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孤独のグルメ (テレビドラマ)
日本のテレビドラマ番組シリーズ ウィキペディアから
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『孤独のグルメ』(こどくのグルメ)は、2012年よりテレビ東京系列で放送されている、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名の漫画作品を原作とするテレビドラマのシリーズ。2025年現在、10のテレビシリーズと、特別編、スペシャルドラマ版が数作放送されている。主演は松重豊で、本作が初主演作品である。
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テレビ東京特有の典型的な低予算番組でありながら[2][3]、DVDや動画配信などの二次収入で多額の利益を上げており、2022年現在ではテレ東を代表する看板番組となっている[4]。
2025年1月10日には劇場版『劇映画 孤独のグルメ』が公開され、松重自身が監督・脚本・主演のすべてを務めた[5]。
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制作
テレビ東京の深夜ドラマ作品は近年は製作委員会方式を主に採用しているが、本作はテレビ東京が自社で著作権を持つ単独製作方式を採用している。
制作協力は共同テレビが担当しており、プロデューサーの吉見健士が強く望み、松重を五郎役に起用した[6]。久住はSeason1以前にも長嶋一茂を主演としたドラマ化のオファーがあったが断った[7]。また久住は、別のインタビューで「漫画とドラマとは別」として、漫画版の五郎とはあえて似てない人間の方が良いと思ったこと、候補者の中で「ものすごくロケ弁を美味そうに食べる」という点を評価して松重を推したことなどを明らかにしている[8]。
ドラマ化の企画は当初、共同テレビのグループ会社であるフジテレビへ持ち込んだものの幹部に一蹴され、仕方なくテレビ東京へ持ち込んだという[9]。当初はドラマではなくドキュメンタリーとしての映像化を企画していた[10]。
撮影スタイル
1話につき2日かけて撮影される。1日はドラマパートの撮影、もう1日はグルメパートの撮影が行われる。松重は、グルメパート日の前夜から食事を抜いて撮影に臨んでおり、「その日初めての食事を摂った五郎の表情」を演出することに成功している[11]。また、撮影現場に脚本家が同席しており、実際に食事をした松重の感想などを踏まえ台本が加筆修正された上で、食事をしたその日のうちに、撮影場所の控え室やロケバスなどで「五郎のモノローグ」が録音される[12]。なお、モノローグは原作者の久住が事前に脚本をチェックして修正している[13](『それぞれの~』も含む[14])。
ドラマ化する際に久住が「原作漫画に登場した店は使わない」という条件を提示[12]。これを踏まえつつ実在する大衆食堂や居酒屋など庶民的な店が主で、放送後は「同じものを食べてみたい」と長蛇の列ができるという。店の選定のため、1シーズンにつき150軒程度をスタッフが手分けして回り、同じ店に複数回通った上で撮影オファーを出している[10]。逆に店の側から売り込んでくることも多いが、一軒も採用していない[10]。ただし地方ロケの場合などは、当地のフィルムコミッションや観光協会などからの推薦を受けることがある[15]。『それぞれの孤独のグルメ』第6話ではシリーズで初めて子ども食堂が取り上げられた[16]。
Season7以降、五郎が料理の追加注文を行う例が増えているが、これはあらかじめ台本に書かれている料理以外に、松重が当日現地で店のメニューを見てアドリブで追加しているもの。なお追加料理の選択の際は、過去にドラマで登場した料理と同じものは極力避ける、量的に食べ切れるものを選ぶなど、いくつかポイントが存在するという[17]。
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本編構成
要約
視点
