『わがまま!気まま!旅気分』(わがまま きまま たびきぶん)は、BSフジならびにフジネットワーク(FNS=フジテレビ系列)各局で放送される紀行番組である。製作はFNS各局持ち回りで、BSフジでは2000年12月の開局時から放送されている。
「人名四郎アナウンサー」という風に表記しない内規(「Wikipedia:スタイルマニュアル/人物伝」)がありますので、「○○放送局アナウンサーの人名四郎」などと表記してください。 |
番組表表記は場合により『旅気分』と短縮して記載されることもある。
概要
日本各地または海外の観光地や名所などを、FNS各局のアナウンサーやタレントが体当たりレポートする。タイアップも多く、視聴者プレゼントもある。
2000年より『めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分』のタイトルで放送開始し、このタイトルを長年使用してきた。ただ「めざましテレビ公認」を標榜してきたものの、地上波で放送している『めざましテレビ』および姉妹番組の『めざましどようび』と直接連動しているわけではなく、『めざましテレビ』担当の各局アナウンサーがリポーターとして登場することがある程度である[2]。NNN/NNSクロスネットのテレビ大分[3][4] も参加している。
番組は原則としてハイビジョン制作である。しかしながら、制作開始当初(地上デジタル放送の全国での開始以前)は参加局の大多数が標準画像で制作していたため、テレビの機種によっては額縁放送になることも少なくなかった。
また2000年代末期以降、親番組『めざましテレビ』の中継数が減少傾向であること[5] や、2000年代後半頃からの経済不況による広告収入の落ち込みなどによって、各局とも番組の企画と製作に非常に苦労しており、年度によってはその局が製作を見送る場合もある。特に2009年度は、各局とも経営悪化による製作費削減の影響で、これまで年2回以上製作していた局の大半で製作本数が減少した。この影響で、BSフジでの放送が休止になる週も続出した[6]。一方で2010年度以降、製作本数を増やしている局もある[7]。
なお、視聴者プレゼントの宛先は2010年度までは製作局のみだったが、2011年度よりBSフジでの全国放送はBSフジ、地上波放送分は製作局とそれぞれ異なる宛先となった。宛先告知は地上波・BS用ともに製作局が作り、製作局とBSフジのそれぞれで差し替えている。また放送回によっては視聴者プレゼントがない場合もある。
2012年度より『めざましテレビ』がフルリニューアルされたのにともない「めざましテレビ公認」がタイトルから外れ、『わがまま!気まま!旅気分』に改題した。
歴史
BSフジにおける最初の放送は開局翌日となる2000年12月2日だが、フジテレビではBS開局2ケ月前の同年10月3日に、地上波の「チャンネルα」(関東ローカル)で放送されたBSフジ紹介番組『BSフライングTV!』(15:00-15:58)内で、同局製作の第1回作品(出演:伊藤利尋、吉田恵[8] が放送された。
初期の頃は、製作回によって冒頭に『めざましテレビ』キャスターの大塚範一と小島奈津子(当時アナウンサー)が同番組のスタジオで挨拶する映像が挿入されていたことがあった(主に初期のフジテレビ製作分)[9]。
BSフジの開局当初は、当然のことながらソフト不足などにより、同じ放送回を2回以上放送していたこともある。
放送時間・編成
BSフジ
毎週土曜日 5:00 - 5:55(55分 ※4月上旬〜中旬、年末年始などを除く)。
- 主に製作局の地上波より先行で放送される(製作局で当日放送される場合もある)。また、編成によっては、遅れで放送される場合もある[10][11]。
- 開局以来変わらず、毎週土曜日に放送されている。2000年12月から2011年3月(約10年間)は12:00 - 13:25(85分)の枠で放送されていた。
- その後、2011年4月2日より1時間繰り下げ、従来より30分短い13:00 - 13:55(55分)枠への移動された。
- 2012年4月21日より2時間繰り上げて11:00 - 11:55(55分)の枠に変更、午後枠から午前枠へ移動となった。
- 2015年5月2日より4時間繰り上げ、7:00 - 7:55(55分)の枠に移動して放送。これにより15年目にして昼枠から朝枠へ移動となった。
