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Gメン'75

日本のテレビドラマ番組 ウィキペディアから

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Gメン75』(ジーメンななじゅうご)は、1975年5月24日から1982年4月3日まで毎週土曜日21:00 - 21:54にTBSで放送されていた刑事ドラマ。全355話。

概要 ジャンル, 出演者 ...

映像上の題名はGMEN75

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番組ができるまで

本作は国際警察の秘密捜査官グループが主役のキイハンターに端を発し、探偵学校の校長とその生徒たちが主役のアイフル大作戦、探偵社メンバーが主役のバーディー大作戦と続いたTBS系土曜夜9時枠・東映製作によるアクションドラマ路線の4作目に当たる。

キイハンター、アイフル大作戦、バーディー大作戦までの3作と違い、登場人物の葛藤や悲哀、緊張感に満ちた心理描写や、社会性を強調した重厚かつ先の読めない人間ドラマをコンセプトとしたハードボイルド刑事ドラマとして製作された。路線変更の中心となったのはキイハンター以降、TBS土曜夜9時枠のアクションドラマを手掛けてきた東映のプロデューサー・近藤照男であった。近藤はもともとシリアスで社会派のハードボイルド志向が高く、単なるアクションドラマではなく重厚かつ完成度の高いドラマ性を加味した作品を作ることを目指しており、キイハンターからバーディー大作戦までは本来近藤が求める路線ではなかった。キイハンターは当初半年間(26回)放映予定のはずが、爆発的なヒットを飛ばして5年間のロングランとなり、続くアイフル大作戦もキイハンターほどではないが安定した人気と視聴率を獲得した。しかし次のバーディー大作戦が視聴率的に苦戦していたことが転機となり、バーディー大作戦の問題点を含めて、次回作の方向性などについて、スタッフと議論を重ねたという。そればかりでなく、オイルショックに伴う1970年代中期の世情不安を反映した登場人物の苦悩や悲哀、重厚かつ陰惨な社会派の人間ドラマを求められるようになったことが、本作の企画に大きく影響し、当時の世相や状況も近藤をはじめとするスタッフを奮い立てる要因となった。事実、バーディー大作戦も終盤の頃になると前半のようなコミカルタッチなエピソードはほとんど無くなり、シリアスなエピソードが連作され、作風もGメンに近いものになっていった。「75」は放送当時1975年だったため付けられた。

企画書を書いた脚本家・高久進の証言では、バーディー大作戦』終了後に残されたTBSとの契約期間(1975年5月 - 9月までの19話分)を埋める目的で本作の企画は開始しており、高久は短期間での終了を逆手にとって当時愛読していたフレデリック・フォーサイス風の企画書や脚本を執筆したところ、予想外の高視聴率を得て1975年10月以降の延長が決まるほどの人気番組になった[1]1970年代後半には、同じTBS系列の8時だョ!全員集合の次番組として高視聴率を獲得し、また裏番組の大江戸捜査網テレビ東京系列)と並んで土曜21時台を代表する番組となった。

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内容

警視庁本部から独立した特別潜入捜査班 Gメン(正式部署名は警視庁Gメン本部で黒木警視(後に警視正)を本部長として、5人から6人が所属している。Gメンとのパイプ役として、警視庁側に小田切警視、南雲警視や津村冴子警部補がいる)が国内犯罪から国際犯罪まで様々な事件を解決していくハードボイルドドラマである。

Gメン設立の発端は、アメリカのシンジケートコーザ・ノストラが絡む密輸事件に警視庁の現職警部が絡んでいたこと。警察庁は自衛と対国民PRのため警察の中の警察ともいえるスペシャリスト捜査グループ設立を計画。密輸事件を解決した捜査一課の黒木警視をはじめとする警視庁捜査員に再度試練を与え、事件を解決できたことを持って正式発令とした。

一切の個人的感情を捨てて非情な捜査に命を懸けるGメンたちの宿命や、さまざまな凶悪犯罪に虐げられる力なき市民の悲劇を、陰惨かつ悲惨に描く。

潜入捜査に始まり、沖縄米軍基地問題、交通遺児、江川事件安楽死成田空港問題200海里問題ロッキード事件など世相を絡ませた社会派の話や、些細な偶然から転落した犯罪者の話などバラエティーに富んでいたが、次第に警察官が関与する犯罪を扱うことが多くなり、不当捜査・でっち上げなど警察署内の腐敗に挑むなど、「警察の中の警察」というカラーが強くなっていった。また、香港を根城に置く犯罪組織との対決を描いた「香港カラテシリーズ」に代表される海外ロケ編や、アクションを前面に押し出したハードアクションシリーズ、スカイアクションシリーズ、長野県の架空の町・黒谷町を舞台としたホラー色の強い「黒谷町シリーズ」などがあり、視聴者を飽きさせないイベント性も効果的に打ち出していた。

Gメンの組織もデスクワークなど警察らしい日常要素はなく、取調べも地下室の射撃場という徹底ぶりであった。題名の75は番組が開始した1975年に因んだ。

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タイトルバック

陽炎が立ちこめる中、メンバーが滑走路を横一列に歩く構図と各人のアップを映したタイトルバック(なお、この“75番滑走路”は実際には存在しない。詳しくは滑走路#滑走路の命名法を参照)、バックに流れる菊池俊輔作曲の「Gメン'75のテーマ」(後述の通り後に変更)、そして芥川隆行による、ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たちのナレーションは視聴者に強烈な印象を与えた(市販のサントラにはこのナレーションは収録されていない)。

タイトルバックで有名なシーンは、当初は羽田空港での撮影が予定されていたが、撮影許可が下りなかったため、東京都品川区八潮5丁目の道路や海上自衛隊館山航空基地の滑走路で行われた[2]。また丹波哲郎は「この撮影で一番多かったのは木更津だった」と話している[3]。路上の白文字は、白く塗ったベニヤ板を並べることで作られていた。

なお、本作の新番組予告編では、次のようなこの時限りのナレーションが使われ、7人が75滑走路をオープニングとは異なる衣装で談笑しながら歩行するシーンにあわせ、レギュラー出演者がそれぞれのキャッチフレーズと共に紹介されていた。

  • ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち
  • ビッグな男・ゴッドファザー・丹波哲郎
  • ガッツな男・原田大二郎
  • ハッスルする男・岡本富士太
  • パッショナブルな女[4]・藤田美保子
  • ハードな男・倉田保昭
  • コミカルな男・藤木悠
  • クールな男・夏木陽介
  • 俺達は都会の狼だ。狙う獲物は太った虎・腐りきったライオンだ。俺達は都会の食肉獣を追い詰める。俺達はコンクリートジャングルをのさばる悪をつぶす。俺達は夜の掟の下に戦う狼なのだ。Gメン'75

このオープニングタイトルは、当時東映の社員監督だった小林義明が演出。以後、メンバーチェンジごとに新しくオープニング映像が撮影されるとともに、75滑走路のデザインも下記の通り順次変化している。

滑走路のデザイン

  • 3車線の道路・75の左側に[注 3]
  • 滑走路・75の左側に[注 4]
  • 滑走路・75の上側に[注 5]
  • 滑走路・75の下側に[注 6]
  • 滑走路・75の下側に[注 7]
  • 滑走路・75の下側に[注 8]
  • 滑走路・75の下側に[注 9]

出演者

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登場人物の詳細

要約
視点

レギュラーの役名について、女性はフルネームがオープニングなどに表示されるが、男性は名字のみ表示される。そのため、2名の男性(草鹿、古田)についてはフルネームが判明していない。