原作漫画と同様エピソード毎に一話完結で、各話のストーリー構成は基本的に、五郎が顧客の元へ向かうシーンから始まり(途中で軽く食事を摂る場合もある)、顧客との商談中に映像が切り替わり、ナレーション「時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たす時、つかの間、彼は自分勝手になり自由になる。誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為。この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。」およびタイトルテロップ、そのエピソードのメインメニュー映像が入る。顧客との商談を終えた後、もしくは商談中に空腹を感じ[注 1]、その空腹を満たすべく付近で店探しにいそしみ入店、食事中および店を出た後に感想を独白し、その場を立ち去る場面を背景にエンディングロール、となっている。
食事シーンがメインである点[注 2]は原作と同じだが、原作ではほとんど触れられることのない「本業」である輸入雑貨の購入を検討する顧客(または仕事仲間)とのやり取りが概ね毎回描かれている。
エピソードの内容はドラマオリジナルのものが基本となっている。時間軸は原作よりも後年の設定[注 3]で、井之頭五郎も経年から性格が原作よりもやや柔和になっているほか、実在の飲食店が登場するため、基本的に原作のような失敗エピソードは無い[注 4]。ただし、原作での五郎の言動が挿入される演出が度々行われ、Season1第8話[注 5]やSeason2第9話[注 6]のように原作に近いエピソードや、Season1第4話及びSeason6第9話[注 7]やSeason3第1話[注 8]のように原作の設定を踏まえたエピソードも存在し、随所にドラマ版が原作のやや後年であることを示唆する演出がある。また、Season4第9話の回想の場面[注 9]やSeason8第8話の前半部分[注 10]はほぼ原作通りの展開である。Season4第9話についてはエキストラを200~300人ほど起用して撮影したため、久住としても「この番組も、そういうこともできるようになったんだな」と感慨深かったという[20]。一方で原作の展開をアレンジしたエピソードもあり、Season4特別編「真夏の博多出張編」において、中洲の店に入った五郎が地元客に標準語をネタにされるシーンは、原作では大阪のたこ焼き屋でのエピソードである。
2020年大晦日スペシャル以降では新型コロナウイルス感染症を反映した演出を取り入れ、出演者は原則としてマスクを着用している[21][注 11]。2023年大晦日スペシャルより新型コロナウイルスの行動制限が緩和されたこともあり、出演者はマスクを外している。
各Seasonの最終話に久住がカメオ出演している[22][注 12]。各Seasonの最終話では五郎の「さて、明日は浅草だ、何を食おうか…。」という言葉で締められることが多い。長らく次回Seasonへの繋ぎとして使われた言葉だったが、Season8第6話にて、浅草の案件へ訪れるエピソードが登場した。
『それぞれの孤独のグルメ』は週替わりのゲスト主人公をメインにストーリーが進行され、エピソード毎に一話完結のオムニバス形式で、ストーリー構成はゲスト主人公の仕事のシーンから始まり(途中、五郎のシーンも挿入される)、仕事が一段落もしくは仕事中に空腹となり、店探しにいそしみ入店。その際、五郎も同じ店を訪れており、食事シーンではゲスト主人公と五郎の食事シーンが並行しながらストーリーが進行。双方が食事を終えた後にエンディングロールとなっている。エピローグでは次回エピソードのゲスト主人公が登場し、次回エピソードの繋ぎとして使われている。最終話は2024年大晦日スペシャルのエピソードに繋がっていた。
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ふらっとQUSUMI
ドラマ本編終了後、本編に登場した飲食店を原作者の久住昌之が訪れ、店舗のおすすめメニューを試食する取材形式のミニコーナー「ふらっとQUSUMI」が挿入される。ナレーションは植草朋樹(テレビ東京アナウンサー)。
本編での店舗従業員役は基本的に俳優、もしくはタレントが演じているが、こちらは通常のグルメ番組と同様に、実際の従業員が対応する。
