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古谷一行の金田一耕助シリーズ

日本のテレビドラマシリーズ ウィキペディアから

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古谷一行の金田一耕助シリーズ(ふるやいっこうのきんだいちこうすけシリーズ)では、横溝正史の推理小説「金田一耕助シリーズ」を原作とする、古谷一行主演のテレビドラマシリーズについて説明する。いずれもTBS系で放送された、以下のシリーズがある。

  • 連続ドラマシリーズ『横溝正史シリーズI』『横溝正史シリーズII
  • 2時間ドラマシリーズ『名探偵・金田一耕助シリーズ
概要 古谷一行の金田一耕助シリーズ, ジャンル ...

なお、古谷は大林宣彦監督による1979年公開の映画『金田一耕助の冒険』にも主演しているが、これについては当該項目を参照。

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概要

要約
視点

横溝正史シリーズI・II(概要)

横溝正史シリーズ』は、TBS系で毎週土曜日22:00 - 22:55に放送された。毎日放送と(旧)角川春樹事務所の企画。

第1シリーズは1977年4月2日から10月1日まで、第2シリーズは1978年4月8日から10月28日まで放送。

毎日放送と東宝大映京都映像京都三船プロダクションとの共同製作で、劇場映画経験豊富なベテランスタッフを投入した豪華な制作陣が話題となった。本シリーズのように制作プロダクションが作品毎に変わる制作体制は珍しく、他に同例は見られない。毎日放送プロデューサーの青木民男は当時のインタビューで、凝った美術で定評のある大映京都と東宝の競作を狙ったと語っている[1]。三船プロは第2シリーズのみの参加である。音楽は、第1シリーズは真鍋理一郎(大映担当分)と中村八大(東宝担当分)が分担、第2シリーズは真鍋が単独で担当した。エンディングタイトルの映像も、第1シリーズは大映と東宝で別々のもの(それぞれ、工藤栄一監督、出目昌伸監督)を用いていたが、第2シリーズは全話共通(池広一夫監督)である。なお、第1話担当監督の工藤栄一は7年前の東京12チャンネル番組『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』でも第1話を担当しており、ともに第1話のみしか担当していない。また、東宝担当分は、この時期の東宝テレビドラマの通例どおり、東宝スタジオではなく国際放映スタジオで製作されている。

第1シリーズ本放映時には、最高視聴率が41.5%を獲得するなど話題作となった[2][信頼性要検証]

主役の金田一耕助はすべて古谷一行が演じ、古谷が初めて金田一を演じたのもこのシリーズである。「原作通りの姿による古谷の金田一」は毎日放送の青木民男プロデューサーの意向によるものであり、金田一役に古谷一行を指名したのは毎日放送副社長令嬢であった[3]。各作品第2話以降の冒頭では、古谷一行の「ぼく、金田一耕助です」という台詞から始まるナレーションで、それまでのあらすじが語られる。

ほとんどの作品で警察幹部が長門勇演ずる日和警部に置き換えられているのも特徴である。日和が登場しないのは『犬神家の一族』『獄門島』の2作のみで、原作通り前者には橘署長、後者には磯川警部が登場する。また、『三つ首塔』『悪魔が来りて笛を吹く』では原作の警部と同姓の等々力刑事が日和警部の部下として登場する。『本陣殺人事件』で岡山県警の警部であった日和が『三つ首塔』で警視庁の警部として登場した際、金田一に対して「栄転じゃ」と説明し、そのあと『悪魔が来りて笛を吹く』でも警視庁の警部として登場した。しかし、『悪魔の手毬唄』で再び岡山県警の警部として登場した際や第2シリーズで長野県や静岡県も含めた各地に登場した際には、『不死蝶』で管轄外活動(休暇を取って金田一の後を追っている)として描写されているのを除いて、特に明確な説明はされていない。なお、『八つ墓村』では金田一が駐在巡査に対して「本庁の日和警部」と紹介しているが、「本庁」が県警本部を指すのか警視庁ないし警察庁を指すのか明らかでない。

原作の分量に合わせて放送回数を決めるというスタイルで制作されている。第1シリーズは原作に比較的忠実に作られているが、第2シリーズでは登場人物の属性を大きく変えたり原作では移動している物語の舞台を固定したりするなどの大きな改変がみられ、原作には登場しない金田一を登場させている場合(『真珠郎』、『仮面劇場』)もある。また、両シリーズとも推理小説としての論理整合に無頓着な傾向があり、例えば以下のような問題がある。

