株式会社新潟テレビ二十一(にいがたテレビにじゅういち、The Niigata Television Network 21, Inc.)は、新潟県全域を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称は、開局から2006年(平成18年)7月31日まではNT21(エヌティーにじゅういち)、同年8月1日からCI導入に伴いコールサイン「JOUX-DTV」に因むUX(ユーエックス)に変更した(一部UXTVまたはuxtvという表記もあり、ドメイン名も後者「uxtv.jp」)。
ANN系列のフルネット局で、リモコンキーIDはキー局のテレビ朝日と同じ「5」である。
新潟県内4番目の民間テレビ放送局として、1983年(昭和58年)10月1日に開局。県内の民放局では最後発となる。また、テレビ朝日系列のフルネット局では、前年の1982年(昭和57年)10月1日に開局した鹿児島放送(KKB)に続いて12局目で、昭和時代では最後の開局である。
本社は、柳都大橋の西詰め、たもとにある。同所はかつて佐渡汽船新潟港ターミナルがあった場所で、開局準備事務所は大正海上火災保険ビルに置かれていた。開局当初の社屋は3階建てだったが、その後5階建て新館が増築されている。また、県内のテレビ局で唯一、新潟駅万代口を真正面から情報カメラで撮影できる場所に位置しており、カメラからは万代口の屋上に掛かる青い「新潟駅」のサインを見ることが出来る。2004年(平成16年)10月23日に発生した新潟県中越地震の際には、新潟駅を映しながら揺れるカメラの映像が全国ネットで伝えられた。
社名(局名)は、当初「新潟テレビ」という案もあったとされるが、先発局の「テレビ新潟(正式名称は「テレビ新潟放送網」(略称・TNN。1998年、TeNYに改称)」と混同されるおそれを防ぐために「21」が付けられたとされている。社名(局名)の「21」は当時のアナログ放送のチャンネル番号21chに由来している。直接の由来となったわけではないものの、21世紀に向けて飛躍するようにという狙いも込められている[2][注 1]。開局当初の略称は、前述の通り英称「Niigata Television Network 21」の頭文字から取った「NT21」[注 2]で、開局時のキャッチフレーズは「はたちになったら21」。同じ頃、「はたちを過ぎたら21」という酷似したキャッチコピーを用い、ラベック姉妹を起用したサントリーのウイスキー「サントリー21」CMが全国的に放送されていたが何の関係もなく、むしろNT21のキャッチフレーズのほうが早かった。
開局にあたって、イメージソング「いとしのキャサリン」(作詞:秋元康、作曲:松尾一彦、歌:CoCo)が制作された。この曲を歌っていたCoCoは、男性のボーカルグループである[注 3]。試験放送では、モノスコープやカラーバーなどテストパターンの映像のBGMとして、この「いとしのキャサリン」がエンドレスで演奏されていた。また、開局前には新潟市の古町や万代シテイなど県内の繁華街で開局をPRするキャンペーンを実施し、ノベルティグッズのプレゼントなどが行われた。10月1日の本放送開始後には、この「いとしのキャサリン」を収録したカセットテープの視聴者プレゼントも行われた[注 4]。
通常、地方局の開局にあたっては親会社であるキー局(この局の場合はテレビ朝日)や新聞社(この局の場合は朝日新聞社)が主体となるが、NT21の開局にあたっては、地元の政財界関係者もかなり注力したといわれている。これはテレビ朝日の設立母体の一つである東映の創業者・大川博が新潟県西蒲原郡中之口村(現・新潟市西蒲区)出身であったこと、新潟県が民放テレビの4局化を達成すれば、当時本州日本海側の県では初のケースとなること等が背景にあったといわれている。NT21の初代社長に、当時新潟商工会議所の会頭を務めていた、新潟臨港海陸運送(現・リンコーコーポレーション)社長の大久保政賢が就任したことからも、それが窺える(大久保に社長就任を勧めたのは田中角栄らであるという証言もある)。しかしながら地方都市に4局は当時から既に過当状態であり、後発の弱みで開局時から今日まで経営成績の面では万年最下位から抜け出せずにいる[3]。
