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名探偵コナン (アニメ)
日本のテレビアニメ番組 (1996-) ウィキペディアから
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『名探偵コナン』(めいたんていコナン、英: Detective Conan)は、青山剛昌の推理漫画『名探偵コナン』を原作としたアニメ作品。
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概要
1996年1月8日より、読売テレビと東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)の制作で、読売テレビ・日本テレビ系列にて放送開始。日本テレビ系列において、全国同時ネット放送の30分レギュラーアニメ番組としては最長寿作品である[注 2]。トムス制作のテレビシリーズでは『それいけ!アンパンマン』に続いて放送が25年を突破した[注 3]。また、2024年現在では在阪テレビ局制作のアニメとしても最長寿作品となっている。
放送枠は2007年9月3日までは月曜19時台後半枠であったが、2007年10月15日から12月3日まで「秋のミステリースペシャル」で1時間枠に拡大された後、再び2008年1月14日から9月8日までの間、月曜19時台後半枠へ戻った。その後、2008年10月20日から2009年3月16日までの半年間の月曜19時台前半枠への移動を経て、2009年4月4日以降は土曜18時台前半枠となっている。
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制作
要約
視点
読売テレビの番組企画・初代プロデューサー→チーフプロデューサーの諏訪道彦によると、小学館の編集部には連載開始後の第5、6話くらいのタイミングで「アニメ化したい」という話をしていたが、当時は放送枠が空いていなかった[3]。その後、1995年2、3月頃に同じく諏訪がプロデューサーを担当していた『魔法騎士レイアース』の後続番組として夜7時半枠で放送できるという動きになり、企画が本格始動する[3][注 4]。以前からミステリー好きと聞いていたこだま兼嗣に監督を依頼し、こだま、諏訪、同じく東京ムービーの番組初代プロデューサー→チーフプロデューサーだった吉岡昌仁の3名で、放送開始までの8か月間にあらゆることを話し合った[3]。
生活リズムとして定着している『サザエさん』のような安心感を『コナン』にも生み出したいと考えた3名は、視聴者を番組の最後まで飽きさせず、どこから観ても『コナン』と分かる、「尻尾まであんこのたい焼き」のようなフォーマットを徹底的に作り込んでいった[3]。この結果、OPのナレーションやEDのダイジェスト映像、「Next Conan's HINT」とそのあとのキャストの掛け合いなど独自の仕掛けが多く生み出され、「ごちそうさまでしたと完食してもらえる作品」が完成した[3]。諏訪はこれらの骨格について、「こだま監督がとても熱心に作品に向き合ってくれたことで生まれたもの」と話している[3]。
また、実写作品に引けを取らない本格的なドラマ作りを目指していたため、音楽の方向性としても『太陽にほえろ!』のようなサスペンスドラマタッチなものを当初から検討していた[4]。その後、音楽プロデューサーが同ドラマの音楽担当である大野克夫に直接依頼して快諾してもらえたため[4]、本作の劇伴担当に決定した。なお、大野へは「アニメの音楽を作って」ではなく「『コナン』というミステリードラマを作りたいので、大人も楽しめる部分も際立たせて」という形で楽曲制作を依頼している[4]。
作風
過去に放送したエピソードを年に数回「デジタルリマスター特別版」と題して事実上の再放送を行っている。諏訪は「土6(ドロク)の枠は基本的に新作を放送するが、放送開始(中略)の時代に見ていない人のためにも、年に数本懐かしくも優れた名作をお届けしていく」と述べている[5]。
初登場もしくは前回の登場から間が空いたキャラクターや単発のゲストキャラクターの場合、「半透明の座布団[注 5]に白抜きでふりがなが振られた名前テロップ」を挿入している。これは原作においての名前表記を踏襲したもので、配置は上部に名前と年齢で下に小さく職業が表記されているが、放送開始後からしばらくの間は職業が名前よりも上に来ていたり、テロップの大小・座布団の有無・フォントが回によっては違いが生じるなど、安定していなかった。
原作エピソードのアニメ化
放送開始当初は原作漫画での3話 - 4話相当のエピソードは1話完結形式、5 - 6話の長編エピソードにおいても前後編という構成がほとんどであった。その後、事件の複雑化や内容をより重厚にするため、原作漫画での3話 - 4話相当のエピソードは前後編[注 6]、5話を超える長編エピソードは3話以上の構成にされる形式となった。前者の構成時においては尺の都合で原作のシーンの一部が削除ないし変更されることが多かったが、話数が増えてからの構成においてはほぼ原作通りの展開となっている他、補遺として一部シーンに演出や台詞が追加される場合もある。また、基本的に脚本は置かず、絵コンテ担当者が構成を兼任することが多い。
各回のネーミングは、2話連続の場合は「前編」「後編」とすることが多いが、それぞれにまったく別のタイトルをつけることもある。3話以上連続の場合は、「事件編」「疑惑編」または「推理編」「解決編」など、各回別々のサブタイトルが付けられることが多かったが、2016年3月5日放送の第811話「県警の黒い闇(中編)」で、シリーズ初の「中編」というサブタイトルが付けられた。また、2020年1月4日から1月25日まで4週にわたって放送された「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」では、「序破急結」という雅楽に由来する変則的なサブタイトルが用いられた[7][8][9][10][11]。アニメ化されるエピソードの順番は原作と多少異なり、更にDVD収録時にはテレビ放送時とは順番が異なる場合もある。アニメ化するまでの間隔が長かったり[注 7]、単行本化前の事件が放送されることもある[注 8]。他にも、その年の劇場公開の内容や社会的出来事による影響で、本来はその月に放映される予定だった原作エピソードが数ヶ月後または翌年放送に回ったり、本来は後で放映される予定の原作エピソードが前倒しで放送されるケースがある。
放送開始当初、ストーリーの核心である「黒ずくめの組織」が絡む話については結末の改変が見受けられた[注 9]。また、同じく放送開始当初は少年探偵団を原作での出番が無かった話にも登場させる改変が見受けられたが[注 10]、やがて無理に登場させることはなくなった。
原作のパラレルワールドに当たる『名探偵コナン 特別編』からは、第86話の「誘拐現場特定事件」と第113話「白い砂浜殺人事件」の2エピソードのみがアニメ化されている。
2021年12月4日から2023年3月11日まで『警察学校編』が不定期でアニメ化された。
アニメオリジナルエピソード
漫画の連載開始から間もない状況でのアニメ放送だったため、原作にアニメが追いつかないように最初の段階からアニメオリジナルの話も入れていきたいと、原作者の青山剛昌とやり取りをし、実際に1996年2月12日放送の第6話「バレンタイン殺人事件」からアニメオリジナル回が始まった[3][4]。
アニメオリジナル回については1話構成もしくは2話構成が多いが、「降霊会W密室事件」のような3話構成、「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」のような4話構成のものが放送される場合もある。
アニメオリジナル回を何本か執筆した辻真先によると、辻が担当した回の脚本会議は文芸担当者の他にストーリーエディターの飯岡順一、諏訪プロデューサー、監督の山本泰一郎、更に数人のプロデューサーが同席して行われるという[18]。最初にどんなジャンルの事件を書きたいかが決められ、大まかなプロットが作成されるものの、第1稿から決定稿にかけては大幅に話が削ぎ落とされるが[18]、これは1話放送分が24分程と時間の制約があるためである[19]。登場人数、舞台や小道具、メカの説明、台詞など様々な要素が削られ凝縮されるため、構成も変更せざるを得ない場合もある[18]。以上のように、「アイディアの骨組みが露呈」して「ミステリの狙いがミエミエ」にならないように[18]、根本のアイディアをしっかり考える、と辻は語っている[19]。
アニメオリジナル回のプロットを選ぶ際には特に明確な基準があるわけではないが、監督の山本は「コナンが何を解き明かすのか」がハッキリとしているかどうかを見て、プロデューサーの米倉功人は「ちゃんとコナンが動ける物語か」を見ていることから、主人公であるコナンが謎を解くという根幹部分やコナンが介入する必然性や妥当性および「トリックが面白い」ことが一定の基準にはなっている[20]。
2015年以降は原作の長期休載などもあって、アニメオリジナル回が放送される頻度も増加している[20][注 11]。アニメオリジナルのキャラクターや設定に関しては、後に原作に取り入れられることもある[21]。
2013年以降はそれまで発売されていたOVAシリーズから継承する形で、毎年4月に劇場版のプレストーリーとなるオリジナルエピソードを放送しており、それらはOVA同様に殺人事件を殆ど扱わない作風となっている。
ストーリーの根幹に関わる主要人物は基本的にOVAや劇場版のプレストーリーを除いて登場しないが、第129話「黒の組織10億円強奪事件」等、例外も何度かある。
表現の変更
ゴールデンタイムや全日帯[注 12]で放送するにおいて相応しくない表現は、削除されたり変更されたりすることがある[注 13]。例を挙げると、原作では「慙愧の念」[22]や「色情魔」[23]などという幼年層には難解な言葉や、ジンとベルモットの肉体関係を暗示する台詞があったが、「慙愧の念」は「悔い」に、「色情魔」は「浮気男」にそれぞれ変更され、ジンとベルモットの間柄についてのシーンは削除されている。このほか、原作で散見される「死体」という台詞も、アニメでは基本的に「遺体」に変更されている[3][注 14]。また、ビートルズの曲といった版権関係の台詞も、一部変更されることがある。
放送当初から事件現場の血は凄惨な印象の赤い血でなく、黒い血にする配慮が取られていた[3][注 15]。また、原作では描かれる焼死体、首吊り死体の顔も明確には描写しないようにされている。2004年頃からは原作では開いていた被害者の目がアニメでは閉じていたり、遺体がシルエットのように表現されたりと、本作と同じミステリー作品である『金田一少年の事件簿』と同様に凄惨な描写は抑えられるようになった。なお、劇場版では血や遺体などが原作と同様に描写される個所があるなど、若干緩和されている。
他に、番組開始当初から使用されてきた「○○殺人事件」のサブタイトルが、第140話以降ほぼ使用されなくなっている[注 16]。
これらの変更点について、諏訪は「『不快感を与えない』というのは第一に意識している」「『コナン』という作品は殺人事件そのものを見せたいわけではなく、コナンの謎解きやその裏にある人間ドラマを楽しんでもらいたいと思っています」[3][24]、こだまは「チャンネル権を握っているお母さんをメインターゲットにしようと思った。そうすると、『ショッキングな絵面』『子供が被害に遭うシーン』を控える様にする等、作り方が着々と決まっていった」[25]と語っている。
反響・評価
初回視聴率は関東で8.5%、関西で12.7%を記録し、翌週には関東でも視聴率は2桁、関西は約13%を記録した。それから数か月はほとんど変わらない状況が続いた(諏訪曰く「低空飛行というわけではないが、中空飛行」)が、夏休みの期間に週刊少年サンデーでの特集や、テレビスポットCMでの大々的なキャンペーンを展開し、10月中旬の放送で視聴率は一気に16 - 17%に上がったという[3]。1999年から2001年の3年間は年間視聴率が20%を超えており、読売テレビの2代目社屋にコナンの銅像が建つ事態となった(諏訪曰く、「民放のテレビ局にキャラクターの銅像が建っているのは唯一じゃないか」とのこと[3])[注 17]。日刊スポーツによると、時期や地区は明記されていないながら、25%近い平均視聴率を記録していた時期がある[27]。
また、1997年から2000年までは同局の前の時間帯で『金田一少年の事件簿』が放送されており、当時は「月曜7時のミステリーアワー」という触れ込みもあった(特別番組で金田一一と共演したこともある)。なお、この編成について諏訪は「『名探偵コナン』の前枠に『金田一少年の事件簿』の企画が来たときには少々面喰らった。ミステリーを題材にしたアニメを重ねるのはかなりの冒険だった」と語っている。諏訪はこの2つの番組を「美味しいケーキ屋」に例えて説明しており、「2軒の美味しいケーキ屋が並んで建ったら、お客さんはどちらかのケーキ屋に行くようになり、それぞれの店のお客さんは減ってしまうのではないか?」と懸念していたが、結果は「お客さんの奪い合いになるどころか、『ここに来たら確実に美味しいケーキが手に入る』という相乗効果により、お客さんは倍どころか3倍にという現象になったのです」と、それぞれの大ヒットに対して喜びのコメントを発表している[28][29]。
2004年以降は視聴率が低下する状況が続いたため、2009年には放送枠が移動となった[3]ものの、放送枠移動後もアニメ部門での視聴率ランキングでは上位をキープしており、2020年9月時点の報道では首位である『サザエさん』に次いで2位になることが少なくないとされている[30]。
日本国外でも放送されている(#日本国外を参照)が、中国では2021年4月に江蘇省消費者権益保護委員会から「未成年の成長に有害だ」との理由で挙げられた21作品のうち、「暴力的・犯罪的要素が多い」として第2位に挙げられている[31]。
番組編成
現在の番組フォーマットは「アバンタイトル→オープニングテーマ→提供クレジット(オープニングと連動)→CM→サブタイトル→本編Aパート→アイキャッチ→CM→アイキャッチ→本編Bパート→エンディングテーマ→本編Cパート[注 18]→次回予告→提供クレジット→Next Conan's HINT[注 19]→エンドカード」である。文字多重放送を実施[注 20]。また、デジタルリマスター版の放送回では副音声解説放送を実施している。
アバンタイトル