黒木警視→警視正[注 35]
(演:丹波哲郎)
フルネームは黒木哲也。警視庁のエリート。スチュワーデス殺しに端を発した国際犯罪組織の捜査にあたっていた4人の刑事と偶然鉢合わせとなった2人の刑事を集め、Gメンを編成。その指揮官となる。
戦時中は海軍航空隊戦闘機零戦)乗りで、終戦後警察官になる。彼はキャリアの小田切警視とは違い、ノンキャリアで現場一筋のたたき上げだが、数々の難事件を解決した功績が認められて警視警視正に昇進しGメンのボスとなった。
めったに現場に出ることはないが、的確な指示で、メンバーたちをまとめる。普段は温厚な人格者であるが、凶悪犯には容赦がなく、特に地下取調室に現れると被疑者への殴打、防弾チョッキを着させての心臓めがけての発砲、脅迫など、かなり過激な捜査思想の持ち主でもある。
最後は、過去にパリの娼婦殺しで逮捕した譲治(演:谷隼人)とリサ(演:岡まゆみ)の父田宮寅松(演:梅津栄)が10年後に誤認逮捕だったことが分かり窮地に立たされたが、「人を裁く者はいつか自分も裁かれる」という信念を抱いて、事実から目を背けずに決着をつけた。
『キイハンター』で丹波が演じた役名は、黒木鉄也である。
関屋警部補(演:原田大二郎
フルネームは関屋一郎。元警視庁捜査第一課。
やや暴走しがちで、黒木から万年警部補と揶揄されるが、第1話「エアポート捜査線」において恋人(演:田中真理)をその兄である先輩刑事朝倉警部(演:川地民夫)に殺される事件を経て、Gメン創設に参加。
第33話「1月3日 関屋警部補・殉職」において、犯人である遊佐哲次(演:溝口舜亮)と壮絶な撃ち合いの末、相撃ちになり殉職。生年月日は1943年5月14日[注 36]。この演出の原案は、演じた原田本人が監督に、「撃ち合いになり、犯人は死んだが、関屋は死ななかった。…ように見せて、あとからばたっと倒れると、背中の後ろには、真っ赤な血しぶきがってのはどうです?弾丸は、入る時は小さいけれど、中でぐるぐると大きく穴を空けるんですよ。どうですか?って言ったら、監督が、おぉ大ちゃんそれ行こうってなって」ということを、原田はDVDBOXの特典映像と、DVDコレクションのインタビューでも語っていることから、この演出によほど自信があったものと思われる。
草野刑事(演:倉田保昭
フルネームは草野泰明。(第31話「男と女のいる 特急便」の冒頭、草野が見せる運転免許証の氏名は「草野健一」になっている)元警視庁捜査第四課刑事(巡査長)。関屋が追っていたバスジャック犯を発作的に追跡したのがGメン参加のきっかけとなった。
空手の使い手で、肉弾戦においてはメンバー中最強。その腕で、香港の麻薬組織を2つほど潰している。
第201話と第202話で、真の生い立ちは汪雲龍という名の中国人であることが判明し、組織の手に落ちた父(演;横森久)を救出するためGメンを辞し組織に潜入、組織を壊滅するも父を失い日本にも帰るべき場所を失った彼は現地の難民たちとともに生きていく道を選び、香港の街の中に消えて行った。
津坂刑事(演:岡本富士太
フルネームは津坂真一。黒木とはGメン設立以前から面識があり、捜査第一課では関屋警部補の部下(巡査)で共に捜査活動していた。
当初は寡黙であったが、次第に熱血漢な面が強調されていく。第104話「77.5.14津坂刑事殉職」において、15年前殉職した元巡査の父親の敵である犯人平松清一(演:小池栄)を暴走トラックで即死させ、共犯でもある運送会社社長の石塚(演:小瀬格)を時効直前に追い詰めるが、相撃ちとなり殉職。
なお、Gメンにおいては7年間のテレビシリーズを通して、殉職者は関屋と津坂の2名のみである[注 37]
響圭子刑事(演:藤田美保子
警察庁外事課所属[5]で、第1話「エアポート捜査線」において黒木の密命で潜入調査[6]にあたっていたところを関屋たちと合流する(巡査相当[7]階級。)。
沖縄編では、同じ日本人であるにもかかわらず、沖縄の状況を理解していない内地の人間として、憎しみや悲しみのはけ口とされる。また、自分にあこがれる女子高生、三浦春子(演:遠藤真理子)を、正義感を説いたために殺されてしまうなど、多くの苦悩に直面する。
第103話「また逢う日まで響圭子刑事」で、おとり捜査の対象として選んだ藤波リサ(演:鶴間エリ)が殺害され、責任を感じ、真犯人(被疑者)を追い詰めるが、すんでのところで犯人は出国。インターポールへ転属という形で、真犯人を追い詰めるために、Gメンを去る。
山田刑事(演:藤木悠
フルネームは山田八兵衛。元警視庁捜査第三課のスリ・万引き担当(巡査部長)。犯人の連行中に鉢合わせとなった草野と共にバスジャック犯を追い、また草野と一緒に尾行していたスリがそのバスジャック犯と関わりがあったことから黒木たちと関わりを持つ。
関屋や草野には「オッサン」と呼ばれ、登場時は42歳との設定であった。後にニックネーム的になり、自ら「オッサン」と名乗る様になり、津坂、響にも「オッサン」と親しみを込めて呼ばれる様になる。かなり歳の離れた弟がいる。
第204話「ミスター・ブー殺人事件」で覚醒剤撲滅を訴える城西警察署署長、今西警視正(演:小池朝雄)が覚醒剤に手を出してしまった息子の晴夫(演:頭師佳孝)のことで心を痛め自決を図ろうとするが、それを必死に止めるなど、強面でハードボイルドな雰囲気を持ったGメンの中でも人情家として描かれた。その際、今西警視正の要望により、城西署に転属することになり、Gメンを去った。
小田切警視(演:夏木陽介
フルネームは小田切憲。警視庁の本庁捜査第一課所属で、新設したGメン本部との初代連絡係官に着任した。警視庁の本庁とGメン本部との架け橋として活躍する。
マフィアのボスからも警視庁キャリア[8]警察官きっての切れ者と一目置かれている。語学堪能であり、フランスに出向した際などは流暢なフランス語で捜査を円滑に進める。黒木が警視正に昇任するまでは、階級が同じ警視であり、二人がタメ口で会話をする場面が多々見られた[9]
父親も警察官(村の巡査.但し年齢から巡査長以上の階級の筈である)であったが、実は過去に冤罪事件を起こしており、死んだ父に代わって無実を証明するために奔走するなど、熱い面も持つ。第222話「大暴走!バスジャック」・第223話「バスジャック対四人の狙撃者」で警視庁が新設した特殊狙撃部隊の隊長に就任し陣頭指揮を取ったのを最後にGメン連絡係官を離任。[10]
立花警部補[注 38]
(演:若林豪)
フルネームは立花吾郎。元警視庁捜査第一課。
妻秋子(演:抻野欧子)と1歳の息子明(演:加瀬悦孝)を逃走中の銀行強盗のギャング団に轢き殺され、その強盗団の被疑者が妹桐子(演:岩本多代)の夫でもあり身内でもある警察庁外事課折口係官[5][11](演:中野誠也)を含む警察ルートであることが発覚し、立花警部補は捜査から外れるよう命じられる。しかし辞職覚悟で抗命し逃亡先の香港に出向。その後、捜査線はマカオに及ぶ。妹夫婦も真犯人の中原署刑事課捜査第四係刑事鶴見被疑者(演:中田博久)にマカオで殺害され、最後は立花が鶴見巡査長を射殺し、妻子の仇をとった。この事件を経てGメンに転入。Gメンを強いリーダーシップで統率した。
警部昇任後、黒谷町で後に再婚する片桐ちぐさ(演:島かおり)と出会うが、彼女は一方的に求婚する変質者に眼を傷付けられて失明し、Gメン史上最悪の凶悪犯、望月源治(演:蟹江敬三)からも襲われ危機に陥るも、命がけで彼女を守りきった。また、警視庁の三羽烏と言われるほどの射撃技術(旋回しているヘリにぶら下がった中屋刑事の綱を打ち抜ける腕前を持つ)の持ち主であるが、黒谷町シリーズでは肉弾戦の強さや、手斧で大腿部を深く抉られながらも源治を追走するなど精神力のタフさも発揮。
