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穴部
漢字の部首 ウィキペディアから
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概要

「穴」字は洞穴を意味する。人が入ることのできる空間があり、洞穴に野宿することを「穴居」と言った。引伸して洞穴を利用した住居、動物の巣穴、墓穴、物に開けられた穴などを意味する。また動詞として穴を穿つことをも意味した。
『説文解字』は土室であり、家を表す「宀」と声符の「八」で構成される形声文字とするが、甲骨文を見ると、全部で洞穴や土室の象形とも考えられる。
偏旁の意符としては洞穴や空間に関することを示す。
穴部はこのような意符を構成要素とする漢字を収める。
字体差
1画目
「宀」同様、印刷書体(明朝体)における「穴」字の1画目には地域による差異がある。『康熙字典』は1画目を短い縦棒とし、日本・韓国はこれに従う。一方、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表はこれを点画としている。
八
冠の位置にあるときの「八」部分は、『康熙字典』・日本・韓国では右の払いを釣り鉤、すなわち「儿」形に変化させる(ただし、『康熙字典』の「空」は「穴」をそのまま用いている)。台湾・香港の標準字体は釣り鉤がない。一方、中国の新字形ではこれを「ハ」のように長い点画に変化させる。
部首の通称
- 日本:あな・あなかんむり
- 中国:穴寶蓋、穴字頭
- 韓国:구멍혈(gumeong hyeol bu、あなの穴部)
- 英米:Radical cave
部首字
穴
例字
→詳細は「wikt:Wiktionary:漢字索引 部首 穴」を参照
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