UXは2001年(平成13年)4月より、環境キャンペーン「Team ECO ~自然派宣言」を実施しており、植物の葉の形で「eco」の文字を表した「Team ECO」のロゴを放送・広告などで幅広く使用している。「Team ECO」は環境保護・改善を訴える啓蒙活動を中心としたもので、県内の行楽地・景勝地でゴミ拾いなどを行う視聴者参加型イベント「Team ECO Work!」、佐渡島でトキが野生復帰するための環境整備をサポートする「ときプロジェクト」など、県内各所で活動を行っている。2004年(平成16年)11月22日に県内の放送局で初めて環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得した他、本社正面ロータリー内には、太陽電池パネルを備えた風力発電機(最大出力1.56kW)を設置、社内で使用する一部の電力を賄っている。
2006年(平成18年)8月1日、これまでの略称「NT21」から、CI導入に伴ってコールサインに因む「UX」に変更した[4]。これは同年10月に同局で地上デジタル放送が開始されて、その後2011年(平成23年)7月以降、地上デジタル放送に一本化され、アナログ時代の親局である21chは最終的に淘汰されるための措置である。地上デジタルの場合、UXに対して物理的に割り当てられたチャンネルが23ch、リモコンキーIDが「5」であり、略称と送信環境との間に整合性がなくなることが、略称変更の大きな要因となった。また、「UX」にはコールサインを表す他に、それぞれのアルファベットにも意味を持たせており、「U」は「You=あなた・視聴者」、「X」は「未知・無限・進化・交流・発信・可能性・双方向」などを表している[注 5]。NT21がUXに愛称を変更したため、2006年8月以降親局のチャンネル番号を愛称に使用している局は存在しなくなった。また、デジタル放送のリモコンキーID番号を正式な略称の一部として採用している局もない[注 6]。
2010年(平成22年)4月3日、新潟市中央区の「LEXN」にサテライトスタジオ「LEXN STUDIO(UXレクスタ)」をオープンさせる。そのこけら落としとして、同日13時55から1時間、「春のUX全部見せます~レクスタ誕生!新番組も始まるよSP~」を生放送した際に、新しい局のキャラクターとして「ゆぅちゃん・ゴーちゃん」が初登場[5]。
事業所
- 本社 - 新潟県新潟市中央区下大川前通六ノ町2230番19号
- 東京支社 - 東京都中央区築地6丁目16番1号 築地616ビル7階
- 大阪支社 - 大阪府大阪市北区堂島2丁目1番31号 京阪堂島ビル4階
- 長岡支社 - 新潟県長岡市東坂之上2丁目1番1号 ファース長岡ビル5階
- 上越支局 - 新潟県上越市木田2丁目1番1号 上越セントラルビル3階
地上デジタル放送
地上デジタル放送は、総務省の計画に基づき、テレビ新潟と同じ2006年(平成18年)10月1日に開始した。同局がサイマル試験放送を始めた時には、「Team Eco」を初めとする同社のキャンペーン、イベント、催物の宣伝のほとんどがハイビジョン化されていた。翌年の夏以降、ハイビジョン制作に於いては、同局はテレビ朝日系列の地方局では積極的な活動を行う局の1つとなった[注 7]。
また、データ放送にも力を入れている。新潟県内の民放局では一時期、データ放送印刷サービスを常時行った事があり(テレビ新潟、新潟放送は一部の番組放送中のみ実施経験、NHK新潟放送局・NST新潟総合テレビでは全く行っていない)、また2010年(平成22年)2月9日から三条市で行われている、全国初の公共交通社会実験に協力をしている[6]。更に、2012年(平成24年)2月6日には、平日のレギュラー報道番組「全力LIVE」の新コーナー「新潟のみんなでソラをライブ」にて、県内ローカルテレビ局初の、インターネット回線経由を使ったデータ放送双方向機能の使用を開始した。
現在(2006年(平成18年)8月1日 - )は、イタリック体の「UX」を図案化した赤いロゴを使用している。開局当初から略称変更まで(1983年(昭和58年)10月1日 - 2006年(平成18年)7月31日)は、赤色で大きく「21」と書かれた左下に、黄色い「NT」の文字を配したもの。しかし、デザインが煩雑であることから、速報テロップ等には、ブロック体で図案化した「NT21」というロゴも別途使用していた。後年は番組やイベントによって「NT21」のロゴデザインはまちまちになっており、使用するロゴは一定していなかった。
一方、「新潟テレビ21」の社名ロゴのデザインは変更されず、ほぼ一定のデザインのものを使用していた(ただし、同社のホームページでは局ロゴも社名ロゴも使われていなかった)。しかしUXに改称後は、「新潟テレビ21」のロゴが斜体の文字に変わった(デザインも直線的なデザインから曲線的なデザインになった)。
