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日本のテレビ朝日の音楽番組(1986 - ) ウィキペディアから
『ミュージックステーション』(英: MUSIC STATION)は、テレビ朝日系で1986年(昭和61年)10月24日から毎週金曜日に生放送されている音楽番組。2019年(令和元年)10月18日より21:00 - 21:54(JST)に放送されている。ステレオ放送[注 1]、ハイビジョン制作[注 2]、連動データ放送[注 3]、リアルタイム字幕放送[注 4]。通称は「Mステ」(エムステ)[注 5]「Mステーション」(エムステーション)[注 6]。過去には「MS」(エムエス)という通称名もあった[注 7]。
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
ミュージックステーション MUSIC STATION SINCE 1986 FRIDAY 9NIGHT LIVE | |
---|---|
ジャンル | 音楽番組 |
司会者 |
タモリ 鈴木新彩(テレビ朝日アナウンサー) |
ナレーター |
服部潤 上坂すみれ 佐倉綾音 神谷浩史 |
オープニング | 松本孝弘「#1090 〜Million Dreams〜」 |
エンディング | 同上 |
製作 | |
プロデューサー |
利根川広毅 大坪大祐 小田隆一郎(GP) 山本たかお(EP) |
製作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 (1986年10月24日 - ) |
放送国・地域 | 日本 |
公式サイト | |
1986年10月から2000年3月まで 2000年10月から2019年9月まで | |
放送期間 | 1986年10月24日 - 2000年3月31日 2000年10月6日 - 2019年9月13日 |
放送時間 | 金曜日 20:00 - 20:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 1298 |
2000年4月から9月まで | |
放送期間 | 2000年4月14日 - 9月15日 |
放送時間 | 金曜日 19:54 - 20:48 |
放送分 | 54分 |
回数 | 22 |
2019年10月から | |
放送期間 | 2019年10月18日 - |
放送時間 | 金曜日 21:00 - 21:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 130(2024年6月14日時点) |
特記事項: ・放送回数は2024年6月14日放送分まで。 |
1985年(昭和60年)10月7日に開始した『ニュースステーション』から派生し、同番組のタイトルにある『ステーション』を冠した記念すべき第1号の番組[注 8][注 9]。『ステーション』を冠した理由について番組開始当時、「新しい形式のニュース番組として定着していた『ニュースステーション』にあやかって、その音楽版という意味で『ミュージックステーション』と名付けた」と説明している[1]。同局制作のゴールデンタイムの音楽番組としては『ザ・ベストヒット'83』以来3年ぶりとなる[1]。
金曜20時台で長年に渡り放送してきた『ワールドプロレスリング』に替わり[注 10]、1986年(昭和61年)10月24日から新設した生放送の音楽番組で、2021年現在、放送35年目に突入した長寿番組である[2][3][4][5]。当番組の総合司会を務めるタモリが現在、レギュラー番組の司会を務める番組の中では最長の長さである[注 11]。放送回数は2010年で1000回を超え、同年2月5日の放送分では「ミュージックステーション1000回記念スペシャル」が放送された[6]。また、これまで番組で披露された楽曲は8300曲以上にのぼる[7]。
「楽曲を聴かせること」を番組のコンセプトとしている。原則として、毎回数組のゲストアーティストが、生放送でスタジオライブを行う(年数回(冬・夏のスペシャルなど)ライブのない回もある。詳細は後述)[8]。また、歌手やバンドだけでなく演奏者など音楽家、俳優・女優、声優、お笑い芸人、YouTuber、プロレスラーなどもゲストアーティストとして生出演をする。スタジオライブの合間には、司会者とゲストアーティストのトーク、様々なコーナーや企画も展開される[9][8]。