部下に対しては厳しい、鬼軍曹的存在で(口癖は「甘ったれるな!」)、特に職務上の不始末は、たとえ命の危険があろうとも必ず本人に決着をつけさせる主義である。そのため「夜叉」と陰口を叩かれることもあるが、速水刑事が拳銃を盗まれ、盗まれた拳銃で警官が射殺される大失態を犯した際、速水刑事の停職処分を申請しようとした黒木を必死で思い留まらせるなど、部下を思うがゆえに厳しく接する人柄である。
父親は元警視庁捜査第一課長で定年退職するまでの間1度も誤認逮捕したことがないと第355話で立花が上司の黒木へ語っている。
なお、演じる若林豪は第4話「殺し屋刑事」と第80話「暗闇の密室殺人」にゲスト出演しており、各々の役名は紅林刑事と河原警部(愛称:鬼瓦)である。
中屋刑事[注 39]
(演:伊吹剛)
フルネームは中屋武。長野県千曲市出身(放送当時は架空)。
元々は捜査第一課・立花警部補の部下の巡査部長で立花を追うように香港入りしたのがきっかけでGメンに転入。違法不正薬物の売人に恋人を殺害された経験があり、違法不正薬物を強く憎んでいる。
柔道を得意とし、香港シリーズでは現地のマフィアに力業で立ち向かったパワーファイター。最初の香港の洗礼では、香港カラテを相手に得意の柔道が全く通じず大苦戦し、草野刑事の足を引っぱってしまうが、シリーズを重ねるにつれ、打撃や関節技を織り交ぜたり、勝ち目のない巨漢が相手の時には撤退したり、さらにはその巨漢を車で跳ね飛ばすなど、要領を得るようになると香港シリーズでの大きな戦力となった。熱血漢であるがゆえ、短気が禍してスタンドプレーに走り黒木や立花に叱責されることもしばしば。
第222話「大暴走!バスジャック」・第223話「バスジャック対四人の狙撃者」での小田切が仕切る特殊狙撃部隊にはGメンからただ一人メンバーとして選抜された。
警部補に昇任してからは他のメンバーと屋台等で呑みながら愚痴をこぼすシーンが多くなるなど、吹雪刑事や田口刑事など若手の引き立て役に回ることが多くなる。第306話「サヨナラGメンの若き獅子たち!」で捜査のミスによってGメンから古巣の捜査第一課へ転出異動した。主演回数が出演回数と比較してかなり少なく、Gメンの縁の下の力持ち的存在であり、ベテランと若手の橋渡し役をも担っていた。また、Gメンの7年間で昇任した刑事は黒木と立花以外では中屋のみであり、隠れた実力派としてGメンを支えた。
速水涼子刑事(演:森マリア
警察庁外事課所属[5]。香港での内偵調査[6]中にGメンたちと出会い、そのまま(巡査相当[7]。階級で転入する。出向中はその階級は無い階級)Gメンに参加。
拳銃と警察犬が苦手であり、加えて「血を見ると卒倒する」というお嬢様育ちの刑事だったが、捜査を通じて成長していく。弱虫の青年を精神的に鍛えようと武道を教えたが、勇気と暴力を履き違え、手の付けられない凶悪殺人犯に変貌し、ショックと責任感から一度は辞職を決意したこともあった。第163話「首のない女の人形」で、父親を殺され、母親の育児放棄で孤独になった少女(演:須賀沢真理子)を保護することをきっかけに女性としての本能にも目覚めるが、続編である第203話「また逢う日まで速水涼子刑事」冒頭で拳銃を盗まれる大失態を犯し、その少女の祖父の巡査(演:今福正雄)が彼女の拳銃で殺された。必死の捜査で犯人を逮捕して決着をつけたあとに辞表を提出するが、黒木の温情でインターポールへの研修が決定し、Gメンを離任した。その後「帰って来た女刑事シリーズ」の第279話「FBIから来た女刑事」、第288話「唇を奪われた女刑事」で単発復帰。
田口刑事(演:千葉裕
フルネームは田口明夫。元警視庁交通機動隊巡査(白バイ)隊員。演習を終えたその足で喫茶店で休息を取っている間にアウトローとなっていた警察学校時代の同期の遊佐巡査(演:佐藤仁哉)に自らの白バイを盗まれ、強盗殺人の罪を転嫁されそうになったことで立花の執拗な追及を受ける。その後Gメンのアシストを経て自身で真犯人遊佐巡査を射殺。その捜査を機にGメンに巡査メンバーとして迎えられる。
加入時は一番の若手で、おっちょこちょいな振舞いもあったが、後輩の吹雪刑事が加入する頃からは先輩刑事らしく成長を見せる。喫茶店のウェイトレスをしている恋人がおりたびたび登場していたが、いつのまにか後輩のマリコ寺岡刑事とキャンプに出かけるなど親密になっていく。マリコ寺岡がシンガポールに帰国すると同時に、研修のためFBIへ出向しGメンを離任した。
優れた空手の腕前を持ち、香港シリーズでは多くの活躍を見せる。
村井刑事(演:有希俊彦
フルネームは村井達哉。警視庁警備部警護課所属のSP巡査長[12]として、先輩刑事である関警部補(演:小林稔侍)と共に来日要人の警備中、白バイ警察官であった田口巡査にスピード違反の違反キップを切られたことからGメンと関わりを持つ。捜査の際に、上司の関が殉職したことを経て田口巡査、津川警部補とともにGメン(巡査長)の一員となる。
射撃の名手であり、地下取調室で取り調べ中の銃撃など立花警部からの信頼が厚いことをうかがわせる場面もある。無線機などを自ら解説するシーンがあり、存在感をアピールしていたのだが、単独での主演エピソードが存在しない数少ないGメンである。わずか22話のみでGメンから離任転属して姿を消した。
なお実際の警視庁においては組織の体制が異なるが、本作の話中にSPの所属先として語られる警視庁公安部は、同じ警視庁の中でも秘密裏の隠密行動を行い、青木義朗遠藤征慈がゲスト(公安[13]担当の、警視庁公安部の刑事役)の時に若林豪(立花役)が「警視庁公安部は、同じ警視庁内部でも彼らが何をしているか、何人居るのかも判らない」と、森マリア(速水役)が拉致されて、拉致した自動車のナンバーが警視庁の警視庁公安部の物であり、連れ戻した後に伊吹剛(中屋役)、森マリアに説明するところがある。
津川螢子警部補(演:夏木マリ
警察庁国際捜査管理[14]
潜入捜査を得意とし、クラブ歌手や女子刑務所の囚人など多様な姿に変装し捜査に挑む。香港での捜査では敵のアジトに囚われ、虎に襲われPTSDを患うなど、悲惨な目にも遭う。過去の回想で自身が婦人警官(巡査部長)時代の時が描かれるが、国際捜査管理官はキャリア官僚であるので、着任が警部補で着任し、警視に昇進後に国際捜査管理官に着任する筈なので、実際の組織体制とは異なっている。
第251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」でインターポールに転勤という形でGメンを去るが、第280話「パリから来た車椅子の女刑事」・第289話「裸の女囚たち」に単発でGメンと合流。『キイハンター』では、同音異字の人物「津川啓子」(演:野際陽子)がいた。
島谷刑事(演:宮内洋
フルネームは島谷和彦。元警視庁捜査第四課の刑事(巡査長階級)で、空手の使い手。
弟が二人存在していた。一人は厚生省の麻薬取締官で、香港に潜入していた末弟・三男の達也(演:石田信之)。もう一人は、ベトナム戦争北爆の際に生き別れ、香港コネクションの雇われ者で虎・シーザーの調教師となっていた次男の邦彦(演:ジョニー大倉)。ともに香港での事件の際に失うという悲劇を乗り越えGメンに加入。激情型の性格で、犯人を取り逃がした警官を殴ってしまったところ、運悪くお偉方の息子だったために謹慎処分を受けたこともある。しなやかな空手アクションで、草野が去った後の香港カラテシリーズを盛り上げた。
第306話「サヨナラGメンの若き獅子たち!」で中屋とともに捜査ミスの責任を負い古巣の捜査第四課に転属。
南雲警視(演:川津祐介
フルネームは南雲義明。前任者小田切警視の後任として着任したGメン連絡係官である。警視庁の本庁捜査第一課の所属であり、Gメン本部の所属ではない。登場の際は、Gメン本部ヘ事案を持ち込み依頼又は共同で捜査を行う。
