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ザ・ノンフィクション
フジテレビのテレビ番組 ウィキペディアから
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『ザ・ノンフィクション』は、1995年10月15日からフジテレビと一部系列局で放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。
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概要
市井の人々が人生に苦闘しながらも情熱を持って生きる姿を取り上げるドキュメンタリー番組である。著名人を取り上げることもある。
普段は垣間見ることのできない人間の一面や、人間関係、生き方、ひとつの職業などを深く掘り下げることで見えてくる隠された本質や、記憶に残る事件・出来事などを長期に亘って密着取材することで、その事柄のありのままの姿を視聴者に届けている。この番組で取材を受けたのを機に有名になった人物も多く、特に反響の大きかったものは出演者の「その後」を追いかけ、過去と現在の様子を再構成して放送する。
制作会社は毎回持ち回りで固定されておらず、レギュラー出演者も置いていない。ただし、以前番組で取り上げた人物の「その後」を放送する回では、フジテレビの女性アナウンサーが冒頭にナビゲーターとして出演し、過去の放送を振り返るとともに、現在の様子を取材したVTRへの振りを行うこともある。
関東ローカルながら、意欲的なドキュメンタリー番組として高い知名度があり、2010年代以降はフジおよび他局の全国ネットのバラエティ番組(『月曜から夜ふかし』など)でパロディが制作されることもある。テレビ業界にも本番組のファンが多く、2020年2月20日にはテレビ朝日制作のバラエティ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』にて「ザ・ノンフィクション大好き芸人」を放送[1]。番組映像の使用許可は得ず、内容の紹介は出演者他による再現映像や紙芝居で行った。
2012年10月より、第一興商の通信カラオケ機器「DAM」のLIVE DAMシリーズと最新機種専用に、本番組の映像をカラオケ背景映像として配信するサービスが開始された。これまでにも、風景など一部のドキュメンタリー映像がカラオケに使用されることはあったが、被写体の人物を含めて作品が丸ごと再編集され、カラオケとして楽しめるのは史上初だという[2]。
2017年12月15日に『金曜プレミアム』枠で本番組の全国ネット特別版『ザ・ノンフィクションスペシャル〜人殺しの息子と呼ばれて〜』が放送されて以降、本番組を遅れネットする系列局が増えている。
2021年4月18日の放送で1,000回を迎える。これを記念して、4月11日・4月18日の2週にわたって、番組の歴史を振り返りながら、「『ザ・ノンフィクション』は何を描いてきたのか?」を検証する「放送1000回SP」が放送され、ナレーションは、歴代最多の36回目となる宮崎あおい[3]。
2025年3月1日より、フジテレビのドキュメンタリー専門YouTubeチャンネル「フジテレビドキュメンタリー」(通称:フジドキュ!)にて、「ザ・ノンフィクション」本編に納まらなかった内容やスピンオフを盛り込んだオリジナル企画「ザ・ノンフィクション Stream」の配信を開始[4]。
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放送時間
要約
視点
- フジテレビ(地上波)
- ※いずれも日曜日に放送。
- 13:30 - 14:55(初回 - 1996年3月) - ※85分
- 13:55 - 14:55(1996年4月 - 1997年9月) - ※60分
- 14:00 - 14:55(1997年10月 - 2007年9月) - ※55分
- 13:55 - 14:55(2007年10月 - 2008年3月) - ※60分
- 13:45 - 14:45(2008年4月 - 2009年9月)- ※60分
- 14:00 - 14:55(2009年10月 - ) - ※55分
※2021年1月現在、北海道文化放送[5]・岩手めんこいテレビ(2021年1月17日 -)・福井テレビ・高知さんさんテレビ・サガテレビ・テレビ熊本(いずれの局も遅れネット)でも番販で放送されている。上記以外の放送局でも編成の穴埋めで放送することがある。