2010年代以降、若年層向けJ-POP系の歌手が主に出演し、ゴールデン・プライムタイムでレギュラー放送している地上波テレビの音楽番組は、放送時期によっては本番組のみということもある[注 12]。そのため、新人歌手・バンドの多くはこの番組の出演を目標に掲げているとされている[8][9][10]。
当番組は2014年(平成26年)7月からテレビ朝日の会長・CEOを務める早河洋が、制作プロデューサー時代に制作に携わっていた。現在では、本番組が早河の制作プロデューサー時代に自身が携わった番組で唯一継続している[11]。
2019年10月改編で放送時間を1時間繰り下げ、金曜21時枠へ移動した[12]。同年10月18日に開かれた「『テレ朝金曜3番組』合同記者会見」で番組総合司会のタモリが、以前の20時からだと最近は若い人が家にいないため、と説明している[13]。
期間 | 総合司会 | サブ司会 | スタジオサブ |
---|---|---|---|
1986年10月24日 - 1987年3月6日 | 関口宏1[15][18][19] | 中原理恵1[15][18] | 早見優2・3[18][19] |
1987年3月13日 - 1987年3月27日 | (不在) | ||
1987年4月3日 - 1987年12月25日 | タモリ4[15] | 松井康真[20] | |
1988年1月8日 - 1989年3月31日 | 松井康真5[15][20] | (不在) | |
1989年4月14日 - 1990年3月23日 | 木下智佳子6[20] | ||
1990年4月13日 - 1993年3月19日 | 生島ヒロシ[15] | (不在) | |
1993年4月9日 - 1993年9月24日 | 有賀さつき[21] | ||
1993年10月15日 - 1996年3月22日 | 有賀さつき[15][21] | (廃止) | |
1996年4月5日 - 2000年3月31日 | 下平さやか[15] | ||
2000年4月14日 - 2004年3月12日 | 武内絵美[15] | ||
2004年4月9日 - 2008年9月12日 | 堂真理子[15] | ||
2008年10月3日 - 2013年9月27日 | 竹内由恵[15] | ||
2013年10月18日 - 2018年9月17日 | 弘中綾香[15] | ||
2018年10月19日 - 2022年9月23日 | 並木万里菜[15][22][23] | ||
2022年10月7日 - 現在 | 鈴木新彩[16] | ||
初代総合司会[注 17]は、当番組開始前に日曜昼に放送を行っていた、同局の音楽番組『歌謡ドッキリ大放送』のメイン司会を務めていた関口宏が担当。サブMCには歌手の中原理恵、洋楽担当として同じく歌手の早見優を起用した[15][22][19]。これは、「最近(1986年当時)の若者向けの歌番組と違って、金曜日の夜8時らしく、若者を中心としながらも、家族そろって楽しめる一時間にしたい」というテレビ朝日側のねらいに沿ったキャスティングである[1]。番組開始当初は、若年層向けのアイドル歌手から、流行歌・歌謡曲の歌手、中高年向けの演歌歌手まで出演する「ファミリー向け」の音楽番組であった。演奏は、他番組と同様にオーケストラ(羽鳥幸次とスイングフェイス、指揮・小野寺忠和)による生演奏を用いて、楽曲を演奏・披露するというスタイルをとっていた[注 18]。全国各地からの中継も度々行われた。放送開始時のキャッチコピーは「こちら音楽情報局」[29]。
しかし、1986年10月24日の第1回目の視聴率は8.1%と苦戦し、第3回目の11月7日放送分では3.7%に下落[30]。12月5日放送分で10.5%と初めて二桁を記録するも、以後低視聴率が続いた[30]。
この当時から現在まで続く名残の一つに、番組ノベルティとして出演者に配られるボックスティッシュがある[31]。元々は「安い値段でたくさん作れて、全ての人々が必要なもの」として企画されたもので、当時は他にも「毛玉取り機」や「爪やすり」などが存在したが、2021年現在残っているのはティッシュのみ[31][32][33]。出演者からは「伝説のMステティッシュ」、「Mステに出てティッシュをもらうことが目標」などと評されている[34][35]。ちなみに出演者に配られるのは長らく「5箱1パック」のものだったが、2022年のスーパーライブでは「3箱1パック」に変更されていたことが話題となった[36]。
1987年(昭和62年)4月3日より、タモリが2代目総合司会に就任した[37]。タモリのテレビ朝日の生放送の歌番組の司会就任は、『夢のビッグスタジオ』以来5年ぶりであった。