なお送信所・中継局ではUXロゴが書かれている一方、高田デジタル中継局・アナログ中継局、本社社屋と新館の間に新館建設以前から現存する駐車場の案内看板ではNT21ロゴが残存している。
デジタル放送
リモコンキーIDは「5」である。
新潟県は、岡山・香川準広域圏等と同様に全てリモコンキーIDをキー局に合わせたため、UXはテレビ朝日に合わせて「5」となったが、新潟県で「5」はもともとJNN系列局の新潟放送(BSN)のアナログ親局で使用されていた。そのBSNはリモコンキーIDがTBSテレビと同じ「6」となったため、日本の民放で唯一アナログ親局より大きな番号になった。なお、ANN系列でリモコンキーID「6」を使う局はアナログのチャンネルを引き継いだ朝日放送テレビ(ABC)の他に名古屋テレビ放送(メ〜テレ)と北海道テレビ放送(HTB)があり、メ〜テレとHTBはそれぞれ先発他系列局がアナログ親局と同じ5chをリモコンキーIDに引き継がれたため「6」を採用した(同様のケースとして、NNN・NNS系列の福岡放送(FBS)がリモコンキーID「5」を採用している)[注 8]。
なお、ウェブサイトでリモコンキーIDは「5チャンネル」とは書かれず、会社概要では「リモコン番号5」、中継局一覧では「リモコン番号 5番 でご覧下さい」と記載されている。これは地上デジタル放送開始前後、業界ではチャンネルポジションは物理チャンネルとは別という認識が強かったためと思われる。
- 親局:23ch JOUX-DTV 弥彦送信所(出力:3kW)
- 呼出名称:にいがたテレビ21デジタルほうそう
- 高田 39ch
- 津南 31ch
- 新井 49ch
- 守門 38ch
- 妙高高原 49ch
- 三川 49ch
- 津川 49ch
- 村上 33ch
- 村松 49ch
- 高柳 41ch
|
- 津南上郷 22ch
- 両津 38ch
- 外海府 34ch
- 関川 49ch
- 青海 31ch
- 小出 32ch
- 相川 34ch
- 湯沢 23ch
- 栃尾 49ch
- 川口 23ch
|
- 鹿瀬 23ch
- 大和 38ch
- 津南田中 23ch
- 六日町 38ch
- 高千 23ch
- 糸魚川大野 31ch
- 糸魚川早川 38ch
- 朝日 37ch
- 府屋 27ch
- 土樽 38ch
|
- 安塚 36ch
- 勝木 25ch
- 小千谷真人 39ch
- 中里 50ch
- 黒川 33ch
- 湯之谷 32ch
- 柿崎 34ch
- 松代 36ch
- 新発田赤谷 44ch
- 越路 43ch
|
- 鯖石 24ch
- 塩沢 31ch
- 新津 34ch
- 牧 49ch
- 下相川 23ch
- 牛野尾谷 50ch
- 関川女川 38ch
- 津南中津 31ch
- 柏崎山口 32ch
- 中郷 52ch
|
|
アナログ放送
2011年7月24日停波時点
- 親局:21ch JOUX-TV 弥彦送信所(出力=映像:30kW、音声:7.5kW)
- 呼出名称:にいがたテレビ21テレビジョン
- 高田 37ch
- 相川 36ch
- 小出 39ch
- 津南 53ch
- 村上 48ch
- 高柳 44ch
- 守門 57ch
- 関川 57ch
- 青海 39ch
- 三川 33ch
|
- 津川東 59ch
- 村上市府屋 39ch
- 村上市勝木 61ch
- 両津 40ch
- 高千 62ch
- 安塚 40ch
- 新井 61ch
- 村松 61ch
- 栃尾 62ch
- 塩沢 62ch
|
- 土樽 62ch
- 越路 61ch
- 新津 32ch
- 小千谷真人 58ch
- 川口 40ch
- 大和 62ch
- 黒川 62ch
- 津南中里 30ch
- 鹿瀬 38ch
- 村上市朝日 39ch
|
- 糸魚川早川 40ch
- 湯沢 40ch
- 糸魚川 37ch
- 津川 53ch
- 湯之谷 23ch
- 六日町 57ch
- 外海府 39ch
- 下相川 39ch
- 糸魚川大野 61ch
- 川口大島 51ch
|
- 妙高高原 34ch
- 津南田中 23ch
- 津南上郷 30ch
- 津南中津 37ch
- 柏崎鯖石 61ch
- 柏崎山口 39ch
- 関川女川 48ch
|
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[7][8][9][10]
2020年3月31日 - 2021年3月31日
さらに見る 資本金, 発行済株式総数 ...