報道特別番組[8]や『FNS27時間テレビ』[9][10]、マラソン・駅伝中継(大阪国際女子マラソン、東日本女子駅伝等)の放送日は休止。競馬中継が重賞レースにより放送時間を拡大する日は、放送を休止するか、通常より30分繰り上げたり、25分繰り上げ・5分短縮で13:35 - 14:25の放送としたり(2005年4月から2007年9月まで)、1時間繰り上げて13:00 - 14:25(14:35)の拡大版として放送する、などの措置が採られる日もある。また、フジテレビ以外のFNS系列の局では別の時間帯で放送される事もある。
2020年5月以降、後続のミニ番組『ビジネスstyle』が休止となる際は、14:00 - 15:00の60分枠として放送される。
- BSフジ
- ※いずれも土曜日に放送。
週によっては放送休止の場合がある。当初は14:00 - 14:55または13:00 - 13:55の枠にて放送していた。当時13:00 - 13:55に放送されていた『めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分』が14:25ないし14:30まで拡大して放送されたり、14時台に特別番組が編成されたりする日も多かったため、14:30 - 15:25に繰り下げられる日もあった。2012年4月より再び14:00 - 14:55の枠に戻り、2014年9月を以てレギュラー放送は終了した。
以後は不定期放送となっており、主に日曜の「BSフジサンデースペシャル」枠で、地上波では2話完結で放送されたものを中心に新たに編集を加えた「特別版」を放送する。まれにこれを放送する系列局もある。
2020年10月より「BSフジサンデースペシャル」が土曜に放送日時変更、「BSフジサタデースペシャル」となり、主にこの枠で放送される。
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ナレーター
テロップでは「語り」と表記。本職の声優やナレーターを起用する一方、俳優やタレントらも積極的に起用されている。
- 青葉市子
- 麻生久美子
- 安達祐実
- あの
- 有村架純
- 安藤サクラ
- 飯豊まりえ
- 生田絵梨花
- 池田エライザ
- 池松壮亮
- 池脇千鶴
- 石田ひかり
- 石田ゆり子
- 石塚運昇
- 井手上漠
- いとうあさこ
- 井上真央
- 伊原六花
- 上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
- 上戸彩
- 上野樹里
- 宇梶剛士
- 梅津弥英子
- 江口のりこ
- 柄本時生
- 大島優子
- 大坪千夏
- 岡崎紗絵
- 岡田結実
- 小木博明(おぎやはぎ)
- 尾野真千子
- 勝地涼
- 門脇麦
- 夏帆
- 上白石萌歌
- 河合優実
- 川栄李奈
- 貫地谷しほり
- カンニング竹山
- 樹木希林
- きゃりーぱみゅぱみゅ
- 清原果耶
- 国仲涼子
- 黒木華
- 黒木瞳
- 小池栄子
- 小出真保
- 剛力彩芽
- 国生さゆり
- 小芝風花
- コムアイ
- 小雪
- 斉藤舞子
- 酒井美紀
- 佐藤栞里
- 佐藤仁美
- 指原莉乃
- 塩屋浩三
- 志田未来
- 柴田理恵
- 島田彩夏
- 下山吉光
- 趣里
- 生野陽子
- 白石聖
- suis
- 鈴木杏樹
- 鈴木杏奈
- 駿河太郎
- 清野菜名
- 高島彩
- 高島礼子
- 高梨臨
- 高橋克実
- 竹内結子
- 武田真治
- 武田祐子
- 田中要次
- 田中麗奈
- 谷原章介
- 種田梨沙
- 多部未華子
- TARAKO
- 壇蜜
- Chiko
- 千葉雄大
- 土田晃之
- 土屋太鳳
- 恒松祐里
- 桃月庵白酒
- 登坂淳一
- トータス松本
- 富田望生
- 冨永みーな
- 奈緒
- 仲里依紗
- 永作博美
- 中島美嘉
- 中村佳穂
- 中山美穂
- 中村繁之
- 成海璃子
- 西山喜久恵
- 野村宏伸
- 野呂佳代
- 橋本マナミ
- 馬場典子
- 林原めぐみ
- 林家正蔵
- 波瑠
- ばんばひろふみ
- ひぐち君(髭男爵)
- 肥後克広(ダチョウ倶楽部)
- ヒコロヒー
- 平泉成
- ヒロシ
- 広末涼子
- ファーストサマーウイカ
- 福田麻貴(3時のヒロイン)
- 藤村俊二
- 藤本幸太郎