これと前後して、光GENJI、そして1990年代以降は光GENJIが所属していたジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループのレギュラー出演が定着したことなどにより、明確に「若年層向け」の音楽番組へと路線を転換した[37][38][39]。
関口からタモリに総合司会交代後も、1989年の放送回では二桁を記録した回が6回のみと低空飛行が続いた[30]。1989年に入ると、音楽自体の多様化に拍車がかかり、同年10月には『ザ・ベストテン』が終了。翌1990年3月には『歌のトップテン』、10月には『夜のヒットスタジオ』が相次いで終了するも、ゴールデン・プライムタイムで唯一の歌番組として継続した[40][41][42]。その理由について、新聞記事のインタビューで当時の三倉文宏プロデューサーは、「歌番組には、セット作りや照明など、独特のノウハウが必要。一度絶やしてしまうと次の体制づくりが大変なので、できるだけ続けようという社内的コンセンサスがあった」と答え[43]、同じく山本たかおプロデューサーは「10代、20代にターゲットを絞った」ことが続いた理由と語っている[44][45]。
1990年代初頭に入ると、視聴率は10%前後を推移していた[42]。その後、90年代中盤になると、裏番組で当時番組内から誕生したユニットであるポケットビスケッツ(略してポケビ)、ブラックビスケッツ(同じくブラビ)などの人気により、全盛期に入っていた日本テレビ系列『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』に苦戦を強いられた時期があったものの、1999年には後述の宇多田ヒカル人気もあり、視聴率が再び20%台に乗った[46]。金曜20時台は一時期、日本テレビ対テレビ朝日で2強状態が長らく続き、最終的に2002年3月には最大の相手であった同番組を終了に追い込んでいる。また、同時に他局でもゴールデン・プライムタイムで歌番組が復活するようにもなった[37][41]。
2010年代に入ると、90年代後半から2000年代の音楽番組業界を牽引した歌番組が相次いで終了。2010年に『うたばん』、2012年に『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』が終了した[47][41]。また、2014年には『僕らの音楽』・『新堂本兄弟』・『1番ソングSHOW』が相次いで終了するも、当番組は継続した[47][41]。
金曜20時台の末期(2010年代後半)では、通常放送の平均視聴率が6 - 9%台とやや低調な傾向にあった[48]。また、番組内容は、従来のスタジオライブ・トークのほか、バラエティテイストなVTR企画も増えていった[9][49]。
2019年(令和元年)10月18日から、放送時間が21:00 - 21:54に繰り下がった[50][51]。18日の3時間SPの視聴率は10%台であり、21時開始となった最初の放送である2019年10月25日の視聴率は6.7%であった[52]。2020年1月以降は、移動前と同等の6 - 8%台で推移している。
2021年(令和3年)10月14日、同年9月17日放送時点でタモリが司会に就任してからの在任期間が34年168日、放送回数が1365回に達し、「同一司会者による生放送音楽番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたことが発表された。タモリとしては、フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいとも!』以来2度目のギネス認定となる[14]。
すべて日本時間(JST)で記す。
期間 | 放送時間 (レギュラー放送) | 放送時間 (スペシャル放送) | ||
---|---|---|---|---|
春・秋 ↓ 春 ↓ 春・秋 | 冬・夏 ↓ 冬・夏・秋 ↓ 冬・春・夏・秋 | |||
1986年10月24日 | 2000年3月24日 | 20:00 - 20:54(54分) | 19:00 - 21:54(174分) | 20:00 - 21:54(114分) |
2000年3月31日 | 2000年10月6日 | 19:54 - 20:48(54分) | 19:00 - 21:48(168分) | 19:54 - 21:48(114分) |