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
10億円 | 20,000株 | 40 |
閉じる
過去の資本構成
さらに見る 資本金, 授権資本 ...
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
10億円 | 40億円 | 5万円 | 20,000株 | 56 |
閉じる
さらに見る 資本金, 発行済株式総数 ...
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
10億円 | 20,000株 | 46 |
閉じる
さらに見る 株主, 株式数 ...
株主 | 株式数 | 比率 |
全国朝日放送 | 3,330株 | 16.65% |
朝日新聞社 | 3,100株 | 15.50% |
長鐡工業 [注 9] | 1,060株 | 05.30% |
田中角榮記念館 | 1,000株 | 05.00% |
閉じる
- 1976年(昭和51年)1月21日 - 放送免許申請。
- 1982年(昭和57年)10月27日 - 新潟県に民放第4局の周波数割り当て。新潟地区では147件の免許申請があった。
- 1983年(昭和58年)[11]。
- 2月4日 - テレビ放送の予備免許を取得。
- 3月7日 - 創立株主総会を開催し、新潟テレビ二十一設立。
- 3月14日 - 開局準備事務所を開設。
- 4月5日 - 本社社屋・演奏所起工式(佐渡汽船本社跡地)。
- 7月18日 - 最初の入社式が行われた。
- 8月21日 - 弥彦山送信所で試験電波送信(二重音声またはステレオ放送[注 13])。
- 送信鉄塔はテレビ新潟と共用、送信アンテナは単独設置。
- マスターは東芝製。送信機、マイクロ波設備はNEC製。
- 9月21日 - 開局免許を交付。
- 9月24日 - テレビ放送の本免許を取得。
- 9月25日 - サービス放送開始。
- ソニー製のCMバンクが放送用として稼動開始。
- 番組送出用VTR(1インチのみ)は日立製作所製。CM送出用VTR(1インチ)はソニー製(型番はBVH-2000)だった。
- 10月1日 - 新潟県で4番目・全国では101局目の民放テレビ局として開局、午前6時10分から本放送を開始(メイン・スタジオ面積は60坪)。
- 本放送開始地点の中継局は高田、相川、小出、糸魚川、湯沢、新井、津南、糸魚川大野の8局[12]。
- 開局記念番組として午前7時15分から『飛躍の新潟 今後の課題』を放送。
- 12月4日 - 開局記念歌謡ショー「栄光のビッグヒット〜競演!!日本列島北から南へ〜」をステレオ放送で全国放送。
- 1984年(昭和59年)10月6日 - 初の生ワイド番組『照光まことの土曜スタジオ』放送開始[13]。
- 1987年(昭和62年)10月3日 - ローカルの土曜朝の1時間番組『THE7』放送開始(ステレオ放送)。
- 1988年(昭和63年)8月15日 - 自社主催の大型ロックコンサート「ポップロケッツ'88」開催。
- 1992年(平成4年)2月9日 - 自社制作番組『心はいつもノーサイド〜北島忠治90歳〜』を全国放送。
- 1994年(平成6年)3月6日 - 10周年記念特別番組『語り継がれゆくもの〜柏崎・綾子舞幻想行〜』を全国放送。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)4月1日 - 字幕放送開始。ステーションキャラクターとして“21世紀マン”を採用(2001年3月まで)。
- 1999年(平成11年)2月28日 - 15周年記念特別番組『鼓童〜地球を一本のロープでつなぐものたち〜』を全国24局ネットで放送。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 環境キャンペーン「Team ECO」開始。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 『スーパーJチャンネルにいがた』スタート。
- 2003年(平成15年)9月15日 - 送信アンテナをアナログ・デジタル共用のものに更新(新潟放送デジタルと共用、送信鉄塔は新潟放送と共用)。
- 2005年(平成17年)