2009年1月19日放送の第521話「殺人犯、工藤新一」よりアバンパートがOP前に移動し、同年4月4日放送分の「ジェットコースター殺人事件(デジタルリマスター)」より、本格的なアバンタイトルを流すようになった[注 21][注 22][注 23]。2008年10月20日放送の第515話「怪盗キッドの瞬間移動魔術(テレポーテーションマジック)」から冒頭数秒間、右上に番組ロゴを表示しており[注 24]、1997年12月のポケモンショック発生以降は画面下部に(月曜時代はAパート開始時)に「コナンからのお願い」として視聴注意テロップを表示している。
提供
提供画面のイラストは当初から放送用のフィルム→VTRに予め組み込まれており、そこに提供クレジットを挿入する仕組み。提供読みには当初読売テレビの汎用アナウンス(他番組と同じくアナウンサーが読み上げる)が使われていたが、1998年11月頃からはコナンが読み上げるものになる[注 25]。2000年10月23日放送の第210話より「この番組は」から「『名探偵コナン』は…」と読み始めるようになった。日本ガス協会が降板した2015年4月以降は、2000年10月から使用している音声からスポンサー名読み上げ部分をカットし前後の部分(「『名探偵コナン』は…」と「ご覧のスポンサー…」以降の部分)を繋ぎ合わせたものを使用している[注 26]。提供クレジット中は基本的に静止画であるが[注 27]、ハイビジョン制作への移行前後の時期は後提供のみショートアニメになっていた時期がある。
1997年3月までの1年3ヶ月は不定期に交代する複数社提供で、時期によってはクレジット上は小学館の一社提供で後はPT扱いだった。同年4月7日からは日本ガス協会が筆頭スポンサーになっていた[注 28]。後に日本ガス協会が複数社の一社に降格し、現在に至るまで基本的に複数社提供になっている。
本編
サブタイトルは扉が開いた後に表示され、アイキャッチは本編Aパート終了時に扉の閉じる音が鳴った後に扉が閉じると同時に右下の画面にタイトルロゴが表示され、本編Bパート開始時に扉が開くというものである。サブタイトルの読み上げは当初から一貫してコナンが担当している[注 29]。1996年1月22日放送の第3話「アイドル密室殺人事件」からは本編Aパート終了時に鳴る扉の閉じる音がリニューアルされ[注 30]、2002年11月4日放送の第299話「友情と殺意の関門海峡(前編)」からは本編Bパート開始時に鍵の開く音が挿入された[注 31]。また、2001年1月8日放送の第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」からは扉の描写が3DCGに移行された[32]。これに伴いサブタイトルを表示する直前に少し離れた場所から扉まで迫っていく演出が加わり[注 32]、さらに同年1月15日放送の第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」からはアイキャッチのタイトルロゴが白からカラー表示(劇場版ロゴと似た色)に変更され、表示される際に新たに演出が加わっている[注 33]。
2002年3月11日放送の第271話「隠して急いで省略(前編)」からはオープニングが、同年7月1日放送の第284話「中華街雨のデジャビュ(前編)」からは本編が、同年7月29日放送の第288話「工藤新一NYの事件(解決編)」からはエンディングがそれぞれセル画によるアナログ制作から本格的にデジタル制作へ移行された[注 34]ほか、2006年10月23日放送の第453話「因縁と友情の試写会」からは本編・次回予告・後提供の背景・Next Conan's HINTとエンドカードが、同年11月26日放送の第457話「園子の赤いハンカチ(前編)」からはオープニングが、同年12月4日放送の第459話「怪人ガチガチ規則男」からはエンディングがデジタル制作からそれぞれ本格的にハイビジョン制作へ移行され、それに伴い、扉のCGやアイキャッチのタイトルロゴが現在のもの(後者についてはオープニングロゴと同色)に変更されるなどの近代的作風へ大幅にリニューアルが行われた。なお、第452話終了後(第453話予告)とオープニング・エンディングのハイビジョン移行までは、その部分だけ地上デジタル放送ではSDサイズに左右が黒いサイドパネルとなるピラーボックス放送となっているため、途中のダイジェストも地上アナログ放送・デジタル放送共にSDにサイドカットして対応していた。
デジタル及びハイビジョン制作への移行後、それ以前に制作・放送されたエピソードについて劇中で語られる際は一部を除き当時のVTRを使用するのではなく、その都度該当シーンを作画し直しており[注 35]、当時の放送と新規製作版では画面サイズや映像のアングルなどが大きく異なる。
第76話・第129話・第130話では劇場版のオープニングと同じく工藤新一が江戸川コナンになった経緯が説明されている(映像は第1話と第2話のものを使用)。
第383話では、阪神甲子園球場など実在の場所が登場し、最後に「この物語はフィクションであり登場する人物名、団体名、及び球場名は実在のものとは関係ありません」というテロップが漢字にはふりがな付きで表示された。
音楽
2007年1月15日放送の第460話「1年B組大作戦!」からサブタイトル場面、次回予告、本編BGMなどがリニューアルされた[33]。サブタイトル場面のBGMは同年4月16日放送の第469話「怪盗キッドと四名画(前編)」にも1度変更され、同年7月30日放送の第481話「山姥の刃物(前編)」から現在も使用されているものに変更された。
同年7月9日放送の第478話「リアル30ミニッツ」より本編BGMが再度リニューアルされ[34]、同時に次回予告、Next Conan's HINT後のミニコントのBGMも現在も使用されている新バージョンへ変更された[注 36]。新しい本編BGMは曲名の最後に「'07」と付けられているのが特徴で、2006年までに存在していたTV版、劇場版の楽曲をベースにアレンジされているが、過去の全楽曲がアレンジされたわけではない。なお、『名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST』にもアレンジされた全曲が収録されているわけではなく、全容把握は難しいものとなった。これに伴い、1996年から2006年まで流れていたオリジナル曲はリニューアルのため廃止されている。
2009年8月8日放送の第544話「不協和音を奏でる手」からは、テレビアニメシリーズ専用の楽曲が新たに制作され、現在も併せて使用されている。また、劇場版で使用されたサウンドトラックも本編で使用されており、その作品が公開されてから1年程度で導入されるが、サウンドトラックに収録されている全ての楽曲が作品内で使われるとは限らず、事実上TVシリーズ専用になっている楽曲も存在する[注 37]。
本作の予告編に使用されているBGMが2019年から放送されているアニメ「かぐや様は告らせたい」の本編で微妙に変えつつ使用されている。
次回予告
次回予告では次週のシーンの映像を少し先行して流しているが、これは次週の絵コンテからカットを選び、先行して作画したうえで編集しなければならないため、セル画時代は諏訪が「アニメーター泣かせな作業」と語る他、監督のこだまも「これ、本当にやるんですか?」と諏訪に聞く程大変な作業であった[3]。サブタイトル表示画面は、初期は薄めのブルーバックに次回のサブタイトルが表示されていた。なお、この形式は、長期シリーズの「赤と黒のクラッシュ」の次回予告でも使用された[注 38]。第14話から第283話までの予告は、少年探偵団[注 39]が登場しており、サブタイトルは黒板風の背景に表示されていたが、デジタル制作移行後の第284話から第487話[注 40]までの予告は、色のないコナンの顔のアップが入っている白いフレームのようなものをバックにサブタイトルが表示されていた[注 41]。第505話から第1113話と第1124話からの予告は、長年に渡って蝶ネクタイ型変声機と犯人追跡メガネ[注 42]をバックにサブタイトルが表示されている。第1114話から第1123話までの予告は、過去に不定期で使用されていた予告の映像をバックにサブタイトルを表示するものに変更されていた。
劇場版や他番組の宣伝・電話プレゼントがある場合、現在はエンディングのダイジェスト部分に次回予告が挿入され、Cパート終了後またはエンディング終了後すぐに提供クレジットが表示される。それ以前は次回予告が5 - 20秒程短縮されており[注 43]、予告後に行っていた。
Next Conan's HINT
次回予告の後には「Next Conan's HINT」と題して、次回の事件解決のヒントとなるものやシチュエーションが1つ紹介される。コールについては当初高木渉によるナレーションだったが、1998年1月頃からは数パターンのコールに変更されている。なお、セル画制作時代は登山道らしき道の途中にサイレンがついた案内板があり、そこにヒントが表示されているものをコナンと蘭が見つめるというものだったが、デジタル制作移行後は幾度となく変更されており、第696話から現在はレンガの壁に白いペンキが塗られ、そこにヒントが表示されているという静止画になっている。その後すぐに4 - 5秒程度のエンドカードの静止画[注 44][注 45]に切り替わり、各回に出演した声優数名によって次回のヒントや映画情報、放送時間の変更などを題材としたショートトークが行われる。第1話から続いている[注 46]が、当初はコナンだけが出演していた。内容もヒントの後にコナンが次回の案内をするのみで、高木はコールだけの出演だった。開始から数ヶ月後には元太や蘭などのキャラクターが登場し始め、現在に至る。「アンコールスペシャル」や「デジタルリマスター特別版」の際にも新規に制作されており、放送開始前だったため、設定されていなかった第1話のヒントも、2009年の再放送時に改めて設定された。一時期配信された「名探偵コナンラジオ」のトークによると、高木刑事・小嶋元太役の高木渉が、読売テレビの番組初代プロデューサー→チーフプロデューサーである諏訪に「何か遊びたい」と言ったのが始まりであり、各回ごとの担当はコナン役の高山みなみがその場にいた声優たちの中から気分で決めていることが明らかになっている。また、ラジオが配信された2011年の時点では当時の読売テレビのプロデューサー・北田修一がトークの原稿を作成していたものの、5秒ほどの尺に収まらないことが多いことから、結局高山ら声優陣によって大幅に改変されているという。なお、『名探偵コナン』の枠内で『まじっく快斗』のエピソードが不定期に放送していた時期には、そのエピソードが次の話に来た場合のみ『まじっく快斗』の登場人物がコールを担当しており、その際には題名が「Next KID's MAGIC」に変更された。
放送体制
以前は春季・秋季・年末年始の改編特番で休止する週が多かった[注 47]が、毎週土曜日夕方に移動した2009年4月以後は年末年始以外は極力休止とせず、18:30開始の毎年春・秋に放送される期首特番、日本プロ野球開幕戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズのナイター中継時、毎年8月下旬の『24時間テレビ』放送日は、放送時間を通常より30分繰り上げて17:30[35]から放送している[注 48][注 49]。なお、2013年から毎年放送されている大型音楽特別番組『THE MUSIC DAY』の際は休止となる。また、放送休止回数の減少により、年間放送話数も2006年から2008年までの年間30話程度から増加することとなった。しかしながら、先述の通り過去の作品の再放送が年間10話程度行われており、通常エピソードの放送数は放送初期と同様、1年に40話程度となっている[注 50]。
- 1996年1月8日より、月曜19:30の枠にて放送が開始される[3]。
- 1996年4月8日放送の第11話「ピアノソナタ『月光』殺人事件」にて、シリーズ初の1時間SPが放送される[3]。
- 1998年3月23日放送の第96話「追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件」にて、シリーズ初となる本編フルデジタル制作の2時間SPが放送される。
- 2000年3月13日放送の第184話「呪いの仮面は冷たく笑う」にて、シリーズ初のテレビアニメオリジナルストーリーの1時間SPが放送される。
- 2002年4月1日放送の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』は19:00 - 21:09での放送。初めて21時をまたいで放送した。その後も月曜19:30時代に一部の作品は21:00をまたいで放送している。
- 2003年9月22日に初の再放送を実施。以来「アンコールスペシャル」や「デジタルリマスター特別版」と題して不定期に放送されている[注 51][注 52]。セル画製作時代の作品が中心だが、2010年4月3日放送の「奇抜な屋敷の大冒険(封印編)(デジタルリマスター)」で初めてデジタル制作作品の再放送を行い[注 53]、2011年3月26日放送の「1年B組大作戦!(デジタルリマスター)」で初めてハイビジョン制作作品の再放送を行った。また、2009年からは劇場版公開する年の3月や4月に[注 54]、劇場版のテーマと近い作品が再放送されている。
- 2003年以降、一部の年を除いてその年の最初の放送の冒頭部分で、コナンなどのキャラクターたちによる新年の挨拶が放送されるようになる。これが定着してからは、コナンが前年の放送や映画・イベントの振り返りと御礼を述べるようになった。
- 2006年10月2日の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』は18:45 - 20:54で放送されたが、テレビ大分とテレビ宮崎は19:00 - 20:54での短縮版で放送された。また、12月25日の劇場版第7作『迷宮の十字路』は、テレビ大分とテレビ宮崎だけ「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」に差し替えられた。
- 2006年10月23日放送の第453話「因縁と友情の試写会」からは本編を皮切りにハイビジョン制作に移行した。これにより地上デジタル放送ではデジタルハイビジョン放送(16:9画角・HD)となる。地上アナログ放送では当初16:9画角を中間サイドカットした13:9セミレターボックスで放送され、2010年4月10日から2011年7月23日まで16:9レターボックスに移行して放送した[注 55]。
- 2007年4月16日放送の第469話「怪盗キッドと四名画(前編)」からはほかのアニメに先駆けてデータ連動放送を開始する。遅れネットとなったテレビ大分では連動データはないが、データ放送というクレジットは表示される。