「ふらっとQUSUMI」は午前中の収録であることも多いが、久住は酒を飲みながら「飲兵衛」の視点で、本編で五郎が興味を惹かれながらも選ばなかったメニューを補完するように注文することが多い。 そしてその際には、ビールは「麦ジュース」「麦スカッシュ」「サイダー」「ゴールデンサイダー」、日本酒や焼酎は「水(井戸水と表現する事もある)」、ワインは「ブドウジュース」、紹興酒は「烏龍茶」など、あたかも水やソフトドリンクを飲んでいるかのような体で言い換えられるのが恒例となっている。なお昼限定、または夜限定のメニューを時間外に作ってもらって食べることもある。
Season2のみ、久住に加えてゲストが出演する回があった。Season9の途中からは新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中の飲食店での酒類提供停止に伴い、飲酒しないようになっていた[注 13]。Season10では、新型コロナウイルス感染の状況は変わらず続いているものの、行動制限が緩和されたこともあって飲酒を再開している。
なお『それぞれの孤独のグルメ』では「ふらっとQUSUMI」コーナーはない[注 14]。
評価
松重演じる井之頭五郎の健啖ぶりが、放送している時間帯も伴って視聴者の食欲を刺激し「夜食テロ」として人気を博し[24]、松重の知名度を大きく上げることとなった。当初は成功を不安視して「漫画とは別物」と述べていた久住も、言を訂正して絶賛する仕上がりとなった[25]。
松重はSeason3で辞するはずだったが、意外にも高齢者たちから「次は何時やるのか?」と言われ、続ける意義が残ったことと、人間ドックにも引っかからなかったために現在に至っている[26][27]。シーズン開始やスペシャル放送前には松重が本番組に対してネガティブなコメントをすることが多く、それを名物として捉えられているファンも多い[28]。
有料CSのチャンネル銀河ではSeason1からSeason8までを再放送している[29]。2018年からはBSテレ東で、日曜18時20分からスペシャルドラマ版を除くSeason1からのシリーズを再放送している。また、制作局のテレビ東京でも土・日曜の16時台に不定期で再放送を実施している。
2022年の年末は特番以外にも翌1月1日まで延々と再放送され、久住も「あれ、ずるいよね? あれで休んでるよね、テレ東は(笑)」と述べている[30]。
海外
韓国では、最も人気の高い海外ドラマとして賞を受賞するほどの話題作となっており[31][32]、同国第20代大統領の尹錫悦も本番組のファンであることを明らかにしている[33][34]。ドラマに登場した料理を食べるために来日する人もいるという[31][32]。
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放送シリーズ・スペシャル略史
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キャスト
- 井之頭五郎(いのがしら ごろう)
- 演 - 松重豊
→詳細は「孤独のグルメ § 登場人物」を参照
内容・ゲスト
- 本作品での役名は全て劇中クレジットを参照し記載する。
Season1
Season2
Season3
Season4
Season5
Season6
Season7
Season8
特別編(2020年)
Season9
配信オリジナル(2022年)
Season10
配信オリジナル2(2023年)
特別編(2023年)
特別編『それぞれの孤独のグルメ』(2024年)
特別編(2024年)
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スタッフ
スタッフ
- 演出補 - 宝来忠昭(Season1 - 2)、井川尊史(Season2 - 4,8)、北畑龍一(Season4 - 7)、北尾賢人(Season5 - 9)、宮田雅楽(2021年特別編 - Season10)、平岡強(2022年特別編)
- 助監督 - 今井美奈子(2024年特別編)
- 監督助手 - 中山大暉、大西広晃(共に2024年特別編、中山→2018年特別編 - 2022年特別編は演出補)
- アソシエイトプロデューサー - 川村庄子(Season8)
