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第3回全国同時地方選挙 (韓国)
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第三回全国同時地方選挙(だい3かい ぜんこくどうじ ちほうせんきょ)は、大韓民国の地方自治体である広域自治団体(道・特別市・広域市)の団体長(道知事・市長)と議会議員、その傘下の基礎自治団体(自治区・市・郡)の団体長(市長・郡守・区庁長)と議会議員を選出するために2002年6月に行われた選挙である。
概要
全国規模で行われる選挙のため、この年の12月に行われる大統領選挙の行方を占う試金石として注目された。しかし、選挙戦が2002年FIFAワールドカップと重なったため、選挙への関心が盛り上がらず、投票率は50%を割り込んだ。選挙の結果、当初から優位な戦いを進めてきた野党ハンナラ党がソウル市長選で初勝利するなど圧勝し、金大中政権与党の新千年民主党(民主党)は、党の絶対的な支持基盤である全羅道で勝利を収めただけで惨敗する結果となった。また、この選挙から、広域議会比例代表区の選出方法が地域区の候補者に投ぜられた得票に応じて配分する方法(一票制)から、新たに政党に対して投じられた得票に応じて配分される方法(一人二票制)に改められた。また、政党名簿作成時には2人毎に1名を女性にするクォーター制が新たに導入された。
基礎データ
要約
視点
- 投票日:2002年6月13日
- 選挙権:20歳以上の大韓民国国民で、選挙人名簿作成基準日現在で、当該地方自治団体の管轄地域に住民登録されている者。
- 被選挙権:選挙日現在、継続して60日以上当該地方自治団体の管轄区域内に住民登録されている住民であって、25歳以上の大韓民国国民
- 改選される団体長と議員数
基礎自治団体議会(3,459議席)の候補者は、8,373名(内、女性222名)。政党による公薦は禁止されているので、候補者全員が無所属である。
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選挙結果
要約
視点
投票率
単位:%。()内の数字は前回1998年選挙の投票率
自治団体長選挙

■ハンナラ党
■新千年民主党
■自民連
広域自治団体長
ハンナラ党 新千年民主党 自由民主連合
- 党派別当選者数
- ハンナラ党:11名
- 新千年民主党:4名
- 自由民主連合:1名
前回と前々回の選挙で平民党系政党(民主党、国民会議)が勝利を収めてきたソウル市長選挙でハンナラ党の李明博候補が当選、初めて保守系政党が勝利を収めた。そして首都圏地域のみならず、忠清北道と大田市でもハンナラ党が勝利を収め、元々の地盤である嶺南地域を含め、11箇所の広域自治団体長選挙で勝利し、優位に立った。一方、与党・民主党は従来からの強固な地盤である全羅道と済州道の4箇所のみの広域自治団体長を得たに過ぎず、敗北した。
基礎自治団体長
- 政党名の略称については以下の通り
- ハンナラ党=ハンナラ、新千年民主党=民主、自由民主連合=自民連、民主労働党=民労
- 韓国未来連合=未来連合
ハンナラ党 新千年民主党 自由民主連合 民主労働党 無所属
議会議員選挙
広域議会
- 政党別当選者数
- ハンナラ党:467名
- 新千年民主党:143名
- 自由民主連合:33名
- 民主労働党:11名
- 韓国未来連合:2名
- 無所属:26名
15の道・広域市の議会議員選挙でもハンナラ党が大勝、民主党が平民党以来の絶対的な地盤である全羅道以外で軒並み敗北する結果となった。また、院外政党で国会に議席を有していなかった左派政党の民主労働党が、政党得票率で自民連を上回る8.1%を得て11議席を獲得した。
基礎議会議員
自治区・市・郡の議会議員選挙は232区市郡の3,459議席が争われ、13%弱の451名が無投票当選となった。尚「基礎データ」の項目で説明したとおり、政党による公薦は禁止されているので、當選者3,459名全員が無所属である。
女性当選者
- 広域自治団体長:0名
- 基礎自治団体長:2名
- 広域議会議員
- 地域区:14名
- 比例区:49名
- 基礎議会議員:77名
合計:142名(全体の当選者4,215名中3.2%)[10]
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脚注
参考文献
関連項目
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