キャリア組官僚であり、前任者の小田切警視と同様に、警視庁の本庁とGメン本部のパイプライン役としての配役であることから、出演の機会は少ない。趣味は釣り
警察官の下端[15]時代では機動隊に属しており、そのときの先輩が射殺される事件も経験している。またヨーロッパ某国のピアニストが本国の秘密警察の目を盗んで日本に亡命を申請した際、そのピアニストが直接南雲に亡命の意を表明し保護を求めたことから、南雲は警察庁又は、警視庁全体の内部では相当な人脈や情報網の持ち主、実力派と見ることができる。北方領土問題と漁船の拿捕抑留問題をテーマとした第283話「オホーツク海の幽霊船」では、都心で発生した謎の殺人事件の凶器が、国防省[16] が採用する型の拳銃であったことから、国防省ルートの捜査を担当。
第305話「ノーパン喫茶殺人事件」を最後にGメン連絡係官から転属し姿を消す。[17]
吹雪杏子刑事(演:中島はるみ
警視庁警備部警護課所属のSP[12]
これまでの女性Gメンは警察庁外事課[18]出身で、語学や国際感覚に秀でていたが、警備部警護課のSP出身の彼女は、射撃能力に優れ、合気道などの格闘術も身に付けていた。凶悪犯に男性警察官の護衛なしで立ち向かうという、これまでにないタイプの女性Gメン(階級は巡査長)。
黒木の命令でGメンの応援捜査に駆り出された時はミステリアスな美貌と凄腕の女刑事のイメージがあった。その事件解決後にGメンに転属。配属後はだんだんと親しみやすく、現代風のお姉さん的な性格が強調されていった。思い込みが激しく、感情に流されやすい一面があり、アリバイの成立している容疑者でも、執拗にそれを崩そうとして成果を挙げたこともあるが、逆に令状無しで誤認逮捕を犯し、謹慎処分を受けたこともある。
第306話「サヨナラGメンの若き獅子たち!」で凶悪逃亡犯から少女を護衛しようとしたが失敗し、少女に瀕死の重傷を負わせてしまったことを機にFBIへ研修を命じられてGメンから離任。父親は殉職警官で、婦人警官で交通課巡査の妹・陽子(演:竹田かほり)と二人で田園調布の豪邸に住んでいる。また、オープニング映像では、黒木と同じトレンチコートにシルクハットのファッションで登場している。(本編初登場時と同じ)
草鹿刑事(演:鹿賀丈史
第307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」から初登場。
元警視庁捜査第一課・竜崎班の(巡査長階級)刑事であったが、犯人追跡中に狙撃される。その際に足に撃ち込まれた弾丸を、犯人を必ず捕まえる決意のしるしとして、ネックレスとして身につけていた。その後インターポール捜査官としてパリICPOに出向中、先輩の警部・竜崎(演:津嘉山正種)とともに、シンガポールコネクションという犯罪組織の捜査を通してGメンと出会う。
実は竜崎もシンガポールコネクションの一味であったのだが、秘密保持のため殺害される。その際、竜崎の妹であり、婚約者であったエリカ(演:吉田真弓)をも銃弾により失うことに。懸命な捜査により、竜崎たちを射殺した犯人を捕らえるが、その犯人(演:内田勝正)こそがかつて草鹿を狙撃した男であった。
Gメン配属後はラーメン店の二階に下宿している。店主の妻は、のちに草鹿が購入した車を盗んで犯行に使用した銀行強盗犯一味に射殺され、さらに車は証拠隠滅のためにスクラップ工場で潰されており、怒った草鹿は犯人の一人を取り調べる際にパイプ椅子を激しく開閉しながら「お前の頭もスクラップにしてやろうか」と迫った。
マリコ・寺岡刑事(演:セーラ・ロウエル
シンガポール警察の潜入捜査官で、サリバン警視の部下。シンガポールコネクションを内偵中にGメンと関わった。津村警部補の推薦もあり、刑事の勉強がしたいという本人の希望を黒木が承諾し来日。研修生として(巡査相当階級で)Gメンの一員[19]に迎えられる。
当初は日本の捜査をシンガポール人としての視点で考察する姿勢が見受けられ特異な天然キャラクターは時として夜叉と言われる立花警部の表情も緩ませることがあった。
降板編はなく、シンガポールへ帰国した事実のみ黒木のナレーションで告げられた。正式に所属していた事では無い筈である。
賀川陽子刑事(演:范文雀
警察庁外事課所属[5]。シンガポールコネクションの犯罪調査[6]のために警察庁[7]から派遣され、Gメンに転属入する(階級は巡査長相当)。
数年間シンガポールコネクションに潜入し、青い眼の人形を作り続けるなど非常に強い忍耐力の持ち主。父は中国人で、大学生の弟・大介(演:下塚誠)がいるが、アメリカ人強盗団に殺害された。
弟が強盗団に殺害された際には、犯人の顔面を銃把で滅多打ち(射殺ではない)するシーンがある。
津村冴子警部補(演:江波杏子
警視庁警備部・警護課所属のSP[12]で、射撃の名手である。小田切警視、南雲警視の後任として着任し、前任者と同じく警視庁の本庁所属だが、必要に応じてGメンの捜査も行うGメン連絡係官である。
津村警部補は歴代女性Gメンでの最年長でもあり、芯の強い女性として大きな存在感を発揮した。捜査方針を巡って立花警部と対立した際には、立花警部に平手打ちまで喰らわすほどの剛腕の女性だが、結婚のためにお見合いをしたり、ルックスで男性を判断することが間違っていることではないかと迷うなど、等身大の女性の一面もある。当初は、射撃の名手で颯爽としたベテランの中年女性警察官・刑事のイメージを前面に打ち出していたが、次第に彼女自身の面倒見の良さ、被害者や被疑者の話を聞き、あるいは巧みに引き出すなど、経験豊富なネゴシエイターとしての面が強調されていった。
警視庁本庁所属であるが、続編のGメン82にも登場し、そこでは立場が警視庁本庁側からGメン側とする様な設定の場面が散見されたが、あくまでも所属は警視庁本庁である[20]。江波杏子は、津村冴子警部補役としてGメンにレギュラー出演前の第291話「女たちの殺人忘年会」において、立花警部の同期・井草警部の妻役として立花警部を逆恨みして、立てこもり事件を起こす主婦役でゲストとしての出演歴がある。
古田刑事(演:谷村昌彦
元城西署刑事課捜査第一係の巡査部長(部長刑事)。捜査は足で稼ぐを信条としており、近代的な捜査手法を採る同僚や上司から煙たがられ半ば無視にも近い扱いを受け、居場所がなくなりかけたが、地道な聞き込みで前島副総監暗殺グループのアジトを突き止める功績が認められた事に依ってGメンに加入した。自らヘビースモーカーであることを述べている。
ベテランの人情派刑事という点では、山田(巡査部長)刑事に近い。少数のエリート集団というイメージのGメンで、一見それほどうだつが上がらないように見える彼は此の中では異色の存在ではあるが、その真価は、地道で粘り強いことと、親身に人に接する態度であり、それが最も発揮されたのは、少女の人質を取って拳銃を乱射する小学生を説得し、心を開かせたことである(これなどは相手に威圧感や恐怖感を与えて仕舞う様な黒木や立花では難しかったであろう)。山田刑事が抜けた後では彼の加入によってGメンが再び、ハードボイルドだけでないあらゆる性質の犯罪に対応できるように戻ったと云える。
演じる谷村昌彦は、レギュラー入りする以前に10回もゲスト出演しており、演じる役柄は犯人・被害者・警察官と多岐に渡っていた。
風間刑事(演:藤川清彦
フルネームは風間大地。元城西署刑事課捜査第一係の新米刑事(階級は巡査)。古田巡査部長の部下の巡査で、白バイ交通機動隊員時代の同僚を巻き込んだ、前島副総監暗殺事件の捜査を通じてGメンに加入。
未熟ではあるが、純情で物事には体当たりで臨む。学生時代はラグビーをしており、強烈なタックルで凶悪犯の機先を制する働きを見せたこともある。
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セミレギュラー