- 2007年9月10日放送分をもって『結界師』の放送枠移動に伴い、同年10月15日 - 12月17日にかけては『秋のミステリースペシャル』『黒のミステリースペシャル』と題して、期間限定で1時間枠に拡大した[注 56]。『結界師』の後番組となるアニメ『ヤッターマン(リメイク版)』が2008年1月14日に開始されるまでのつなぎ番組としての位置付けもある。
- 放送開始から2008年9月8日までは月曜19:30枠にて12年9か月に渡って放送した。2008年10月20日より月曜19:00 - 20:00のコンプレックス枠『アニメ☆7』内での放送となり、11月10日からは『ヤッターマン』との放送順が入れ替わって19:00 - 19:30ごろまでの放送となった。ただし、エンディングテーマもしくはCパートの終了後にステブレレスでそのまま『ヤッターマン』を開始するため、次回予告と「Next Conan's HINT」は『ヤッターマン』の終了後に放送されていた[注 57]。また、冒頭15秒が削られて『アニメ☆7』としてのオープニングタイトルに充てられていた。
- 2009年4月より、平日19時台で生放送の帯バラエティ番組『サプライズ』の放送が開始されたことに伴い、同年4月4日放送分の「ジェットコースター殺人事件(デジタルリマスター版)」より土曜18:00枠に移動した[注 58]。これにより、読売テレビ・日本テレビ系列のゴールデンタイムから両局が制作するテレビアニメが消滅することとなった。読売テレビではこの放送枠を「土6(ドロク)」枠と称している[注 59]。
- 2011年8月から2012年12月までの期間、同放送枠にて「怪盗キッド祭り」と称し、不定期に『まじっく快斗』が放送されていた。
→詳細は「まじっく快斗 § テレビアニメ」を参照
- 2013年から、毎年4月に劇場版のプレストーリーが放送されている。
- 2013年8月24日放送の「テレビ局殺人事件(デジタルリマスター)」では番組開始以来初の副音声解説放送を実施。以降、デジタルリマスター版の放送回に限り解説放送が行われている[注 60]。
- 2014年3月29日放送の第734話「ジョディの追憶とお花見の罠」は、17:30枠の『宇宙兄弟』終了から次番組『金田一少年の事件簿R』開始までの繋ぎとして、17:30 - 18:30の拡大枠で放送された。このほかにも、2018年3月31日には第184話「呪いの仮面は冷たく笑う(デジタルリマスター)」が17:30枠の『タイムボカン 逆襲の三悪人』終了から次番組『僕のヒーローアカデミア』(第3期)開始までの繋ぎとして、2024年3月30日には「キッドVS高明 狙われた唇(1時間SP)」が17:30枠の『め組の大吾 救国のオレンジ』終了から次番組『僕のヒーローアカデミア Memories』開始までの繋ぎとして17:30 - 18:30の拡大枠で放送された。
- 2016年1月9日と翌週16日にはテレビシリーズ20周年を記念し、2週連続1時間アニメオリジナルスペシャル「コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」が17:30 - 18:30の拡大枠で放送された[41][42]。
- 2019年1月5日と翌週12日には、3年ぶりの2週連続1時間スペシャルとして原作の連載1,000話を記念した「紅の修学旅行編」が17:30 - 18:30の拡大枠で放送された[43][44][45][46][47][48][注 61]。
- 2019年8月31日放送の第952話「迷宮カクテル(前編)」が、この日をもって稼働を終了する読売テレビ2代目社屋から送出される最後の回となった。また、31年間同社屋から送出された最後の読売テレビ制作の全国ネット番組にもなった。
- 2020年4月4日から2020年6月27日の間は日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大したことへの緊急事態宣言発令などの影響で制作作業が見合わせとなったこともあり、放送開始以来初めて新作エピソードが長期間にわたって放送されない期間となった[49][50][注 62][注 63]。
- 放送1000回を迎える2021年3月6日と翌週13日には、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」が最新のスタッフや技術で新たに制作され、前後編に分割されて放送された[51][52][53][54][55][56][57]。
- 2021年3月20日は宮城県沖地震発生による津波注意報発令により、一部の地域では報道特別番組に差し替えられて放送が中断となった。関東地区(日本テレビ)では3月27日の13:30 - 14:00に再放送された。
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キャスト
要約
視点
- 江戸川コナン - 高山みなみ
- 工藤新一 - 山口勝平
- 毛利蘭 - 山崎和佳奈
- 毛利小五郎 - 神谷明 → 小山力也(第553話 - )
- 吉田歩美 - 岩居由希子
- 小嶋元太 - 高木渉
- 円谷光彦 - 大谷育江
- 灰原哀 - 林原めぐみ
- 阿笠博士 - 緒方賢一
- 服部平次 - 堀川りょう
- 遠山和葉 - 宮村優子
- 鈴木園子 - 松井菜桜子
- 京極真 - 檜山修之
- 世良真純 - 日高のり子
- 赤井秀一 - 池田秀一
- 沖矢昴 - 置鮎龍太郎
- 水無怜奈 - 三石琴乃
- 安室透 - 古谷徹 → 草尾毅(第1150話 - )
- 目暮十三 - 茶風林
- 高木渉 - 高木渉
- 佐藤美和子 - 湯屋敦子
- 白鳥任三郎 - 塩沢兼人 → 井上和彦(第205話 - )
- 妃英理 - 高島雅羅
- ジン - 堀之紀
- ウォッカ - 立木文彦
- ベルモット - 小山茉美
- 怪盗キッド - 山口勝平
→「名探偵コナンの登場人物」も参照
キャスティング
声優のキャスティングに関しては、原作者の青山剛昌から要望があればそれを優先しつつ、それ以外は基本的にスタッフ間で決められている。主要人物など開始時のキャスティングは、プロデューサーの諏訪道彦と吉岡昌仁、監督のこだま兼嗣と音響監督の浦上靖夫[注 64]で行われた[3]。
作中の方言について、関西弁で話す服部平次役に大阪府出身の堀川りょう、遠山和葉役に兵庫県出身の宮村優子を起用するなど現地出身の声優をキャスティングすることが多く、他の場合も方言の監修者を呼ぶなどの方針を採っている。
外国語(特に英語)を話す登場人物には母語話者を声優に起用することもあり、その会話については翻訳して日本語字幕を表示するケースが多い。ただし、一部シーンではそのままにすることがある[注 65]。
主要キャラクター
江戸川コナン役の高山みなみは、青山の前作『YAIBA』で主人公の鉄刃(くろがね・やいば)を演じていたことからスタッフがイメージしやすい配役であり、青山も快諾したことからオファーで決定した[3]。なお、放送開始の前年に放映したCM「サンデーCM劇場」では既にコナン役に高山が起用されていた。
毛利蘭役にはオーディションを実施した。ただし、これには「サンデーCM劇場」にてオーディションなしで起用されていた山崎和佳奈も改めて参加しており、最終的には芝居が抜群[注 66]だった山崎に満場一致で決定。正式に再起用という形となった[3][58]。
毛利小五郎役の神谷明は諏訪によるキャスティングであり、神谷が出演していた『シティーハンター』『YAWARA!』を担当していた諏訪が「神谷さんと一緒にやった番組は長く続く」と神谷の顔と名前が浮かんだことで決まったという[59]。なお、神谷の後任で小五郎役となった小山力也はオーディションで選ばれ、プロデューサー陣と青山で話し合い満場一致で決定している[60]。
阿笠博士役の緒方賢一と目暮十三役の茶風林はスタッフからのオファーだったが、演じるキャラクターはどちらかでと任意の形にしたうえで、話し合いの末に決定した[3]。
円谷光彦役の大谷育江は、かつて諏訪が担当した『コボちゃん』で主演していたため諏訪が声をかけ決まったという[3]。小嶋元太役の高木渉も役は決まっていなかったが、何かしらの役は演じて欲しいとの思いから諏訪が誘い[3]、後に吉岡が元太役に推薦したという[61]。吉田歩美役の岩居由希子は最初に毛利蘭役のオーディションを受け落選していたが、音響監督の推薦から歩美役に内定した[62]。
声優交代があったキャラクターの一覧
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テレビ放送版エピソード一覧
要約
視点
概要
2021年に、テレビシリーズは1000話を突破しており[66][67]、DVDも第24シーズンまで発売されている。以下は通常放送枠の中から制作時に特別な要素を組み込んだスペシャルエピソードと『金曜ロードショー』の枠内で放送されたスペシャルアニメで、後者は日本テレビの制作枠でもあるため、作品自体は読売テレビの製作だがスポンサーセールス・番組送出・CM出し・提供クレジット表示はすべて東京の日本テレビタワーで行われている。
→下記を含めた各話リストと映像ソフトについては「名探偵コナンのアニメエピソード一覧」を参照
ジェットコースター殺人事件(第1話)
テレビアニメ第1話のエピソード。後に『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』として2020年にリメイク版が放送された。
ピアノソナタ『月光』殺人事件(第11話)
初のテレビアニメの1時間スペシャルとして1996年4月8日に放送。その後、2021年にはテレビアニメ『名探偵コナン』の放送1000回を記念して、リブート版が3月6日と3月13日に2週連続の前後編がテレビアニメ第1000話と第1001話で放送された。
→詳細は「名探偵コナン ピアノソナタ『月光』殺人事件」を参照
ルパン三世VS名探偵コナン
日本テレビ開局55周年と読売テレビ開局50周年を記念して製作されたスペシャルエピソード。モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』とのクロスオーバー作品で、2009年3月27日に、金曜特別ロードショー枠で放送。
→詳細は「ルパン三世VS名探偵コナン」を参照
江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜
原作『名探偵コナン』連載20周年を記念して製作されたスペシャルエピソード。2014年12月26日に、金曜ロードSHOW!枠で放送。映画『鍵泥棒のメソッド』とのコラボレーション作品で、同映画に出演した、俳優の香川照之と女優の広末涼子が同一人物の役でゲスト出演した。
→詳細は「名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜」を参照
コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー(第804話 - 第805話)
テレビアニメ『名探偵コナン』放送20周年を記念して製作されたスペシャルエピソード。2016年1月9日と16日の2週にわたり1時間スペシャルの前後編で放送。スペシャルゲストで、歌舞伎役者の十一代目市川海老蔵が本人役で出演した[41][42]。
→詳細は「名探偵コナン コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」を参照
名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵
テレビアニメ『名探偵コナン』放送20周年を記念して製作されたスペシャルエピソード。2016年12月9日に『金曜ロードSHOW!』で放送[68][69]。原作者の青山剛昌が全面監修として制作に参加ししている[68]。
→詳細は「名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵」を参照
名探偵コナン 紅の修学旅行
原作『名探偵コナン』連載1000回を記念して製作されたスペシャルエピソード。2019年1月5日と12日の2週にわたり1時間枠の第一部「鮮紅編」・第二部「恋紅編」(アニメ第927話 - 第928話)として放送[43][44][45][46][47][48]。スペシャルゲストで、主題歌を担当する歌手の倉木麻衣が本人役で出演した[70][71][72][73][74]。
→詳細は「名探偵コナン 紅の修学旅行」を参照
名探偵コナン 大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー
2020年1月4日から同年1月25日まで4週連続の四部構成(アニメ第965話 - 第968話)で放送[75][76][77][78][79]。スペシャルゲストで、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平と松尾駿が容疑者役で出演した[80][81][82][83][84]。
→詳細は「名探偵コナン 大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」を参照
名探偵コナン 本庁の刑事恋物語〜結婚前夜〜
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の上映を記念して製作されたスペシャルエピソード。2022年4月15日に『金曜ロードショー』で放送。過去にテレビシリーズで放送された「本庁の刑事恋物語シリーズ」をデジタルリマスターで再編集及び一部新規シーンを追加し、音声は改めて新規収録[注 79]して放送された。
→詳細は「名探偵コナン 本庁の刑事恋物語〜結婚前夜〜」を参照
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劇場版シリーズ
要約
視点
概要
1997年4月19日からほぼ毎年ゴールデンウィーク[注 80](4月中旬の土曜日[注 81]〈第1作『時計じかけの摩天楼』から第21作『から紅の恋歌』〉あるいは金曜日〈第22作『ゼロの執行人』以降〉)に公開されている劇場版アニメシリーズ。配給は東宝。
テレビシリーズよりスケールが大きく、以下のような事柄が挙げられる。
- 連続殺人事件や爆破事件といった大規模な事件が主体で、爆破シーンや激しいアクションシーンなどの派手な演出がある。
- 原作やテレビアニメ版では共演することが少ないレギュラーメンバーが勢揃いする。