- コンテンツプロデューサー - 阿部真士(Season10 - 2022年特別編)
- 企画プロデュース - 松重豊(2024年特別編)
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楽曲
- オープニングテーマ[注 35]
- 「JIRO's Title」(作曲:久住昌之 / Season1)
- 「荒野のグルメ」(作曲:久住昌之、フクムラサトシ / Season2)
- 「孤独のツンドラ」(作曲:久住昌之 / Season3)
- 「Oriental Goro」(作曲:久住昌之 / Season4)
- 「ンマヤ・ンマヤ」(作曲:久住昌之 / Season5)
- 「哀愁のグルメ」(作曲:久住昌之 / Season6)
- 「アイリッシュ・スプーン」(作曲:久住昌之 / Season7)
- 「Goo,Goo,Goro!」(作曲:久住昌之 / Season8)
- 「TOKUSATSU GORO」(作曲:久住昌之 / 2020年特別編)
- 「孤独の咆哮」(作曲:久住昌之 / Season9)
- 「チャルメリ・ドライヴ」(作曲:久住昌之 / 2021年特別編)
- 「涙のハングリーロード」(作曲:久住昌之 / Season10)
- 「シナモン・ロール」(作曲:久住昌之 / 2022年特別編)
- 「OKINAWA SLIDER」(作曲:久住昌之 / 2023年特別編)
- 「Haraberi80's」(作曲:久住昌之 / それぞれの孤独のグルメ)
- 「孤独のカーニバル」(作曲:久住昌之 / 2024年特別編)
- ドラマ本編エンディング曲
- 松重“五郎”豊のテーマ 「STAY ALONE」(作曲:久住昌之、フクムラサトシ)
- エンディングテーマ
- 「五郎の12PM」(作曲:久住昌之 歌:伝美)
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ネット局と放送時間
- Season1
- ※TVQでは第1話はテレビ東京と同時刻放送であるも遅れネット、第2話を1月18日水曜0:53 - 1:23(火曜深夜)に遅れ放送し、第3話以降は同時ネットとなっている。
- ※テレビ東京系列の置局がない県域民放局の系列外ネットは多くの地域で別途実施されている。
- Season2 - 4
- →「ソコアゲ★ナイト」を参照
- Season1同様、テレビ東京系列の置局がない県域民放局の系列外ネットは多くの地域で別途実施されている。
- Season5 - 10
- →「ドラマ24」を参照
- 特別編(2020年)
- テレビ東京系列で12月31日 木曜 22:00 - 23:30に放送。
- BS
映画
要約
視点
『劇映画 孤独のグルメ』(げきえいが こどくのグルメ)のタイトルで、2025年1月10日に公開。松重豊がテレビドラマ版に引き続き井之頭五郎役を続投の上、監督・脚本・主演の3役を務めた[63]。日本(長崎・五島列島)、パリ、韓国が主な舞台[79]となっている。キャッチコピーは、『どうした? 五郎。』、『え、そこまでやるんだ。』。
公開55日目の2025年3月5日に興行収入10億円、観客動員数70万人を突破したことが発表された[76]。
制作背景(映画)
制作発表会見で松重が語ったところでは、きっかけはドラマがSeason10まで続く中で「スタッフの人材が入れ替わっている」と感じたことだという。そこでSeason10の撮影と並行して、映画を撮る話が浮上した[63]。監督は、当初はかつて松重が出演した映画『シェイキング東京』で監督を務めたポン・ジュノを考えたもののスケジュールの都合で断られ、自ら監督を務めることにした[80]。脚本もテレ東側が野木亜紀子の起用を提案し松重に無断で野木に話を持っていったほどだが、松重が野木に直接「(脚本も)自分でやる」と語り、撤回させた[80]。また、「劇映画」という表現を用いたのも、「単なるテレビドラマの延長線上としての劇場版にはしたくない」と思ったことの現れだといい[80]、俳優としてよりも監督としてのエネルギーをより多く使った[81]。
あらすじ(映画)
かつてパリで同棲生活を送ったこともある「小雪(さゆき)」の娘・松尾千秋の依頼で、千秋の祖父・松尾一郎に絵画を届けるため、五郎はパリへ降り立った。絵画は一郎の気に入るところとなり、一郎は幼いころに母が作ってくれた「いっちゃん汁」をもう1度味わいたいと五郎に追加の依頼を行う。