  • 『犬神家の一族』では松子が旧宅へ出向いて佐智を殺害しており、出向いた理由やアリバイが成立した理由が不明である。
  • 『本陣殺人事件』では金田一が「久―村への道順」を店先で尋ねるが、その目的は説明されない。
  • 『悪魔が来りて笛を吹く』では原作通りの密室トリックを前半で提示しながら、それを解明しない。
  • 『八つ墓村』では里村慎太郎の役割が不明確であり、殺害された理由の説明も曖昧である。
  • 『仮面舞踏会』では槇恭吾の殺害や死体移動を誰がどのように実行したのかが明確に説明されない。
  • 『仮面劇場』では虹之助の卓抜した嗅覚など盲聾を前提とした設定を原作通りとしながら、最後には盲聾が全くの演技であったとしている。

現在、大映映像京都制作作品が角川エンタテインメント東宝および三船プロダクション制作作品がキングレコードよりDVDソフト化されている。

2025年4月14日からBS松竹東急にて7作品を放送予定。

  • 『犬神家の一族』:4月14日 - 5月12日(月曜 19:00 - 20:00)
  • 『黒猫亭事件』:4月19日 - 26日(土曜 19:00 - 20:00)
  • 『真珠郎』:5月3日 - 17日(土曜 19:00 - 20:00)
  • 『悪魔の手毬唄』:5月19日 - 6月23日(月曜 19:00 - 20:00)
  • 『不死蝶』:5月24日 - 6月7日(土曜 19:00 - 20:00)
  • 『本陣殺人事件』:6月14日 - 28日(土曜 19:00 - 20:00)
  • 『八つ墓村』:6月23日 - 27日(月曜 - 金曜 14:59 - 16:00)

名探偵・金田一耕助シリーズ(概要)

1983年からTBS系の2時間ドラマ枠「ザ・サスペンス」にて放映開始された。同番組の終了後は、映画番組枠(「月曜ロードショー」、「水曜ロードショー」)や改編期の特別番組として「横溝正史スペシャル」と銘打って放送された。映画番組枠の廃止に伴う「水曜ロードショー」の終了により、再び「月曜ドラマスペシャル」、「月曜ミステリー劇場」などの2時間ドラマ枠で放映されるようになり、2005年まで続いた。当時の金田一人気に肖って好評を得て、息の長いシリーズになったといえる。

当初は「名探偵金田一耕助の傑作推理」というシリーズ名であったが、ビデオソフト化された際に「名探偵・金田一耕助シリーズ」と付けられて以降はこちらが使用されている。2008年に、BS-i(現:BS-TBS)で再放送されたタイトルには「金田一耕助の傑作推理」と表記されていた。

他では映像化されることの少ない短編や戦前作品に原作を多く仰いだのが大きな特徴である。特に初期には、第1作として代表作の1つである『本陣殺人事件』を取り上げたあと第2作から第10作まで、それまで映像化されていなかった(ただし第7作『不死蝶』のみは1回きり映像化された)作品である[注 1]。中期の第11作から第19作までは劇場映画も含む映像化がされている代表的な長編が主となるが、その間にも映像化されたことのない作品が3作取り上げられている[注 2]。後期の第20作以降は再び映像化されたことのない作品が主となり、例外は『黒猫亭事件』が第28作『トランプ台上の首』の原作の1つになっていることを含めて4作である。

結果的には、金田一もの全長編28作を上回る32本が製作されたにもかかわらず、半数近い13長編が摘み残された形になった。意欲作に属するとされる長編のうち『犬神家の一族』『夜歩く』『迷路荘の惨劇』『白と黒』『仮面舞踏会』は取り上げられなかった。また、戦後の倶楽部雑誌などで発表された金田一物の通俗長編(映画化されたことのある『幽霊男』『吸血蛾』をはじめ、『悪魔の寵児』『夜の黒豹』など)は一切取り上げられていない。毎日放送版の15作については、そのうち10作[注 3]がリメイクされた結果になっている。