- 6月10日 - 地上デジタル放送の予備免許を取得(新潟のNHK、他の民放テレビ3局も同時に取得)[注 14]。
- 10月1日 - 地上波デジタル放送の試験電波送信(弥彦送信所のみ)。
- 10月25日 - 地上波デジタル放送の試験放送開始(弥彦送信所のみ)。
- 11月1日 - 地上波デジタル放送の試験放送をフルパワーの3kWに増力する。
- 2006年(平成18年)
- 8月1日 - 地上デジタルのサイマル試験放送開始に先立ち、CIを導入。局の略称をNT21からUXに変更。
- 8月7日 - 4時25分より、地上デジタル放送のサイマルサービス試験放送、データ放送及びワンセグの各試験放送開始。
- 9月1日から10月8日まで、同局と同じ日に地上波デジタル放送の本放送を開始するテレビ新潟(TeNY)と共同で地上波デジタル放送開始のキャンペーンを実施。
- 9月25日 - 地上デジタル放送の本免許を取得(テレビ新潟も同日に取得)[15]。
- 10月1日 - 地上デジタル本放送開始(UHF23ch、出力3kW、コールサイン:JOUX-DTV、リモコンキーID5)
- 2007年(平成19年)
- 6月9日 - ローカル番組で、新潟ビッグスワンからJ1リーグ「アルビレックス新潟VSヴィッセル神戸」の模様をハイビジョンで生中継する(ハイビジョン生中継は同局初。それに関する中継機材をレンタルして生放送を実施した)。
- 7月9日 - 局舎のメイン・テレビ・スタジオがハイビジョン対応になり、『スーパーJチャンネルにいがた』がハイビジョン化される(これに伴い、自社の報道番組の多くがハイビジョンで放送されるようになる)。
- 7月13日 - 全国高校野球選手権新潟大会(この年は第89回)の開催に伴い、デジタル放送のデータ放送が、その大会仕様のデザインに変更される。しかし、同月16日に新潟県中越沖地震が発生し、同月の18日頃には、同放送はその地震情報用のデザインに変更。更にその後の同月23日には、高校野球及び新潟県中越沖地震情報兼用に変更された(トップページは高校野球)。
- 7月31日・8月1日 - 長岡市悠久山野球場から第89回全国高校野球選手権新潟大会の準決勝及び決勝をハイビジョン及び5.1チャンネルサラウンドステレオで生中継した(ハイビジョン中継車及びサラウンド関係機器はレンタルで賄う。5.1チャンネルサラウンド・ステレオ放送は、県内ローカル番組史上初。以後この番組の放送は、毎年ハイビジョン、サラウンド・ステレオ音声となる)。
- 11月10日 - 『まるどりっ!』スタート。
- 2008年(平成20年)6月 - 池上通信機製のハイビジョンSNG・FPU中継システムを自社導入、稼動開始[注 15]。これにより、主に報道中継用等におけるローカルテレビ中継車でのハイビジョン運用を、設備をレンタルしなくてもできる様になった。(ただし、スポーツ中継等、大規模なローカルのハイビジョン番組については、引き続き、中継車等の設備をレンタルして放送を行う。)
- 2009年(平成21年)
- 8月末頃 - ニュース専用スタジオのハイビジョン化対応工事開始。これに伴い、同工事終了までは全てニュースがメインスタジオでの放送となり、これにより、ローカルニュースが全時間帯ハイビジョン化される。
- 9月28日 - ニュース専用スタジオのハイビジョン化対応工事完了に伴い、ニューススタジオからの放送もハイビジョン化される。これにより、局舎内設備が全面ハイビジョン化対応となる。
- 2010年(平成22年)
- 2月9日 - 三条市で実証実験を行っている、デマンド交通と地上波デジタルデータ放送を組み合わせた公共交通社会実験のデータ放送配信を開始。
- 4月3日 - 新潟市中央区の「LEXN」にサテライトスタジオ「LEXN STUDIO(UXレクスタ)」オープン[注 16]。こけら落としとして、同日13時55から1時間、『春のUX全部見せます〜レクスタ誕生!新番組も始まるよSP〜』を生放送する。その際に、新しい局のキャラクター「ゆぅちゃん」と「ゴーちゃん」が初登場する。
- 4月5日 - サテライトスタジオ「LEXN STUDIO(UXレクスタ)」からの初のレギュラー生放送番組、『レクスタ発昼どきキンコンカン』がスタートする[注 17][14]。
