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JAPAN JAM
日本の野外音楽フェスティバル (2010 - ) ウィキペディアから
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JAPAN JAM(ジャパンジャム)は、毎年ゴールデンウィークに千葉市蘇我スポーツ公園で開催される野外音楽フェスティバルである。ロッキング・オン・ジャパンが主催・企画制作を手掛け、夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、年末の「COUNTDOWN JAPAN」に続く第3のフェスとして2010年にスタートした[1][2]。
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概要
富士スピードウェイ、幕張メッセ、STUDIO COAST、幕張海浜公園を経て、2017年から千葉市蘇我スポーツ公園で開催されている。都心からほど近く、最寄り駅(JR蘇我駅)から700m(徒歩8分)の場所にある都市型野外フェスティバルである[3][4]。
会場にはSKY STAGE、SUNSET STAGE、LOTUS STAGEの3つのステージがあり、いずれも3万人以上の収容人数を有する。ステージ間の距離が近く、“巨大にしてコンパクト”なフェスをコンセプトとする。
2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により中止。2021年は2年ぶりに開催されたが、1日あたりの来場者数を約1万人規模に縮小して実施された[5]。
2022年に“快適性と安全性”をテーマに会場レイアウトや運用を大幅に変更[6]。SKY STAGEとSUNSET STAGEの2つのメインステージが広大なエリアの両側に配置され、交互にライブを行うダブルメインステージ形式を採用した。両ステージの最前列間の距離は約350m[7]。各ステージに3台の大型LEDビジョンが設置される[8][9]。
千葉市蘇我スポーツ公園は、2022年から「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の会場としても使用されている[10]。
2023年には次世代アーティストをピックアップする第3のステージBUZZ STAGEが[11]、2024年には第4のステージとしてWING STAGEが新設された[12]。
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歴史
要約
視点
2010年
日時:2010年5月15日(土)・16日(日)
会場:富士スピードウェイ
主催:ニッポン放送/ディスクガレージ
企画制作:ロッキング・オン
総来場者数:20,873名(5月15日 9,138名 / 5月16日 11,735名)[13]
2011年
日時:2011年5月3日(水・祝)・4日(木・祝)・5日(金・祝)
会場:幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール
主催:株式会社幕張メッセ/ニッポン放送/ディスクガレージ
企画制作:ロッキング・オン
総来場者数:22,642名 (5月3日 7,538名 / 5月4日 6,625名 / 5月5日 8,479名)[13]
- 会場を幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールに変更[16]
2012年
日時:2012年5月3日(木・祝)・4日(金・祝)・5日(土・祝)
会場:STUDIO COAST
主催:ニッポン放送/ディスクガレージ
企画制作:ロッキング・オン
- 会場をSTUDIO COASTに変更[17]
2013年
日時:2013年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)
会場:STUDIO COAST
主催:ニッポン放送/ディスクガレージ
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
- 会場をSTUDIO COASTに移して2回目の開催[18]
2014年
日時:2014年5月3日(土・祝)・4日(日・祝)・5日(月・祝)
会場:STUDIO COAST
主催:ニッポン放送
企画制作:クリエイティブマンプロダクション/ロッキング・オン・ジャパン
- 会場をSTUDIO COASTに移して3回目の開催
- 「SUMMER SONIC」などを主催するクリエイティブマンプロダクションが制作に参加[19]。ザ・ロイヤル・コンセプトやスウェードら洋楽アーティストも多数出演した[20]。
2015年
日時:2015年5月3日(日・祝)・4日(月・祝)・5日(火・祝)
会場:幕張海浜公園JAPAN JAM BEACH特設会場
主催:ニッポン放送
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
総来場者数:約44,000名(5月3日 約17,000名 / 5月4日 約17,000名 / 5月5日 約10,000名)[13]
- 会場を幕張海浜公園の特設会場に変更[21]
- イベント名も「JAPAN JAM BEACH」に変更となり、3つのステージを設ける大規模なビーチフェスとして新たなスタートを切る[22]。
2016年
日時:2016年5月3日(火・祝)・4日(水・祝)・5日(木・祝)
会場:幕張海浜公園JAPAN JAM BEACH特設会場
主催:ニッポン放送
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
総来場者数:38,701名(5月3日 16,846名 / 5月5日 21,855名)[13]
2017年
日時:2017年5月3日(木・祝)・4日(金・祝)・5日(土)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:bayfm