何か海藻と魚、おそらく椎茸と豚骨を使い、それらが混然一体となったやさしい味という曖昧な証言を頼りに、五郎は一郎の故郷である五島列島の奈留島へ。「いっちゃん汁」については誰も知らなかったが、五島列島の家庭でよく使われていた食材、昆布と深海魚のエソの干物ではないかとヒントをつかむ。福江島の魚屋にエソの干物があることを確認したが、福江島への船便はその日は既に終便しており、宿も福江島だったため、五郎はスタンドアップパドルボードで福江島へ向かうことにした。しかし、おり悪く悪天候に巻き込まれて難破。
五郎は見知らぬ島の海岸で目を覚ましたが、空腹は耐え難く、たまたま見つけたカセットコンロと鍋を利用し、海岸で採った貝と近くの森で採ったキノコで鍋を作る。鍋はうまかったのだが、何が悪かったのか、五郎は痙攣し、泡を噴いて倒れてしまった。
目覚めた五郎は建物の中。その建物にいた志穂から、この島が「ナンプンド(南風島)」という韓国領の島[注 37]で、女性のみで暮らす食品研究施設があるだけの島だと告げられる。入国手続きを済ますために旧助羅港(巨済市)へ行く必要があると。「いっちゃん汁」については判らなかったが、朝鮮料理のヘジャンクが近いのではないかと教えられる。
ナンプンドで採れた椎茸と昆布をお土産にもらって島を後にした五郎だったが、旧助羅港に迎えに来るはずの入国審査官の姿は見えず。空腹に耐えかねて、近くの店に入って注文。注文を終えたくらいに入国審査官も来たが、五郎は入国審査官を待たせて食事をスタート。その店でスケトウダラ(ファンテ、明太)の入った「ファンテヘジャンク」に舌鼓を打つ。
無事に東京に戻った五郎は志穂が旦那とやっていたというラーメン店「さんせりて」を訪れた。荒れた店で店主は炒飯しかできない、ラーメンが食べたいなら他へ行ってくれと。炒飯を注文した五郎だったが、その炒飯は美味であった。後日、再び「さんせりて」に炒飯を食べに来た五郎は、なにか店主の事情を知っているような客・中川に声をかける。中川は、以前の「さんせりて」のラーメンに焦がれ、店主に再びラーメンを作ってもらおうとしていたのだった。中川の語る「さんせりて」のラーメンの味の表現が、一郎の語る「いっちゃん汁」の表現に似ていることに気づいた五郎は、店主に「いっちゃん汁」の再現を依頼。最初は渋っていた店主だったが、五郎が持ち込んだ食材‐椎茸、昆布、エソの干物を目にして顔色を変える。この椎茸を安く仕入れるルートを知っていると五郎が告げると、店主は承諾した。
店主は何回か試作を行うが、エソの出汁と豚骨スープが風味を打ち消し合い、狙った旨さが出せない問題が生じる。一同が頭を悩ませる中、五郎がエソではなくファンテの干物を使うことを思いつき、南風島から干物を取り寄せることに。そしてついに「いっちゃん汁」は完成する。
キャスト(映画)
- 井之頭五郎:松重豊[63]
- 志穂:内田有紀[82]
- 中川:磯村勇斗[82]
- 滝山:村田雄浩[82]
- 韓国入国審査官:ユ・ジェミョン(特別出演)[79]
- 松尾一郎:塩見三省[82]
- 松尾千秋:杏[82]
- 「さんせりて」店主:オダギリジョー[82]
- 遠藤憲一:遠藤憲一(本人役)[注 38][83]
- ダニエル八田:マイケル・キダ[84]
- ヘヨン:チェウニ[84]
- タエ:内田春菊[84]
- 松尾小雪(写真):目黒真希[84]
- 鎌田:前田莉瑚[84]
- 平野:岡田正[84]
- フェリー乗り場の従業員:針原滋[84]
- 配送会社の従業員:五島三四郎[84]
- ソニョン:金民樹[84]
- ヒョニョン:李顕瑛[84]
- ジウ:江浦あずさ[84]
- チェウォン:Iroha[84]
- ヨンスク:三井田明日香[84]
- ソヒ:神陽奈々[84]
- 店員:Kan Sano、和田弘寿[84]
- フランス人男性:Khalil Mekdachi[84]
- ルーマニア人マダム:Adriana Iova[84]
- 「孤高のグルメ」スタッフ:川村庄子、菊池武博、井川尊史、山本悦子、北尾賢人、上田由香[84]
スタッフ(映画)
- 原作:作 / 久住昌之・画 / 谷口ジロー『孤独のグルメ』(週刊SPA!)
