のカッコつけた感じに対応して、こちらも役や声を作らなくてはいけない」と演じる上での苦労を述べ、特にジェームズ・ボンドの場合は「(ボンドは)日常的なキャラクターじゃないでしょう。『こんなキザなこと言わんでしょう…』ってせりふばっかりだし」とその苦労は尚更であるとしていたが[26][13]、キャリアを重ねてからは「歳を重ねる程に円熟味が増している」と俳優として高く評価している[29]。後年『長く熱い週末』に新たに吹替が作られることになった際には「やあ」の一言のみという非常に短い出番にもかかわらず若き日のブロスナンとしての出演(別の役と兼任)を快く快諾した[30]。また、吹替版が存在しない『第四の核』についても「(吹替収録の)機会があれば、ブロスナン役をぜひ」と意欲的である[31]

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出演

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1974年
1976年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2023年
2024年

劇場アニメ

1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1999年
2000年
2001年
2002年
2004年
2006年
2009年
2010年
2016年
  • なぜ生きる 蓮如上人と吉崎炎上(法敬房)[110]
2019年
2020年
2022年
2023年
2024年

OVA

年数不明
  • キン肉マン 世紀の大決戦 アイドル超人VS悪魔超人(テリーマン)
1983年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1997年
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
2004年
2005年
2008年
2010年
2011年
2019年
2022年

Webアニメ

2001年
2006年
2015年
2019年
2020年
  • バキ(マホメド・アライ)
2023年

ゲーム

1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
  • スーパーロボット大戦T(魔獣エンデ / 鉄魔獣ネバンエンデ) - DLC追加キャラクター
  • カードキャプターさくら ハピネスメモリーズ(木之本藤隆[148]
2020年
  • 聖闘士星矢 ライジングコスモ(獅子座 アイオリア[149]
2021年
2022年
2023年
  • ONE PIECE ODYSSEY(ドンキホーテ・ドフラミンゴ)
  • ポコロンダンジョンズ(獅子座のアイオリア)
  • 英傑大戦(マタムネ[157]
  • SUSHI BEN(春瀬幸平)
2024年
2025年

ドラマCD

ボイスドラマ

吹き替え

担当俳優

キーファー・サザーランド
  • フラッシュバック(ジョン・バックナー)※ビデオ版
  • ヤングガン2(ドク・スカーロック)※ビデオ版
  • レネゲイズ(バスター)※ビデオ版
ケヴィン・スペイシー
ピアース・ブロスナン
マイケル・ビーン
レイ・リオッタ

映画(吹き替え)

ドラマ

アニメ

特撮

1997年
2004年
2006年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2017年
2018年

ラジオ

ナレーション

番組

TVCM

ラジオCM

ビデオ

その他

テレビドラマ

映画

玩具

  • ウルトラレプリカ メビウスブレス -ULTRA BROTHERS EDITION-(2024年3月)

その他コンテンツ

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脚注

関連項目

外部リンク

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