- 7月1日 - 「UXサポーターズ」の活動開始が、『レクスタ発昼どきキンコンカン』の番組内にて発表される。詳しくは下記を参照。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)2月6日 - 平日のレギュラー報道番組『全力LIVE』の新コーナー「新潟のみんなでソラをライブ」にて、県内ローカルテレビ局初の、インターネット回線経由を使ったデータ放送双方向機能の使用を開始。[注 18]
- 2013年(平成25年)10月1日 - 開局30周年。
- 2014年(平成26年)3月 - 社史『UX新潟テレビ21 30年史』発行。
- 2015年(平成27年)4月28日 - 新館が竣工。
- 2017年(平成29年)
- 6月23日 - 桒原美樹常務が新社長に就任。国内の県・広域民放局では初の女性社長となった[18]。
- 8月19日から9月23日まで、 - 初の自社製作シリーズドラマ『霊魔の街』放送。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2月19日 - 「がたひめプロジェクト」とともに参画し、新潟県初のバーチャルYouTuber・がたひめを本格的にYouTuberデビューさせた。[21]
- 2021年(令和3年)
従来、新潟県のANN・テレビ朝日(当時はNETテレビ)系列は1968年(昭和43年)開局の新潟総合テレビ(NST)であった。NST設立当時、朝日新聞社が全国朝日系テレビネットワークを構築すべく、全国各地にUHF新局の開局申請を行い、その結果、他系列と相乗りになる形で朝日系のテレビ局「NST」が開局した。読売新聞等の相乗りながら、朝日系のテレビ局としてANNに加盟していた。しかしNSTは、フジテレビとの関係が深く、NSTとクロスネットをしていたNETテレビと日本テレビの両陣営は、新たにテレビ局免許申請の可能性が出てくると、ともにNSTを諦めて新局開設に注力することとなった。しかし1973年(昭和48年)に県内3局目のチャンネルプランが割り当てられた際には、申請者の一本化に失敗して新局開設は頓挫している。1980年(昭和55年)に改めて3・4局目のチャンネルプランが割り当てられた際は、両陣営の激しい免許争奪戦の末、1981年(昭和56年)4月に日本テレビ系列のテレビ新潟(TNN、現・TeNY)が開局。テレビ朝日系列の新潟テレビ21(NT21、現・UX)の開局は、その2年半後となった。
2016年(平成28年)現在、設置されている箇所を挙げる。
- UXは2010年(平成22年)7月1日から「県民にUXを身近に感じてもらいたい」という狙いからUXサポーターズを結成。専属イベントコンパニオンを採用したのは県内の民放では初の試みであり、UX主催に関するイベントやアナウンス、受付業務などを担当し、テレビにも出演する。任期は1年間となっている。ただし、更新する可能性があるが、この活動を機にその後は様々な分野で活動している。
自社制作番組
- スーパーJにいがた(月曜 - 金曜 16:40 - 18:52)
- UX News(旧・NT21ニュース。月曜 - 金曜 20:54 - 21:00)
- 三幸製菓 Presents 夢のスタート(火曜 23:10 - 23:15。2023年10月3日 -)
- マイ★メモリーズ 〜ニイガタ・ワンダフル・ライフ〜(金曜 19:54 - 20:00。2024年4月5日 -)
- まるどりっ!UP(土曜 9:30 - 11:15)
- 知ットク!新潟(土曜 11:58 - 12:00)
- ほっとホット新潟(土曜 17:55 - 18:00)
- Team ECOプロジェクト(土曜 22:59 - 23:05 → 土曜 23:10 - 23:15)
- ウェザーブレイク
- ランランUX
- テレびより
- アナ×せん
- ご当地グルメ探偵団(毎年1月2日に放送。メ〜テレ・SATV・abn・HABとの共同制作、幹事局は年により異なる。)
- 東京一人暮らし(毎年2月に放送。KFB・abn・SATV・HABとの共同制作、幹事局は年により異なる。)
- ニッポンの酒シリーズ(毎年12月放送。KFB、abn、HAB、OAB、KAB、QABとの共同制作、幹事局は年により異なる。)
ネット番組
テレビ東京系列のネット番組
制作局の表記のない番組はテレビ東京制作。
テレビ朝日系列番組