2000年10月20日 | 2019年9月13日 | 20:00 - 20:54(54分) | 20:00 - 21:48(108分)[注 19] | |
2019年10月18日 | 2020年10月2日 | 21:00 - 21:54(54分) | ||
2020年10月16日 | 2021年9月24日 | 18:45 - 21:48(183分)[注 20] | ||
2021年10月15日 | 現在 | 18:50 - 21:48(178分)[注 21] |
※2021年12月まで
1996年以降「シングルランキング」コーナー以外にレギュラーコーナーは無かったが、2002年以降「Mステ秘宝館」や「Young Guns(YG)」など、コーナーが増えつつある。2010年からは「BIRTH YEAR SONGS」などといった名曲コーナーが誕生している。
2019年10月の番組リニューアル以降、アーティストの歌唱曲・パフォーマンス内容を、スマートフォンによる視聴者投票で決める生投票企画を、スペシャル放送・スーパーライブなどで行っている[68][69][70]。
この節の加筆が望まれています。 |
ミニステ MINI MUSIC STATION | |
---|---|
ジャンル | 音楽番組 / ミニ番組 |
出演者 |
並木万里菜(テレビ朝日アナウンサー) ほか ゲストアーティスト数組 |
ナレーター | 服部潤 |
オープニング | 松本孝弘「#1090 〜Thousand Dreams〜」 |
製作 | |
製作総指揮 |
栗井淳(GP、テレビ朝日) / 山本たかお(EP、テレビ朝日) |
プロデューサー | 荒井祥之(テレビ朝日) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2002年10月18日 - 2019年9月13日 |
放送時間 | 金曜日 19:54 - 20:00 |
放送分 | 6分 |
公式サイト | |
特記事項: テレビ朝日他一部系列局にて生放送。詳細は#ネット局を参照。 |
『ミニステ』(英称:MINI STA)は、テレビ朝日(ANN系列)にて2002年(平成14年)10月18日から2019年(令和元年)9月13日まで、本編レギュラー放送生放送開始前の毎週金曜日の19:54 - 20:00(JST)に生放送が行われていたミニ・音楽番組である。ステレオ放送、ハイビジョン制作[注 2]、番組連動データ放送[注 3]、リアルタイム字幕放送[注 4]を実施。タイトルは『MINI MUSIC STATION』の略称。
『ミュージックステーション』(以下、Mステ)本編の前番組(『宇宙船サジタリウス』→『ニュースシャトル』→『はなきんデータランド』→『クレヨンしんちゃん』)の終了直後に行われていた、生放送による当日出演のゲストアーティストを紹介するクロスプログラム(15秒)を拡大する形で放送を開始した。この形式の予告は本番組開始後はそのラストに行われるようになり、前番組終了後の該当箇所には事前に編集・制作されたVTRによる番組予告が行われている。
本番組の司会・進行は、末期まで本編のサブ司会者(番組終了時点では並木万里菜)が担当していたが、最末期は当日のゲストアーティストの中から1組が週替わりで担当していた。サブ司会者が1人でその日のゲストアーティストのうち1~5組とトークを展開し、『Mステ』生放送開始直前の1コマ(番宣・ジャンクション・舞台裏)を伝えている。番組開始以降、本編と同様にほとんどの回でジャニーズ事務所所属のゲストアーティストが出演している。
当初本番組内(特に画面左下)で写っていた猫の顔をした女性イラストは、武内絵美がデザイン(堂になってからは猫人間のイラストはほとんどなくなったが、堂デザインのアレンジ版もある)。
『Mステ』本編が、別の特別番組で放送休止の場合でも、当番組が放送される場合もある。この場合は、翌週や2週間後などの以降の次回予告を行う。2015年10月16日に本編が『はじめまして日本の芸能人です!まさかのキャラかぶってましたスペシャル』(朝日放送制作)のため休止となったが当番組は通常通り放送された実例がある。
テレビ朝日やEPGの番組表では本番組のタイトルを記載していたが、新聞のテレビ欄のみ本番組のタイトルは記載されておらず、本番組を含む『Mステ』自体が19時54分からのフライングスタート扱いとなっていた。
『Mステ』の放送時間移動に伴い、2019年9月13日放送分で終了。終了後は、再び『Mステ』の前座番組(『マツコ&有吉 かりそめ天国』)の終了直後に、生放送による当日出演のゲストアーティストを紹介するクロスプログラム(15秒)が行われている[注 101]。
