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第100回全国高等学校野球選手権記念大会

2018年8月5日から8月21日までの16日間(休養日を除く)にわたって阪神甲子園球場で開催された選手権大会 ウィキペディアから

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第100回全国高等学校野球選手権記念大会(だい100かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんきねんたいかい)は、2018年8月5日から8月21日までの16日間(休養日を除く)にわたって阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。この大会から優勝旗が新調され、3代目となった[2]。また平成時代における最後の選手権大会である[3]

概要 試合日程, キャッチフレーズ ...
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概要

本大会が第100回を記念して、従来の北海道と東京のほか、2016年第98回大会)の地方大会で参加校が多かった上位7大会(愛知神奈川大阪千葉兵庫埼玉福岡[注釈 1])を2地区に分け、合計56代表校で実施された[4]

この年の第90回記念選抜高等学校野球大会から採用された『延長戦におけるタイブレーク制』が、本大会及び地方大会でも導入された[注釈 2][5]。大会では1回戦から準決勝までの試合で延長13回に入った際は、その表の攻撃から『ノーアウトランナー・一塁二塁』とし、打順も前イニングからの継続(例:四番打者の打席でイニングが始まる場合は、二番打者と三番打者をランナーとしてそれぞれ塁に置くことになる)として延長イニング数無制限で試合を再開する。ただし1人の投手が登板できるイニング数は通算15回までとなる[6]。なお決勝戦ではタイブレーク方式を採用せず、延長15回終了時点で同点の場合は引き分けとし、翌日以降に再試合とするが、その再試合で延長13回に入った場合には準決勝までと同じ形で延長イニング数無制限でのタイブレーク方式を採用する。

また、7月に発生した西日本に襲来した豪雨災害の為に、西日本地域を中心に14地区の地方大会の日程などが変更を余儀なくされるなど重大な影響が生じた[7]

例年実施されている、代表校の阪神甲子園球場での公開練習は、開会日の大幅繰り上げの都合から見送られ、その代替として球場施設の見学会が7月31日から8月2日まで実施された[8]

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日程

  • 2017年(平成29年)
    • 4月19日 - 運営委員会が開かれ、今大会が第100回の記念大会となることに鑑みて代表校の枠を拡大して、過去最多の56校とすることを定め、同時に本大会の開催日程を決定した[9]
    • 12月14日 - 2代表になる7大会の全ての地区割りが決定[10][11]
  • 2018年(平成30年)
    • 1月10日 - 第100回記念の本大会及び各県予選の地方大会全てでタイブレーク制の導入が決定[5]
    • 1月24日 - 運営委員会で全国高校サッカー選手権(準決勝・決勝)やウインターカップ全国高校柔道選手権日本武道館)などで導入されている指定席をバックネット裏に設ける他、外野席も有料化することが決定[12]。チケット収入は高校野球200年構想に充てられる。
    • 4月11日 - 今大会から実施される外野席の有料化について外野席の料金は大人500円、子供は100円と決まった。この他にも中央特別指定席は2,000円から2,800円に、一・三塁特別自由席の大人は1,500円から2,000円に、一・三塁特別自由席の子供とアルプス席はそれぞれ600円から800円に料金が引き上げられた[13]
    • 6月23日 - 北北海道・南北海道・沖縄で地方大会が開幕。
    • 7月5日 - 富山大会の組み合わせ抽選会で、全体の参加チーム数が確定[14]
    • 7月30日 - 西東京・北神奈川・北大阪・岡山大会で決勝戦が行われ地方大会がすべて終了。56代表校が出そろう。
    • 8月2日 - 大阪市のフェスティバルホールにて組み合わせ抽せん会。
    • 8月5日 - 開幕。
    • 8月6日 - 第4試合の旭川大北北海道)対佐久長聖長野)戦で延長12回でも決着がつかず、選手権大会で初めてタイブレーク方式が適用された。試合は延長14回まで継続され、先攻の佐久長聖が後攻の旭川大に5対4で勝利した[15]
    • 8月12日 - 第3試合の星稜石川)対済美愛媛)戦にて、今大会2度目のタイブレークが適用され、試合は延長13回裏に済美の矢野功一郎が大会初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、勝利した[16]
    • 8月15日 - 第1試合終了後に育成功労賞表彰式並びに瀧正男(元中京商業高等学校監督)の野球殿堂表彰式を執行[17]
    • 8月18日 - 大会本部が開門前の午前5時40分に、過去最速の「満員通知」を発表[18]
    • 8月19日 - 休養日。
    • 8月20日 - 金足農秋田)が日大三西東京)を2-1で下し、秋田県勢として1915年第1回大会以来103年ぶりの決勝進出を決めた[19]
    • 8月21日 - 決勝戦が行われ大阪桐蔭北大阪)が13-2で金足農(秋田)を破り、2014年第96回大会以来4年ぶり5回目の優勝で、2度目の春夏連覇[注釈 3]を成し遂げた[20]。またこの試合に4万5000人の観衆が詰めかけ、大会を通じての総入場者数が初めて100万人を突破した[1]
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代表校