結城警視正(演:中丸忠雄
第13話「バスストップ」から登場。最後の登場シーンは第355話「サヨナラGメン’75 また逢う日まで」。
警視庁の幹部職員。性格は高圧的で警視庁のメンツ、世論を気にする官僚タイプ。警視時代の黒木にタメ口で話しかけられてもその点で気分を害することはなく割と寛大な部分も見せるが、部下の失態に関しては査問委員会の筆頭となり徹底的に追及する場面もあった。草鹿刑事らが加入した時期からややソフトな面が打ち出されGメンの捜査に協力的な姿勢を見せることもあった。古田、風間が加入する第331話「新Gメンvsニセ白バイ軍団」では、前島警視庁副総監(演:早川雄三)、黒木とともにニセ白バイ軍団の標的にされ、結城自身も負傷する。
岡村節子巡査(演:東島裕子結城なほ子
No1.エアポート大作戦 - No137.'78新春第脱獄迄の小田切警視の秘書であり、「小田切警視、外線でGメン本部の黒木警視からお電話です」程度の出番が多いのであるが、「彼女は面が割れて居ないから、岡村巡査を使おう」と小田切の命で、No101.切り裂きジャック連続殺人事件、No124.極秘作戦逆探知では捜査に出て協力する時も作られている。又、小田切警視の登場の無い話数にも、「小田切警視の指示で、捜査資料をお持ち致しました」と云う設定がある。登場が無い場合にも、小田切警視は動いて居ると、暗に示す役にも使われて居る。それらの事が在る事で、彼女の存在がある事に依って、警察組織としてのリアリティさを揚げる事に、貢献しているといえる。
水上亜子(演:遠藤真理子
「COFFEE柿の木」の店員で姉・牧子(次項)とともに店を切り盛りしている。第205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」以降、田口刑事出演時代の数作に登場する田口刑事のガールフレンド。
水上牧子(演:鳥居恵子
「COFFEE柿の木」の店主で、亜子は妹。第205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」以降、田口刑事出演時代の数作に登場。
片桐ちぐさ(演:島かおり
第273話「怪談・死霊の棲む家」より登場。Gメン'82の第16話「花嫁強盗団」まで長野県黒谷町を舞台とする話で登場。
長野県黒谷警察署の巡査部長である兄(演:中野誠也)を持ち、兄同様懇意にしていた元警視庁刑事部捜査第一課長で今は黒谷町で保護司(作品中では「保護士殺害事件捜査本部」と誤字を認めることができる)を務める植谷(演:陶隆司)に、捜査第一課長時代の元部下であった立花との見合いを勧められる。しかし何者かによって植谷が凄惨な形で殺害される。黒谷町で次々に起こる恐ろしい猟奇殺人事件の背景にその存在が必ず絡むなど、本シリーズのキーパーソン的人物であり、「悲劇のヒロイン」である。多くの凄惨な事件の中で純愛を育んだ立花とは愛し合って結婚することになる。しかし、黒谷町シリーズの源治の娘かよ(演:石井亜紀子)を愛育するが、父親の双子の弟・源造に騙されたかよに裏切られ、祖母の許に留まったことで血の絆に負け、最後まで母親として受け入れて貰えなかったことを悲しむ。
望月源治(演:蟹江敬三
第276話「夜囁く女の骸骨」で登場、第285話「満月の夜 女の血を吸う男」で刑事被告人として裁判所に出廷後の護送中に逃走、立花と格闘中に転落死。
長野県黒谷町で、「魔物」とまで称される数々の更生不可能な悪党の中でも右に出る者はいない凶悪犯で立花警部の宿敵。観光に来ていたOL5人を暴行目的で山中に拉致して殺害。己の殺人理念を平然と語る凶悪犯。最後は素手の立花警部と手斧で武装した源治が崖の上で決闘となり、立花を殺害寸前まで追い詰めるも、源治は、どこからともなく追ってきた女に包丁で突き刺され、抱きつくように女と谷底へ転落していった。その女は、逃走した源治を匿い、同じく警察に強い不審と憎しみを頂く場末の飲食店主・松沼きくよ(演:左時枝)であった。源治が立花を追い詰めた際、きくよのことを源治が放言したところを聞いてしまったきくよが、衝動的にとった行動であった。
源治には兄・亀造(演:志賀勝、第290話「X'masカードの中の人骨」で登場)と弟・蜂谷(旧姓・望月)辰男(演:成瀬正、第296話「雪の夜 悪魔が生んだ赤ん坊」で登場)、さらに、口減らしに母親に捨てられたことを恨む源治と双子の弟・柿崎源造(演:蟹江敬三、第351話「幽霊の指紋」)の兄弟の存在を続々明らかにしていった。また、柿崎源造が登場する第351話では、望月兄弟の母(したがって、かよの祖母)も登場し、源治が岸本民子(演:根岸季衣)に生ませた娘かよは、祖母に引き取られる。
源治は立花の要請により精神鑑定を受けさせられたことがあり、脳に異常はなく責任能力があることが示唆されるものであったが、同時に、些細なことで憤慨する爆発型と、人間としての憐みの心が全くないという凶悪犯に顕著な2つのタイプを同時に併せ持っていると指摘された。なお源治は子供の頃から手斧に愛着を持っており、蛇を手斧で叩き切るのを趣味にしていた。
長野県黒谷警察署長(演:今西正男
氏名は不詳だが、黒谷町シリーズには必ず出演。旧制服の階級章から警視と思われる。
望月源治を含めた管内の猟奇的な事件について陣頭指揮している。黒谷町舞台の作品を通して、多くの部下である警察官から犠牲を出しているが、異動もなく署長の任にある。
土屋和正(演:長門勇
警視庁城西警察署長で、島谷刑事の警察署勤務時代の上司。第295話「午前6時の通り魔」では、警視総監経験者を父に持ち、国家公務員採用I種試験合格で警察庁に採用され、警察大学校卒業後、同署で警ら勤務をする草鹿警部補(演:坂東正之助 後のGメンに加入する鹿賀丈史演じる草鹿刑事とは別人)を預かる微妙な立場の署長役を、第297話「ラッシュアワーに動く指」では、同署捜査三課所属の巡査で、土屋の娘・土屋さやか(演:谷川みゆき)を署長である前に娘として心配する父親を演じた。
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放送リスト