『ミニステ』は放送開始当初、関東ローカルでの放送であったが、2005年4月から北海道テレビでのネット放送が開始されたのを皮切りにネット局が拡大し、番組終了時点では11局ネットであった。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | 放送期間 |
---|---|---|---|---|
現在 | ||||
関東広域圏 | テレビ朝日(EX) 制作局 | テレビ朝日系列 | 金曜 19:54 - 20:00 | 2002年10月18日 - 2019年9月13日 |
北海道 | 北海道テレビ(HTB) | 2005年4月 - 2008年1月18日[623] 2008年8月22日 - 2019年9月13日 | ||
岩手県 | 岩手朝日テレビ(IAT) | 2005年10月28日 - 2019年9月13日 | ||
宮城県 | 東日本放送(KHB) | 2016年4月15日 - 2019年9月13日 | ||
静岡県 | 静岡朝日テレビ (SATV) | 2019年4月19日 - 9月13日 | ||
山口県 | 山口朝日放送(yab) | 2011年10月21日 - 2019年9月13日 | ||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送(KSB) | 2018年10月19日 - 2019年9月13日 | ||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ(eat) | 2014年4月11日 - 2019年9月13日 | ||
福岡県 | 九州朝日放送(KBC) | 2011年4月22日 - 2019年9月13日 | ||
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 2016年4月15日 - 2019年9月13日 | ||
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | 2017年4月14日 - 2019年9月13日 | ||
過去 | ||||
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | テレビ朝日系列 | 金曜 19:54 - 20:00 | 2008年7月11日 - 2010年3月12日 |
2011年4月22日 - 2012年3月9日 |
毎年、春(3月・4月の時期)(2014年までは秋(9月・10月の時期)も)のテレビ番組改編時期にゲストアーティスト6 - 7組を招き、19:00 - 21:54 → 19:00 - 21:48(JST)まで『3時間スペシャル』を生放送している。 2006年4月 - 2011年3月までは次の9時枠番組がドラマ枠だったため、ドラマが放送中の場合は19:00 - 20:54までの第1弾(2時間スペシャル)・改編期などドラマの放送がない日程時に第2弾(3時間スペシャル)に分けて放送する場合があった。前述の通り、基本的に春(かつては秋も)に放送されるが、2009年1月30日にはテレビ朝日開局50周年記念特番として『50時間テレビ』内で放送されており[212]、2019年2月1日にもテレビ朝日開局60周年記念SPとして3時間スペシャルが放送された[333]。
なお、秋スペシャルについては『ウルトラFES』が開始されたため、2014年9月26日の放送で事実上最後となった。但し2017年に「2時間スペシャル」としてではあるが、秋スペシャルが3年ぶりに放送された。
2018年は春スペシャルが2時間だったため、3時間スペシャルは放送無しとなった[624]。
2019年の秋スペシャルについては『ウルトラFES』が編成上の都合で放送が無かったため、金曜21時への枠移動後初回として、5年ぶりに3時間スペシャルとして放送された[355]。 2021年の秋スペシャルは、番組35周年を迎えるのを記念し、10月15日に4時間スペシャルとして放送された[3][4][66]。