- 眞島秀和
- 又吉直樹
- 松岡茉優
- 松本明子
- 松本伊代
- 松本穂香
- 松本まりか
- 松本若菜
- 的場浩司
- 三浦透子
- 三浦理恵子
- 水川あさみ
- 水原希子
- 満島ひかり
- 宮﨑あおい
- 村川絵梨
- 室井滋
- 目黒泉
- 本仮屋ユイカ
- 森川葵
- 森田望智
- 八木莉可子
- 薬師丸ひろ子
- 矢島健一
- 柳原可奈子
- 山口奈々
- 山下美月
- 山本太郎
- 山本美月
- YOU
- 優河
- 吉岡里帆
- 吉田羊
- 芳根京子
- 渡辺いっけい ほか
題材にした人々・出来事
人物・団体
- アイスリボン - 埼玉県蕨市に道場を構える女子プロレス団体。3名の選手を中心に密着取材した。
- 秋山木工 - 神奈川県横浜市のオーダーメイド家具製造会社。「丁稚」と呼ばれる職人修行中の社員たちを取材した。
- あじゃ - 女優・タレント。ヤマンバギャルだった10代の頃に取材。彼女の素行に反対しつつも見守る父親との関係を放送した。
- 天野貴元 - アマチュア将棋棋士。11歳で新進棋士奨励会に入会して「天才」と称されたが、その後は伸び悩み、結局プロ棋士にはなれなかった。2015年10月27日、癌による多臓器不全のため30歳で死去。
- 猪狩ともか - アイドルグループ「仮面女子」のメンバー。木製の案内板の下敷きになる事故に遭い、脊髄損傷による両下肢麻痺の障害を負う。リハビリを経て活動再開を目指す様子を取り上げた。
- 井上敬一 - 大阪・ミナミのホストクラブ「PrinceClubShion」の元カリスマホスト兼オーナー。栄光から自身の触法行為によって転落するまでの数年間を追った。
- 岩手高等学校将棋部
- 上木草平 - 飲食店プロデューサー。
- 内田裕也 - ミュージシャン。親交のある映画監督・崔洋一が晩年の内田を密着取材。ナレーションは妻の樹木希林が担当し、『転がる魂 内田裕也』と題して映画館でも上映された。
- AKB48 - 2015年・2016年に取材。シングル曲選抜メンバー総選挙において圏外だった中村麻里子と島田晴香、大島涼花と宮崎美穂にそれぞれ密着。
- 大森昌也 - 「自分たちの食べるものは自分たちで作る」という精神のもと、徹底した自給自足生活を営む家族に密着。子どもたちへ自主的な行動を促すあまり、小学校へ行きたくなければ行かなくていいと義務教育を受ける否かを子ども自身に選択させる方針に賛否が分かれた。
- カタモミ女子 - 同名の肩もみ店で働きながら活動していた女性アイドルグループ。ブレークのきっかけをつかめない中、グループ(店)に残ったメンバーと、熱心に通い続けるファンを追った。解散・閉店後の2017年4月には続編が放送。
- 叶麗子 - 演歌歌手。活動拠点の大阪では『通天閣の歌姫』と呼ばれ連続テレビ小説『ふたりっ子』の登場人物・オーロラ輝子のモデルにもなった。50代となった彼女の活動を追った。
- 川又三智彦 - ツカサウィークリーマンション元社長。総資産3000億円から会社倒産で1000億円の借金を抱え、福島県で新規事業にかける姿に密着した。
- 神奈川県立神田高等学校野球部 - 神奈川県下でも有数とされる“荒れる高校”の野球部。2006年夏の全国高校野球選手権・神奈川大会における初戦にて10年ぶりの勝利を挙げるまでおよび、卒業後のナインを追った。
- キグレNewサーカス - 2010年に経営破綻ののち廃業したサーカス団。在籍していた女性ピエロの再チャレンジを追った。
- ギリヤーク尼ヶ崎 - 大道芸人。80歳を超え、パーキンソン病や脊柱管狭窄症を抱えながらも踊り続ける姿に迫った。
- 草刈健太郎 - 大阪の建設会社の経営者。2005年にアメリカで妹を殺害された被害者家族でありながら、再犯防止のため元受刑者の更生支援に取り組む姿を密着。2020年9月27日に放送。続編が2022年11月27日、特別編が2023年5月21日に放送された。
- 栗城史多 - 登山家。「単独無酸素」を標榜して高所登山を行っていたが、その登山スタイルは賛否両論だった。2018年5月21日に登山中の事故により死去。
- 玄秀盛 - 東京・新宿歌舞伎町の福祉団体「日本駆け込み寺」(旧名:新宿救護センター)の代表。2006年6月30日には、当エピソードをドラマ化した『こちら新宿駆けこみ寺 〜泣き笑い玄さん奮闘記〜』が金曜エンタテイメント枠で放映され、番組でナレーションを担当した高橋克実が玄を演じた。