- 監督:松重豊
- 脚本:田口佳宏、松重豊[85][86]
- 主題歌:ザ・クロマニヨンズ「空腹と俺」(作詞・作曲:甲本ヒロト)(HAPPY SONG RECORDS / Sony Music Labels Inc.)[87]
- 製作:和田佳恵、市川南、今井俊之、松重豊、石井正幸、大熊康丈、松野恵美子、中川尚嗣、小池英彦、大熊一成、清原寛、山口真典、定本周子、後山直久、植山義幸
- エグゼクティブプロデューサー:浅野太、吉見健士[85][86]
- チーフプロデューサー:祖父江里奈[85][86]
- プロデューサー:小松幸敏、佃敏史、古郡真也[85][86]
- アソシエイトプロデューサー:渡辺大介[85][86]
- コンテンツプロデューサー:阿部真士
- 音楽:Kan Sano(origami PRODUCTIONS)、The Screen Tones[85][86]
- 撮影監督:赤松比呂志[85][86]
- 撮影:金子圭太郎[85][86]
- 照明:坂本心[85][86]
- 録音:清川隆行[85][86]
- 編集:相羽千尋[85][86]
- 美術:棈木陽次[85][86]
- 美術プロデューサー:三竹寛典[85][86]
- アートコーディネーター:福井大、佐々木伸夫[85][86]
- 装飾:千葉ゆり[85][86]
- スタイリスト:増井芳江[85][86]
- ヘアメイク:高橋郁美、丸谷亜由美[85][86]
- フードスタイリスト:飯島奈美[85][86]
- VFXプロデューサー:長井由美[85][86]
- 選曲効果:壁谷貴弘[85][86]
- スクリプター:西川三枝子[85][86]
- 監督補:北畑龍一[85][86]
- 助監督:尾崎隼樹[85][86]
- 制作担当:辻智[85][86]
- 配給:東宝[85][86]
- 制作プロダクション:共同テレビジョン、FILM[86]
- 製作幹事:テレビ東京[86]
- 製作:「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会(テレビ東京、東宝、日本経済新聞社、ゼローム、共同テレビジョン、MONDO、ザズウ、BSテレビ東京、扶桑社、ポニーキャニオン、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送)[86]
ロケ地(映画)
プロモーション(映画)
劇中で使用された日本航空(JAL)とのタイアップキャンペーンが2024年11月から2025年2月まで実施されている[92]。映画公開日の2025年1月10日の対象便を利用した搭乗客には、劇中で井之頭五郎が食べていたJALの「ドライなっとう」がプレゼントされた[93]。
劇場公開を記念して2024年12月27日よりTOHOシネマズの70の劇場にて濃厚とんこつラーメン味のポップコーンが販売されている。同日、井之頭五郎が映画館に訪れ、「胃袋に新しい歴史が刻まれる」ようなポップコーンをモグモグと食べるコラボ映像も解禁となった[94]。
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関連商品
要約
視点
サウンドトラック
2012年5月20日、レコードレーベル・地底レコードからテレビドラマ版のオリジナルサウンドトラック「孤独のグルメ」発売[95]。テレビドラマ版の音楽を担当したThe Screen Tonesが制作しており、原作者の久住もメンバーの一員である[96]。2012年11月に音楽配信サイトのOTOTOYで同サウンドトラックを配信開始[97][98]。iTunesでの配信は2013年3 - 4月頃に開始[98]。全43曲で、劇中にて数十秒しか使われなかった効果音や背景音楽などをフルバージョンに仕立て上げ、ソロやボーカル音を加えるなどのアレンジを行っている。
楽曲はJASRAC非登録曲である。楽曲の使用は版権元である地底レコードの許諾が必要となる。2015年現在、事前に連絡があれば、選挙運動のほかアダルトビデオや社会のモラルに反する作品を除けば、利用を許諾している[99]。