20:00 - 21:48(JST)での放送時間[注 102]のもと、冬の1月最初の年内放送(1998 - 1999年、2001 - 2013年)、夏の6月最終週もしくは7月、8月(1998年 - 2012年)にて、録画放送を行っていた[注 103]。放送内容は、過去放送回のトークの名場面集やシングルランキングの総集編、リクエストランキング、番組が独自に調査・制作したランキングを司会者のトークを交えつつVTRでの進行で行う。2009年以降、夏の「2時間スペシャル」では総集編は無くなり、番組が独自に調査・制作したランキングをメインに放送。司会者同士のトークの場面は少なくなり、ほぼ全編VTR進行の構成となっている。なお、冬の1月最初の年内放送は、2014年から2019年まで生放送による「2時間スペシャル」になったが[625][626][627][628][629][630]、2021年から前年の総集編を軸とした録画放送を行っている[注 104][74][505][562][598]。
このほか、2011年・2012年、2013年は5月の初め(ゴールデンウィーク時)には「2時間スペシャル」を放送[631]。こちらは生放送で「3時間スペシャル」に近い構成となっている。2015年から2018年までは8月の最終週[注 105]、2017年・2018年は2月及び秋の10月最初の放送で、生放送による「2時間スペシャル」を放送していた。なお、2017年以降、冬・夏・秋において先述の放送時期以外でも、生放送による「2時間スペシャル」の放送が行われている。
2023年は、10年ぶりにゴールデンウィーク時での「2時間スペシャル」が放送された[577]。
また、以前は春の改編期及び年末も「2時間スペシャル」を放送していた。また、『スーパーライブ』開始前年の1991年末までは、90分スペシャル(19:30 - 20:54、JST)を放送したこともある。
毎年、12月にその年を代表する人気や話題となった複数の豪華ゲストアーティストによる、年末特別番組『ミュージックステーションスーパーライブ』の生放送を行っている。1992年から放送が開始され、通常のレギュラー放送で生放送がされているテレビ朝日の本社からではなく、関東近郊のホールから開催されている。1992年以降は年内最後の年1回の恒例のスペシャルとして放送されている。第1回から2003年までは東京ベイNKホール(2005年6月閉鎖)にて開催され、その後、2004年のさいたまスーパーアリーナを経て、2005年以降は幕張メッセイベントホールで開催されている。本番組の派生であるが、かつて同局で放送されていた『全日本歌謡音楽祭』の後継番組に当たる。
なお、放送時間が2時間半(1992年・1993年) → 2時間(1994年) → 2時間45分(1995年) → 3時間45分(1996年 - 2002年[注 106]) → 4時間5分(2003年) → 4時間10分(2004年から2018年)→11時間10分(2019年)→6時間10分(2020年)と、傾向としては、年々長くなっている。現在は17:00 - 23:10(JST)。2001年〜2017年は、エンディングで城島茂(TOKIOのリーダー)が「城島タモリ」(タモリのものまね・格好をして登場)を披露するのが恒例であった[注 107]。
2019年から2022年までは後述の『ウルトラFES』と統合した、『ウルトラSUPER LIVE』として放送された[369][454][504][560]。
毎年、9月に今人気のアーティストから過去に人気で各時代を彩ったアーティストまで錚々たる豪華ゲストアーティストによる、大型特別番組『ミュージックステーションウルトラFES』の生放送を行っている。2015年から放送が開始され、2015年は番組放送30年目突入記念、2016年は番組放送30周年記念として行われており、2017年以降も年1回の恒例のスペシャルとして放送されている。第1部・第2部・第3部の三部構成で放送されており、第1部はテレビ朝日1階アトリウムに作られた特設セット、第2部以降は通常の生放送を行っているテレビ朝日第1スタジオから放送を行っている。
なお、放送時間が10時間(2015年・2016年) → 10時間半(2017年)→ 10時間(2018年)となっている。現在は12:00 - 21:48(2017年のみ22:18)(JST)。
2015年と2016年は、当番組が事実上秋スペシャルの代わりとなっていた。2017年以降は2時間ではあるものの、秋スペシャルも放送されている。
2019年から2022年までは『スーパーライブ』と統合され、『ウルトラSUPER LIVE』として放送された[369][454][504][560]。