- 登場人物が犯人に命を狙われる、爆弾が仕掛けられた場所に足を運ぶなど、重大な危機に直面する。
- 原作やテレビアニメ版では他者を探偵役に立てる事が多いコナンが自ら犯人と対峙する[注 82]。
- 「ターボエンジン付きスケートボード」や「伸縮サスペンダー」など、原作やテレビアニメ版ではあまり登場する機会がないコナンの秘密メカの出番が多い。さらに、これらのメカに何らかの改良が加えられており、事件解決に大きく役立っている。また、メカの機能が事件解決のヒントになることがある。
- ストーリー自体は劇場版独自のものだが、劇場版としては珍しく原作やテレビアニメ版との明確な繋がりを示す描写があり[86]、一部の作品は原作やテレビアニメ版で起こった事件の後日談になっている[注 83]。
タイトルはすべて「○○の△△」という形式で統一され、「漢字を含む日本語で書いてカタカナの外来語で読む」ワードが入れられることが多い[注 84]。ただし、外来語の意味が漢字の日本語と異なるタイトルもある[注 85]。
原作者の青山剛昌は、タイトルのアイデアや舞台設定、中心となるキャラクター、一部ゲストキャラクターのデザイン、絵コンテ、重要シーンの原画などで積極的に携わっている。脚本に関して本人は「最初に物語の大筋を書いてもらったあとに、オレがラブコメシーンを足していくスタイル」と冗談交じりに語っている[88][4][注 86]。
キャラクターデザインはテレビアニメ版(一時期を除く)と同じく須藤昌朋が担当しているが、色彩は上映当時のテレビアニメ版と異なる場合がある(灰原哀と阿笠博士の髪の色、小嶋元太と高木渉の肌の色、目暮十三の服の色[注 87]など)。
白鳥任三郎や綾小路文麿など、劇場版で初登場したキャラクターがその後原作やテレビアニメ版にも登場することがある。原作・テレビアニメより明かされていない秘密や設定[注 88]を劇場版で先行して明かされることもある。
各作品ごとに英字タイトルを用いたロゴが制作されており、パンフレットやオープニングのCGに登場するほか、ピンバッジのグッズとして販売されている。第5作より正式に登場しているが、第1作から第4作も後に制作され、すべての作品のバージョンがある。第4作以降は第14作を除いてコナンのシルエットが入っている[注 89]。
第8作『銀翼の奇術師』では実在する路線や駅名が実名で登場し、更に旅客機のコックピットに一般人が立ち入るといったテロ対策を施している現実とはかけ離れた描写があったこと、第17作『絶海の探偵』では防衛省や海上自衛隊が物語に深く関わることから、それぞれ「この作品はフィクションです」というテロップがエピローグ後の製作委員会のクレジット表示の前に挿入されている。
2024年時点で、劇場版の全作に登場しているキャラクターは江戸川コナン(工藤新一)・毛利蘭・毛利小五郎・鈴木園子・阿笠博士・少年探偵団(吉田歩美・円谷光彦・小嶋元太)である[注 90]。
特色
以下は、すべての劇場版に採用されている事柄(演出、構成など)を記載する。
オープニングは一貫して「名探偵コナン メイン・テーマ」を使用しており、各作品ごとに編曲はアレンジが施されている[注 91]。前半は新一(コナン)によるモノローグで工藤新一が江戸川コナンになった経緯(原作およびテレビアニメのダイジェスト)が描かれ[注 92]、後半はストーリーに合わせる形で、彼の周辺人物や秘密アイテムの紹介が行われる[注 93]。これが終わると、最後はコナンが「小さくなっても頭脳は同じ、迷宮なしの名探偵。真実はいつもひとつ!」と叫び、決めのポーズで締めくくる[注 94]。これにより、作品を詳しく知らない観客でも世界観がおおむね理解できるようになっている。
本編中で、登場キャラクターが作品内容に絡めたクイズを切り出すシーンがある。難易度は作品毎に異なるが、答えは基本的にはダジャレである。公式では「コナンシネマクイズ」と呼ぶ一方、その出題者の大半が阿笠博士のため「おなじみの阿笠博士のダジャレクイズ」と呼ばれることもある[注 95][90]。劇中の回答者は基本的に少年探偵団である。第2作以降は観客もクイズを楽しめるよう、問題のみ公開前のチラシに記載するようになった[注 96][90]。
作中、重要なシーンでのキャラクターは原作者の青山が直接原画を手がける[91]。絵コンテを確認した青山が「決めのカット」や「感情が揺さぶられるアップ」を中心に自ら描く箇所を決めることが多いが、まれにスタッフの要望で描くこともある。描く枚数は作品によって異なり、最多は第26作での10カットとなっている[91]。
本編に登場する架空の製品ブランド名や背景などに、アニメを制作するトムス・エンタテインメントの略称「TMS」を使用するシーンが多い。このアイデアは、劇場版の慣例になりつつある。
エンディング(エンドクレジット)は、本編に関係のある場所やモデルになった場所(ロケ地)の実写映像をバックグランドビデオとして背景で流しながら、本編のプレイバックや後日談を細切れに出すパターンとなっている。これは『シティーハンター2』で初めて行なった実写演出を『コナン』でもやろうと、プロデューサーの諏訪道彦が東京ムービーの吉岡昌仁に提案したところ採用されたもので、映像の撮影は吉岡が第20作まで行なっている[4][注 97]。
エンディング後にはテレビアニメと同じくエピローグが流れ、内容は笑いを誘うものが大半だが、まれにシリアスなものもある。これは「エンドロールが終わってそのまま終わるのはもったいないから、何か付けようよ」という、諏訪の提案により採用された[4]。第19作以降、長期にわたり参加したメインスタッフが死去した場合はエンドロール終盤で「In memory of ○○」と表記し追悼されることがある。
終盤には次作公開が決定した趣旨のテロップが流れ、その次作での重要なキャラクターが内容に関係のある言葉を発する。当初はただ「次回作決定」とだけ打ち出していたものが、いつからか内容のヒントまで入れるようになった[3][4]。諏訪によると、これは「来年も劇場に足を運んでほしい」という思いから始めたことで、次回作のネタがわかっているほうがイメージしやすく、実際に次回作のヒントを入れはじめてからの成績がいいというデータもある[3]。
製作
- 原作 - 青山剛昌
- 総監督 - 山本泰一郎(第15作・第16作)
- 監督 - こだま兼嗣(第1作 - 第7作)、山本泰一郎(第8作 - 第14作)、静野孔文(第15作 - 第21作)、立川譲(第22作・第26作)、永岡智佳(第23作・第24作・第27作)、満仲勧(第25作)、重原克也(第28作)
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 須藤昌朋
- 音楽 - 大野克夫(第1作 - 第24作)→菅野祐悟(第25作 - )
- 製作 - 「名探偵コナン」製作委員会(小学館、讀賣テレビ放送、日本テレビ放送網、小学館集英社プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント)
- アニメーション制作 - トムス・エンタテインメント/V1Studio
- 配給 - 東宝
ゲスト声優
初期の作品では、第1作『時計じかけの摩天楼』の2丁拳銃や第2作『14番目の標的』の海原やすよ・ともこ、第12作『戦慄の楽譜』の山里亮太など読売テレビのサービスエリアである関西で活躍する上方芸人がモブキャラクターの声優としてゲスト出演していた[92]。また、第12作『戦慄の楽譜』の西尾由佳理や第15作『沈黙の15分』の宮根誠司など、作品によっては読売テレビあるいはキー局の日本テレビのアナウンサー(製作当時在籍し、のちに退職・異動した者もいる)が劇中のニュースやイベント司会者などのゲスト声優に起用されることがある[92]。第13作『漆黒の追跡者』にDAIGO、第14作『天空の難破船』に大橋のぞみと優木まおみ、第15作『沈黙の15分』に渡部陽一、第16作『11人目のストライカー』に桐谷美玲、第17作『絶海の探偵』に柴咲コウ、第18作『異次元の狙撃手』に福士蒼汰とパトリック・ハーラン、第19作『業火の向日葵』に榮倉奈々、第20作『純黒の悪夢』に天海祐希、第21作『から紅の恋歌』に吉岡里帆と宮川大輔、第22作『ゼロの執行人』に上戸彩と博多大吉、第23作『紺青の拳』に山崎育三郎と河北麻友子、第24作『緋色の弾丸』に浜辺美波、第25作『ハロウィンの花嫁』には白石麻衣、第26作『黒鉄の魚影』には沢村一樹がゲスト出演している[93]。ゲスト声優の起用について諏訪は、「この役をうまく演じられる有名人は?」や「人気がある人で、『コナン』が好きな人ってどなたかいます?」などと話し合って決めていると語っている[4]。
興行成績
興行収入は2009年公開の第13作『漆黒の追跡者』以降、連続で30億円超えを記録している。特に、2013年公開の第17作『絶海の探偵』から2019年公開の第23作『紺青の拳』までシリーズ歴代最高興行収入の記録を毎年更新し続け、2014年公開の第18作『異次元の狙撃手』で40億円を突破すると、2016年公開の第20作『純黒の悪夢』で60億円を突破、2018年公開の第22作『ゼロの執行人』で90億円を突破した。新型コロナウイルス感染症の流行の影響で公開が1年延期された2021年公開の『緋色の弾丸』では76.5億円と、2012年以来初めてシリーズ歴代最高興行収入を更新できず、前作の興行収入を下回るのも2011年以来となった。2022年公開の第25作『ハロウィンの花嫁』で97億8000万円をマークし、1作ぶりにシリーズ歴代最高興行収入の記録を更新すると、2023年公開の第26作『黒鉄の魚影』でシリーズ歴代最高興行収入記録を更新し、シリーズ初の興収100億円を突破した[94]。また、第20〜第23作まで4年連続で上半期邦画ナンバーワンを記録している。2022年5月1日に『ハロウィンの花嫁』の興行収入が50億円を突破し[95]、第1作〜第25作における累計興行収入も1,000億円を突破した[93][96][97]。2024年の『100万ドルの五稜星』の公開18日目までに、劇場版シリーズ累計動員数は1億人を突破した[98]。
内容別の歴代最高興行記録と首位作品
作品一覧・主題歌
主題歌はテレビアニメ版同様、第1作はポリグラムのアーティストが、第2作以降は原則B ZONE[注 100]のアーティストが担当していたが、第16作以降は同社以外のアーティストも選ばれるようになった。
テレビアニメ版でも一部の主題歌が使用されている[注 101]。
- 作品リスト
名探偵コナン映画作品
テレビ放送
当初は月曜日の19~20時台の2時間枠で放送されていたが[105]、2009年4月の放送枠移動後は『金曜ロードショー』の枠で放送されるようになった。放送時間の関係で第1話をモチーフにしたダイジェスト部分を含むオープニングやエンディング、阿笠博士のダジャレクイズなどいくつかのシーンがカットされる場合があるが、2018年〜2021年及び2023年・2024年公開作品の地上波初放送(2019年〜2022年・2024年・2025年の各年4月放送)では当該部分はいずれもノーカットで放送されている。エンディングに関しては『金曜ロードショー』側で独自編集されるようになり、早回しにしたスタッフロールと後日談の映像をバックに主題歌をワンコーラスのみ流すようになった[注 102]。
なお、2025年4月現在、名探偵コナンの劇場版シリーズで『金曜ロードショー』枠での放送が一度もないのは第8作『銀翼の奇術師』、第10作『探偵たちの鎮魂歌』、第11作『紺碧の棺』の3つである。
ポケモンショック対策として、テレビ放送に際しては速い速度で動くカットや冒頭の作品解説で新一を撮る取材陣のカメラのフラッシュ、爆破シーンなど激しい光の点滅などを伴う場面に減光や残像の処理がされている。
名探偵コナン映画作品のテレビ放送
観光効果
劇場版で登場した舞台地が“聖地”化し、ファンがその地を訪れる「聖地巡礼」などが恒例になりつつある[158]。最初に聖地巡礼が話題となったのは、第6作『ベイカー街の亡霊』の舞台となったロンドンではないかと考えられており、その後第7作『迷宮の十字路』の舞台となった京都、第15作『沈黙の15分』の舞台のモデルとなった黒部ダム、第23作『紺青の拳』の舞台となったシンガポールなどが話題となった[158]。さらに、第26作『黒鉄の魚影』以降では聖地巡礼による効果が顕著となり、同作で登場した八丈島や、第27作『100万ドルの五稜星』で登場した函館市、第28作『隻眼の残像』で登場した国立天文台野辺山などでは、観光客の増加といった経済効果や[158]、交通機関の利用増加などの影響も表れている[159][160]。
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その他のアニメ作品
要約
視点
警察学校編 Wild Police Story
ゼロの日常
→「名探偵コナン ゼロの日常 § テレビアニメ」を参照
犯人の犯沢さん
→「名探偵コナン 犯人の犯沢さん § テレビアニメ」を参照
OVA
週刊少年サンデーの『名探偵コナン応募者全員サービス』が12作、映画とリンクしたストーリーを収録した「MAGIC FILE」・「BONUS FILE」の2シリーズが5作、計17作のOVAが製作、発売されている。
→「名探偵コナンのOVA一覧」を参照
Webアニメ
名探偵コナン vs Wooo
2011年に日立コンシューマエレクトロニクスのハイビジョンテレビ「Wooo」のプロモーションサイトで公開された、Web限定オリジナルコラボレーションアニメ。
アニメーション内で、Woooの特徴や機能を紹介するショートストーリーとなっている。第1話「迷探偵!? 毛利小五郎」と第2話「タレント優木まおみの苦悩」の2話が公開され、第2話では、タレントの優木まおみが本人役で出演した。
逃亡者・毛利小五郎
劇場版第18作『異次元の狙撃手』公開記念作品として、2014年4月23日にNOTTVで放送されたアニメ作品。原作で長期間アニメ化されていなかったエピソードの初アニメ化となり、原作は一話完結する短いストーリーのため通常より短いアニメ本編と劇場版の特報などを合わせての30分番組として構成されている。後にテレビアニメでも「提無津川凧揚げ事件」の伏線となる新規カットを追加して、「謹賀新年 毛利小五郎」のタイトルで2015年1月3日に放送された。
- 登場人物
- スタッフ
- 原作 - 青山剛昌
- キャラクターデザイン - 須藤昌朋
- サブキャラクターデザイン・作画監督 - 大友健一
- 動画検査 - 谷口昌彦
- 色彩設計 - 海鋒重信
- 色指定・仕上検査 - 長谷川美枝
- 美術監督 - 東潤一
- 撮影監督 - 小川隆久
- 音楽 - 大野克夫
- 音響監督 - 浦上靖夫、浦上慶子