金田一が登場しない作品の転用も多くみられ、由利麟太郎ものである『木乃伊の花嫁』を原作とする第2作など5作品は原作に金田一が全く登場しない。原作の設定を部分的に踏襲するのみでストーリーは新たに創作した作品も多く、そのうち第4作『霧の山荘』、第12作『魔女の旋律』(『空蝉処女』が原作)、第19作『女王蜂』、第24作『幽霊座』、第32作『神隠し真珠郎』(『真珠郎』が原作)では原作の人物設定を少なからず残しているが、第17作『三つ首塔』、第26作『悪魔の仮面』(『薔薇の別荘』が主な原作)では人物設定もほとんど残っていない。その一方で、第28作『トランプ台上の首』(実質的には『黒猫亭事件』が原作)、第29作『水神村伝説殺人事件』(『車井戸はなぜ軋る』が原作)のように、状況設定を大きく変えながらも、ストーリーの大きな流れや主要トリックを原作通り踏襲している作品もある。後期には第31作『白蝋の死美人』など、複数の短編を組み合わせた事例もある。

毎日放送版と同じネット、同じ古谷の主演、オリジナルキャラクターであった日和警部の名でハナ肇(毎日放送版第1作の署長役)の助演と、続編的なイメージで始まったシリーズだが、実際は制作局、制作会社、プロデューサーと全て一新された体制となっている。共通する主要スタッフは脚本で岡本克己(毎日放送版1回、TBS版3回)、安倍徹郎(毎日放送版2回、TBS版1回)、監督で斎藤光正(各1回)のみ。製作会社は東阪企画だが、第3作までは毎日放送版の多くをてがけた映像京都が製作協力として孫請け(ただしスタジオは毎日放送版の大映京都に替り京都映画)、第4作はこれが東京のにっかつ撮影所に替わり、以降両社が何本かおきに孫請けを分担している。メイン監督となったのは東映京都撮影所出身の関本郁夫監督で、本数が多いだけでなく、劇場映画化されたことのあるメジャー原作9本のうち6本を独占的に手掛けている。前半期には関本も含めロマンポルノ経験者の監督登板も目立った(16本中9本。後半は16本中関本のみの4本。毎日放送版では15作品中ゼロ)。

金田一の相棒役は「横溝正史シリーズI」の第1作『犬神家の一族』で橘署長を演じていたハナ肇が等々力警部(第3作までは「日和警部」)役を演じていた(第7作『不死蝶』のみ矢崎滋が神崎警部(原作の神崎署長)を演じた)が、1993年9月にハナが亡くなったため、第19作『女王蜂』では中継ぎ的に名古屋章が亀山警部を演じ、第20作『悪魔の唇』よりハナと同じクレージーキャッツのメンバーであった谷啓が河合警部役で引き継いでいる。なお、第11作『悪魔の手毬唄』には等々力警部も登場するが、むしろ藤岡琢也が演じる磯川警部がメインの相棒役である。

等々力警部(日和警部)や河合警部は第1作『本陣殺人事件』を除く各作品の冒頭で金田一とすでに親しい関係であり、それまでの作品でのやりとりを前提とした科白なども少なくない。しかし、各作品の事件発生地に応じて所属が警視庁、岡山県警、長野県警[注 4]、京都府警[注 5]、大阪府警[注 6]、神奈川県警[注 7]と変化しており、その矛盾を解消しようとする演出は見られない。ただし、各作品における所属の管轄外へ出かける設定は多々見られる[注 8]

第22作まではフィルム制作(ただし第5作からはビデオ編集が施されており、画質やテロップなど差異がある)。第23作からビデオ制作で第31作と第32作はHD制作。

全作品がビデオ化されDVDマガジンとして発売された。

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キャスト

要約
視点

主人公

金田一耕助
演 - 古谷一行
私立探偵。「推理に行き詰まると逆立ちをする」という癖がある。これはこのシリーズ独自の設定であり、金田一が複雑な事件の謎を解こうとするとき、まったく関係ないことをして、フッと素晴らしい推理がひらめくような、独特な何かがあったらいいと古谷が監督の工藤栄一に提案し、ギターや知恵の輪など、いろいろなアイデアが出るうちに、工藤が「キミ、逆立ちできる?」と尋ね、古谷が「できます」と答えたことから生まれたものである[4]