2012年11月30日、2012年最後のレギュラー放送ということで、ゲストアーティスト(The MONSTERS・EXILE・絢香・コブクロ・AKB48・Mr.Children)の「今年の一枚」、2012年の主な振り返り、歴代シングル売り上げトップ5を紹介。また、2012年12月21日放送の『ミュージックステーション スーパーライブ2012』の出演ゲストアーティストも発表した(このLIVEスペシャルの企画は過去にも数回年末に行われていた)[633]。
2013年3月1日、SMAP、嵐、AKB48、Perfumeによる『スーパーアイドルスペシャル』をライブ形式にて生放送を行った。また、視聴者が選んだお気に入りのダンスナンバーベスト3も発表した[253]。
2013年7月5日、年末恒例として放送している「スーパーライブ」が26年目にして史上初めての夏開催となった。17組67人が出演。従来のセットのままだが、従来の観客席には溜まりゲストが座り、観客席をステージ前に移した。この放送では、『AKB48第5回選抜総選挙』で1位になった指原莉乃の初センター曲『恋するフォーチュンクッキー』が初披露された。この曲は、枠移動の2019年10月時点で「過去33年間の最多披露曲」となった[256][634]。
これ以降、年内最初の放送と夏のスペシャルは生放送となり、録画放送での形式は行われなくなった。
2013年11月29日の18:53 - 21:48(JST)、『55時間テレビ』の一環として、テレビ朝日開局55周年記念特別番組『超豪華アーティストプレミアムライブ』を3時間にわたって生放送。番組では「大公開!半世紀のNo.1ソング&スター映像」と題して、当番組放送開始から日本を彩った名曲を紹介するVTRと共にゲストアーティスト達のエピソードが添えられて語られた。また、2013年11月30日にオープンする「EX THEATER ROPPONGI」からゲストアーティスト達によるスペシャルライブを披露した[262]。
2014年7月25日、『真夏の最強ライブ』を3時間にわたって生放送。OPはスタジオではなく、六本木ヒルズアリーナで行われた。また、BUMP OF CHICKENが初出演し、自身初の地上波生パフォーマンスを行った[272]。
2015年10月30日、当番組としては初の『ハロウィンスペシャル』と題し生放送された。番組総合司会のタモリ以外の出演者、観客全てがハロウィンの仮装をして登場した[287]。
2019年2月1日の19:00 - 21:48(JST)、「テレビ朝日開局60周年記念特別番組」として3時間に渡って生放送された[639]。
2019年7月19日 、当初はレギュラー放送の予定だったが、10日前に死去したジャニー喜多川の追悼企画を実施。急遽30分拡大して21時24分までのスペシャル放送となった[640]。
2020年7月24日(スポーツの日)の18:30 - 21:48(JST)、“Mステサマーフェス”と銘打ち、3時間半にわたる生放送が行われた[641][642]。
2021年8月20日の18:30 - 21:48(JST)、「ミュージックステーション SUMMER FES」のタイトルで、3時間半にわたる生放送が行われた[491]。
2021年10月15日の18:00 - 21:48(JST)、放送開始から番組35周年を記念し「MUSIC STATION 35th Anniv. 4時間スペシャル」として、4時間の生放送が行われた[3][4][66]。
2022年9月23日(秋分の日)の18:00 - 21:48(JST)、4時間の生放送が行われた[551]。
2023年8月4日の18:30 - 21:48(JST)、3時間半の生放送が行われた[587][681][682]。
2024年2月16日の20:00 - 21:48(JST)、「テレビ朝日開局65周年記念特別番組」として2時間の生放送が行われた[600]。
2024年7月19日の18:30 - 21:48(JST)、3時間半の生放送が行われた[616]。
ジャニーズ事務所を退所したタレント(いわゆる辞めジャニ)、および同社タレントと競合する他事務所のボーイズグループは業界で干され、地上波テレビに出演する機会が少なく、その中でも特に本番組への出演が事実上できない状態が長く続いていたとされる。本番組には先述の通り、毎回必ずジャニーズが1組以上出演している[45]ため、ジャニーズ事務所からの圧力あるいはテレビ朝日側の忖度により、競合関係にあるこれらのアーティストの出演ができないと指摘されていた。