- ミキサー - 田口信孝
- アシスタントミキサー - 村越直
- 効果 - 横山正和
- 編集 - 岡田輝満
- 監督 - 山本泰一郎
- 制作 - トムス・エンタテインメント
3Dアニメ
読売テレビのイベント「天保山10デイズわくわく宝島」の特別企画として、サントリーアイマックスシアターで限定上映された。
プラネタリウム作品
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スタッフ
要約
視点
![]() | 編集時の注意:ノートでの合意によって、「5話以上担当した主なスタッフのみ記述する。」というルールになっています。これに反する記述はコメントアウトまたは削除されますのでご注意ください。 |
2024年現在、放送開始から25年以上経過していることもあり、多くのスタッフが入れ替わっている。放送開始時の1996年から現在も務めているスタッフは、音楽の大野克夫[注 109]、ストーリーエディターの飯岡順一、監督の山本泰一郎[注 110]、キャラクターデザインの須藤昌朋[注 111]、アニメーターの河村明夫(かわむらあきお)、佐々木恵子、牟田清司、とみながまり、増永麗、村中博美(むらなかひろび)、色彩設計の中尾総子[注 112]、撮影監督の小川隆久[注 113]、特殊効果の林好美、編集の岡田輝満である。
- 原作 - 青山剛昌(小学館「週刊少年サンデー」連載)
- キャラクターデザイン - 須藤昌朋(第1話 - 第355話・第505話 - )、とみながまり(第219話・第263話・第356話 - 第504話)、山中純子(第505話 - 第576話)、牟田清司(第627話 - 第680話)、岩井伸之(第804話 - 第870話)
- 美術監督[注 114] - 渋谷幸弘[注 115](第1話 - 第95話・第97話 - 第173話・第175話 - 第218話・第220話 - 第283話・第345話)→光元博行[注 116](第284話 - 第303話・第305話 - 第344話・第346話 - 第368話)→加藤靖忠(第369話 - 第478話・第480話 - 第486話)→中久木孝将、今泉徹夫(第487話 - 第504話)→谷村心一(第505話 - 第514話)→東潤一(第479話・第515話 - 第1023話)→小山貴大、堺駿介、荒井和浩(第1024話 - 第1073話・第1076話・番外編〈『警察学校編 Wild Police Story』「CASE. 降谷零」〉・第1080話・第1081話)、吉原俊一郎[注 117](第1074話・第1075話・第1082話 - )
- 色彩設計 - 平山礼子(第1話 - 第184話)→平出真弓[注 118](第185話 - 第218話・第220話 - 第262話・第264話 - 第303話・第305話 - 第332話)→中尾総子(第263話・第304話・第333話 - 第504話・第1077話 - )、海鋒重信[注 119](第505話 - 第1076話・番外編〈『警察学校編 Wild Police Story』「CASE. 降谷零」〉)
- 撮影監督[注 120] - 堀越弘伸(第1話 - 第52話)、野村隆(第1話 - 第10話)、小川隆久[注 121](第11話 - 第218話・第220話 - )、吉田雅紀(第1029話 - )
- CGディレクター - 伊藤雅美(第1077話 - )
- 音響監督 - 小林克良(第1話 - 第295話)→浦上靖夫[注 122](第296話 - 第504話・第507話 - 第789話)、井澤基(第309話 - 第529話)→浦上慶子(第577話 - )、浦上靖之(第790話 - )
- 音楽プロデューサー - 堀尾裕樹(第1話 - 第167話)
- 音楽 - 大野克夫
- 編集 - 岡田輝満
- ストーリーエディター - 飯岡順一 、小宅由貴恵(第1102話 - )
- 制作担当 - 小島哲(第1話 - 第21話)→横山敏[注 123](第22話 - 第52話・第57話 - 第106話)→小林弘明[注 124](第107話 - 第128話・第130話 - 第218話・第220話 - 第262話・第264話 - 第332話)→森脇誠[注 125](第333話 - 第382話・第384話 - 第437話)→岩井伸介(第438話 - 第451話)→岡畑徹(第452話 - 第490話)→山川剛史(第491話 - 第529話)→吉川俊夫(第530話 - 第556話)→寺島清晃(第577話 - 第749話)→藤堂真孝(第750話 - 915話)→岡田悠平(第916話 - 第982話・第1002話)→宇高大介・坪川淳史(第983話 - 第1001話・第1003話 - 第1028話)→藤田珠生(第1036話 - 第1060話)、福西将士(第1049話 - )
- プロデューサー
- 読売テレビ - 北田修一(第453話 - 第666話)→米倉功人(第667話 - 第1008話)→汐口武史(第1009話 - 第1129話)→吉田剛志(第1130話 - )
- 東京ムービー / TMS - 小林弘明(第333話 - 第529話)、小島哲(第505話 - 第520話)、山川剛史(第602話 - 第695話)、寺島清晃(第750話 - 第1032話)→藤堂真孝(第1033話 - )
- アソシエイトプロデューサー
- アニメーションプロデューサー - 山川剛史(第530話 - 第601話)
- プロデューサー(第1話 - 第332話)→チーフプロデューサー(第333話 - )
- 監督 - こだま兼嗣(第1話 - 第118話)→山本泰一郎(第119話 - 第161話・第163話 - 第218話・第220話 - 第332話・第667話 - 第677話・第680話 - )→佐藤真人(第162話・第219話・第333話 - 第504話)→於地紘仁(第505話 - 第666話・第678話・第679話)、鎌仲史陽[161](第975話 - )
- 総監督 - こだま兼嗣(第119話 - 第252話)
- 監督補 - 佐藤真人(第318話 - 第332話)
- 音響制作 - オーディオ・プランニング・ユー→AUDIO PLANNING U
- 音響効果 - 横山正和[注 126](第1話 - 第974話)→石野貴久[注 127](第975話 - )、横山亜紀[注 128](第345話 - 第1108話)
- 録音スタジオ - APUスタジオ→APU MEGURO STUDIO→AUDIO PLANNING U
- 企画(第1話 - 第974話)→スーパーバイザー(第975話 - 第1099話) - 諏訪道彦
- アニメーション制作 - 東京ムービー(DVD・VHSケースのみ表記)→TMS/V1Studio(第627話 - 第1001話)→第1スタジオ(第1049話 - )
- 制作 - よみうりテレビ→ytv、東京ムービー→トムス・エンタテインメント
読売テレビの社名ロゴは当初、上記のように「よみうりテレビ」と仮名書きの旧ロゴ[注 129]で表記されていたが、読売テレビのCI導入によるロゴ変更に伴い2007年4月16日より制作クレジットが、同年10月29日よりスタッフクレジットが「ytv」と英語(新ロゴ・CI)で表記されるようになった。2013年2月からはロゴがカラー表記されるようになった。同時に2014年4月までは開局55周年の記念ロゴが、2018年4月から2020年3月までは開局60周年ロゴと開局記念の年には1年間記念ロゴが併記されている。
スタッフクレジットでは2011年8月からチーフプロデューサー、2012年からプロデューサー、同年9月からは企画も「ytv/
また、「東京ムービー」は「東京ムービー新社」への移行を経て「キョクイチ」に吸収される以前の社名である。放送開始時の社名は「キョクイチ東京ムービー」で、2000年「トムス・エンタテインメント」に社名変更した後は同社アニメーション制作事業部門の名称として「東京ムービー」の名を残していた。当番組においては、開始以来「制作」として2011年7月30日まで「東京ムービー」(斜字の角ゴシック体)と表示し続けた。すなわち、2011年8月以降に『まじっく快斗』の原作作品のアニメが放送されるまでは社名の変更以降、唯一「東京ムービー」名義で「制作」されたアニメ作品ということになる[注 130][注 131]。
2010年に『まじっく快斗』の原作作品がアニメ化された際には一時的に「トムス・エンタテインメント」の名義が使われ、2011年8月からは正式にクレジットを「トムス・エンタテインメント」に改めた。スタッフクレジットの所属表記では2021年4月までは「TMS/V1studio」と表記された。2022年7月からは「TMS/第1スタジオ」と表記されている。2013年10月からトムス・エンタテイメント創立50周年に伴う記念ロゴを併記すると同時に社名ロゴがカラー表記されるようになった。2015年10月から2018年は「TMSトムス・エンタテイメント」とCIと併せて表記され、2019年から2020年3月までは創立55周年記念ロゴが併記されていた。同年4月からは以前(2011年8月から2013年9月まで)と同様のCI無しの社名(コーポレートカラーに合わせて黒のカラー表記)のみとなっている。
デジタルリマスター版再放送時のスタッフクレジットは、吉岡プロデュース時代は本放送時と同様に「東京ムービー」、石山プロデュース時代は「TMS/V1studio」と表記されていたが、2022年2月12日放送のデジタルリマスター版「救急車を呼びに行った男」から「TMS」に統一された。
本番組の台本のロゴは両社共に放送開始当時の初代ロゴ及び初代名義(「よみうりテレビ 東京ムービー」)になっている[162]。
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主題歌
要約
視点
オープニング・エンディング曲は、1996年1月8日から1997年3月17日までは前番組『魔法騎士レイアース』からの流れで当時のポリグラム(現・ユニバーサルミュージック)所属のアーティストが担当していたが、同年4月以降は倉木麻衣・B'z・ZARD・GARNET CROW・小松未歩・愛内里菜・BREAKERZなどを中心に、B ZONE[注 100]所属のアーティストが担当している[注 132]。また、両社とも主題歌タイアップ時にはスポンサーとなり、主題歌シングルCDを中心としたCMを流している。本アニメでは珍しく、オープニングとエンディングの冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示しており、主題歌のクレジットが2回表示となる[注 133]。「OP31・OP43・ED12・ED55」は、劇場版主題歌と同じ曲を使用している。デジタルリマスター版では原則として放送日時点で使用している主題歌に差し替えている[注 134]が、枠移動直後の時期は映像のみ過去に放送された複数のオープニング・エンディングの映像を再編集で繋ぎ合わせた特別映像となっていた回がある。また、曲のアレンジは大半がCDに収録されているものと異なっている。一部の楽曲の映像はノンテロップ版がDVDに収録されている[注 135]。
→劇場版の主題歌については「§ 作品一覧・主題歌」を参照
オープニングテーマ
オープニングの特徴として、冒頭部に主題歌のイントロと連動した江戸川コナン役の高山みなみによる[注 136]約15秒ほどのダイジェスト形式のナレーション[注 137]が挙げられる。一部の曲[注 138]では冒頭のサビの後に行われる。「胸がドキドキ」の頃は、自己紹介や作品概要・放送回の内容などをかなりの早口で言い[注 139]、最後に決めゼリフ[注 140]を言うというものだったが、次の「Feel Your Heart」からほぼ現在のような形式(冒頭の台詞→本編に関する前説→タイトルコールを交えた決め台詞)になった[注 141]。決め台詞は「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供 頭脳は大人 その名は名探偵コナン!」。また、最後の決め台詞の「名探偵コナン」の部分にエコーがつけられたのは、第62話からである[注 142]。「Feel Your Heart」から冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示するようになった。冒頭の台詞は、オープニングテーマのタイトルや歌詞を意識した内容が多い。また、前編・後編に分かれた回において「運命のルーレット廻して」までは99話・101話・103話・105話を除き、後編の回に前編の要約が映像として流れていたが、「TRUTH」からは後編でも通常のものが流れている[注 143]。番組タイトルはオープニングの最後(1コーラス終盤)に出る場合と、冒頭ナレーションが終わってからすぐ出る場合の2種類があり、初期は前者の場合が続いていたが[注 144]、最近は後者の場合がほとんどである[注 145]。なお、「Feel Your Heart」以降の全てのオープニングで番組タイトルが出る際に必ずロゴの右下に著作権表記を出している。冒頭のダイジェスト部分にも画面左上または右上の四隅にタイトルロゴが表示されているパターンが多かったが、「グロリアス マインド」以降は無くなっている。
一部の回では特殊な形式になることがあり、第1話などでは本編に関連した映像を流し、第304話ではナレーションがなく、アバンタイトルからそのままオープニング映像を流す形式だった。
タイアップしたアーティストのシングルCD版ではアレンジが変更される楽曲が多い。曲の尺が規定の秒数より長めで、終わり部分がスポンサー読み上げと被ることがあるため、通常スポンサー読み上げが行われない再放送では、曲の終わり部分がいきなりカットされてCMへ移行することがある。VHS版(9巻以降)やDVD版でも同様にオープニングの終わりの部分(提供クレジット表示画面)がカットされている。
デジタル制作への移行後は、一部の2時間スペシャルで、オープニングの最後に英語のサブタイトルがその回に関する演出で表示され、そのあと日本語のサブタイトルが表示されることがあった[注 146]。
エンディングテーマ
「眠る君の横顔に微笑みを」から「悲しいほど貴方が好き」までを除き、映像の中に本編のダイジェストを流している。「ピルグリム」は新規の映像は無い。映像はコナンまたは新一・蘭を中心に描かれることが多いが、「神風エクスプレス」からは原作の主要人物にスポットが当たった内容になる場合もある。
「迷宮のラヴァーズ」の途中までは曲のタイトルなどはオープニングに表示されていたが、第31話からはエンディングに表示されている。また、同曲の途中からは冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示するようになった。