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
総来場者数:50,348名(5月4日 17,343名 / 5月5日 17,692名 / 5月6日 15,313名)[13]
- 会場を千葉市蘇我スポーツ公園に変更
2018年
日時:2018年5月4日(金・祝)・5日(土・祝)・5日(日)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:bayfm
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
総来場者数:65,607名(5月4日 22,264名 / 5月5日 21,763名 / 5月6日 21,580名)[13]
- 会場を千葉市蘇我スポーツ公園に移して2回目の開催[30]
- フクダ電子グラウンドに天然芝が整備されたことにより、全ステージエリアの芝生化が実現[31][32][注釈 1][33]
- 千葉市とbayfmによるオーディション企画「GO TO JAPAN JAM 2018」が行われ、セットラウンドリー、CoolRunnings、ユレニワの3組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した。
2019年
日時:2019年5月4日(土・祝)・4日(日・祝)・5日(月・振休)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:bayfm
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
総来場者数:111,182名(5月4日 38,000名 / 5月5日 35,182名 / 5月6日 38,000名)[34]
- JR蘇我駅及び駅から会場までのルートの混雑分散の為、5月5日(日・祝)・6日(月・振休)は開場時間を30分早め、9時30分から9時に変更した[37]。
- 5月5日(日・祝)、荒天のため13時30分以降のタイムテーブルは全て15分遅れで進行した[38]。
- 千葉市とbayfmによるオーディション企画「GO TO JAPAN JAM 2019」が行われ、SillyBilly、Sad My Enemy、tuneの3組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した。
2020年(開催中止)
日時:2020年5月4日(月・祝)・5日(火・祝)・6日(水・振休)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:bayfm
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
運営協力:クリエイティブマンプロダクション
2021年
日時:2021年5月2日(日)・3日(月・祝)・4日(火・祝)・5日(水・祝)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:ロッキング・オン・ジャパン/クリエイティブマンプロダクション
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
総来場者数:40,000名(5月2日 10,000名 / 5月3日 10,000名 / 5月4日 10,000名 / 5月5日 10,000名)
- 5月5日に出演予定だったSILENT SIRENは、あいにゃん(ba.)の新型コロナウイルス感染により出演がキャンセルとなる。[41]。
- 5月2日のNulbarichのライブにはVaundyが、東京スカパラダイスオーケストラのライブには[Alexandros]の川上洋平が、それぞれスペシャルアクトとして出演[42][43](出演キャンセルとなったSILENT SIRENのライブにも、Poppin'Partyの愛美がスペシャルアクトとして出演する予定だった[44])
- 千葉市とbayfmによるオーディション企画「ROAD TO JAPAN JAM 2021」が行われ、マッドネスマンボウ、Shoe Dogs、tiny yawn、じぇいえーすの4組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した[45]。
- 新型コロナウイルス蔓延下での開催
- 前年に引き続き新型コロナウイルス蔓延下、近接する東京都では緊急事態宣言が発令されている中(千葉県ではまん延防止等重点措置発令中)での開催となった。前回開催時は1日あたり3万7千人が来場していたが、3月29日に来場者を最大2万人[46]、感染状況が悪化したことを受けて4月9日には最大1万人に設定された[47]。なお、その後さらなる感染拡大で収容人数は最大5000人にまで厳しくなったが、発令前までにチケットを完売させたため特例で適用が見送られた[48]。
- 2017年から主催として名を連ねていたbayfmは4月28日に、「今日の社会状況を鑑み、当社が主催者名義として当イベントに参加することができないものと判断いたしました」と主催から降りることを発表した[49]。
- 開催当日は「感染防止策の徹底」がうたわれ、アルコール飲料の提供禁止、マスクの着用義務化、歓声や合唱、ハイタッチ禁止などの措置がとられ、スタンディングエリアには各辺1mの黄色の枠が設定されるなどの工夫が行われた[50]。報道によれば、モラルやルールが徹底されない部分も一部で見られたが、観客の多くはマナーを守った[48][51]。
- 開催から20日後の5月25日、主催者はJAPAN JAM 2021における集団感染(クラスター)発生がなかったことを報告した[52]。
2022年
日時:2022年5月1日(日)・3日(火・祝)・4日(水・祝)・5日(木・祝)・7日(土)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:ロッキング・オン・ジャパン/クリエイティブマンプロダクション