2023年9月7日のジャニーズ事務所の記者会見における質疑応答では、元「King & Prince」の平野紫耀や神宮寺勇太ら「TOBE」への合流組、元SMAPメンバーによる「新しい地図」、JO1やBE:FIRSTのような競合するグループなどが本番組への出演や活動を妨害されないことを明言できるかの質問がなされ、新社長の東山紀之は「もちろんです」と言い切った。同席した井ノ原快彦は「こういう立場になって『何でこうなんだろう?』って疑問に思うことは結構あった」と明かした。そして「『昔ジャニーさんがこう言ったから』『メリーさんがこう言ったから』っていうのをきちんと守って忖度するようなスタッフ」がいることを明かし、そのような状況を改革中であることを明かした[700]。
この問題が表面化するきっかけとなったジャニー喜多川による性加害問題について、同事務所が設置した『再発防止特別チーム』による調査結果の中で、「ジャニーズの負の部分を報じてこなかったマスメディアの沈黙」が被害が拡大した一因と指摘され、後にNHKや各キー局の声明文が公開された。「ジャニーズ癒着の筆頭格テレビ局」と言われるテレビ朝日、特に最も早い段階で「ジャニーズ枠」という概念を生んだミュージックステーションは、(タモリの高齢化という事情も相まって)打ち切りになる可能性があるという一部報道もある。本番組がジャニーズ事務所と極めて密接な関係を築いていた背景には、先述の通り1980年代に番組が打ち切り間際でもがいていたところ、その後にジャニーズのタレント人気に救われて人気番組になることができたという事情がある[701]。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | 遅れ | 放送開始時期 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日(EX) | テレビ朝日系列 | 金曜日 21:00 - 21:54 | 同時ネット | 【制作局】 |
北海道 | 北海道テレビ(HTB) | 番組開始 - | |||
青森県 | 青森朝日放送(ABA) | 1991年10月 - [注 130] | |||
岩手県 | 岩手朝日テレビ(IAT) | 1996年10月 - [注 131] | |||
宮城県 | 東日本放送(khb) | 番組開始 - | |||
秋田県 | 秋田朝日放送(AAB) | 1992年10月 - [注 132] | |||
山形県 | 山形テレビ(YTS) | 1993年4月 - [注 133] | |||
福島県 | 福島放送(KFB)[702] | 番組開始 - | |||
長野県 | 長野朝日放送(abn) | 1991年4月12日 - [注 134] | |||
新潟県 | 新潟テレビ21(UX)[注 135] | 番組開始 - | |||
静岡県 | 静岡朝日テレビ(SATV) | ||||
石川県 | 北陸朝日放送(HAB) | 1991年10月 - [注 136] | |||
中京広域圏 | 名古屋テレビ(メ~テレ/NBN)[注 137] | 番組開始 - | |||
近畿広域圏 | 朝日放送テレビ(ABC TV)[注 138] | ||||
広島県 | 広島ホームテレビ(HOME) | ||||
山口県 | 山口朝日放送(yab) | 1993年10月 - [注 139] | |||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送(KSB) | 番組開始 - | |||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ(eat) | 1995年4月 - [注 140] | |||
福岡県 | 九州朝日放送(KBC) | 番組開始 - | |||
長崎県 | 長崎文化放送(ncc) | 1990年4月 - [注 141] | |||
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | 1989年10月 - [注 142] | |||
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 1993年10月 - [注 143] | |||
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | 番組開始 - | |||
沖縄県 | 琉球朝日放送(QAB) | 1995年10月 - [注 144] |
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