要約
視点

[注 40]

1975年

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1976年

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1977年

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1978年

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1979年

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1980年

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1981年

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1982年

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[21][22][23][24]

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テーマ曲

要約
視点

オープニングテーマ

  • 『Gメン75のテーマ』(第1話 − 第226話、第232話 - 第306話[注 44])
  • 『Gメン'75のテーマ(新ヴァージョン)』(第229話 - 第231話)
  • 『アゲイン〜黄金色の嵐』 (第307話、第308話)
  • 『アゲイン〜Again〜Mille Vagues D'or(インストゥルメンタル)』(第309話 − 第355話[注 45])
    • 作曲:ピエール・ポルト / 編曲:若草恵 / 演奏:コロムビアオーケストラ (コロムビアレコード)

エンディングテーマ

放映当時、日本コロムビアではアニメソングもドラマの主題歌も同じ学芸部が担当していた[25]

  • 面影』(第1話 - 第58話、第175話 - 第204話[注 46][注 47])
  • 『追想』(第59話 − 第144話[注 48])
    • 作詞:佐藤純弥 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:しまざき由理 (コロムビアレコード)
  • 蜉蝣かげろう』(第94話、第214話)
    • 作詞:佐藤純弥 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:范文雀 (第94話) 、夏木マリ (第214話) (コロムビアレコード[注 49])
  • 『道』(第145話 − 第174話[注 50])
    • 作詞:佐藤純弥 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:島かおり、コーラス:こおろぎ'73 (コロムビアレコード)
  • 漂泊さすらい』(第160話)
    • 作詞:佐藤純弥 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:江波杏子 (コロムビアレコード)
  • 『レクィエム』[注 51](第205話 − 第235話[注 52]、第252話[注 53]
    • 作詞:佐藤純弥 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお (第205話 - 第229話) 、しまざき由理 (第230話 - 第233話、第235話) (コロムビアレコード)
  • 『ウィング』(第234話、第236話 − 第248話)
  • 『遥かなる旅路〜WANDERING MAN〜』(第254話 − 第306話[注 54])
  • 『アゲイン〜Again〜Mille Vagues D'or』(第308話 − 第354話[注 55])
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スタッフ

  • プロデューサー: 近藤照男、原弘男 (TBS) (第1話 - 第45話)、樋口祐三 (TBS) (第39話 - 第355話)
  • プロデューサー補:小久保章一郎、中村泰明
  • 構成: 深作欣二佐藤純弥
  • 脚本:高久進、池田雄一、西島大、小山内美江子、佐藤肇、新井光、押川国秋、酒井あきよし、永井達郎、鷹森立一、掛札昌裕、山村英司、内藤誠、小松範任、佐藤純弥、榎田安孝、石山昭信、高橋芳郎、吉田義昭、澤井信一郎
  • 音楽:菊池俊輔 (第1話 - 第306話)、 ピエール・ポルト (第307話 - 第355話)、 義野裕明 (第308話 - 第355話)
  • 選曲:武田正彦 (第1話 − 第54話)、山本逸美 (第55話 − 第355話)
  • 撮影:下村和夫、吉田重業
  • 撮影助手:松村文雄 (1978年 − 1979年)、石山信雄、林淳一郎、山本英夫、原田清一
  • 照明:高橋弘、清水達乙、嶋田宣代土、秋田富士夫、高橋道夫
  • 照明助手:岡本滝河、磯野雅宏、高椋康夫
  • 制作助手:寺田真也、市村智保
  • 制作担当:市倉正男、金子元昭
  • 制作主任:隈部文康
  • 録音:野口素寛、川田保、佐藤広文
  • 美術:北川弘、川村晴通、金子元昭
  • 助監督:長石多可男、蓑輪雅夫、原田昌樹、福島孔道
  • 記録:古屋彰子、新藤響子、高崎文子、松丸春代
  • 仕上制作:映広音響
  • 整音:岩田広一
  • 効果:原田千昭、稲田充甫
  • 編集:飯塚勝、寺嵜孝
  • 装置:協和美建
  • 装飾:鈴木堅忍、岡本国昭、佐藤信夫 大晃商会
  • 衣裳:古藤博、坂下英明、花淵良子、青木茂 東京衣裳
  • 美粧:大屋優子、沢辺満代 入江美粧
  • 現像:東映化学
  • 制作主任:林実、末永和雄、市川一義
  • 製作デスク:川原一哲、新井英夫、末永和雄
  • 制作担当:加藤直三、岩田広一、金子元昭
  • 番組宣伝 (TBS):寺崎隆、野水作和子
  • スチール (TBS):森本佳秀
  • 製作: 東映・TBS (第1話 -第354話)、近藤照男プロダクション・TBS (製作協力・東映) (第355話)
  • 衣裳:東京衣装、タイムリー紳士服、マックレガー、レディスサロン 高野峯子、サンモトヤマ、ホウトク、サレーヌ 佐橋よしこ、大塚製靴、McGREGOR、yヨシブン、pプリンセス、MOGA、(株)ホウトク
  • 撮影協力:SASスカンジナビア航空、コンパスクラブツアー 日新航空、ホテルニッコー・ド・パリ、TOURS JAPAN LDO
  • 監督:下村和夫、深作欣二、佐藤純弥、小松範任、山内柏、堀長文、山口和雄、小西通雄、鷹森立一

放送局

  • JNN各局(同時ネット、福島テレビと長崎放送を除く23局)
    • 福島テレビ(放送当時TBS系列・フジテレビ系列のクロスネット局):毎週日曜16:30 - 17:25(遅れネット)
      • 放送当時の土曜21時枠は自主編成枠(「うすい土曜劇場」)となっていたため[26][注 56]
    • 長崎放送:毎週土曜15:00 - 15:55(1979年6月の時点、遅れネット、途中打ち切り)
  • 他系列局
  • CS ファミリー劇場:再放送
    • ファミリー劇場では、「Gメン'75」の放送権を番組製作を行った東映から購入しているため、近藤照男プロダクションが製作した第355話(最終回)は長らく放送できない状態になっていた。ゆえにファミリー劇場では第354話を最終回としていたが、2009年10月に第355話(最終回)も放送された。
  • 海外(アジア圏)でも放映された(香港・台湾など中国語圏での番組名は『猛龍特警隊』)。
    • 特に香港では、物語のロケ地としてたびたび登場するため放送当時人気も非常に高く、ロケ地に現地ファンが数多く訪れ撮影が中断することもしばしばあった。
  • 東映チャンネル:再放送
    • 東映チャンネルでは2021年12月23日より4KネガスキャンHDリマスター版による放送開始(全355話・途中中断あり)に伴い、同年12月5日第1話、2024年2月4日第151話(放送再開)を無料放送[34] [35][36]。2021年12月23日から2023年5月25日の間に第1話から第150話を、2024年2月8日から第151話から再放送が行われている。