警察関係者

複数作品に登場する警察関係者。

日和勇
演 - 長門勇(横溝正史シリーズI・II)、ハナ肇(名探偵・金田一耕助シリーズ)
階級は警部。鼠が苦手。原作には登場しない。
  • 横溝正史シリーズI・IIでは『犬神家の一族』『獄門島』以外の全作品に登場。
  • 名探偵・金田一耕助シリーズでは『本陣殺人事件』〜『獄門岩の首』に登場。
等々力
演 - 早川保(横溝正史シリーズI・II)、ハナ肇(名探偵・金田一耕助シリーズ)
日和の部下の刑事(横溝正史シリーズI・II)。階級は警部(名探偵・金田一耕助シリーズ)。
  • 横溝正史シリーズI・IIでは『三つ首塔』『悪魔が来りて笛を吹く』に登場。
  • 名探偵・金田一耕助シリーズでは『霧の山荘』〜『香水心中』『殺人鬼』〜『迷路の花嫁』に登場。
磯川
演 - 有島一郎(横溝正史シリーズI・II)、藤岡琢也(名探偵・金田一耕助シリーズ)
階級は警部。
  • 横溝正史シリーズI・IIでは『獄門島』に登場。
  • 名探偵・金田一耕助シリーズでは『悪魔の手毬唄』に登場。
河合
演 - 谷啓(名探偵・金田一耕助シリーズ)
階級は警部。
  • 『悪魔の唇』〜『神隠し真珠郎』に登場。
宮村
演 - 尾美としのり(名探偵・金田一耕助シリーズ)
階級は巡査。
  • 『水神村伝説殺人事件』『人面瘡』『白蝋の死美人』に登場。

その他

かね
演 - 野村昭子(横溝正史シリーズI[注 9]
金田一耕助探偵事務所に勤めるおばさん。原作には登場しない。
松山節子
演 - 鷲尾真知子(名探偵・金田一耕助シリーズ)
金田一耕助が滞在する割烹旅館「松月」の女将。「松月」は『白蝋の死美人』では鎌倉に所在、他は原作通り大森に所在すると考えて矛盾しない。
  • 『悪魔が来りて笛を吹く』『病院坂の首縊りの家』『迷路の花嫁』『白蝋の死美人』に登場。

ゲスト

横溝正史シリーズI / 横溝正史シリーズII / 名探偵・金田一耕助シリーズ

横溝正史シリーズI(1977年)

第1作「犬神家の一族
  • 犬神佐兵衛(犬神財閥の創始者) - 岡田英次
  • 犬神松子(佐兵衛の腹違いの娘・長女) - 京マチ子
  • 犬神竹子(佐兵衛の腹違いの娘・次女) - 月丘夢路
  • 犬神梅子(佐兵衛の腹違いの娘・三女) - 小山明子
  • 犬神佐清(松子の息子) - 田村亮
  • 犬神佐智(梅子の息子) - 松橋登
  • 犬神佐武(竹子の息子) - 成瀬正
  • 犬神小夜子(梅子の娘) - 丘夏子
  • 犬神寅之助(竹子の夫) - 西山辰夫
  • 犬神幸吉(梅子の夫) - 堀内一市
  • 野々宮珠世(大弐の孫) - 四季乃花恵
  • 青沼静馬(菊乃の息子) - 田村亮(二役)
  • 青沼菊乃(佐兵衛の愛人) - 吉本真由美
  • 古舘恭三(弁護士) - 西村晃
  • 猿蔵(犬神家の下男) - 新海丈夫
  • トヨ(犬神家の使用人) - 小林泉
  • キヨ(「那須ホテル」女中) - 井上聡子
  • 志摩久平 - 石原須磨男
  • 大山(神主) - 溝田繁
  • 野々村大弐(珠世の祖父) - 北原将光
  • 橘(署長) - ハナ肇
  • 木村(刑事) - 遠山欽
  • 藤崎(鑑識員) - 田中弘史
第2作「本陣殺人事件
第3作「三つ首塔
第4作「悪魔が来りて笛を吹く
第5作「獄門島
第6作「悪魔の手毬唄

横溝正史シリーズII(1978年)