※遅れネットおよび系列局制作番組を記載。なお、制作局の表記のない番組はテレビ朝日制作。
BSNからの移行番組
民教協は引き続きBSNが加盟・放送。
男性
- 1994年 小山裕久
- 2014年 岡拓哉
- 2016年 大石悠貴
- 2020年 大角怜司
異動した元アナウンサー
- 1983年 近正仁(現・報道制作局所属記者)
- 1986年 山本肇
- 1991年 村山朋彦(現・営業局営業部)
注釈
1998~2001年の間、「21世紀マン」というステーションキャラクターを採用していた事があり、その際には後付けながら「21世紀がやってくる」などと21世紀に絡めつつ、社のPRを行っていた。
(アナログ)親局のチャンネル番号を正式社名として使用しているテレビ放送局は、現状では新潟テレビ21のみである(登記上の社名は上記の漢数字表記となっている)。他にチャンネル番号を社名や略称に採用した事例には、東京12チャンネル(1981年、テレビ東京に改称)、ミヤギテレビ(mm34。1985年、MMTに改称)、富山テレビ(T34。1994年、BBTに改称)などがある。
1989年にデビューしたアイドルグループCoCoとは異なる。
この「いとしのキャサリン」のアナザーバージョンとして「1973年のキャサリン」というタイトルのナンバーが存在する。作詞・作曲は同じ両名でメロディも全く同一だが、歌詞が大きく異なる。CoCoの唯一のアルバム『LOCATION』(1983年発売。2017年現在オンデマンドCDで入手可能)に収録された後、山本コウタローがカバーし、1984年10月にリリースされたアルバム『10月の距離』に収録されている。余談だが、秋元はその更に2年後の1986年に「1986年のマリリン」を作詞し(作曲は筒美京平)、本田美奈子に提供している。「いとしの-」の歌詞中には「20才になったら21」というくだりがあるが、開局翌年の1984年にはサントリーがウイスキーの新商品を発表した。「21」と名付けられたこの商品のキャッチコピーは「ハタチをすぎたら、21」。アメリカのピアニストデュオ・ラベック姉妹が出演していたCMでも彼女らがこのコピーを発していた。当然NT21はこの商品(後に販売終了)とは全く無関係であったが、関係の有無に関してしばしば視聴者からの問い合わせも寄せられたといわれる。
偶然にも局名と一致したパターンが無い訳でもない(例:サンテレビの「3」)。
例えば、アルビレックス新潟のビッグスワンでのサッカー生中継や、高校野球の新潟県予選の準決勝・決勝戦を、高額であるというハイビジョン中継機材をレンタルして生中継し、特に後者の中継においては、県内ローカル番組初の5.1チャンネルサラウンド・ステレオで放送した。更に2007年7月9日からは、局舎のメインスタジオをハイビジョン化対応とし、これに伴い県内向けの放送である「スーパーJチャンネルにいがた」がハイビジョン化された。その後、報道番組の多くがハイビジョン化され、県内の民放局では報道番組のハイビジョン化の比率が大きくなり、県内の報道番組で最もハイビジョン化の比率が高いNHK新潟放送局に準ずるほどになった。この勢いは、ニューメディアの採用を積極的に行っている日本テレビの系列局で、当時県内のローカル番組のハイビジョン化が最も遅れているといわれていたテレビ新潟や、新社屋への引っ越しを機に、新潟の民放で最も早く局舎スタジオの全面ハイビジョン化対応を実施し、ローカル番組のハイビジョン取材もいち早く行った新潟総合テレビ(NST)にも、少なからず影響を与えたという。
二重音声は正弦波信号(主音声:1kHz、副音声:400Hz)、ステレオ放送は局のイメージソング「いとしのキャサリン」をフルバージョンで流していた。
主に報道中継用に使用。報道中継用等での小型ローカルテレビ中継車によるハイビジョン化は、県内民放ではテレビ新潟(TeNY)に次いで2局目である。
当然ながら、当初からハイビジョン、ステレオ放送対応のスタジオである。なお、同スタジオから局舎までは光ファイバーによるデジタル回線で結ばれている。
途中、お昼のUXローカルニュース・天気が入るが、その時は、局舎の報道スタジオからの放送となる。