- 2017年度からはさらに1時間繰り上げられ、最も早い6:00 - 6:55の放送となった。
- 2022年度からはさらに1時間繰り上げられ、最も早い5:00 - 5:55の放送となった。
- スポーツ中継(MLB、なでしこリーグ、bjリーグ)や特別番組などの関係で、時刻(もしくは放送日)を変更して放送する場合もある。
- 2011年度は作品により、85分ないし90分まで拡大して放送する場合もあったが、2012年度はすべての回が55分となっている。
- 週および季節によっては放送時間が変更または休止となる場合もある。
- 2本立てで放送される場合もある。2011年度の場合、1本目は通常の放送(13:00 - 13:55)とし、2本目はミニ番組を挟み14:00 - 14:55に枠を追加しての放送となっていた。ただし、逆のケースとして1本目を追加枠(12:00 - 12:55[12])とし、BSフジNEWSの後、2本目は通常枠として放送される場合もある(2011年度の場合、7月2日には1本目[13] を12:00から、2本目[14] を通常枠の13:00から放送(同日に両製作局ともに地上波でも放送)。7月23日には1本目[15] を通常枠の13時台に、2本目[16] を14:00にそれぞれ放送[17]。また10月15日は特別編成を行った関係で、1本目[18] を11:00から、2本目[19] を12:00から放送するという変則的な措置が取られた[20])。また、編成によっては別番組を挟む場合もある。
- 年末年始の特別編成期間(12月最終週、1月第1週)および4月第1 - 3週にかけては放送が休止となるほか、特別番組が編成された場合など放送休止することもある(土曜日が祝日にあたる場合、本枠に特別番組に差し替えられることがある)。なお正午枠時代[21]、差し替え番組が55 - 60分の場合は、穴埋めとして30分番組(『カンニングのDAI安吉日!』など)が放送されることもあった。
- 2008年までは毎年4月は1ケ月間放送休止だったが、2009年度以降は4月最終週から放送開始されている。(その年の編成状況により、5月第1週 - 3週まで放送休止となることもある)。2012 - 2013年度は4月第3週から、2014年度は4月第4週から放送開始となった。
FNS各局
FNS各局でも、製作した局がBSフジ放送の前後に放送している(当日、同時間帯に放送する場合もある。また周辺地域のFNS系列局などが放送する場合もある)。フジテレビでは通常放送はないものの、深夜の『メディアの苗床』枠でときおり放送されることがある。 (85分枠時代、地上波では、おおよそ54 - 85分の枠で放送されていた(編成により異なる))
タイトルロゴ
放送では原則として現行のものを使用する。なお、2代目使用期(2011年度まで)は放送回によっては初代ロゴが使用されることもあった。
テーマ曲
連動データ放送
BSフジでは2000年12月の番組開始当初から連動データ放送を実施しており、リモコンのボタン一つでおすすめの宿(出演者の宿泊先)、店(出演者が立ち寄った店やスポットなど)、土産物の情報を見ることができた。また、トップページには『めざましテレビ』司会の女性アナウンサー(当初は小島奈津子、2003年4月以降は高島彩。いずれも当時フジテレビ在籍)の顔写真とコメントが掲載されていた。
土産物の情報ページでは放送回により、プレゼント情報を掲載していた(ただし、視聴者プレゼントがない場合は掲載なし。また、放送でのプレゼント賞品の点数が多い場合もページ数の関係で掲載しないことが多かった)。
なお、連動データ放送は2009年3月28日放送(「さとう珠緒 の〜んびり 熊本湯の旅」、テレビ熊本製作)をもって終了している。
製作局・主な出演者
出演者の組み合わせは主に局アナウンサー+タレント、というのが慣例だが、局アナウンサー数人のみ、タレント数人のみ、または地元局アナウンサー+フジテレビアナウンサーという組み合わせが発生することもある[2]。また、番組のナレーションは原則として製作局のアナウンサーが担当する(局によっては、声優などが担当していることもある)。(2019年現在)
- 凡例
- ◎ 『めざましテレビ』出演者(現在、過去含む)
- ● 都道府県出身者
- □ 局アナウンサー(元局アナウンサー)
参加休止中の局