第1作「八つ墓村
第2作「真珠郎
第3作「仮面舞踏会
  • 鳳千代子(女優) - 草笛光子
  • 笛小路篤子(泰久の母) - 乙羽信子
  • 笛小路美沙(千代子の娘) - 村地弘美
  • 笛小路泰久(千代子の2番目の夫・俳優) - 久保明
  • 飛鳥忠熙(実業家・千代子の婚約者) - 木村功
  • 津村真二(千代子の4番目の夫・作曲家) - 佐原健二
  • 槇恭吾(千代子の3番目の夫・画家) - 小笠原弘
  • 古田(千代子のマネージャー) - 柳生博
  • 的場英明 - 内田稔
  • 田代信吉 - 三ツ木清隆
  • ミチ(看護婦) - 大田黒久美
  • 村上多岐(飛鳥家の女中) - 露原千草
  • 村上一彦(多岐の息子) - 津野哲郎
  • 桜井鉄雄(熙子の夫) - 若尾義昭
  • 桜井熙子(忠熙の娘) - 皆川妙子
  • 日比野(警部補) - 田中幸四郎
  • 刑事 - 柿沼大介
第4作「不死蝶
第5作「夜歩く
  • 古神八千代(古神家の娘) - 范文雀
  • 屋代寅太(鉄之進の甥) - 谷隼人
  • お柳さま(八千代の母・古神家先代の後妻) - 南風洋子
  • 仙石鉄之進(古神家の執事) - 伊藤雄之助
  • 仙石直記(鉄之進の息子) - 村井国夫
  • お喜多(守衛の乳母) - 原泉
  • 古神守衛(八千代の腹違いの兄) - 清水綋治
  • 古神四方太(古神家先代の弟) - 菅貫太郎
  • 蜂屋小市(画家・八千代の婚約者) - 岸田森
  • お藤(古神家の女中) - 小林伊津子
  • お静 - 松沢千恵
  • 駐在 - 鮎川浩
第6作「女王蜂
第7作「黒猫亭事件
第8作「仮面劇場
第9作「迷路荘の惨劇

名探偵・金田一耕助シリーズ(1983年 - 2005年)