視聴率

  • 最高視聴率:32.2%(第140話「十五年前の遺留指紋」(1978年1月28日放映))

ビデオリサーチ調べ、関東地区。

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DVD

要約
視点

FOREVER BOX

2004年3月21日発売。

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BEST SELECT BOX

同年11月21日発売。

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BEST SELECT BOX 女Gメン編

2005年5月21日発売。

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DVD-COLLECTION 1

2009年1月21日発売。

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DVD-COLLECTION 2

2009年6月21日発売。

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Gメン'82 DVDBOX

2009年2月18日発売。

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Gメン'75 SELECTION一挙見Blu-ray

2020年11月11日発売(全5巻)。

第355話を除くソフト化作品全80話(2020年現在)を5巻に分けて全て収録した廉価版Blu-ray

Gメン'75 DVDコレクション

オリジナルフィルムからデジタルリマスターした初のDVD化作品274話分を含め全355話を完全収録。全355話を毎号3話ずつ収録した隔週刊行のDVDマガジン[37][38]

2021年5月18日創刊。2025年11月25日発売予定の119号で完結の予定。

発行デアゴスティーニ・ジャパン

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ネット配信

  • 東映オンデマンド(Amazon Prime Video):2023年4月1日 - (1ヵ月10話毎追加)
  • 東映シアターオンライン(YouTube):2023年4月1日 - (第1話と第2話は常時配信)

その他

要約
視点

1979年1月27日、第192話は、銀行強盗をテーマにした話「土曜日にネズミを殺せ!」を放送する予定であったが、前日に大阪市住吉区三菱銀行北畠支店(現・三菱UFJ銀行北畠支店)で猟銃立てこもり事件(三菱銀行人質事件)が発生したため、急遽放送を休止し、同事件の報道特別番組毎日放送制作)に差し替え、翌週の放送は第192話として「バラバラ殺人事件」に変更、「土曜日にネズミを殺せ!」は日を改めて、同年3月24日に第199話として放送された。

第273話「怪談・死霊の棲む家」は、津本陽の短編小説集『南海綺譚』に収録されている『魔物の時間』を原作としている。これは黒谷町シリーズの1作目であるが、シリーズはその後人気を博し、Gメン'82を含め全11作品を数えることになる。

原田の番組降板の理由は、原田自身によれば第5話撮影中の事故による腱鞘炎治療のためとしている。一方共演者の夏木陽介によれば、原田は藤田美保子よりアップが少ないことに不満を持っており、相談を受けた夏木が、近藤照男プロデューサーに直接話したらと答え、実際にそうしたところ、アップが増えるどころか「文句がある奴は要らない」と言ってすぐにクビになってしまったためとしている[39]。他に、前述のとおり当番組は当初、短期間での終了が予定されており、延長決定後に原田との出演契約を結んでいなかった可能性もある。なお、藤木悠もある回での演技のことを巡って近藤と口論になり[40]、夏木自身も後年ニューカレドニアロケ(213話・214話・219話)でのプライベートの席で近藤と口論になり最終的に降板話撮影も辞退し番組を降りたと明かしている[40]

原田演じる関屋警部補の後釜には、後に『特捜最前線』の紅林刑事役でレギュラーとなる横光克彦が予定されており、オープニング・エンディング用の映像も撮っていたが、直前になって取り止めとなった。これは、そのオープニングシーンの撮影時とは別のネクタイを締めて撮影現場に現れた横光に近藤プロデューサーが憤慨したことが理由で、ネクタイ事件と呼ばれているという[39]。これによりメンバーが6人になったため、105話に若林が加入するまで、オープニング・エンディング映像は丹波が中心にならずバランスが悪かった。なお、Gメンを遅れネットしていた福島テレビが1983年に発行した『福島テレビ20年史』における当番組の写真は、横光が丹波や夏木らGメン一同と共に横に並んでいる写真が使用されている[41]

古田刑事を演じる谷村昌彦は、シリーズを通してGメン役、Gメンに所属しない刑事役、犯人役、被害者役のすべてを演じある意味唯一グランドスラムを達成した。

海外ロケの際には、深作欣二佐藤純彌 監督・スタッフ陣もエキストラとして出演していたことがあった。これについて丹波は「深作は演技が一番下手だったな」と述懐している[3]

風間刑事を演じる藤川清彦の息子でUUUM所属のYouTuberのぎこちゃんは「Gメンの息子なのでGこ(ぎこ)ちゃん」だとしている[42]

使用していた車両

番組スポンサーにトヨタ自動車が含まれていたことから、番組に使われる劇用車には基本的にトヨタのクラウンソアラマークIIクレスタチェイサーセリカXXコロナなどが用いられた(後継番組のザ・サスペンスGメン'82も同様)。

Gメン'82

『Gメン'75』終了の半年後、放送枠を土曜夜9時から日曜夜8時に移した続編。全17話。

前作のメインメンバーに篠田三郎清水健太郎三浦浩一の若手刑事を加えた編成となっていたが、清水は本作終了直後の1983年大麻取締法違反で現行犯逮捕されている。

詳しくは「Gメン'82」を参照。

Gメン'93春 第一級殺人の女

要約
視点
概要 出演者, オープニング ...

内容

警視庁幹部として本庁に籍を置く黒木警視正。秘書役に江藤香子警部補。退職目前の古田刑事を慰労するためキャップ・唐沢警部以下Gメン全員でハワイへ向かった。ハワイ島で唐沢は、失踪した妻・冴子の姿を目撃する。そんなとき、Gメン一行が宿泊する豪華リゾートホテル内で殺人事件が発生した。

ポイント

Gメンを名乗っているがかつてのGメンシリーズとは異なり、近藤照男プロデューサー制作の職業ドラマ「HOTEL」と2時間ドラマ「ロス警察シリーズ」を融合させたような作風であった。プロットはGメン’75第80話「暗闇の密室殺人」を流用。ロス疑惑事件で有名になったジミー佐古田がハワイ州警察捜査官役でゲスト出演していた。オープニングやエンディングには滑走路を歩くおなじみのタイトルバックもなく、音楽も劇伴も全く新しいものに変更されていた。唯一、Gメン’75シリーズの名残が感じられるのは、黒いソフト帽に黒スーツ姿の黒木警視正登場シーンのみ。フィルム撮影ではなくビデオ撮影であった。ロケ地は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島、ハワイ島であるが、ドラマ展開の大半が豪華ホテル内での出来事を描写していた。

キャスト

ゲスト出演

  • 中川民子:一色彩子
  • 松野:仲恭司
  • 唐沢冴子:岡本舞
  • 寺岡アキコ:松尾晶代
  • 寺岡久美子:中嶋真希
  • Lynne Halevl
  • Robert P.Hickcox
  • Henry Hickman
  • Charles Adams
  • Whitney Jenkins
  • John Leith
  • Wayne Mitsunaga
  • Shwna Ven Tatenhoven
  • Joe Goldscharek
  • Nicky Ferrari
  • Terry Jenkins
  • Darren Westphal
  • Hana Saito
  • Takao Uno
  • Gary Garcia
  • Lynnie
  • Bill Lebus
  • Bill Fennie

スタッフ

  • 脚本:池田雄一
  • 監督:佐藤純彌
  • プロデューサー:近藤照男、宇野隆夫、内野建、田代秀樹
  • プロデューサー補:多賀さつき、高橋都
  • 撮影:下村和夫、臼木敏博
  • 照明∶本田純一、稲嶺司
  • 美術∶金子元昭、高桑道明
  • 助監督∶鳥井邦男東伸児
  • 音楽:義野裕明
  • 選曲∶山本逸美
  • 製作協力:東映
  • 製作:近藤照男プロダクション・TBS

Gメン'75スペシャル 帰って来た若獅子たち

要約
視点
概要 Gメン'75スペシャル 帰って来た若獅子たち, 出演者 ...