- 小堀俊夫 - お笑い芸人。かつてはお笑いコンビ「ガッポリ建設」として活動し、一定の評価を得ていた。しかし現在は、仮病で仕事に穴をあける、闇営業を行う、弟子にお金を無心するなどの問題行為を繰り返し、WAHAHA本舗からマネジメント契約を解除されてしまう。放送後、こうしたクズっぷりが話題となり、かつて仕事をともにした有吉弘行などのお笑い芸人らが反応した[11]。
- しじみ - 女優。以前はピンク映画に出演しており、一旦芸能界を引退して故郷・島根県に戻ったものの、2016年1月に芸能活動を再開した。
- 十四世茂山千五郎 - 狂言師。当時4歳だった彼の双子の息子が初舞台を踏むまでを追った。
- すがやあゆみ - 神奈川新聞職員でネットアイドル。身体障害者である彼女の恋愛、結婚、出産、育児を10年以上に渡り取材した。
- 高須正和 - スイッチサイエンス国際事業開発担当。世界中から深圳に集まってくる最先端技術を世界へ発信、日本企業との橋渡し役をしている様子を取材
- 高畠導宏 - 元プロ野球打撃コーチ。筑紫台高等学校(福岡県太宰府市)教員兼野球部監督。取材中の2004年7月1日に膵臓癌のため死去。
- 武居由樹 - プロボクサーで、K-1スーパーバンタム級の元王者。当初はキックボクサー時代の師である古川誠一(POWER OF DREAM会長)をメインに取材を行った。その教え子の1人が当時不良少年だった武居であり、古川会長夫妻は現在もこうした不良少年を自宅で預かり、一人前の格闘家に育て上げることで更生を支援している。
- 多田屋 - 石川県・和倉温泉の老舗旅館。千葉県から多田屋に嫁いだ元・看護師の女性が若女将として成長する姿と、彼女を取り巻く人々を追った『花嫁のれん物語』シリーズを12年間にわたり放送した。2015年3月8日(石川テレビでは同年3月14日)には、ザ・ノンフィクション20周年特別企画として、2007年6月放送『花嫁のれん物語〜地震に負けるな能登半島〜』をドラマ化した『ニュースタイル花嫁のれん物語』を放送、若女将を酒井美紀が演じた。
- 七代目立川談志 - 落語家。本人および、マネージャーも務めた長男が1999年から撮影し続けたおよそ750本のビデオテープに収められた1000本以上の映像から、談志の最期の12年間、ビートたけしらとの交流、孫と遊ぶときの優しい表情、最愛の妻との日常などを紹介。2011年11月21日の死去から10年後の2021年同日、談志没後10年の追善として放送された[12]。
- 立道聡子 - 全盲のシンガーソングライター。もともと同局であるフジテレビ『FNNスーパーニュース』が密着取材を行っていた。2010年9月3日には、立道の自著をもとにドラマ化した『愛はみえる〜全盲夫婦に宿った小さな命』が金曜プレステージ枠で放映され、上戸彩が立道を演じた。
- 東方力丸 - 定職に就かず、路上で漫画を朗読するパフォーマンスをして生計を立てている男性。
- 富山市ファミリーパーク - 富山県富山市にある動物園。
- 中尾美穂 - ラジオパーソナリティ。中尾が当時パーソナリティを務めていた『走れ!歌謡曲』を心の拠り所にする人々と、彼女自身が心に抱えている傷に迫った。
- 南部虎弾 - 過激な芸が売りの「電撃ネットワーク」リーダー。2017年、その芸風と不摂生がたたり心不全を起こし、バイパス手術で一命を取り留める。2019年、妻からの生体腎移植により芸人として復活を果たした。芸に命をかけた一人の芸人と妻の物語。
- 西田有志、古賀紗理那夫妻 - バレーボール選手
- 日光さる軍団 - 2019年度の新入社員たちの猿まわし修行に密着した。
- ハンカチ世代 - 2006年夏の甲子園大会の優勝投手である斎藤佑樹と同学年の元高校球児たち。
- 林家たま平 - 落語家。落語界初の四世落語家である林家たま平の前座修行の様子から二つ目昇進までの5年間を取材した。
- 廣中邦充 - 浄土宗西居院第二十一代目住職。心の問題を抱えた少年少女たちを自らが営む寺で10年以上にわたり無償で預かっていた(他番組でも頻繁に取り上げられていた)。2019年4月16日死去。
- pha - シェアハウス『ギークハウスプロジェクト』の発起人。京都大学卒の学歴を持ちながら、「ニート」として生活していた男性。
- フジタ - お笑い芸人でYouTuber。幼少期に母が急死し、実子より恋人を優先する父からネグレクトやDVを受け育ってきた。近年認知症を発症し恋人に見栄を張った散財や虚言を繰り返す父との関係を取材した。