第1作「本陣殺人事件」(1983年)
第2作「ミイラの花嫁」(1983年)
第3作「獄門岩の首」(1984年)
  • 蓮池幾代(「熊の湯」女将) - 久保菜穂子
  • 蓮池道子(幾代の姪) - 沢亜樹
  • 蓮池達夫(幾代の夫) - 小林芳宏
  • 蓮池慶市(道子の息子) - 吉川和寛
  • 鎌田玄蔵(炭焼き) - 夏木勲
  • 桃太郎(芸者) - 西川峰子
  • 里村恭三(「熊の湯」の客) - 西沢利明
  • 土井(「熊の湯」の客) - 加納竜
  • 香川千代(「熊の湯」の客) - 桂川京子
  • 菊(「熊の湯」の仲居) - 山本千代美
  • 服部(「熊の湯」の客) - 武村明
  • 内山(「熊の湯」の客) - ホープ豊
  • 伊豆(御倉沢町役場職員) - 池田律生
  • 片山(医師) - 楠年明
  • 井口(警官) - 野崎善彦
  • 筒井(刑事) - 諸木淳郎
第4作「霧の山荘」(1985年)
第5作「死仮面」(1986年)
  • 上野里枝(君子の姉、夏代の秘書) - 萬田久子
  • 川島夏代(君子の姉、参議院議員・川島女子学園校長) - 加茂さくら
  • 川島圭介(夏代の養子、川島女子学園教師) - 速水亮
  • 山内君子/葉山京子(経営者一族の娘、踊り子) - イヴ
  • 加藤静子(夏代・里枝・君子の母、元名妓) - 初井言榮
  • 白井澄子(川島女子学園3年) - 小林聡美
  • 古屋(川島女子学園舎監) - 水城蘭子
  • 岡本(事務員) - 坂口真也
  • 夏代の主治医 - 武川信介
  • 内海(弁護士) - 仙波和之
  • 野口慎吾(美術店店主、彫刻家) - 有働智章
  • 野口の大家 - 門脇三郎
  • 宿屋の女将 - 石堂洋子
  • 女子寮生 - 水谷優子福家美峰
  • 山口(刑事) - 江藤博利
  • 桂(刑事) - 江藤漢
第6作「香水心中」(1987年)
第7作「不死蝶」(1988年)
第8作「殺人鬼」(1988年)
第9作「死神の矢」(1989年)
  • 古館睦夫(考古学者) - 山口崇
  • 古館早苗(睦夫の娘) - 長山洋子
  • 佐伯立子(古館家の家政婦) - 松尾嘉代
  • 松野鶴子(早苗のバレエの先生) - 汀夏子
  • 三田村文代(元バレエ団のプリマ・故人) - 麻生えりか
  • 相良恵子(早苗の友人) - 土屋貴子
  • 高見沢康雄(早苗の花婿候補) - 嵯峨周平
  • 神部大助(早苗の花婿候補) - 大村波彦
  • 伊沢透(早苗の花婿候補) - 藤本幸広
  • ジョン駒田(元ボクサー) - 小船秋夫
  • 明美(ジョンの恋人、ダンサー) - 久仁亮子
  • 山本(刑事) - 草薙幸二郎
第10作「薔薇王」(1989年)
  • 日疋源蔵(日疋家当主、美樹子の父) - 中尾彬
  • 日疋静子(美樹子の母) - 松原智恵子
  • 日疋美樹子(日疋家の娘) - 渡辺典子
  • 久世謙介(美紀子の婚約者) - 榎木孝明(幼少期:岡雄大)
  • 久世ゆかり(謙介の妹) - 草薙かおり(幼少期:松永寿乃)
  • 久世謙一郎(謙介・ゆかりの父) - 西園寺章雄
  • 久世美代(謙介・ゆかりの母) - 久保田靖子
  • 吾郎(美樹子の幼馴染) - 山内としお
  • 美江(源蔵の愛人) - 川島美津子
  • 小林(刑事) - 諸木淳郎
  • 金井(刑事) - 森下鉄朗
  • 下村(交番の巡査) - 大迫英喜
  • 吉田(唐木邸の管理人) - 北見唯一
  • 小六(久世家族の目撃者) - 森秀人
  • 小料理屋の女将 - 宮田圭子
第11作「悪魔の手毬唄」(1990年)
  • 青池リカ(湯治場「亀の湯」女主人) - 有馬稲子
  • 青池歌名雄(リカの息子) - 石黒賢
  • 青池里子(リカの娘) - 浅野愛子
  • 由良敦子(由良家〈枡屋〉の未亡人) - 江波杏子
  • 由良泰子(由良家の娘) - 小沢幹子
  • 由良敏郎(由良家当主) - 多々納斉
  • 由良五百子(由良家のご隠居) - 津島道子
  • 仁礼嘉平(仁礼家〈秤屋〉当主) - 加藤武
  • 仁礼文子(仁礼家の娘) - 夏海京子
  • 仁礼咲枝(嘉平の妹) - 白川和子
  • 別所千恵子(別所家〈錠前屋〉の娘・歌手の大空ゆかり) - 伊藤つかさ
  • 別所春江(千恵子の母) - 大橋芳枝
  • 多々羅放庵(元庄屋の老人) - 汐路章
  • 恩田幾三(詐欺師) - 西園寺章雄
  • 立花(警部補) - 光石研
  • 本多(医師) - 山村弘三
  • 刑事 - 加藤正記
第12作「魔女の旋律」(1991年)
第13作「八つ墓村」(1991年)