さらに見る 地方大会, 代表校 ...

組み合わせ・試合結果

1回戦 - 3回戦

- 2回戦 3回戦
                   
 
8月11日(3)
 
 報徳学園 3
 聖光学院 2
 
8月16日(1)
 
 報徳学園 7
 愛工大名電 2
 
8月11日(4)
 
 白山 0
 
 愛工大名電 10
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月12日(1)
 
 二松学舎大付 5
 広陵 2
 
8月16日(2)
 
 二松学舎大付 0
 浦和学院 6
 
8月12日(2)
 
 浦和学院 9
 
 仙台育英 0
      
      
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月5日(1)
 藤蔭 4
8月12日(3):延長13回 TB
 星稜 9
 星稜 11
8月5日(2)
 済美 13x
 済美 5
8月16日(3)
 中央学院 4
 済美 3
8月5日(3)
 高知商 1
 慶応 3x
8月12日(4)
 中越 2
 慶応 6
8月6日(1)  
 高知商 12
 山梨学院 12     
 高知商 14     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月6日(2)
 作新学院 1
8月13日(1)
 大阪桐蔭 3
 大阪桐蔭 10
8月6日(3)
 沖学園 4
 北照 2
8月16日(4)
 沖学園 4
 大阪桐蔭 3
8月6日(4):延長14回 TB
 高岡商 1
 旭川大 4
8月13日(2)
 佐久長聖 5
 佐久長聖 4
8月7日(1)  
 高岡商 5
 佐賀商 1     
 高岡商 4     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月7日(2)
 智弁和歌山 3
8月13日(3)
 近江 7
 近江 4x
8月7日(3)
 前橋育英 3
 前橋育英 2
8月17日(1)
 近大付 0
 近江 9
8月7日(4)
 常葉大菊川 4
 益田東 7
8月14日(1)
 常葉大菊川 8
 常葉大菊川 3
8月8日(1)  
 日南学園 0
 日南学園 2     
 丸亀城西 0     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月8日(2)
 金足農 5
8月14日(2)
 鹿児島実 1
 金足農 6
8月8日(3)
 大垣日大 3
 大垣日大 9
8月17日(2)
 東海大熊本星翔 3
 金足農 5
8月8日(4)
 横浜 4
 花咲徳栄 8
8月14日(3)
 鳴門 5
 花咲徳栄 6
8月9日(1)  
 横浜 8
 横浜 7     
 愛産大三河 0     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月9日(2):延長10回
 花巻東 2
8月15日(1)
 下関国際 4
 下関国際 5
8月9日(3)
 創志学園 4
 創志学園 7
8月17日(3)
 創成館 0
 下関国際 4
8月9日(4)
 木更津総合 1
 興南 6
8月15日(2)
 土浦日大 2
 興南 0
8月10日(1)  
 木更津総合 7
 敦賀気比 1     
 木更津総合 10     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月10日(2)
 日大三 16
8月15日(3)
 折尾愛真 3
 日大三 8
8月10日(3)
 奈良大付 4
 羽黒 1
8月17日(4)
 奈良大付 4
 日大三 4
8月11日(1)
 龍谷大平安 3
 龍谷大平安[注釈 4] 3x
8月15日(4)
 鳥取城北 2
 龍谷大平安 14
8月11日(2):延長10回  
 八戸学院光星 1
 明石商 8     
 八戸学院光星 9     

準々決勝

さらに見る 試合日, 試合順 ...