- 牧野アンナ - 振付師兼ダンサー。父は沖縄アクターズスクール校長のマキノ正幸。彼女が指導するダウン症を抱える障害児たちのダンスチームを取材した。
- 美奈子 - 『ビッグダディ』の通称で知られる林下清志の元妻。再婚し新たな家族との生活を取材した。
- 明治大学付属明治高等学校・中学校応援指導班
- 森山風歩 - 進行性筋ジストロフィーを抱える作家。
- 山岸一雄 - 東京・豊島区東池袋にあったラーメン店「東池袋大勝軒」を創業した、「つけ麺」の考案者。番組の取材VTRを基に、『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』として映画化された。
- 山田よう子 - アームレスラー兼総合格闘家。東京・勝鬨橋近くの児童公園を活動拠点に、訳ありの人々が集う格闘技チーム「チーム・スピリッツ」の代表を務める。
- やまと学校(現・ボートレーサー養成所) - 福岡県柳川市にある競艇選手養成校。受験資格の改定(主に年齢制限)後最初の106期生たちの養成期間を取材した。
- 山根明 - 元日本ボクシング連盟会長。同連盟の“ドン”として長年君臨し続けたが、関係者からの告発により連盟を除名処分となる。番組では、山根の妻や、彼を「恩人」と慕う非JBC系のボクサーらを取材、かつて“ドン”と呼ばれた山根の異なる側面を掘り下げた。
- 陸上自衛隊高等工科学校 - 神奈川県横須賀市の武山駐屯地に所在する防衛大臣直轄機関。第56期生二人を中心に1年間密着取材し、生徒たちの成長を追った。
- 汪楠 - 中国残留日本人2世・3世を中心に結成された暴走族「怒羅権」の創設メンバーの1人。更生後は全国の受刑者に本を送る活動をしている。
出来事
- オウム真理教事件 - カルト系新宗教・オウム真理教が引き起こした一連の事件。裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」と題してアニメで再現し、放送した。
- 大相撲八百長問題 - 2011年に発覚した八百長問題に関与したとして自主引退、もしくは解雇された霧の若と蒼国来に密着取材した。2人とも関与を否定しており、霧の若は復帰を断念しプロレスラーとして再出発。蒼国来は解雇無効を求め提訴、2013年に解雇無効判決が出たことにより、復帰を果たした。
- 北九州監禁殺人事件 - 2017年10月に「人殺しの息子と呼ばれて」と題し2週に亘って放送。1996年から2002年にかけて発生した事件で、この事件の加害者カップル(内縁関係)の息子へのインタビューが実現した[13]。大反響を呼び、放送されなかった地域から「全国放送して欲しい」との要望を受けて、2017年12月15日に同局の『金曜プレミアム』枠で再編集版を放送した。
- 古寧頭戦役 - 終戦後の1949年に発生した、台湾海峡の金門島を巡る戦闘。旧日本陸軍中将で、中国国民党軍に協力した根本博に焦点を当てた。
- 東日本大震災 - フジテレビ系列東日本大震災関連番組『わ・す・れ・な・い』シリーズとして数度にわたり放送している。
- 目黒女児虐待事件 - 2018年東京都目黒区に住む当時5歳の女児が両親からの度重なる虐待により死亡した事件。加害者の1人である女児の継父の人物像について知人らを取材した。
- 陸山会事件 - 衆議院議員・小沢一郎の資金管理団体「陸山会」を巡る事件。こちらも裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」として再現した。
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受賞歴
- 2011ニューヨーク・フェスティバルにて、2009年12月6日放送の「おっぱいと東京タワー 〜私の乳がん日記〜」(ディレクター:信友直子)がテレビ部門で銀賞を受賞した。
- 2011USインターナショナル フィルム&ビデオフェスティバルにて、2010年10月17日放送の「ピュアにダンスIV 〜田中家の7年〜」(ディレクター:松田恵子)がゴールド・カメラ賞を、2010年5月30日放送の「銀座の鮨の物語2010」(ディレクター:小山順子・高橋伸征)がサーティフィケイト・フォー・クリエイティブ・ エクセレンス賞をそれぞれ受賞した。