電話でのプレゼントが行われる場合は応募方法や電話番号が表示されるため、エンディング映像が縮小されることがある。さらに、次回予告をカットするため、本編のダイジェスト部分が次回予告に充てられる[注 182]。
キャストクレジットの役名は、基本的にはレギュラーメンバーはフルネーム、警察関係者は苗字に階級だが[注 183]、初期は一部のレギュラーメンバー(コナン、少年探偵団、園子、優作、有希子)のキャストクレジットが下の名前しか表記されていなかった。その後、段階的にフルネームへ修正されている。また、一時期は元太と高木刑事のように一人二役のキャストの役名が併記されていたこともあったが、現在は別々に表記している[注 184]。デジタルリマスターで放送する際は、現在と同様フルネームに修正されているが、役名などは当時のまま表記されている。また、本放送後に改名したキャストの芸名も当時のままである。
挿入歌
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CM・ジャンクション
要約
視点
日本テレビ系列にて放送局のジャンクションとして使用された。また、1997年4月7日から2015年3月28日まで長年メインスポンサーだった日本ガス協会のテレビ・ラジオCM、新聞広告にはコナンや少年探偵団が登場していた。
読売テレビ
2005年から一時期、読売テレビのキャッチコピー「10チャンネル」を宣伝するCMが制作・放送された。いくつか種類があり、主に以下の通りである。
- コナンがドアを開けると「10」の模型だった。
- コナンが「じっちゃんの名に懸けて」を「10チャン」と言い間違える[注 198]。なお、この中で「10チャンネル!!」とコールしているのは小嶋元太である。
読売テレビ以外
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読売テレビ以外でも、「コナンは○○(放送局名または、その局のキャッチフレーズ)」などと言った、ジャンクションが放送されたこともある。かつてはテレビシリーズの番宣スポットが12秒で制作されており、最後の3秒を各局のキャッチフレーズに差し替える事が可能なスペースとしていた。そのため、下記のようなバリエーションが存在する。
- 山口放送 - 映画上映時に「夢中・熱中・放送中!」と言っている。
- 広島テレビ - かつて、コナン映画上映時に「もっと・きっと広テレ!」→「広テレじゃん!」と言っていた。
- 南海放送 - かつてはコナン映画上映時に「トモダチ!南海放送」→「ジェントル!南海放送」と言っていたが、現在は「いっつも!南海放送」と言っている。
- 福島中央テレビ - 「みんながまんなかFCT」の同社キャッチフレーズを言っている。
- 北日本放送 - かつてはコナン映画上映時に「ゆっちゅとめっぴKNB」→「ユメデジKNB」と言っていたが、現在は「いつもいっちゃんKNB」と言っている。
- 中京テレビ - コナンとチュウキョ〜くんが名古屋城をバックに、「名探偵コナンは中京テレビで」と言っている。
- テレビ新潟 - コナン映画上映時に「手と手とテニィ」と言っている。
- テレビ信州 - 地上波デジタル放送のチャンネルが4チャンネルになることに伴い、同局CI「マイチャン4チャンテレビ信州」と言っていた。
- テレビ岩手 - コナンの映画上映時に「5きげんチャンネルテレビ岩手」と言っている。
- 四国放送 - 「おもっしょいぞう」と同社キャッチフレーズを言っている。
- 西日本放送 - コナン映画上映時に「ます!ます!RNC」と言っている。
- 長崎国際テレビ - 当初はコナン映画上映時に「いちおしっ!NIB」と言っていたが、以後は「あなたの好きがここにある。NIB」と言っている。
- 青森放送 - コナン映画上映時に「ホッとするね!RAB」と言っている。
- テレビ大分 - コナン映画上映時に「4(ヨン)で見て!TOS」と言っている。
- くまもと県民テレビ - 映画上映時に「心に届けKKT」と言っている。
- 日本海テレビ - かつては「いっちゃんムチュー」→「1ちゃん!日本海テレビ」と同社キャッチフレーズを言っていたが、現在は「BEAT! 日本海テレビ」と言っている。
以上のジャンクションを挿入していなかった局では、この3秒のスペースを代わりに各局の共通イメージ映像(局のキャッチコピーなど)が挿入させていた。それも行っていなかった局あるいは時期によって読売テレビを含む上記の局では2000年代初頭の一時期、番宣の12秒を3秒ずらして空いた冒頭3秒に、ひらめきの音とコナンの「真実は、いつもひとつ!!」の台詞[注 199]が挿入される[注 200]。
クロスオーバー
要約
視点
読売テレビ制作作品
月曜19:00の番組(枠移動後は土曜17:30の番組)の告知や繋ぎとして、同じ週刊少年サンデーを原作とする他作品のキャラクターとコナンが共演する場合がある。
- ガンバリスト!駿
- 『駿』開始前のジャンクションで藤巻駿とコナンが登場(台詞は「この後は2本立て!『ガンバリスト!駿』と『名探偵コナン』」)。さらに、『ガンバリスト!駿』の終了後には、大車輪をしていた駿がコナンに変身するというものだった。
- 犬夜叉
- ポスター告知によるコラボビジュアル共演の他、2002年7月22日放送の『コナン』第287話「工藤新一
NY の事件(推理編)」では、Next Conan's Hintが「奈落」で、ヒント後のエンドトークで犬夜叉と新一の声優を務める山口勝平が直前番組である『犬夜叉』を踏まえたメタ発言を発する、同年10月28日放送の『犬夜叉』第90話「思い切った草太の告白」では、日暮草太が本編内でコナンの衣装を着ていたり、2003年9月15日放送の『犬夜叉』第127話「煮ちゃダメ!恐怖の干物妖怪」では、本編内で新一と蘭がかごめの学校の文化祭に訪れたり、同年11月17日放送の『コナン』第342話「ハウステンボスの花嫁」では大賀真哉役で出演した成田剣が翌週が『犬夜叉』の1時間SP「殺生丸を愛した女」の放送のため、その宣伝も兼ねて殺生丸としてエンドトークにも出演したりするなど、ミニコラボ・カメオ演出が盛り込まれていた。 - 結界師
- 終了後に『コナン』のオープニングへステブレレスで続く以下の4種類のショートムービーが毎週放送されていた。
- 1代目(2006年10月23日 - 12月4日)
- 「?」が現れ、『結界師』の主人公・良守が「謎の妖発見!」と言い、「結!」と囲もうとして追いかけるが捕まえられず、時音に「さっさと捕まえなさい!もたもたしてると迷宮入りになっちゃうわよ」と言われ、そこにコナンが登場し「その謎だけは結界術では捕まえられない、結界を破るミステリー、名探偵コナン、スタート!」と言う。
- 2代目(2007年1月15日 - 3月12日)
- 良守はまだ妖を追いかけている。時音に主役交代を断ろうとするが、「だだをこねない」と時音に式神を出され、良守は画面外に追い出される。その際に時音も画面外に出て、コナンが登場し「妖ショータイムから、謎解きショータイムへ、スタート!!」と言う。コナンの左肩には式神が乗っている。
- 3代目(2007年4月16日 - 7月2日)
- 時音とコナンがレジャーシートの上に座り、コナンはお茶を飲んでいる。良守はその間にケーキを作っている。良守がコナンに「このケーキを食べてこれから30分がんばってくれ!」と言う。
- 4代目(2007年7月9日 - 9月3日)
- 良守が式神にケーキを持たせ、結界を張って皿を取りに行く。時音とコナンが登場してコナンが「解」と結界を解除し、2人とも良守のケーキを食べる。その後に良守が登場し、「結界をはってたのに」と肩を落とし、コナンが「結界も解いちゃうミステリースタート!」と言う。
- まじっく快斗1412
- 放送開始前の番宣CMでスポットライトの下にコナンが登場してナレーションも担当するほか、キッドとの会話を経て「30分でカタ付けろよ」と言う。同作では怪盗キッドが登場する「怪盗キッドの驚異空中歩行」、「怪盗キッドの瞬間移動魔術」、「コナンキッドの龍馬お宝攻防戦」がキッド視点で再びアニメ化されており、コナンなどの人物も登場している。
- タイムボカン 逆襲の三悪人
- 放送開始前の2017年8月26日に、本作のコナン、哀、蘭、小五郎と同様の構図でアクダーマのビマージョ、ツブヤッキー、スズッキーが敬礼するコラボビジュアルが公開された[274]。
- 半妖の夜叉姫
- 第2期『半妖の夜叉姫 弐の章』の放送開始前の2021年9月25日に、「#夜叉姫とコナンのコラボウィーク第1弾」と題して本作のコナンと『半妖の夜叉姫』のもろはが笑顔で並ぶコラボレーションイラストが、後者の公式Twitterで公開された[275][276]。
日本テレビ制作作品
→金曜ロードショー枠で2009年3月27日放送のテレビスペシャルについては「ルパン三世VS名探偵コナン」を、その続編である2013年12月7日公開の映画作品については「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」を参照
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放送局・配信元
要約
視点
日本国内
連動データ放送はテレビ大分を除くNNS加盟局のみ、字幕放送はNNN加盟局・琉球放送・アニマックスのみ[注 202]。また、見逃し配信としてTVer、ytv MyDo!、Huluで配信されている。
放送時間の変遷
インターネット配信
各種配信サイトで見逃し配信が行われている。なおNetflixでは2021年3月に全編デジタルリマスター処理(第1話から第452話までのハイビジョン制作以前)を施してシーズン1からの配信を開始し、2024年2月時点でシーズン9までが配信されている[278][279][280]。
公式YouTube
2019年に公式YouTubeチャンネルを開設。2020年1月14日からは、公式YouTubeチャンネルで毎日19時に1話ずつ第1話から順次配信され[281][282][283][284][285]、2020年8月17日までに218話までの配信が行われた。同年12月31日には無料配信が終了したが、2021年1月8日からは2度目の無料配信がスタートした。1度目とは異なり、毎週水曜から日曜に1日1話ずつの配信となる。なお、その後も「赤と黒のクラッシュ」シリーズなど、218話以降の一部のエピソードを期間限定で配信することもある。 また、劇場版公開時期には、1週間限定で関連エピソードや予告映像などの配信も行っている。
日本国外
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関連CD
シングル
イメージソング・アルバム
主題歌集
THE BEST OF DETECTIVE CONAN
→詳細は「THE BEST OF DETECTIVE CONAN」を参照
サウンドトラック
劇場版サウンドトラック
サウンドトラックベスト・アルバム
CD-BOX
ドラマCD
関連書籍
要約
視点
→小説版については「名探偵コナン § 小説」を参照
少年サンデーコミックス
- TVアニメ版 名探偵コナン - 全25巻
- TVアニメ版 名探偵コナン(PartII) - 全20巻
- TVアニメ版 名探偵コナン(5つの重要書類) - 全5巻
ムック本
- ラブ・コナンthe movie(オフィシャルファンブック)シリーズ
イラストブック・設定資料集
楽譜本
全てドレミ楽譜出版社から発売されている。
名探偵コナンラジオ
放送15周年記念特別企画として、2011年8月20日から月2回更新で『CONAN RADIO』が読売テレビ公式サイトにて配信された。
テレビアニメの製作現場・アフレコに関する裏話など、レギュラーキャスト陣とスタッフがトークを繰り広げている。
- メインパーソナリティ
- 高山みなみ(江戸川コナン役)
- コーナーパーソナリティ
- 諏訪道彦(「名探偵コナン」チーフプロデューサー)
- アシスタント
- 北田修一(「名探偵コナン」プロデューサー)
- メインゲスト
- #1:山口勝平(工藤新一役・怪盗キッド役)
- #2:山口勝平(工藤新一役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)
- #3:小山力也(毛利小五郎役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)
- #4:山口勝平(工藤新一役)、小山力也(毛利小五郎役)
- #5:高木渉(小嶋元太役)、大谷育江(円谷光彦役)、岩居由希子(吉田歩美役)
- #6:林原めぐみ(灰原哀役)、大谷育江(円谷光彦役)、岩居由希子(吉田歩美役)
- 配信期間
- 2011年8月20日 - 2011年10月1日(全6回)
イベント
要約
視点
本作は日本国内で高い知名度を誇っていることから、さまざまな企業や団体が集客力を高めようと、本作とのコラボイベントを全国で開催している。
ミステリーツアー
JR西日本(九州地方が舞台になる場合はJR九州も協力)の企画によるミステリーツアー[注 213]。ツアー参加者が手がかりをもとに、事件を推理していく。2008年から2009年までの2年間と2017年は、JR西日本主体のデスティネーションキャンペーン(以下、DCと記す)で実施され、2014年は北陸新幹線金沢延伸開業のプレイベント、2019年は北陸新幹線金沢延伸開業5周年のプレイベントとして実施された。
参加する際には、JR西日本・JR九州から発売されるミステリーツアーに対応した企画きっぷ[注 214]や旅行会社から発売されるフリープラン・ダイナミックパッケージツアーを購入し、JR西日本(九州地方はJR九州)の主要駅の窓口でツアーキットを受け取ることが条件となっている。ツアーキットの中身は、シナリオブック[注 215]と現地で使える優待クーポンブック、応募はがきである。応募はがきに現地で入手したヒントを元に真犯人の名前と、事件に使用したトリック、必要事項を記入してJR西日本に郵送[注 216]すると、抽選で本作の出演声優サイン入りアフレコ台本をはじめとしたグッズや開催地の名産品がプレゼントされる。
基本的に前述の通り遠隔地からのパッケージツアーや企画乗車券などでの参加を前提としているが、2004年の倉敷・吉備路ツアーでは近距離圏となる岡山県・広島県東部(JR西日本岡山支社管内)向けにツアー参加対象としたフリー切符が発売された。