準決勝

さらに見る 試合日, 試合順 ...

決勝

さらに見る R, H ...
  1. (金):吉田、打川 - 菊地亮
  2. (大):柿木 - 小泉
  3. 本塁打
    (大):宮﨑、根尾
  4. 審判
    [球審]堅田
    [塁審]古川泰・土井・宅間
  5. 試合時間:2時間12分
さらに見る 金足農, 打順 ...
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大会本塁打

1回戦
  • 第1号:藤高祐一郎(高知商)
  • 第2号:乗松龍之介(高知商)
  • 第3号:中尾勇介(山梨学院)[注釈 5]
  • 第4号:野村健太(山梨学院)
  • 第5号:井林泰雅(高岡商)
  • 第6号:北村恵吾(近江)
  • 第7号:山田竜明(近江)
  • 第8号:北村恵吾(近江)
  • 第9号:奈良間大己(常葉大菊川)
  • 第10号:小野寺優斗(大垣日大)
  • 第11号:堀本洸生(大垣日大)
  • 第12号:小野寺優斗(大垣日大)
  • 第13号:野村佑希(花咲徳栄)
  • 第14号:齊藤大輝(横浜)
  • 第15号:内海貴斗(横浜)
  • 第16号:河原木皇太(横浜)
  • 第17号:磯貝侑人(土浦日大)
  • 第18号:大塚晃平(日大三)
  • 第19号:斉藤隼人(折尾愛真)
  • 第20号:宮川寛志(奈良大付)
  • 第21号:東健太郎(八戸学院光星)
  • 第22号:東健太郎(八戸学院光星)
2回戦
  • 第23号:安井太規(愛工大名電)
  • 第24号:西脇大晴(愛工大名電)
  • 第25号:福光竜平(広陵)
  • 第26号:蛭間拓哉(浦和学院)
  • 第27号:政吉完哉(済美)
  • 第28号:矢野功一郎(済美)[注釈 6]
  • 第29号:下山悠介(慶応)
  • 第30号:森島渉(沖学園)
  • 第31号:根尾昂(大阪桐蔭)
  • 第32号:阿部剛大(沖学園)
  • 第33号:藤原恭大(大阪桐蔭)
  • 第34号:大友朝陽(金足農)
  • 第35号:野村佑希(花咲徳栄)
  • 第36号:橋本吏功(花咲徳栄)
  • 第37号:東智弥(木更津総合)
  • 第38号:上野拓真(奈良大付)
  • 第39号:高木翔己(日大三)
3回戦
  • 第40号:安井太規(愛工大名電)
  • 第41号:伊藤勝仁(常葉大菊川)
  • 第42号:吉田輝星(金足農)
  • 第43号:高橋佑輔(金足農)
  • 第44号:東智弥(木更津総合)
  • 第45号:金子凌(日大三)
準々決勝
  • 第46号:根尾昂(大阪桐蔭)
  • 第47号:藤原恭大(大阪桐蔭)
  • 第48号:藤原恭大(大阪桐蔭)
  • 第49号:石川瑞貴(大阪桐蔭)
決勝
  • 第50号:宮﨑仁斗(大阪桐蔭)
  • 第51号:根尾昂(大阪桐蔭)
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記録

いずれも今大会終了時点における記録

さらに見る 記録, 選手名 ...

甲子園レジェンド始球式

各開催日の第1試合の試合前に、様々な年代で活躍した元選手18名による始球式が行われた[21]

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その他の主な出場選手

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各地方大会の日程

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記念発行物

脚注

関連項目

外部リンク

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