- 2011年4月17日放送の東日本大震災特別番組「わ・す・れ・な・い 〜三つの家族の肖像〜」(ディレクター:豊田亮介、川上大輔、宮下佐紀子、佐藤可奈、斉藤敬、総合演出:眞部猪一)が、2011アジア・テレビジョン・アワードの時事問題部門で最優秀賞を受賞。2012ニューヨーク・フェスティバルでも社会・時事問題部門で金賞を受賞した。
- 2012年1月15日/1月22日放送の「老人と放射能 〜FUKUSHIMA〜」(600回記念特別番組、構成・演出・プロデューサー:東正紀、ディレクター:細田典加)がUS国際フィルム&ビデオ祭2012 の銀賞を受賞した。
- 第29回ATP賞テレビグランプリ2012にて、2011年10月30日放送の「まりあのニューヨーク 〜死ぬまでに逢いたい人〜」がドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞した。
- 第50回ギャラクシー賞選奨受賞を、2013年6月9日放送の『〜奇跡の高校将棋部〜 岩手高校将棋部』が受賞。
- 2014ニューヨーク・フェスティバルにて、2013年1月20日放送の「特殊清掃人の結婚〜“孤独死”が教えてくれたもの」がHuman Concerns部門で金賞を、番組から生まれた映画『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』がフィルム・ドキュメンタリー部門で銀賞を受賞した。
- 2017ニューヨーク・フェスティバルにて、2016年3月6日放送の「わ・す・れ・な・い 明日に向かって〜運命の少年〜」が受賞した。
- 2019ニューヨーク・フェスティバルにて、2018年6月24日放送の「父を殺した母へ〜無理心中から17年目の旅〜」がドキュメンタリー・人物伝記部門の銅賞を受賞した[14]。
- 2019年放送文化基金賞にて、2018年6月3日、10日に放送された『ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側』(構成・演出・プロデューサー:山田あかね)が番組部門・テレビドキュメンタリー番組の優秀賞を受賞した[15]。
- 2020年4月22日に開催された国際的メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で、「おじさん、ありがとう〜ショウとタクマと熱血和尚〜」(2021年6月2日放送)がドキュメンタリー・宗教哲学部門の銀賞を獲得した。
- 2022年4月27日ニューヨーク・フェスティバルにおいて、ドキュメンタリー・Human Concerns(普遍的関心)部門で「ボクと父ちゃんの記憶〜家族の思い出 別れの時〜」、ドキュメンタリー・Social Issues(社会問題)部門で「あの日妹を殺されて〜罪を憎む男が選んだ道〜」がそれぞれ銅賞を受賞した[16]。
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放送上のトラブル
要約
視点
被取材者やその関係者にとって不本意な取材内容及び放送内容となった回もある。以下はその例。
2005年8月14日放送
東京都台東区に住む80歳代の老夫婦の半生を取り上げたが、放送後、夫婦や関係者がフジテレビと放送と人権等権利に関する委員会(BRC)に対し、「他人様には知られたくない事実も描かれた」として、苦情申し立て・抗議をした。番組側は同年10月30日の放送回で「誤解を招いた」として謝罪した[17]。
2011年5月15日放送「アイドルすかんぴん」
「崖っぷちアイドル」の仕事と私生活を取材したが、そのうちの1人である愛葉るびが放送直後に更新したブログで不満を露わにした。愛葉によると、出演した映画(本人曰く「普通の映画」)やオーディションの様子、闘病生活など1年以上掛けて撮影したにもかかわらず、放送内容が「アダルト、脱ぎ」をメインに構成されていたことを受けて、「脱いでるメインなら(取材を)受けなかった。真実なんて伝わらない。悔しい。何より裏切られたことが辛い、悲しい。やっぱそういう目で見て取材してたんだなって。酷いな…」と綴っている[18]。
「マキさんの老後」シリーズ
オカマの「マキ」とオナベの「ジョン」のあべこべ夫婦の生活を追ったシリーズで、およそ12年間に亘って放送された。しかしシリーズ終了後の2020年、当の二人が番組スタッフの指示によるやらせや過剰演出、それによる誹謗中傷の被害があったことを週刊誌に告発した。二人は、同年5月にリアリティ番組『テラスハウス』に出演していた女性プロレスラーの木村花が番組でのトラブルが元で自殺に至ったことを受け、テレビ番組における過激な演出について一石を投じたいとして、真実を話すことに決めたと述べている[19]。