2005年は4月25日のJR福知山線脱線事故を受けて販売直前に急遽中止となり、2006年は企画自体を休止。ツアー企画を再開した2007年は本作品ではなく『NARUTO -ナルト- 疾風伝』(テレビ東京)とのタイアップとなり、岡山・倉敷で「忍務ツアー、岡山・倉敷の巻」として実施された。この時も2004年と同様に近距離圏となる岡山県・広島県東部向けのフリー切符が発売された。
脱線事故から3年が経過した2008年から本作品とのタイアップにによるツアー企画が再開されたが、2020年・2021年は新型コロナウイルスの影響のため再度企画が休止となっている。また、2023年度も開催されなかった。
ツアー期間中にアニメ製作スタッフが現地でロケハンを行い、ツアー終了後には、アニメ本編でコナン一行が同社の列車で旅行に出て事件に挑むというオリジナルストーリーが放送されると共に『週刊少年サンデー』内に広告が掲載され、その中で正解が発表される。
- 2001年
- 同年のみツアーが2回実施された。
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- おんせん県おおいたミステリーツアー[321]
- テレビアニメ:第851話(別府編)・第852話(大分編)「恋の地獄めぐりツアー」[322][323]
- ツアー実施前に発生した熊本地震の影響で延期や中止が検討されたが、各施設の被害状況を確認した結果、ツアー参加者の受け入れが可能と判断したことから、当初の計画通りに実施された。大分県の観光・地域振興課は、「こういう時期だからこそ観光地を盛り上げ、地域を活気づけたい」と述べている[324]。
- ツアー自体は2017年2月28日まで延長され、アニメ版はツアー終了の4日後に放送された。ミステリーツアーでは、高木刑事と佐藤刑事が初登場(警視庁関係者がミステリーツアーに登場するのも初となる)。
- 別府編のラストで描かれたドローンのシーンについて、1億円の入ったバッグとともにコナンを持ち上げて飛び去ったドローンに対し、1億円の重量が約10kgでコナンの体重が18kgであることから、単純計算で28kgもの荷物を運んだことに疑問と衝撃の声が視聴者から上がった[325]。なお、大分編で明かされた通り、バッグの中身はすべて書籍にすり替えられていたため、実際の重量はさらに軽かったと見られる。
- 本作では特急「ゆふいんの森」(キハ71系・キハ72系)、「ソニック」(883系・885系)、JR九州日豊本線の大分駅、別府駅が登場。
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2022年
- 2024年
コナンカフェ
劇場版の公開に先駆けて開催されているコラボカフェ。作品や登場人物にちなんだ料理やドリンク、スイーツなどのメニューが提供されている。
2015年
劇場版第19作『業火の向日葵』の公開に先駆け、期間限定で営業された。
2016年
劇場版第20作『純黒の悪夢』の公開に先駆け、全国6か所にて期間限定で営業された。小倉駅では、スピンオフ店舗「喫茶ポアロ」と「名探偵コナンミニショップ」が営業された。
2017年
劇場版第21作『から紅の恋歌』の公開に先駆け、全国11か所にて期間限定で営業された。一部の店では事前予約制となり、「名探偵コナン公式アプリ プレミアムクラブ会員」限定で先行予約を受け付けていた。
2018年
劇場版第22作『ゼロの執行人』の公開に先駆け、全国14か所にて期間限定で営業された。前年同様に一部の店では事前予約制となり、「名探偵コナン公式アプリ プレミアムクラブ会員」限定で先行予約を受け付けた。5月1日〜5月7日は工藤新一バースデーウィーク、5月8日〜5月14日は安室透ウィークを開催。
2019年
劇場版第23作『紺青の拳』の公開に先駆け、全国11か所にて期間限定で営業された。本年も一部の店では事前予約制となり、「名探偵コナン公式アプリ プレミアムクラブ会員」限定で先行予約を受け付けた。5月1日〜5月7日は工藤新一バースデーウィーク、5月8日〜6月2日は怪盗キッドウィークを開催。
2020年
劇場版第24作『緋色の弾丸』の公開に先駆け、全国12か所にて期間限定で営業した。本年も一部の店では事前予約制となり、「名探偵コナン公式アプリ プレミアムクラブ会員」「名探偵コナンコレクターズクラブ会員」限定で先行予約を受付けた。新型コロナウイルスの感染拡大により、営業期間や営業時間の短縮、事前予約のキャンセル・返金に応じた。なお下記の表は、当初の営業期間の予定である。
2021年
『緋色の弾丸』の公開が1年延期したことにより、改めて全国4都市7会場にて期間限定で営業。テーマは『RETRO DINER』。今回はカフェ開催期間中にオンライン販売を実施。新宿・梅田会場では、9月18日より原作コミック100巻の発売を記念して、スペシャル企画を実施。
2022年
劇場版第25作『ハロウィンの花嫁』の公開に先駆け、全国4都市7会場にて期間限定で営業。テーマは『POLICE×CAFETERIA』。
2023年
劇場版第26作『黒鉄の魚影』の公開に先駆け、全国11会場にて期間限定で営業。テーマは『ホテルラウンジ×ラグジュアリー』。
2024年
劇場版第27作『100万ドルの五稜星』の公開に先駆け、全国10会場にて期間限定で営業。テーマは『ガーデンパーティー』。
怪盗キッドカフェ
「コナンカフェ」のスピンオフとして、2019年に怪盗キッドにフォーカスした「怪盗キッドカフェ」を東京・原宿、大阪・梅田の2店舗にて期間限定で開催。座席は完全前売りの予約制。
赤井秀一カフェ
2020年(中止)
2020年公開の劇場版第24作『緋色の弾丸』でキーパーソンを務める赤井秀一に特化した「赤井秀一カフェ」を3都市4会場にて開催予定していた。「赤井秀一カフェ」ではテレビアニメ『名探偵コナン』で放送されたシリーズに合わせて“緋色編”と“さざ波編”の期間を2つに分けたダブルフェイスカフェを展開する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止になった。
2021年
名探偵コナンストア
テレビアニメと映画の20周年を記念し、期間限定で開催された。
名探偵コナンポップアップストア
テレビアニメと映画の20周年を記念し、期間限定で開催された。
リアル脱出ゲーム
SCRAP主催の参加型ゲームイベントとして人気を博するリアル脱出ゲームとのコラボイベントが、2013年から開催されている[注 220][注 221]。原作は青山剛昌、企画・制作・主催はSCRAP、製作総指揮は加藤隆生、「ロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)からの脱出」以降のアニメーション制作はトムス・エンタテインメントV1Studio、制作協力はBadNewsとチケットぴあ九州が務める。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン FILE.1「摩天楼からの脱出」
- 2013年3月から東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップで開催され、東京での開催期間中に全国33都市を巡回し、台湾でも開催された。参加者はコナンや蘭と共に高層ビルの竣工記念パーティーに招待客として招かれるが、パーティー会場に爆弾を仕掛けたというパーティー中に届いた犯人からの脅迫状に対し、さまざまな推理を駆使して1時間以内に高層ビルの爆発を阻止して脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「脱出率0%?!絶体絶命から生き残れ!」である[341]。
- 2013年4月に行われた香川公演後の同年5月19日夜、公演に使用した小道具の爆弾を回収し忘れたために「爆発物が発見された」と考えた香川県警が爆発物処理班を出動させ、4時間も周囲が封鎖されるという騒動が発生した[342]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン FILE.2「オリエント急行からの脱出」
- 2014年4月から6月にかけて東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップで開催され、東京での開催期間中に全国42都市を巡回したほか、大阪心斎橋にある常設スタジオの大阪ヒミツキチオブスクラップのこけら落しとしても開催された。参加者はコナンたちと共にオリエント急行での列車旅に出掛けるが、列車内に爆弾を仕掛けたという犯人からの脅迫状が届いたため、さまざまな推理を駆使して1時間以内に列車の爆発を阻止し、指定された駅に緊急停車させて脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「終着駅は、真実か死。」である[343]。本作で世良真純と毛利小五郎が全国ツアー初登場となった。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン FILE.3「奇術城(マジシャンズキャッスル)からの脱出」
- 2015年3月から7月にかけて東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップと大阪心斎橋にある常設スタジオの大阪ヒミツキチオブスクラップで開催され、東京・大阪での開催期間中に全国44都市を巡回したほか、名古屋矢場町にある常設スタジオの名古屋ヒミツキチオブスクラップのこけら落とし第2弾としても開催された。参加者は宝物の見物に来た客として鈴木財閥の所有する古城を訪れるが、怪盗キッドの罠に捕らわれたコナンたちに代わり、さまざまな推理を駆使して1時間以内に宝物をキッドから盗まれないように死守して古城から脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「よォ名探偵…オレに勝てるかい?」である[344]。本作で鈴木園子が全国ツアー初登場のほか『まじっく快斗』から黒羽快斗と寺井黄之助がスター・システムによる登場となった。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「チョコレート殺人事件」
- 2015年12月から2017年3月にかけてアジトオブスクラップ心斎橋OPAにて長期ロングラン開催したが、同年6月よりアジトオブスクラップ下北沢ナゾビルにて開催されることが決定した。参加者は心斎橋および下北沢近辺で起きた殺人事件を捜査する大阪府警または警視庁の刑事となってさまざまな推理を駆使し、聞き込み編では各々のペースで事件の手掛かりを入手し、現場検証編で家宅捜索しながら30分以内にアリバイとなる証拠を見つけ、脱出編にて犯人が仕掛けた罠を解除したうえで逮捕し、事件現場から脱出することがクリア条件。現場検証編・脱出編では制限時間内にクリアできなかった場合に限り、追加料金を支払うだけで時間延長サービスを受けられる。キャッチコピーは「残されたのはカカオの香り」である[345]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン FILE.4「黒き暗殺者(アサシン)からの脱出」
- 2016年3月から11月にかけて東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップと大阪心斎橋にある常設スタジオの大阪ヒミツキチオブスクラップと名古屋矢場町にある常設スタジオの名古屋ヒミツキチオブスクラップで開催され、3大都市(東京・名古屋・大阪)での開催期間中に全国44都市を巡回した。参加者は全国各地で探偵が暗殺されるという事件を捜査する刑事となり、コナンや灰原と共に黒ずくめの組織からの暗殺通知に対してさまざまな推理を駆使し、1時間以内に暗殺計画を阻止して組織の魔の手から脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「狙われた名探偵」である。開催1か月前に前売りチケットを購入した人に限り、当日の会場でオリジナルミニボールペンをプレゼントすることが決定した[346]。本作で少年探偵団と灰原哀と警視庁捜査一課の面々(目暮警部・高木渉・佐藤美和子・白鳥任三郎・千葉和伸)と黒の組織が全国ツアーで初登場となった。
- 2016年4月に開催予定だった福岡公演の後半日程と、同年5月に開催予定だった熊本公演は平成28年熊本地震の影響で中止となり、福岡公演の後半日程は同年8月に、熊本公演は同年11月に振替開催することが決定した。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜追憶の導火線(ファイア・コード)〜」
- 2017年1月13日から6月25日までUSJにて約5か月弱のロングランで開催[347]。参加者は大阪府警の刑事となってコナンや平次と一緒に講演会に参加するが、講演会の会場に爆弾を仕掛けたという犯人からの脅迫状に対し、コナンや平次と共にさまざまな推理を駆使しながら1時間以内に講演会の会場内に仕掛けられた爆弾を解除し、事件の真相を暴きながら爆弾が仕掛けられた講演会の会場から脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「キミがコナンの切り札になる。」である[348]。本公演は、2017年4月15日公開の劇場版第21作『から紅の恋歌』のプロローグとして位置づけられている[349][350][351][352]。当初の開催期間は5月28日までの予定だったが、好評になったことを受けて6月25日までに延長された[353][354]。
- なお、本ゲームのテレビCMには本作のファンでもあるSUPER☆GiRLSの浅川梨奈が出演しているが、このことが縁で彼女は『週刊少年サンデー』2017年13号では全身黒タイツ姿で名前も顔も伏せて次号予告に、14号では横浜のお嬢様という設定のほか、さまざまな衣装姿で表紙と巻頭グラビアにそれぞれ登場している[355][356][357][358]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン FILE.5「ロンドン警視庁(スコットランドヤード)からの脱出」