  • 寺田辰弥(化粧品セールスマン・多治見家の後継者) - 鶴見辰吾
  • 多治見要蔵(辰弥の父・26年前に村人32人を殺害し行方不明) - ジョニー大倉
  • 多治見久弥(辰弥の兄) - ジョニー大倉(二役)
  • 多治見小梅(要蔵の伯母) - 北城真記子
  • 多治見小竹(要蔵の伯母) - 高橋芙美子
  • 多治見春代(辰弥の姉) - 浅田美代子
  • 森美也子(多治見家の遠縁) - 夏木マリ
  • 井川鶴子(辰弥の母) - 小沢幹子
  • 井川丑松(辰弥の祖父) - 浜村純
  • 里村慎太郎(要蔵の甥) - 朝日完記
  • 久野恒美(医師) - 戸浦六宏
  • 新居修平(医師) - 西園寺章雄
  • 英泉(僧侶) - 田中公行
  • 洪禅(蓮光寺の住職) - 徳田興人
  • 梅幸尼 - 楠本光子
  • 濃茶の尼 - 堀永子
  • 久野よしえ(久野の妻) - 藤山喜子
  • 要蔵の妻 - 三星登史子
  • お島(家政婦) - 夏海京子
  • 銀川(警部) - 石井愃一
  • 稲村(警官) - タンクロー
  • 吉蔵(村人) - 北見唯一
  • 下宿のおばさん - 小笠原町子
  • 刑事 - 神田瀧夢
  • 八つ墓村役場職員 - 松尾勝人
第14作「悪魔が来りて笛を吹く」(1992年)
第15作「女怪」(1992年)
第16作「病院坂の首縊りの家」(1992年)
  • 法眼弥生(法眼家の実権を握る女) - 山本陽子
  • 法眼滋(弥生の夫・法眼病院院長) - 河原崎建三
  • 法眼由香利(弥生の娘) - 川上麻衣子
  • 法眼琢也(弥生の元夫) - 西園寺章雄
  • 法眼千鶴(弥生の母) - 伊吹友木子
  • 山内小雪(冬子の娘) - 川上麻衣子(二役)(幼少期:福岡香純)
  • 山内敏男(弥生と猛蔵の息子・小雪の義兄) - 宇梶剛士(幼少期:植田正人)
  • 山内冬子(琢也の愛人) - あいはら友子
  • 五十嵐猛蔵(弥生の義父) - 岡田正典
  • 本條徳兵衛(本條写真館主人) - 梅津栄
  • 本條直吉(徳兵衛の息子) - 光石研
  • 吉沢英二(ミュージシャン) - 高山広
  • 高輪署警部補 - 市原清彦
  • 刑事 - 朝日完記
  • 住職 - 徳田興人
第17作「三つ首塔」(1993年)
第18作「迷路の花嫁」(1993年)
第19作「女王蜂」(1994年)
  • 大道寺智子(大道寺家の一人娘) - 墨田ユキ(幼少期:及川佳奈)
  • 大道寺琴絵(智子の母) - 墨田ユキ(二役)
  • 大道寺欣造(智子の義父・大道寺家当主) - 原田芳雄
  • 神尾秀子(大道寺家の金庫番) - 沢田亜矢子
  • 遊佐三郎(智子の見合い相手) - 嵯峨周平
  • 三宅嘉文(智子の見合い相手) - 清水冠助
  • 駒井泰次郎(智子の見合い相手) - 藤原考一
  • 印南連太郎(大道寺家の奉公人) - 粟津號(幼少期:浅井博基)
  • 日下部達也(智子の父) - 松田吉博
  • ひさえ(家政婦) - 塚本加成子
  • おたえ(大道寺家の先祖) - 丹羽美那子
  • 亀山(警部) - 名古屋章
  • 小宮(元刑事) - 山村弘三
  • 刑事 - 朝日完記、東田達夫、池田勝志
  • 警官 - タンクロー
  • 旅芝居役者 - 結城市朗
第20作「悪魔の唇」(1994年)
第21作「悪魔の花嫁」(1995年)
  • 鶴田菊雄(鶴田家主人) - 古尾谷雅人
  • 鶴田弓枝(菊雄の婚約者、澄枝の妹) - 高橋ひとみ
  • 鶴田鮎子(菊雄の娘) - 金丸恵
  • 鶴田陽一郎(弓枝の弟) - 青井敏之(幼少期:米原良佑)
  • 河内忠雄(菊雄の弟、絵描き) - 沢向要士
  • 笹野桑造(執事) - 六平直政
  • 葵旅館女将 - 宮田圭子
  • 村木育子(家政婦) - 大橋芳枝
  • 宇津木香織(恭平の妹) - 松永麗子
  • 宇津木恭平(香織の兄、京都日報記者・故人) - 柴田善行
  • 鶴田澄枝(菊雄の前妻・故人) - 村尾かおり
  • 立野正吉(不動産会社社長) - 田中公行
  • 近藤豊彦(薬剤師) - 諸木淳郎
  • 宅間史郎(弁護士) - 水上保広
  • 木田大助(山伏) - 佐川満男
  • 室戸三郎(山伏) - 青木卓司
  • 故買屋 - 渡辺哲
  • 和菓子屋 - 北見唯一
  • 鈴木(刑事) - 伊庭剛
  • 野沢(刑事) - 嵯峨周平
第22作「呪われた湖」(1996年)
第23作「黒い羽根の呪い」(1996年)
第24作「幽霊座」(1997年)
第25作「獄門島」(1997年)
  • 鬼頭早苗(鬼頭三蔵の娘・鬼頭家の本家・本鬼頭の女主人) - 秋吉久美子