まず、名物であったケンカのシーンはスタッフからの指示によるもので、実際の二人はほとんどケンカをすることもないという。この他にも、立ち寄った店でディレクターがマキにクレームを付けるよう指示したり、マキは生活費として家に10万円を入れていたにもかかわらず放送では2万円になっていたりと、マキをひたすら“汚れ役”として撮っていた。更にはロケ先の旅館で男性ディレクターが、女性の身体を持つジョンを羽交い締めにして胸を揉むというセクシャルハラスメントまで行っていたと明かした。放送回数を重ねるにつれ次第に実生活にも影響を及ぼし始め、街中では知らない人から突然面罵されたり、インターネット上にはアンチサイトまで立ち上げられたりと、精神的にも苦痛を受けたとしている。また、制作サイドはマキが熱望していたクイズ番組やトークショーへの出演をちらつかせていたものの、そのいずれも実現しなかった[20]。
一方、制作・放送元のフジテレビは「週刊誌の記事にあったような言動や演出の指示を出したことはないと認識している」とのコメントを発表している[21]。
2021年11月28日放送「私が守りたいもの〜北の大地 牧場一家の12年〜」
北海道内で競走馬を育てる牧場一家を取材、その中で牝馬が出産に臨むも死産となった出来事を放送した。放送後、牝馬のオーナー男性が「勝手に放送された」とツイッターで苦情を上げ、牝馬の名前を出したことや、死産後に子馬の亡骸が横たわっているショッキングな映像が流れたことに馬の今後に影響しかねないと抗議、フジテレビに対して他地域での放映は取り止めるか馬の名前や死産シーンをカットするかなどについて交渉していると明かした。フジテレビの広報宣伝部は「男性へ事前に連絡をしていなかったことは事実ですが、すでに男性ご本人に直接ご説明させていただき、ご納得頂いております」とコメントしている[22]。
2022年2月20日放送「山奥ニートの結婚〜一緒に赤ちゃん育てませんか〜」
和歌山県田辺市の集落にある廃校を改装したシェアハウスで、定職に就かず「山奥ニート」を名乗って共同生活する男女数人を取り上げた。この中で一組のカップルが結婚し、妻となった30代の女性が出産。しかしこの女性の育児姿勢がシェアハウスの住民たちや隣の集落に住む親しい老女に依存することを前提としており、ネット上を中心に視聴者から批判の声が相次いだ。また、当該女性が描いている漫画の中で老女宅に宿泊した際の環境や待遇に不満をこぼしていたことや、子供の養育費をクラウドファンディングで募集していることが放送を機に露呈され物議を醸した。しかし、シェアハウスを運営する団体の理事長はツイッターにおいて、実際は当該女性が常に子供と一緒にいてきちんと世話をしていることや、他のシェアハウス住民が疲れている彼女を気にかけて子守を代わろうと声をかけたが断わられた、とのエピソードを明かし反論。約1年間に亘り取材協力したにもかかわらず印象操作をされたことや、ネット上の厳しい反応にショックを受けたと述べている[23]。
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テーマ曲
- 『サンサーラ』
- 作詞・作曲:山口卓馬、書上奈朋子
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書籍化
- フランキ・マリア・さわの『フジテレビ ザ・ノンフィクション まりあのニューヨーク 死ぬまでに逢いたい人』(2012年9月13日、朝日新聞出版、ISBN 978-4022510068)
- 山田あかね『犬と猫の向こう側』
- 村井明日香『ザ・ノンフィクション 花の中学生応援団 泣いて笑った成長物語』
- 信友直子『ぼけますから、よろしくお願いします。』
- 張江泰之『人殺しの息子と呼ばれて』
放送リスト
地上波
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BSフジ
#1~
#100~
#200~
特別編
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脚注
関連項目
外部リンク
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