映像ソフト
アプリケーション
- 孤独のグルメタイピング(配信終了)
- ゲームゲートより2012年12月5日からAndroid端末用のアプリケーション[103]、2013年9月4日からiOS端末用のアプリケーション、の利用をそれぞれ開始した[104]。無料のアプリであるがアイテム課金制となっている。テレビドラマ「孤独のグルメSeason2」の主人公・井之頭五郎の数々の名言を制限時間内にフリック入力してタイムを競い、名言をコレクションするフリックゲームで、アプリ内にある各エピソードが実際のテレビドラマの内容となっており、出題された名言を打ち込んでクリアしていく。クリアすると名言がコレクションができ、コレクションした名言はいつでも再生できる。アプリにテレビドラマ「孤独のグルメ」の楽曲も使用されていた。
- 2018年1月31日をもって配信およびサポートが終了した。
ムック本
- 『孤独のグルメ 巡礼ガイド』
- 2014年7月24日、扶桑社より発売の公式ガイド。ドラマ劇中(Season1 - 3)で五郎が訪れた飲食店の中から約30件が掲載されている。原作者の久住や五郎を演じた松重のインタビュー記事なども掲載している[105]。
- ISBN 978-4-5946-0922-1
- 『孤独のグルメ 巡礼ガイド2』
- 2015年9月27日、扶桑社より発売。テレビ版Season4に登場した名店を中心に、前作で紹介されなかったSeason1 - 3の名店も紹介。
- ISBN 978-4-5946-1017-3
- 『孤独のグルメ 巡礼ガイド3』
- 2018年4月5日、扶桑社より発売。Season5 - 6に登場したお店や料理を紹介。
- ISBN 978-4-5946-1273-3
関連書籍
- 『劇映画 孤独のグルメ』シナリオブック完全版
- 2025年1月10日、扶桑社より発売。脚本:松重豊、田口佳宏
- ISBN 978-4594099855
ネット配信
- 2015年3月21日からニコニコ動画のストリーミングサービス「ニコニコ生放送」で全シリーズ(Season1からSeason4)を48時間ストリーミング一挙配信をしていた[106]。
- ひかりTVでは2015年10月のSeason5より地上波放送終了直後からの見逃し配信を開始し[107]、翌2016年4月からはスペシャル版の配信も開始した[108]。サブスクリプション方式で全シリーズ(スペシャル版を含む)の視聴が可能。2023年の配信オリジナル2以降はLeminoでの配信となっているが、ひかりTVでは「専門チャンネル・ビデオプラン」等のプランでLeminoを追加料金なし視聴できる[109]。
- Paravi(2023年6月30日からはU-NEXTに統合)では2019年10月のSeason8より地上波放送終了直後からの見逃し配信を開始し[52]、サブスクリプション方式で全シリーズ(スペシャル版を含む)の視聴が可能となっている。
- Amazon Prime Video、Hulu、Netflix等でも配信されているが、最新シリーズのサブスクリプション解禁は1年余経ってからである。
- AbemaTVでも、ドラマチャンネル2にて平日朝7時・昼1時・夜7時台にリピート配信を行っていた(2023年2月まで)。
- ネットもテレ東(公式サイト、TVer)[注 39]では地上波放送終了後に最新回が広告付き無料で視聴可能。不定期で過去シリーズの再配信もある。
- YouTubeの公式ドラマチャンネルでも過去シリーズ(不定期)や予告動画が配信されている。
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脚注
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
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