  • 鬼頭勝子(肇と早苗の母) - 秋吉久美子(二役)
  • 鬼頭月代(千萬太の異母妹・長女) - 櫻井淳子
  • 鬼頭雪枝(千萬太の異母妹・次女) - 沢木蘭野
  • 鬼頭花子(千萬太の異母妹・三女) - 木内美穂
  • 鬼頭与三松(千萬太らの父) - うえだ峻
  • 了然(千光寺住職・本鬼頭家の後見人) - 名古屋章
  • 村瀬幸庵(獄門島の漢方医) - 織本順吉
  • 荒木真喜平(獄門島の村長) - 北村総一朗
  • 了沢(千光寺僧侶) - 石井洋祐
  • 竹蔵(下男) - 丹古母鬼馬二
  • 鬼頭儀兵衛(分鬼頭当主) - 島英司
  • 鬼頭志保(鬼頭家の分家・分鬼頭の後妻) - 宮下順子
  • 鵜飼章三(志保の愛人) - 藤木直人
  • 鬼頭嘉右衛門(千萬太らの祖父・獄門島の主権者・故人) - 金田龍之介
  • 鬼頭千萬太(与三松と時子の息子・金田一耕助の友人・故人) - 安藤一人
  • 鬼頭肇(鬼頭三蔵の息子・早苗の兄) - 森源次郎
  • 古田(復員詐欺師) - 趙方豪
  • お小夜(与左松の後妻・月代ら三姉妹の母) - 絵沢萠子
  • かね(女中) - 阿部裕見子
  • 清水(巡査) - 光石研
  • 中村(刑事) - 前田淳
  • 三田 - 掛田誠
第26作「悪魔の仮面」(1998年)
第27作「悪霊島」(1999年)
第28作「トランプ台上の首」(2000年)
第29作「水神村伝説殺人事件」(2002年)
  • 本位田鶴代(大三郎の長女) - 坂口良子
  • 本位田慎吉(大三郎の次男・「本位田土木」専務) - 石橋保
  • 本位田大三郎(「本位田土木」社長・代議士) - 大林丈史
  • 本位田槙子(大三郎の母) - 宮内順子
  • 本位田大助(慎吉の兄・鶴代の弟) - 檀臣幸(幼少期:岩佐海斗)
  • 横尾康之(岡山県知事) - 大和田伸也
  • 秋月善太郎(秋月家22代当主・失踪中) - 西沢利明
  • 秋月貞子(善太郎の妻) - 泉晶子
  • 秋月凛子(善太郎と貞子の長女・横尾の秘書) - 田中美奈子
  • 秋月伍一(善太郎と貞子の長男) - 檀臣幸(二役)(幼少期:岩佐来夢)
  • 秋月幸二(善太郎と貞子の次男・秋月酒造社長) - 塩川健司
  • 鹿蔵(使用人) - 二瓶鮫一
  • 川端梨枝(慎吉の婚約者・大助の元許嫁) - 佐藤友紀[5]
  • 安達(「本位田土木」土木監督) - 志賀圭二郎
  • 「本位田土木」作業員 - 掛田誠
  • 「本位田土木」作業員 - 岸端正浩
  • お杉 - 岸本鮎佳
第30作「人面瘡」(2003年)
第31作「白蝋の死美人」(2004年)
第32作「神隠し真珠郎」(2005年)
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スタッフ

横溝正史シリーズI・II(スタッフ)

名探偵・金田一耕助シリーズ(スタッフ)

主題歌

横溝正史シリーズI・II(主題歌)

名探偵・金田一耕助シリーズ(主題歌)

  • 「糸電話」
    • ※『本陣殺人事件』、『獄門岩の首』〜『香水心中』、『殺人鬼』〜『魔女の旋律』、『水神村伝説殺人事件』〜『白蠟の死美人』。
  • 「見えない雨の降る街を」
  • 「三色幻燈」
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サウンドトラック

  • 金田一耕助シリーズ ミイラの花嫁/獄門岩の首 オリジナル・サウンドトラック(2021年1月20日/CINEMA-KAN/規格番号CINK-109)

渡辺岳夫が保管していたマスターテープからのCD化。「ミイラの花嫁」「獄門岩の首」の音楽と、主題歌「糸電話」「見えない雨の降る街を」を収録。

放送日程

横溝正史シリーズI

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横溝正史シリーズII

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名探偵・金田一耕助シリーズ

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ネット局

横溝正史シリーズI・II

※は遅れネット

上記のネット局は、以後の森村誠一シリーズ、高木彬光シリーズ、黒岩重吾シリーズなどに引き継がれた。

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脚注

外部リンク

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