- 2017年はユーザー参加企画となっており、第1弾はコナンと一緒に脱出ゲームで活躍してほしいと思うキャラクターを「服部平次」「灰原哀」「少年探偵団」「鈴木園子」「世良真純」「犯人」の中から選んで投票する形になっており[359][360]、同年5月12日には「服部平次」がメインキャラクターに決定したことが、同年5月24日にはタイトルが「ロンドン警視庁(スコットランドヤード)からの脱出」に決まったことが、それぞれ発表された[361][362]。同年6月から11月にかけて東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップにて約5か月、名古屋矢場町にある常設スタジオの名古屋ヒミツキチオブスクラップと大阪心斎橋にある常設スタジオの大阪ヒミツキチオブスクラップにて約2か月半、横浜石川町にある常設店舗のアジトオブスクラップ横浜にて約3週間、札幌大通にある常設店舗のアジトオブスクラップ札幌大通にて約2週間、福岡天神にある常設店舗のアジトオブスクラップ福岡天神にて約1週間のロングランで開催し、6都市(札幌・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡)での開催期間中に全国24都市を巡回した。第2弾は第1期先行販売最終日にあたる同年5月23日までに前売りチケットを購入した人に限り、クリアファイルと「ステッカー」「メモ帳」「消しゴム」「不織布バッグ」の中から選んで投票する形となっており[363][364][365]、同年6月9日に発表される予定だったが同年6月14日にずれ込み、投票の結果「不織布バッグ」に決定し、協賛スポンサーとしてKDDI(クレジットはau名義)が就いた[366]。参加者は東都市内に新しくオープンしたテーマパークの東都ロンドンシティに遊びに来た人として人気アトラクションであるミステリーゲームを楽しもうとした矢先に爆弾魔から仕掛けられた爆弾に対し、さまざまな推理を駆使してコナンや平次と共に1時間以内に爆弾魔が残した1冊の仕掛け絵本に隠された真実を暴き、東都ロンドンシティの爆発を阻止して脱出することがクリア条件。キャッチコピーは「真実は、仕掛け絵本の中」である。小学生以下に限り、当日の会場でオリジナルペーパークラフトキットをプレゼントすることが決定した[367]。
- リアル脱出ゲームとのコラボレーション5周年を記念して、連動したスペシャルエピソード「絵本から飛び出す爆弾魔(前後編)」が2017年12月2日と翌週9日の2週にわたり放送されることが決定し[368][369][370][371][372]、同作の体験版として「リアル脱出ゲーム×名探偵コナン〜消えた大英博物館の館長を探せ!!〜」が全国各地のイベント会場で開催されることが決定した[373][374]。参加者は警視庁の刑事となって東都ロンドンシティの展示施設である大英博物館内で起きた館長失踪事件の捜査を引き受け、さまざまな推理を駆使してコナンや平次と共に各々のペースで事件の真相を見つけ出し、館長を保護することがクリア条件。本作は劇場版第21作『から紅の恋歌』の後日談として位置づけられており、服部平次が全国ツアー初登場となった。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜ゼロの序曲(プレリュード)〜&名探偵コナン・ミステリー・レストラン」
- 「ゼロの序曲」は2018年1月19日から6月24日までの約5か月弱、「ミステリー・レストラン」は同年2月1日から5月24日までの約4か月弱のロングランで、それぞれUSJにて開催されることが決定した[375][376][377][378][379][380][381][382]。「ゼロの序曲」は2018年4月13日公開の劇場版第22作『ゼロの執行人』のプロローグになっており、喫茶ポアロのホールスタッフにして公安警察の刑事である安室透がリアル脱出ゲームに初登場するほか、彼は「ミステリー・レストラン」でも「喫茶ポアロのハムサンド」をゲストの各々に届けるため、登場する[383][384][385][386][387]。参加者は、「ゼロの序曲」では安室との対決に際してさまざまな推理を駆使し、1時間以内に決着して脱出することがクリア条件。「ミステリー・レストラン」では鈴木財閥主催のパーティーの招待客として、パーティー中に起こった事件に対してさまざまな推理を駆使し、コナンたちと共にコースメニューを見つけ出すことがクリア条件。キャッチコピーは「オレたちと、キミがいれば、生き残れる!」である[388]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン File.6「公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出」
- 2018年6月29日から12月23日にかけて東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップにて約半年弱、大阪心斎橋にある常設スタジオの大阪ヒミツキチオブスクラップと名古屋矢場町にある常設スタジオの名古屋ヒミツキチオブスクラップにて約5か月弱、札幌大通にある常設店舗のアジトオブスクラップ札幌大通にて約2か月弱、横浜石川町にある常設店舗のアジトオブスクラップ横浜にて約2週間のロングランで開催し、5都市(札幌・東京・横浜・名古屋・大阪)での開催期間中に全国30都市を巡回した[389][390][391]。参加者は公安警察の採用試験で安室透から推薦された候補者となって、最終試験会場を乗っ取った爆弾魔に対し、様々な推理や会場内に配備されるタブレット端末に表示される情報を駆使してコナンや安室と共に1時間以内に3つのスキルを活用して、最終試験会場の爆発を阻止して脱出することがクリア条件[392]。会場内に配備されるタブレット端末には6人分のイヤホンが接続されており、安室透役を務める声優の古谷徹が本ツアーのために録り下ろした音声による案内のほか、試験会場内の情報を表示できる[393][394][395][396]。前売りチケットは通常版のほかにUSBメモリ付きの限定版を選択できる。キャッチコピーは「試されるのは3つの能力(トリプルスキル)」である[397]。本作は劇場版第22作『ゼロの執行人』のスピンオフとして位置づけられており、安室透が全国ツアー初登場となった[398][注 222]。また、『ゼロの執行人』の前日談にあたる体験版として「仕掛けられた電波爆弾を解除せよ!」が全国のイベント会場で開催されることが決定した[399][400]。イベント会場内で爆弾魔によって仕掛けられた爆弾に対し、安室透やコナンと共に様々な推理を駆使して、各々のペースで爆弾を解除することがクリア条件。7月21日から8月18日まで5週連続で、テレビアニメの放送と同時にテレビアニメ「名探偵コナン」の公式サイト上にSCRAPが制作した謎が出題される「夏休み特別企画!〜キミは優秀な捜査官になれるか!?〜『謎とき捜査FILE』」が開催されることが決定し、正解者には「公安最終試験からの脱出」のオリジナルグッズ「謎付きクリアファイル」がプレゼントされる[401][402][403][404][405]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜紺青の序幕(プロローグ)〜&名探偵コナン・ミステリー・レストラン2」
- 「名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜紺青の序幕(プロローグ)〜」は2019年1月18日〜6月23日の約半年、「名探偵コナン・ミステリー・レストラン2」は同年1月18日〜5月26日の約5ヶ月弱のロングランでそれぞれUSJで開催されることが決定した[406][407][408][409]。「紺青の序幕(プロローグ)」は2019年4月12日公開の映画『紺青の拳』のプロローグとして位置づけられており[410][411]、参加者は鈴木財閥主催の洋館貸切宝探しツアーの参加者となって、様々な推理を駆使して1時間以内に怪盗キッドより先に幻の宝石であるセイレーンの心臓を見つけ出し、洋館を脱出することがクリア条件で、「名探偵コナン・ミステリー・レストラン2」は鈴木財閥が新しくオープンするレストランに届いた怪盗キッドからの予告状に対し、様々な推理を駆使して幻の宝石であるミステリアス・オーシャンを死守することがクリア条件[412]。キャッチコピーは「怪盗キッドと3つの予告状。鍵となるのは君だ!」である[413]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン File.7「紺青の美術館(クルージングミュージアム)からの脱出」・「紺青の美術館(クルージングミュージアム)からの脱出もう1つの真実(アナザーストーリー)」
- 2019年6月28日から12月15日にかけての表版、同年8月22日から12月15日にかけてのリピーター専用公演にあたる裏版が東京原宿にある常設スタジオ原宿ヒミツキチオブスクラップと大阪心斎橋にある常設スタジオ大阪ヒミツキチオブスクラップにて約4ヶ月、名古屋矢場町にある常設スタジオ名古屋ヒミツキチオブスクラップにて約3ヶ月、札幌大通にある常設店舗アジトオブスクラップ札幌にて約2ヶ月、横浜駅前にある常設スタジオ横浜ヒミツキチオブスクラップにて約1ヶ月のロングランで開催され全国5都市(札幌・東京・横浜・名古屋・大阪)での開催期間中に全国25都市を巡回した。
- 参加者は就航間近の美術館付大型クルーズ客船『Seven Oceans』に表版では学芸員として乗船し[414][415][416]、怪盗キッドからの予告状に対してキッドの共犯者となってコナンや京極真と対峙し1時間以内に「紺青の拳(フィスト)の恋人」を盗み出して美術館付大型クルーズ客船から脱出することがクリア条件[417][418][419][420][421]。裏版では乗組員となって表版で得た手がかりを元に、様々な推理を駆使して1時間以内に事件の真相を暴き怪盗キッドをおびき出して警察に引き渡し、『Sevens Oceans』から脱出することがクリア条件[422]。
- 本作は週刊少年サンデー創刊60周年記念事業兼劇場版第23作『紺青の拳』のアナザーストーリーとして位置づけられ、劇場販売品のブックレットに怪盗キッドのインタビューが掲載され、前売り券[注 223]は通常版のほかにトランプ付の限定版が選択でき、京極真が全国ツアーで初登場となる。キャッチコピーは「名探偵(あいつ)を出し抜く共犯者(パートナー)にならないか?」である[423][注 224]。また、本作のプロローグにあたる体験版として「最強の警備ロボを攻略せよ」が全国のイベント会場で開催されることが決定した[424][425][426]。参加者は鈴木財閥が開発した警備ロボの最終調整テスターとなって様々な推理を駆使して各々のペースでコナンや園子と共に警備ロボの最終調整を完了することがクリア条件。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「名探偵コナン・ザ・エスケープ〜緋色の弾道〜」
- 2020年1月21日から6月28日までUSJで開催される「名探偵コナン・ワールド」の一環として、初登場となるジェットコースターの「名探偵コナン×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」やラリー形式の「名探偵コナン・ミステリー・チャレンジ」、レストランの「名探偵コナン・ミステリー・レストラン」と共に行われた[427][428][429][430][431]。本作は劇場版第24作『緋色の弾丸』の前日譚と位置付けられており、赤井秀一が初登場する[432][433][434][435][436]。
- 前述のイベントは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い中止を余儀なくされ、改めて2021年3月12日から8月29日の期間に開催されることとなった[437][438][439][440][441][442]。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「四重捜査網(クリミナル・カルテット)からの脱出」
- 2021年3月1日より発売し、同年3月10日から開始したリモートタイプ。購入者は服部平次・江戸川コナン・安室透・沖矢昴と共に様々な推理を駆使して各々のペースで推理合戦を繰り広げその裏で起きた事件を解決し、犯人逮捕してその事件から脱出することがクリア条件。通常版のほか反省会ツールや付箋やメモ帳や消せるボールペンがついた限定版を選択することができる。
- 本作は同年2月11日より上映した特別総集編『緋色の不在証明』のアナザーストーリーとして位置づけられていて、本作のプロローグにあたる体験版『少年探偵団謎解きバトル〜阿笠博士からの挑戦状〜』も楽しめる。キャッチコピーは『君は誰の事件を捜査する?』である。
- リアル脱出ゲーム×名探偵コナン File.8「緋色の捜査網(ブラッド・タスクフォース)からの脱出」
- 2021年8月12日から東京歌舞伎町にある常設アミューズメントスポット東京ミステリーサーカスと名古屋矢場町にある常設スタジオ名古屋ヒミツキチオブスクラップにて約5ヶ月、札幌大通にある常設店舗アジトオブスクラップ札幌大通と横浜山下町にある常設店舗アジトオブスクラップ横浜中華街と大阪心斎橋にある常設スタジオ大阪ヒミツキチオブスクラップと岡山城近辺にある常設店舗アジトオブスクラップ岡山にて約1ヶ月、仙台青葉通りにある常設店舗アジトオブスクラップ仙台にて約2週間、福岡天神にある常設店舗アジトオブスクラップ福岡天神にて約1週間のロングランで開催され、8都市(札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・岡山・福岡)での開催期間中に全国5都市を巡回する[注 225][注 226]。
- 参加者は日本に潜入中のFBI捜査官となって、WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-が開催されている東京都心の爆破予告に対し、様々な推理を駆使して江戸川コナンやジョディ・スターリンクと共に1時間以内に赤井秀一の無実を信じ、東京都心爆破を阻止しつつこの事件から脱出することがクリア条件。
- 本作は劇場版第24作『緋色の弾丸』の後日談として位置づけられていて、赤井秀一とジョディ・スターリンクが全国ツアー初登場となる。前売り券は通常版のほかにパスケース付きの限定版を選ぶことができる。キャッチコピーは「容疑者、赤井秀一」である。
コンサート
テレビアニメと劇場版の20周年を記念した『TV&MOVIE20周年記念『名探偵コナン』コンサート2016』が、大阪市中央区にある大阪城ホールで2016年5月1日に、東京都千代田区にある東京国際フォーラムで同年5月6日に開催された[443][444][445][446][447][448][449][450]。
脚注
外部リンク
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