- フジテレビ:めざましファミリーから出演。BSフジ開局当初は、関東地方の旅(東京、横浜、箱根など)の回を多く製作していた。その後は毎年春と年末の2回ペースであり、2010年度まで『めざましテレビ』のスピンオフとして海外収録作品を年2本製作していた[54]。
- 関西テレビ放送:企画内容により出演者が異なる[55]。2011年度以降は自局としては製作していないが、中国・四国ブロックの局の放送回を遅れネットで放送することがある。
なお、関東・近畿地方でロケを行う回は2015年現在、系列の他局が製作する場合がある。
制作協力
- めんこいエンタープライズ - 岩手めんこいテレビ製作分
- 富士テレネット - テレビ静岡製作分
- 東海テレビプロダクション - 東海テレビ製作分
- エキスプレス - 関西テレビ製作分
- メディアプルポ - 関西テレビ製作分
- TSSプロダクション - テレビ新広島製作分
- EBCプロダクション - テレビ愛媛製作分、高知さんさんテレビ(過去にテレビ愛媛と共同製作)
- VSQ - テレビ西日本、サガテレビ、テレビ熊本など、九州ブロック局の製作分(一部の回を除く)
過去の出演者
※アナウンサーなどの役職は出演当時。年月はBSフジ放送基準、×は故人。[56]
- 北海道文化放送:竹中美彩◎□、加藤寛◎
- 岩手めんこいテレビ:熊谷麻衣子◎□[57]→坂口奈央◎→野牛あかね◎→大久保涼香□
- 仙台放送
- 秋田テレビ:藤田智彦◎□、片桐千晶◎□、ブラボー中谷●
- さくらんぼテレビ:遠藤敦子◎□、柳沢剛(仙台放送)
- 福島テレビ:関口由香里◎□、藤村さおり◎(フジテレビ)
- フジテレビ(括弧内は当時の担当番組)
- この他にも、フジテレビ製作回ではめざましファミリー以外のタレントが出演している回もあった(関塚裕二(『あいのり』出演者)など)。
- NST新潟総合テレビ:大坪幸代◎□、木竜亜希子◎□、村山千代□、中田エミリー◎□、廣川明美、市野瀬瞳◎□
- 長野放送
- 富山テレビ
- 石川テレビ:竹嶋和江◎□、原秀二□、植杉尚子□、矢内環□、髙田真希
- 福井テレビ:松下尚史◎□、丸山勝義◎□、福田布貴子□、松山桃子◎□、名越涼子□、大塚奈央子□
- テレビ静岡
- 東海テレビ(以下はこれまでの主な出演者組み合わせ)
- 【初期】宮沢桃子◎+武田梨沙子[59]●。/ 武田は宮沢を『一人前の大人のアナウンサーに仕立て上げる』ようアナウンス部長からお達しがあり、宮沢の教育係という設定だった。
- 【2001年10月から】武田梨沙子+福島智之◎、吉井歌奈子□ / 福島と武田による凸凹珍道中で、吉井が随所にいるというサプライズ的な要素があった。
- 【2002年10月から】福島智之+坂口美奈子● / 同局公式サイトで番組で制作されたオリジナルカレンダーのプレゼントがあった。
- 【2004年 - 2005年】福島智之+タレント数名
- 【2006年8月 - 2008年7月】木之元亮(俳優)+三浦茉莉□(2006年8月 - 2008年3月)→成嶋早穂[60]□(2008年7月) / 「旅の達人VS旅の初心者」シリーズ[62]
- 関西テレビ
- 回を問わず、藤本景子◎○が随所に出演していた。
- 岡山放送
- テレビ新広島
- 山陰中央テレビ:竹内駒英◎□、枡田史子◎□、岩田浩岳◎□[64]、岡本敦□、河野美知◎□
- テレビ愛媛:鶴田由香◎□、橋本利恵◎□
- 高知さんさんテレビ:沖田総平◎[37]、尾辻舞◎□、野村舞◎、島田愛[65]、寺島舞□、石田浩子□
- ※当初、テレビ愛媛と高知さんさんテレビは共同製作という形を取っていた[37]。
放送履歴
放送日はBSフジを規準とする。なお、製作局の放送時間、出演者役職などは当時のもの。また、表内の出演者のNaはナレーションを意味する。
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
なお、2011年度はフジテレビ、関西テレビの製作による作品は放送されなかった。
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
2022年度
2023年度
2024年度
2025年度
脚注
関連項目
外部リンク
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