テレビの視聴者に対し、今テレビを観ている所の天気を4択のカラーボタンでインターネット経由にて送信してもらうもの。UX本社では、データ放送の天気地域を認識する郵便番号の送信により位置を認識して、新潟県の地図の上に天気状況をピンポイント式で表すもの。よって、個人情報の送信は郵便番号のみである。この「みんなでソラをライブ」は、テレビ朝日のフルネット局各局でも、同年2月頃から相次いで開始している。
テレビ朝日系列局以外の企業ではかつて「NETニュース」を制作していた朝日テレビニュース社の合弁会社の一つで、かつ新潟県西蒲原郡中之口村(現・新潟市西蒲区)出身の大川博が所属していた東映もテレビ朝日ホールディングスの持分法適用関連会社、かつ筆頭株主であると同時に、同社も東映の持分法適用関連会社、かつ第二位株主である[20]。
日曜時代は同時ネット。2024年1月18日より、遅れネットで再開。
2024年3月21日までは同時ネット。2024年4月より、遅れネットで放送。
2019年3月までは新潟総合テレビ(放送当時、現在はNST新潟総合テレビ)で定期放送されていた。
放送終了から開始までの空き時間の一部を利用して権利上再放送出来ない部分をカットした短縮版を再放送していた。
2020年9月までは、『ヤンごとなき!』として金曜 0:20 - 0:50〈木曜深夜〉に放送していたが、2020年10月より『ヤンごとなき!Classic』として土曜 1:25 - 1:55(金曜深夜)に放送(毎月最終土曜は『朝まで生テレビ!』の放送の為、休止)。2023年4月1日に放送終了。
本放送の翌週の同時間帯に再放送を実施しており、隔週で本放送をしていた(本放送の最終回は3月15日で、再放送が3月22日)。
放送開始時点は火曜 1:20 - 1:45〈月曜深夜〉。終了時点では火曜 0:50 - 1:15〈月曜深夜〉に放送。
2023年12月29日までは金曜 0:50 - 1:15〈木曜深夜〉。2024年1月14日から終了までは日曜 10:35 - 11:00に放送。
第1期は自社制作番組『まるどりっ!UP』の1コーナーとして放送され、第2期は単独番組として放送。
毎月最終土曜〈金曜深夜〉は『朝まで生テレビ!』の放送の為、休止。
2024年1月12日よりネット開始。同年3月29日までは金曜 1:45 - 2:15〈木曜深夜〉。同年4月5日より、金曜 1:55 - 2:25〈木曜深夜〉に放送されていたが、同年7月19日に打ち切り。
出典
売上高はこの局より2年先に開局したテレビ新潟の75%程度であり従業員1人あたりにすれば95%程度である。(経営環境が似ている熊本朝日放送でも同様の傾向にある。)
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p115
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p116
日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2021』コーケン出版、2021年12月10日、332頁。
日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2016』コーケン出版、2016年11月25日、314頁。
日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、269頁。
日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、290頁。
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p108
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p97
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p99
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p65
『UX新潟テレビ21 30年史』(2014年3月、新潟テレビ21発行)p117
新潟テレビ21 30周年記念社史編纂委員会編『新潟テレビ21 30年史 = You & me & UX 30th』新潟テレビ21、2014年3月、109,111頁
ウィキメディア・コモンズには、
新潟テレビ21に関連するカテゴリがあります。