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
総来場者数:91,784名(5月1日 14,821名 / 5月3日 17,276名 / 5月4日 25,649名 / 5月5日 16,083名 / 5月7日 17,955名)
- 初の5日間開催[53]。「より快適に、より安全に」をテーマに大きくリニューアル[54][55]。SKY STAGEとSUNSET STAGEが向き合い、ひとつの広大なステージエリアを共有する2メインステージ形式での開催となる。感染症対策の観点から1日あたり2万から3万人のキャパシティを予定。移動の少なさ、密の回避などに配慮したレイアウトと運用で、コロナ禍であっても、安心してフェスを楽しめる環境作りを目指すとした[56][57]。
- 千葉市とクリエイティブマンプロダクションによるオーディション企画「ROAD TO JAPAN JAM 2022」が行われ、harue、カタルカルタ、SUGARLUNG、AMUSEMENT LAGERの4組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した[58]。
- 5月4日に出演予定だったゲスの極み乙女。は、ほな・いこか(dr.)の新型コロナウイルス感染により出演がキャンセルとなる[59]。それに伴い、新たに夜の本気ダンスの出演が決定した[60]。
- 開催から9日後の5月16日、プロデューサーの渋谷陽一はメッセージを更新。コロナ対策として行ったデジタル・チケット制が転売行為の減少を、前方エリア抽選が場所取りの減少をもたらしたことについて触れ、「フェス全体をより強化させる施策につながった」とコメント。そして8月に3年ぶりの開催を予定しているロック・イン・ジャパンも絡めて、「フェスがこれからも円滑に開催されるために、是非ご協力お願いします」とコメントした[61]。
2023年
日時:2023年4月30日(日)・5月3日(水・祝)・4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:ロッキング・オン・ジャパン/クリエイティブマンプロダクション
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
総来場者数:153,191名(4月30日 20,437名 / 5月3日 38,000名 / 5月4日 22,696名 / 5月5日 34,058名 / 5月6日 38,000名)
- 新世代のアーティストをピックアップするためのBUZZ STAGEが新たに加わり、全3ステージとなる[10][63]。
- Jフェス(ロッキング・オン企画制作のフェス)で初めての試みとして、会場内にフリーWi-Fiエリアを設置する[64][65]。
- 千葉市とクリエイティブマンプロダクションによるオーディション企画「ROAD TO JAPAN JAM 2023」が行われ、TëKMO+、Souvenir、Hammer Head Shark、Hwylの4組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した[66]。
- 最終日の5月6日は、当日の気象状況を受けてSUNSET STAGEが安全確保のためにクローズされることとなり、この日出演予定だった5組(オープニングアクトを含む)の同ステージへの出演が見送りとなった[63][67][68]。同ステージ最終アクトのSaucy Dog[69]と、クロージングDJのDJ和[70]の2組は、SKY STAGEに変更して出演した。なお、Hwylは後にその振替として8月5日に行われたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023にてオープニングアクトを務めた。
2024年
日時:2024年4月28日(日)・29日(月・祝)・5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:ロッキング・オン・ジャパン/クリエイティブマンプロダクション
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
総来場者数:192,564名(4月28日 35,517名 / 4月29日 38,241名 / 5月3日 38,806名 / 5月4日 40,000名 / 5月5日 40,000名)
- WING STAGEが新設され、計4ステージとなる[12]。
- 千葉市とクリエイティブマンプロダクションによるオーディション企画「ROAD TO JAPAN JAM 2024」が行われ、花鏡紅璃、シベリアンハスキー、ポルトギース、mariの4組が、各日のオープニングアクトを務めた[71]。
2025年
日時:2025年4月29日(火・祝)・5月3日(土・祝)・4日(日・祝)・5日(月・祝)
会場:千葉市蘇我スポーツ公園
主催:ロッキング・オン・ジャパン/クリエイティブマンプロダクション
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン
総来場者数:156,931名(4月29日 32,081名 / 5月3日 45,000名 / 5月4日 38,013名 / 5月5日 41,837名)
- 15回目の開催。2025年は会場施設利用上の制約が生じた関係で2021年以来の4日間開催となる[73]。
- 千葉市とクリエイティブマンプロダクションによるオーディション企画「ROAD TO JAPAN JAM 2025」が行われ、ザ ドーベルマンション、岡本ジョウ(青)、バイバイ・ニーチェ、Wash My Fridayの4組が、各日のオープニングアクトを務めることが決定した[74]。
- Jフェス初の公式マスコットキャラクター「もじゃむ」が会場に登場[75]
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脚注
関連項目
外部リンク
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