内容

『変装の達人!警部・鬼沢平吉のファイルE』(それぞれに特技を持ちながらもミスを犯し警察の落ちこぼれとなった刑事を集めた、黒木警察庁長官直属の捜査班が舞台)の続編で、捜査班の名称を「Gメン」に変えて制作したもの。『Gメン'75』の本放送当時の雰囲気に極力近づける配慮がなされている。

特別捜査室の刑事と骨髄移植のドナーである犯人の逃走劇の最中、彼らを射殺せんとする県警本部[43]の黒い影が浮き彫りとなる。

ポイント

名テーマ曲「Gメン’75のテーマ」(作曲:菊池俊輔)と滑走路を横並びで歩くオープニングとエンディングタイトルバックが復活。エンディングテーマは「面影」が採用され、水森かおりが歌っている。劇伴も菊池俊輔バージョンのものをアレンジして使用。フィルム撮影ではなくビデオ撮影。山岳地帯と渓谷を舞台にヘリコプターを駆使したアクション編に仕上がっている。作品のプロットはGメン’75第46話「白バイ警官連続射殺事件」をベースに、手錠のままの脱走シーンは第二話「散歩する囚人護送車」、第194話「銀嶺を行く網走脱獄囚」のシーンを再現している。キャップ・鬼沢警部の荒唐無稽な変装シーンや結城警部補の特技のトランプ投げは、Gメン’75というよりは近藤照男の出世作「キイハンター」のイメージである。作品の根底に流れる警察内部の黒い影を暴くテーマは往年のGメン’75のテイストを踏襲していた。

キャスト

ゲスト出演

スタッフ

  • 脚本:横田与志
  • 撮影:佐多賀剛、宮本亘
  • 監督:山口和彦
  • プロデューサー:近藤照男、斉藤勢津子、堀長文
  • プロデューサー補:多賀さつき
  • 照明:本田純一、福田真、堤義典、速川英明
  • 録音:谷村彰治、舛森強、赤沢靖大
  • スクリプター:高橋久美子
  • VE:石川友一
  • CA:米良浩一
  • 編集:河原弘志
  • VTR編集:石川高史
  • 効果:原田千昭
  • 整音選曲:山本逸美
  • 装飾:大晃商会 高桑道明、尾関広臣、樺沢幸子
  • 美粧:入江美粧 入江荘一、入江正幸
  • 衣装:東京衣装 山田夏子
  • 助監督:金佑彦、小波津靖、大石健太郎
  • 製作主任:赤坂幸隆、根津文紀
  • 製作担当:鈴木勝政
  • 番組宣伝:反町浩之
  • スチール:加藤徹、阿部昌之
  • 擬闘:山岡淳二
  • 特殊メイク製作:江川悦子、寺田まゆみ、神田文裕
  • 音楽:菊池俊輔、義野裕明
  • ナレーター:槙大輔
  • 劇伴編曲:義野裕明
  • 衣装協力 :ミズワン、flg co LTD、LANCEL、サンローズ、アブロード
  • 美術協力:SHOEI、テルモ株式会社、日本光電、フクダ電子株式会社、Vertex Standard
  • 技術協力:映広
  • 製作:近藤照男プロダクション・TBS
  • 撮影協力

Gメン'75スペシャル 東京・北海道トリック殺人事件

要約
視点
概要 Gメン'75スペシャル 東京・北海道トリック殺人事件, 出演者 ...

内容

前作の続編であり、『Gメン'75』の本放送当時の雰囲気にさらに近づく内容になった。北海道でロケーションが行われ、当時営業休止にて閉鎖中だったザ・ウィンザーホテル洞爺が舞台となった。

肉親の遺骨を北海道の地に埋葬するため、南米某国・ペリビア共和国から来日した黒木警察庁長官の旧友の命を狙うテロリストと特別捜査室との死闘がメイン。

ポイント

前作同様、おなじみのテーマ曲、OP・EDタイトルバック、アイキャッチ、劇伴音楽が再現されている。劇伴音楽は「Gメン’75ミュージックファイル」(VAP)に収録されている当時の音源を交えていた。そして今回は、往年の作品テイストのもう一つの特徴である「スケールの大きい国際規模の犯罪」が再現されている。特筆すべき点は、黒木警察庁長官(丹波哲郎)とペリビア共和国大統領顧問・カルロス寺島が17年前、国際警察本部でともに麻薬組織を追ったという点。Gメン’75続編である「Gメン'82」(1983年3月13日終了)の最終回、全員でパリのインターポール本部(国際刑事警察機構)へ派遣されたと締めくくられているラストを継承している点である。

キャスト

  • 黒木警察庁長官:丹波哲郎
  • 鬼沢平吉警部:小林稔侍
  • 結城肇警部補:京本政樹
  • 白川達也刑事:赤坂晃
  • 碓井猛刑事:今井雅之
  • 小森四郎刑事:春田純一
  • 高木圭子刑事:斎藤陽子

ゲスト出演

スタッフ

  • 脚本・監督:佐藤純彌
  • 撮影:中川健一、佐多賀剛
  • プロデューサー:近藤照男、斉藤勢津子
  • プロデューサー補:多賀さつき
  • 照明:才木勝、三田村拓、森下信也、飯村浩史
  • 録音:井家眞紀夫、廣川英治、今福武志
  • 記録:今井文子
  • VE:飯田敦
  • CA:堀口昌幸
  • 編集:河原弘司
  • VTR編集:石川高史、四元宣成
  • 効果:原田千昭
  • 整音選曲:山本逸美、得居正昭
  • 装飾:大晃商会 高桑道明、柴田礼美
  • 美粧:入江美粧 入江荘二、入江正幸
  • 衣装:東京衣装 山田夏子
  • 助監督:寺山彰夫、真砂野浩、躰中洋蔵
  • 製作主任:林みのる、守田健二、柳沢英智
  • 製作担当:鈴木勝政
  • 番組宣伝:反町浩之(TBS)
  • スチール:渡辺富雄、高岩震
  • 特効:ライズ
  • 技斗:山岡淳二
  • 音楽:菊池俊輔、義野裕明
  • 劇伴編曲:義野裕明
  • 衣装協力
    • Pantelleria
    • フーフォレー
    • アブロード
    • LA ONDA
    • GT HAWKINS
    • SCOOP MAN
    • ローレライ
    • RIO CIEF SO
    • トリコッティ・トリコッタ
  • 技術協力:映広
  • 美術協力
    • COMPAQ
    • Vertex Standard株式会社ハーテックス・スタンダード
    • ツインバード工業株式会社
  • 撮影協力
  • 製作:近藤照男プロダクション・TBS

関連番組

単発の関連番組として高嶋政伸主演の『五つの顔の変装刑事・右京警部補ファイルE』、小林稔侍主演の『変装の達人!警部・鬼沢平吉のファイルE』、坂口良子主演の『軽井沢夫人』がある。いずれも警察庁長官にまで登りつめた丹波扮する黒木が出演している。

脚注

関連項目

外部リンク

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